本 (Susan Cain『Quiet』) の中でスティーブ・ウォズニアックが Apple I を開発したときの話が彼の伝記『iWoz』から引用されていて面白かった. その中の一つ:
当時, ヒューレット・パッカード社で電卓の開発をしていたウォズニアックは毎朝 6 時過ぎにオフィスに出る.
そこでコンピューターや電子機器の雑誌や本に一通り目を通してから会社の仕事をする.
夕方自宅に戻ってスパゲッティか TV ランチの食事をとる.
その後, 再びオフィスに戻って深夜, 時には朝までマザーボードの設計をする.
1 か月で最初のマザーボードが完成する.
凄いなあ, と思う.
この働き方もすさまじいとしか言えない.
とにかく凄いなあ, と思う.
絵は昨日よりさらに色が滅茶苦茶になる.
何か心に溜まっているものがあるのかも知れない.
ある意味, 絵を破壊していくのが楽しい.
気持ちが落ち着く.
数学は練習問題の続き.
$\mathscr{C}$ を圏とし, $A$ を $\mathscr{C}$ の任意の対象とする. 圏 $\mathscr{C}$ の $A$ 上のスライス圏 $\mathscr{C}\,\big/\,A$ とは, その対象を $A$ をターゲットとする任意の射の全体
\[
\text{Ob}(\mathscr{C}\,\big/\,A) = \coprod_{B \in \text{Ob}(\mathscr{C})} \text{Hom}_{\mathscr{C}}(B, A)
\]
とし, 2 つの対象 $f : B \rightarrow A$, $g : C \rightarrow A$ の間の射を $\mathscr{C}$ の射 $h : B \rightarrow C$ で $f = g \circ h$ を満たすものとして定めたものである. この $h$ を $\mathscr{C}\,\big/\,A$ の射として $h : f \rightarrow g$ と記す.
問題は
(a) $\mathscr{C}\,\big/\,A$ の射 $h : f \rightarrow g$ が同型射であるための必要十分条件は $h$ が圏 $\mathscr{C}$ の射として同型射であり, かつ $f = g \circ h$ を満たすものであることを示せ.
(b) $\mathscr{C}\,\big/\,A$ の対象 $f : B \rightarrow A$, $g : C \rightarrow A$ で, 圏 $\mathscr{C}$ において $B$ と $C$ が同型であるが, スライス圏 $\mathscr{C}\,\big/\,A$ において $f$ と $g$ が同型とはならない例を示せ.
というもの.
(a) は細かいところも省略しないで証明を書いてみたらとても面白かった.
(b) は集合の圏 $\mathbf{Set}$ におけるものが 1 つできた.
他の圏での例もいくつか構成する.
そうしないとうまくイメージが掴めない.
2017年01月02日
放送大学の講義: 『貧困と社会』
午前中に頓服を飲んで寝込む前, ラジオで放送大学を付けっ放しにしていた.
夕方に目が覚めたら, その時に放送大学でやっていた講義で興味深い話をしていた.
『貧困と社会』という講義.
頭がまだぼんやりしていて全体はわからなかったが, 興味があったので一所懸命聴いた.
聴き取れた内容の断片を何とか書き出す:
・グローバリズムへの流れが日本でも進んでいる. その結果, それまで地道にこつこつと仕事をして実績を積んできた職人型の人々よりも, コミュニケーション能力 (プレゼンテーション, 顧客との良好な関係構築, ネゴシエーション, 日本的気配りや場の仕切り) に優れた人々が高く評価されるようになる.
・一方で職人型の人に対して, コスト的な理由や, 彼らがコミュニケーション型の仕事に向かないことが多い等の理由から評価が低くなる. その人たちが担っていた仕事をより安価な下請けや外国に発注するようになる.
・このようなシステムへの移行がスピード・効率・生産性向上による経済成長を促進するためのモデルとして推進される.
・都市, 特に東京に情報が集中し, 地方には旬を逃した情報しか流れていかない状況が発生する.
