ていへんかけるたかさわるに

0 時起床.

鬱が苦しい. 頭の中に重苦しい靄が立ち込めている.
けれども動けないほどではなさそうだった. それで踏ん張って時間をかけて起きた.

机の前に座り, 本を読む. 二階堂奥歯『八本脚の蝶』.
文章の意味が掴めず同じところを何度も読み返すうちに, ゆっくりだが内容がわかるようになってきた.

絵を描こうとしてみる. 今日はスケッチブックを出してくることができた.
鉛筆で新しい絵の下描きを描く. 色を塗るのは明日以降にする.

明るくなってきた頃に散歩に出て一時間ほど歩く. 気持ちが落ち着く.

散歩のときぼんやりと数学を考えることができたので, 帰宅してそのノートをとる.
ちょっと引っかかったので, 試行錯誤の計算などをする. 今ひとつはっきりせず.

頭が疲れてしまったので, 横になって休む. 次第に気持ちが落ち込んできて起き上がれなくなってしまった.

今日は夕方に認知療法がある.
日々のデイケアのプログラムは休みになってしまったが, 一対一の面接や認知療法などは行っているのだ.
何とか出かけたい. とりあえず午後まで寝込む.

夕方になる前にどうにか起き上がれた.
このところずっと洗濯をしていなかったので溜まった衣類を洗濯する. 干すのは明日.

支度をしてアパートを出る.

認知療法を受けた.
PSW さんには不安定な状態が続いていることを話す. 慢性的に鬱や無気力で部屋に引き籠もっていたいと伝えた.
それに対する PSW さんの意見としては, 底彦さんに適した引き籠もりの程度や方法があると思うので, 体調と相談しながら探っていきましょうとのことだった.
いずれにせよ, 話すことで随分気持ちは落ち着けたと思う.

起きたときの抑鬱感を思うと, いろいろできたのは良かった.
帰宅してすぐに布団に入る.