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posted by fanblog

2018年04月08日

最近「糖質制限」が悪者扱いされていますが・・・

最近「糖質制限」について否定的な記事を多く見かけるようになりました。有名な大学や海外の大学の研究結果によると、死亡率やがんの罹患率が高くなるとのことのようです。実際にそれらの論文を読んではいませんが、記事から推察すると、どうやら「極端な糖質制限」を動物で行っていたり、特定の人種の経過をもとに考察を進めているようです。
従来から糖尿病ではカロリー制限が、高血圧では塩分制限が薬物療法の前に考慮すべき基本治療です(運動療法も)。この時の「制限」の意味は「限りなくゼロに近づける」ことではなく、患者さんに応じて摂取量の目安を決めていたはずです。仮にカロリーや塩分の摂取ゼロを目指したら、すぐに具合が悪くなってしまいます(というより命にかかわります)。「糖質制限」も同じです。限りなくゼロにするのではなく、今までの摂取量と比べしっかりと減らすことなのです。しかもこの「糖質制限」は、対象となるべき人が糖尿病や脂質異常・肥満と言った「病気を患っている人」であり、これらの病気に対する「治療」なのです。健康な人は糖質制限する必要はないのです(まして健康なラットに対して糖質制限の研究をするなんて意味が分かりません)。
しかし糖質は、摂取ゼロに挑み続けても体の代償機能でしばらくは体調を維持できてしまいます。ですから治療終了後も、同じ制限を長期間続けてしまい、その結果上記のような「糖質制限は身体に悪い」と言う研究がはびこってしまうのです。
何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。やりすぎはいけません。患者さんの病気の改善具合に合わせて、今までの治療を見直すことはごく当たり前のことなのです。糖質制限も摂取量を緩和していけば良いのです。そのことが分かっていないバランス感覚の欠如した大先生方が現実離れした研究を行い成果を報告しているのではないでしょうか。
私も厳しめの糖質制限で体重を減らし、肥満に加え脂質異常症・高尿酸血症、高血圧・脂肪肝と言った病的状態から脱出しました。しかし体重が下がりどまってからは、昼食にはパンを食べ、時々チョコやケーキなども口にしています。
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