現在, 早朝から午前中にかけての鬱はほぼ無くなった.
これは非常に大きい. 大袈裟な言い方になってしまうが, 生きている喜びを感じる.
夕方から夜にかけての鬱はまだ残っているが, これも今の調子が続くならば良くなっていくと思う.
回復に連れて再び強くなってきた症状もある.
一つは外に出ることへのストレスである.
人と触れ合うのが怖いのだ.
数年前よりは良くなっていることは確かだが, 依然として消えない.
最初の頃は, 以前の仕事の仲間や知人や友人と顔を合わせてしまう, 待ち伏せされてしまうことへの強い恐怖が根源にあった.
現在はそれはおそらく時間によってかなり癒えたと感じる.
しかし漠然と人が怖くなってしまった.
二番目に過去の記憶の反復による混乱について.
体調が酷かった一時期は消えていた症状だが, また出てきた.
自分を非難する言葉・表情・声の調子などが何かの拍子に頭の中で再現される. 非常に苦しい.
こういった症状に認知療法で対処する方法もあるらしいので, その本を読んでいる.
認知療法を担当してくれている PSW さんは, 可能なら忘れて思い出さなくなるのが一番いい, 無理に過去の苦しい記憶に向き合う必要は無いと言ってくれているが, 勝手に浮かんできてしまうのはどうにもならない.
最後にコミュニケーション恐怖・ネット恐怖がある.
特に電話とメールが怖い.
電話は学生だった頃からずっと怖いので, これは根本的にどうにかするしかない.
メールは, 自分を責める言葉が届いているのではないかという恐怖からメールボックスを開けなくなったのが, いつの間にか漠然とメールそのものが怖くなってしまったのだ.
また, ネットに何かを書き込むことへの不安と恐怖もある. 何か, 書いたり呟いたりしたことがネットという巨大で訳のわからない空間に吸い込まれて二度と見つけられなくなってしまうようだ.
人間の精神というものは肉体と同様, 壊れるものである.
傷が深いと, ある程度回復はしても完全に元通りには戻らない.
言葉は人を殺す. 恐ろしい.
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