残念ながら OpenBSD ではドライバーが存在せず, これをそのまま使って Wi-Fi に接続することはできない.
そこで, Mac Pro に接続する無線 LAN の子機で OpenBSD でドライバーが提供されているものを探したところ, TP-LINK 社の TL-WN725 という製品が見つかった.
これは USB 2.0 のポートに刺すことによって動作する安価な Wi-Fi アダプターである.
このアダプターに対して OpenBSD は urtwn というドライバーを提供している.
http://firmware.openbsd.org/firmware からダウンロードできる.
これを購入した.
macOS を起動して, 上記のサイトからドライバーをダウンロードして DVD に焼いておく.
TL-WN725 を Mac Pro に接続して OpenBSD を起動する.
起動後に確認すると,
$ dmesg
. . . .
urtwn0 at uhub1 port 1 configuration 1 interface 0 "Realtek 802.11n NIC" rev 2.00/0.00
urtwn0: MAC/BB RTL8188EU, RF 6052 1T1R, address 6c:5a:b0:bd:93:a8
. . . .
となり確かに認識されている.
ドライバーを DVD からインストールする.
# mkdir -p /mnt/cdrom
# mount -t cd9660 -r /dev/cd0a /mnt/cdrom
# ls /mnt/cdrom
urtwn-firmware-20180103p0.tgz
# fw_update -v -a -p /mnt/cdrom
. . . .
urtwn-firmware-20180103p0: ok
. . . .
Wi-Fi 接続のための設定ファイル /etc/hostname.urtwn0 を以下の内容で作成する.
ここでは仮に Wi-Fi の SSID を MyWiFi-Net, WPA パスワードを mywifinetpass123 とする.
nwid MyWiFi-Net wpakey mywifinetpass123
inet autoconf
OpenBSD を再起動すると Wi-Fi への接続が行われる.
ネットに接続されたので, macOS から Dropbox に保存した移行データのダウンロードを始める.
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