2009年11月11日
QED出雲神伝説
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高田 崇史著
出版 : 講談社
発行年月 : 2009.10
QEDシリーズの最新刊です。16巻目といったら言いのでしょうか?
直近にQEDからスピンアウトしたような【毒草師】というのがあるのでそれを
入れると17巻目です。
QEDシリーズは桑原崇(漢方薬局薬剤師)、棚旗奈々(調剤薬局薬剤師)、小
松崎良平(ジャーナリスト)の3人がメインキャストです。
この3人は行く先々で殺人事件に行き当たります。
桑原崇はマニアックな歴史オタク?で歴史の謎を追っているうちにいつの間にか
事件を解決しているという変な人です。
今回は出雲。タイトルを見たら島根県が舞台だな。と思いつつ読み始めました。
しかし、棚旗奈々が旅行に行く先は京都。事件は奈良県で発生。事件現場に残さ
れたマークがどうやら出雲神流のマーク(ここで出雲が出てきます)。出雲神流
とは連綿と続く忍者の一族とか。
3人目が行方不明になり、連続殺人の様相を呈してきます。
3人とも奈良と出雲の歴史に興味を持っていた人たち。出雲神流の秘密に近づき
すぎたために殺されたのか?
相変わらず桑原崇の説明が多く、奈良の歴史を追っていくのが大変です。しかも
沢山の神社やお寺、遺跡の名称が出てくるので尚更です。
何が事実で何処がフィクションやら。
そんなところも想像しながら読んでいると余計にわからなくなってきます。
その中でなんと奈良県内に出雲があると言う話に。調べてみたら奈良県桜井市に
実在していました。また大和出雲人形なるものも実在するようです。
今日は新聞で奈良県桜井市の纒向(まきむく)遺跡で3世紀前半と見られる大型建物遺構
が確認されたと載っていました。
なにやら神話の世界も具体的になりつつあるのか?
そんなことを思いつつ例によっていつの間にか事件解決。
しかも、この事件の9年後の設定で何故か島根県の出雲に出雲神社遷宮を見に行
く。
何故9年後なのか?謎かな?
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