2021年07月13日
ポール・オーンドーフ死去
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WWFで活躍したポール・オーンドーフが亡くなったようです。
71歳で死因は不明。一番最初に疑うのはステロイド後遺症ですかね、ロード・ウォリアーズやダイナマイト・キッド、アルティメット・ウォリアー等も皆んな若くして亡くなりましたが、彼らの筋肉は全てステロイドで作ったものです。
ステロイドの長期摂取は晩年に動脈硬化を引き起こすそうです。その他にも肝機能障害や多血症の原因になるとも言われています。
ステロイドを射って筋トレ(無酸素運動)をやり続けたら動脈硬化は進む一方です。
癌や大動脈解離でもそうですが、最終的な死因は「◯◯が原因による心不全」という形になりますので、オーンドーフも動脈硬化による心不全が一番しっくり来るような気がします。
船木誠勝選手が海外遠征時代のステロイド摂取を著書で告白したことがありましたが、たしかに船木vsモーリス・スミス戦は肩と胸筋が異常に発達していました。
パンクラスを旗揚げしてからは食生活を徹底的に見直し現在に至りますので、ステロイドを早い時期に断ち切れて良かったと思います。
さて、オーンドーフは83年の前田日明(当時は前田明)凱旋帰国の対戦相手を務めましたが、前田のセコンドについたカール・ゴッチの「さっさと決めてしまえ」の一言で、前田はニール・キック→リバース・アームサルトを決めて超短時間で決着。
両者とも見せ場を作る事なく観客を置いてけぼりで試合は終わりましたが、ゴッチは大絶賛。可哀想ですが、この試合で日本でのオーンドーフの評価は決まっちゃいました。最後のリバース・アームサルトも微妙に肩が浮いてましたが。
その後はNWAからWWFに移籍しヒールとベビーフェイスを行ったり来たり。ハルク・ホーガンとのタッグや仲間割れを繰り返していました。
グレート・ムタとしてWCWを転戦していた武藤敬司のプロデュースをしていたのはポール・オーンドーフです。
UWF旗揚げ直前の84年に前田日明がWWFを遠征した際には色々面倒を見てくれたそうですので、オーンドーフは親日家だったのかも知れません。
日本での試合は良い思い出も無いだろうけど。。。。。
オーンドーフはパワースラム、ラリアット、カーフ・ブランディング等の技を使う「ザ・アメリカンプロレス」なレスラーでした。
どちらかと言えば、新日本よりも全日本の方がスタイル的にしっくり来たんじゃないですかね、天龍とか鶴田と試合した方が。たらればですけど。
ご冥福をお祈りします。
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