Dr.Shouの徒然ブログ

今日も隣町の音大に行きました。昨日は大学院生の卒業公演、今日は卒業生のピアノコンサートです。二人一組の連弾で（デュオと言うようです）、女性デュオ、男性デュオの二組（男性の方は双子の兄弟）でした。二人で4本の手を使いピアノを演奏すると、迫力・スピード感・重厚感が一人の時と比べて数段アップし、ピアノの能力がフル稼働しているようで、あたかもターボ車がアクセル全開で走っているような感じでした。 一方、曲自体はピアノの連弾のために作曲されたものは少ないとのことで、皆さんが自分たちで連弾用にアレンジしている曲もあったようです。そしてそのアレンジ具合がまた素晴らしく、「どこからそんな発想が出てくるのか！」唸ってしまう出来栄えでした。まるでバッハやベートーベンといった巨匠が最初から連弾用に作曲していたかのように思われました。 コンサート終了後は紅茶を飲みながら演奏者と歓談する場が設けられ、才能豊かな若きアーティストに先のアレンジのことについて質問することが出来ました。 このように素晴らしい公演を身近でしかも手軽に（昨日は1000円、今日は1600円）体験することが出来て本当に有難いことです。音大の卒業生の皆さんが世界中でどんどん活躍し素晴らしい音楽が多くの人にとってさらに身近なものになれば、ちょっとギクシャクしている世間（ニッポン国内のみならず国際関係も）が、少しはお互いに「寛容な雰囲気」になるのではないかと思います。 音楽が世界を救う！そんな思いを強くした一日でした。