野原、空き地、路傍などに生えている大葉子。
オオバコ科オオバコ属の多年草で、取り分け野道や山道、農道など、人や家畜、野生動物などが行き交う道の両側に列をなして繁茂し易い。
これは、大葉子の種子に粘性がある為、人間や動物たちの衣服や脚にくっ付き易く、その歩行移動によって運ばれて増殖する性質が強いからだ。
その為、漢名では大葉子の事を「車の轍に沿って群生する」と言う意味で、「車前草」と呼ぶ。
一般的には雑草扱いだが、如何して如何して、この野草は見掛けによらぬ優れた有用植物なのである。
先ず食用としては、柔らかな若葉は和え物、お浸し、炒め物、天婦羅、粥などで味あうと結構美味しく頂ける。
但し、古くなると葉脈(葉の筋)が硬くなる。
薬用では、乾燥させた種子(車前子)を煎じた物は、咳き止めに効能がある。
干した全草(車前草)を茶にして飲むと、利尿や浮腫みの解消になる。
又、腫れ物やお溺に、生の葉を火で炙って患部に貼る民間療法も知られている。
そしてもう一つ、花の付いた茎を絡ませて引っ張り合う、草花相撲の「力士」にもなる。
大海 淳 エッセイスト
愛媛新聞 野草と紡ぐ暮らしから
見た事のある様なない様な草?。
2024年08月27日
毛筆 左利きでも上手に
「左利きでの毛筆は書き辛い」と愛媛大教育学部で書写書道を担当する東賢司教授。
小学校で学ぶ漢字の書体「楷書」は、毛筆を基礎とする。
例えば横画は「筆を左斜め45度に入れ、右横に運び、押さえて左上に取り上げる」動きで「右手で書くのに都合よくできている」。
先端が硬い鉛筆では書けても「止め、撥ね、払いと言った筆運びは左手では難しい」と指摘した。
実際、左手で書く児童に配慮した教科書が登場している。
東教授の授業を受け、大学院生の2人が左手での毛筆を実演してくれた。
2人とも右利きだ。
「工夫すれば意外と書ける」とにっこり。
松山市内の習字教室で30年子供らを指導している女性(60)は「結局は本人次第です。左利きも個性ではないでしょうか」。
愛媛新聞 皆の特報班から
何方の手でも良し、本人の意思を尊重するのが最近の傾向らしい。
何方の手でも書けるのが一番いい。
小学校で学ぶ漢字の書体「楷書」は、毛筆を基礎とする。
例えば横画は「筆を左斜め45度に入れ、右横に運び、押さえて左上に取り上げる」動きで「右手で書くのに都合よくできている」。
先端が硬い鉛筆では書けても「止め、撥ね、払いと言った筆運びは左手では難しい」と指摘した。
実際、左手で書く児童に配慮した教科書が登場している。
東教授の授業を受け、大学院生の2人が左手での毛筆を実演してくれた。
2人とも右利きだ。
「工夫すれば意外と書ける」とにっこり。
松山市内の習字教室で30年子供らを指導している女性(60)は「結局は本人次第です。左利きも個性ではないでしょうか」。
愛媛新聞 皆の特報班から
何方の手でも良し、本人の意思を尊重するのが最近の傾向らしい。
何方の手でも書けるのが一番いい。
党内逆風 新総裁にも教訓
政策面の実績には強い自負を持つ首相を以てしても、選挙の顔の交代を望む自民党内の声には抗し切れなかった。
退陣の直接の引き金が党内の逆風だった事は、岸田政権を振り返る上で象徴的だ。
岸田派は、安倍、麻生・茂木派に次ぐ第4派閥だった。
故に、首相が政権基盤を強固なものにする為には、自派閥より大きな派閥への配慮が欠かせない。
自民党内にばかり目を向けていたと言う点で、岸田政権は本質的に「内向き志向」だった。
小泉元首相がそうだった様に、党内基盤が弱い首相は屡々、世論を重視し、高い支持率を維持して党内を従わせようとする。
世論の後押しなしで党内基盤を固めるには、実力者に配慮し続けなければならず、政策遂行にも制約を課せられるからだ。
だが岸田首相は、世論を最優先する必要はないと見切り、党内基盤の維持を優先した様に見える。
その挙げ句、世論に足を掬われる形で退陣に追い込まれた。
その点で今般の辞任劇は、世論ではなく、強い派閥との連携を優先し続けた政権運営の帰結にも映る。
派閥解消と候補乱立で、誰が選ばれても盤石な党内基盤は期待できそうにない。
岸田氏の不出馬は新総裁にも重要な教訓を残した。
北海道学園大教授 山本 健太郎 1978年神戸市生まれ。 専門は政治学。
著書に「政界再編」など。
愛媛新聞 寄稿から
自民党の実力者がいる限り、自民党も日本の政治も良くならない。
自民党事消滅させた方が良い。
何故なら、世論、政策が最優先だから。
退陣の直接の引き金が党内の逆風だった事は、岸田政権を振り返る上で象徴的だ。
岸田派は、安倍、麻生・茂木派に次ぐ第4派閥だった。
故に、首相が政権基盤を強固なものにする為には、自派閥より大きな派閥への配慮が欠かせない。
自民党内にばかり目を向けていたと言う点で、岸田政権は本質的に「内向き志向」だった。
小泉元首相がそうだった様に、党内基盤が弱い首相は屡々、世論を重視し、高い支持率を維持して党内を従わせようとする。
世論の後押しなしで党内基盤を固めるには、実力者に配慮し続けなければならず、政策遂行にも制約を課せられるからだ。
だが岸田首相は、世論を最優先する必要はないと見切り、党内基盤の維持を優先した様に見える。
その挙げ句、世論に足を掬われる形で退陣に追い込まれた。
その点で今般の辞任劇は、世論ではなく、強い派閥との連携を優先し続けた政権運営の帰結にも映る。
派閥解消と候補乱立で、誰が選ばれても盤石な党内基盤は期待できそうにない。
岸田氏の不出馬は新総裁にも重要な教訓を残した。
北海道学園大教授 山本 健太郎 1978年神戸市生まれ。 専門は政治学。
著書に「政界再編」など。
愛媛新聞 寄稿から
自民党の実力者がいる限り、自民党も日本の政治も良くならない。
自民党事消滅させた方が良い。
何故なら、世論、政策が最優先だから。