ここから後は自分には難しくて理解できなかった.
しかし, 何となくどんな話になったかは想像できる.
もし, 日本がそういう仕方でのグローバリズムへの移行を進めているとするなら, その仕方では不十分なのではないか.
職人型の人たちの仕事が積み上げてきた技術や知識はどうなるのか.
しかし, 結論部分では, 上記のようなグローバル化への反動として, 下請けという位置ではなく, 日本に持っている職人型の仕事の進め方で世界の中に居場所を確保しようとする試みが, 主に若い企業家から出てきつつあると言っていた.
興味深い.
とりあえず全体の話が知りたい.
夕方に目が覚めたら, その時に放送大学でやっていた講義で興味深い話をしていた.
『貧困と社会』という講義.
頭がまだぼんやりしていて全体はわからなかったが, 興味があったので一所懸命聴いた.
聴き取れた内容の断片を何とか書き出す:
・グローバリズムへの流れが日本でも進んでいる. その結果, それまで地道にこつこつと仕事をして実績を積んできた職人型の人々よりも, コミュニケーション能力 (プレゼンテーション, 顧客との良好な関係構築, ネゴシエーション, 日本的気配りや場の仕切り) に優れた人々が高く評価されるようになる.
・一方で職人型の人に対して, コスト的な理由や, 彼らがコミュニケーション型の仕事に向かないことが多い等の理由から評価が低くなる. その人たちが担っていた仕事をより安価な下請けや外国に発注するようになる.
・このようなシステムへの移行がスピード・効率・生産性向上による経済成長を促進するためのモデルとして推進される.
・都市, 特に東京に情報が集中し, 地方には旬を逃した情報しか流れていかない状況が発生する.
ここから後は自分には難しくて理解できなかった.
しかし, 何となくどんな話になったかは想像できる.
もし, 日本がそういう仕方でのグローバリズムへの移行を進めているとするなら, その仕方では不十分なのではないか.
職人型の人たちの仕事が積み上げてきた技術や知識はどうなるのか.
しかし, 結論部分では, 上記のようなグローバル化への反動として, 下請けという位置ではなく, 日本に持っている職人型の仕事の進め方で世界の中に居場所を確保しようとする試みが, 主に若い企業家から出てきつつあると言っていた.
興味深い.
とりあえず全体の話が知りたい.
夕方まで寝込む
7 時過ぎに目が覚めたが, 鬱が苦しくて起き上がることができない.
今の自分は, 人と会話をするのがとても苦しい.
その一つの要因に相手の話をなかなか理解できないということがある.
このために, 会話がうまく進まない, 少なくとも自分自身では会話がちゃんと成り立っているのかどうかわからない.
今朝は目が覚めてからそんなことを考えて, 挙句, 自分は出来損ないだという思いに捕われてしまった.
実際に以前, ある人から「あなたは脳の片輪だ」と言われたことがある.
かなり凹んだが, それを否定できない自分がいるのも事実だ.
頓服を飲む.
そうしたら眠くなってそのまま寝込んだ.
夕方起きて読書・絵・数学をやる.
夕食はポトフの残りにトマト缶を加えて食べる.
味が変わって美味しい.
体も温まって気持ちがほっとするのもいい.
今の自分は, 人と会話をするのがとても苦しい.
その一つの要因に相手の話をなかなか理解できないということがある.
このために, 会話がうまく進まない, 少なくとも自分自身では会話がちゃんと成り立っているのかどうかわからない.
今朝は目が覚めてからそんなことを考えて, 挙句, 自分は出来損ないだという思いに捕われてしまった.
実際に以前, ある人から「あなたは脳の片輪だ」と言われたことがある.
かなり凹んだが, それを否定できない自分がいるのも事実だ.
頓服を飲む.
そうしたら眠くなってそのまま寝込んだ.
夕方起きて読書・絵・数学をやる.
夕食はポトフの残りにトマト缶を加えて食べる.
味が変わって美味しい.
体も温まって気持ちがほっとするのもいい.