2018年03月02日
残業時間と医療
最近、残業時間や労働時間のことが話題になっています。特に病院での残業時間がかなり多いことはニュースでも取り上げられています。
私が後期研修医のころは朝7時30分から深夜まで働いて、土日はたまった業務の整理や翌週の準備などでやはり病院に入り浸っていたものでした。ひどい時には1週間で自宅に帰ったのが「入浴のための50分間」ということもありました。その時はさすがにサンダルから酸っぱい匂いがしていました。あまりに眠く、歩きながら一瞬意識を失ったこともありました。久しぶりに日曜日の昼に仕事を終えても、深夜に緊急手術で呼び出されることもしばしばありました。1日17時間労働、1か月間休みなしで月の労働時間は510時間。それが当たり前でした。
そんな時代が今は懐かしく思い出されます。そしてそんな経験をしながら得た知識と技術が、私のその後の医療の礎となっていることは間違いないと思います。
多くの先輩外科医も私以上に過酷な修練を積んで知識と技術を磨きあげ、今のニッポンの外科医療を世界のトップレベルに押し上げてくれました。ゆとり研修世代のDrたちがこれから先、世界に伍していけるのか幾分不安です。
私が後期研修医のころは朝7時30分から深夜まで働いて、土日はたまった業務の整理や翌週の準備などでやはり病院に入り浸っていたものでした。ひどい時には1週間で自宅に帰ったのが「入浴のための50分間」ということもありました。その時はさすがにサンダルから酸っぱい匂いがしていました。あまりに眠く、歩きながら一瞬意識を失ったこともありました。久しぶりに日曜日の昼に仕事を終えても、深夜に緊急手術で呼び出されることもしばしばありました。1日17時間労働、1か月間休みなしで月の労働時間は510時間。それが当たり前でした。
そんな時代が今は懐かしく思い出されます。そしてそんな経験をしながら得た知識と技術が、私のその後の医療の礎となっていることは間違いないと思います。
多くの先輩外科医も私以上に過酷な修練を積んで知識と技術を磨きあげ、今のニッポンの外科医療を世界のトップレベルに押し上げてくれました。ゆとり研修世代のDrたちがこれから先、世界に伍していけるのか幾分不安です。
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