2021年02月28日
実は紳士の虎
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『ベビーフェイス(正義)は誰でもなれるが、ルード(悪役)は頭が良くなければ務まらない』と言われております。
悪役レスラーはリング外では良い人が多いそうです。
例えば鈴木みのる。彼は世界一性格が悪い男という異名がありますが、おそらく誰もそんなこと思っていないでしょう。
ブロディは気難しかったようですが控室で本を読んでいるインテリだったようですし、アドリアン・アドニスがWWFに移籍してから暴走狼→オカマキャラに変貌したのなどは、アドニスの優しさゆえかと思います。
他には、全日本の悪役商会メンバーの大熊元司、永源遙、渕正信、マイティ井上などは良い人揃いです。
むしろマスカラスのような完全ベビーフェイスの方が我が強く融通が効かないという話を聞いたことがあります。
余談ですが永源選手は新日本時代に一緒に写真を撮ってもらったことがあります。あれは第一回IIWGP直後のサマーファイトシリーズです。当日はレストランの駐車場が試合会場だったのですが、昼の1時頃会場に行ってみると永源選手だけが既に会場に到着しており、レストランのオバちゃんと一緒にお茶を飲みながら談笑している場面に遭遇しました。一緒に写真を撮ってもらいながら30分ほど話をさせてもらいました。
全日本に移籍してからピンクのパンツで唾吐きが有名になりましたが、素直に『人気者になって良かった』と思ったものです。 永源選手、良い人でした。
本題に入ります。今回はタイガー・ジェット・シンです。
「インドの狂虎」と呼ばれていましたが、実はインド系カナダ人だと知った時は衝撃を受けました。
シンもリングでは狂気の限りを尽くしましたが、常識的な考えがあっての狂気なので、まさにジキルとハイド。
カナダ・トロントの日本総領事館は25日(日本時間26日)、かつて日本のリングでも悪役レスラーとして活躍したタイガー・ジェット・シン氏(76)が運営する財団に在外公館長表彰を授与したことを公式ツイッターで発表した。
カナダを拠点とするシン氏が息子とともに運営する財団は2010年に設立された。翌年に東日本大震災が発生した際には被災した児童のために約2万カナダドルの寄付金を集めたことなどで日本との友好親善の促進に貢献したことが評価された。
「津波や福島のことを聞いた時は、すごくショックだった」というシン氏は、オンラインでの授与式では「苦しんだ人たちが少しでも平穏や幸せを感じてくれることができれば」と、かつてサーベルを振り回して日本のプロレスファンに恐怖を与えていた頃とは別人のような柔和な表情で語った。
シンは初来日時に猪木を銀座で襲撃し一時は警察沙汰になったものの、大きな刑事事件にはならなかった経緯があります。おそらくですが、宣伝材料だと認識されたのでしょう。
本来は紳士なのですが、悪役に徹したシンの姿勢は素晴らしいものです。
新日本は何度か経営困難に陥ったことがありますが、『新日本プロレスは2匹の虎に救われた』と新日本幹部が語ったことがあるそうです。
ここでいう虎は、タイガー・ジェット・シンと初代タイガーマスクです。
今は4代目タイガーの力を借りずとも独自の集客力を保っていますが、試合途中での乱入をもう少し管理した方が良さそうです。試合をブチ壊すことをファンは望んでいないと思いますので。
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