2016年08月19日
負けるべくして負ける 〜イー・ガーディアンの売り〜
最近復調の手応えを感じていた。この調子でいけばそろそろ本格離陸も間近であると。
しかしそうは問屋が卸さなかった。
人間とはかくも弱きものなのかと改めて感じ入る。
結果が出てくると自然と調子に乗ってくる。
→調子に乗ってくると脇が甘くなる。
→脇が甘くなるとルールを守らなくなる。
→ルールを守らない人間を相場の神様は許してくれない。
※たまに見逃してくれるが、その時は後からまとめて再起不能になるまでの厳罰を与えられる。
今日の朝方の銘柄探しにおいて、筆者にとってこれはというものが見つからなかった。
無いなら無いで何もしなければいいのに、何かをしてしまうのが弱い人間だ。
なまじ最近うまくいっているだけに、利益機会を逃したくない思いが強くなっている。
そんな状況の中、10時を過ぎたあたり値上がり率上位にランクインしていたイー・ガーディアン(6050)を見つけた。
日足ベースで高値「1,165」を抜いたんだ。強いねえ。
寄付きからこの高値がレジスタンスとして機能して何回か反落しているようなチャートだったら筆者も参戦できていたかもしれないが、この値動きだとちょっと手が出しづらいね。
結局「1,216」まで上げて調整か。日足の感じだともっと上げても良さそうなのにね。みんな買いついちゃったのかな?
(これから上げるんだよ!)
と、ここで余計な詮索をしてしまったのが運の尽きだった。
目先の調整が終了して高値トライの時間。抜いてきた。「1,220」をつける。
でも勢いがなくすぐに反落。陰線を引く。
やっぱ弱いのか。目先の天井かな?
ここで先日の極楽湯(2340)のトレードの時に思い出した『ウォルフ波動』が脳裏をよぎった。
ちょっと形が良くないけど、次抜いた後反落したら『ウォルフ波動』じゃない?
(『ウォルフ波動』じゃない! 間違いに気づけ。今ならまだ間に合う!)
そして再度の高値トライ。長い陽線で一気に抜く。「1,232」をつける。売りと買いの注文が慌ただしく交錯して方向性がハッキリしない。
しかしどうやら前の高値「1,220」を割ったようだ。
ヨシ今だ!
2016/08/19 10:22 「1,220」
板をバチバチ叩きあっている。「1,216」をつけたがまた買われだした。
あれっ、もしかして強い!?
早くストップオーダー入れとかなきゃ。手動じゃ間に合わないぞ。
この辺はまだ理性が残っていたようだ。
一本の陰線をつけることもなくあっさりヒット。
2016/08/19 10:23 「1,233.4」(分割約定)
(△13、△1.03R)
ホントバカだよね。何の確認も取れてないのに仕掛けてる。そもそもセットアップ条件を満たしてないし。
しかもこのボラティリティが高い時に「どうぞつけてください」と言わんばかりのタイトなストップ。ちょっとしたブレでついちゃうよね。誤差の範囲だよね。
仕切った後冷静になってチャートを見直すと、全然『ウォルフ波動』じゃないじゃん!
ダブルトップを抜いたけどこのまま上に行くかそれともダマシになるかどうかってとこじゃない。
もしこれが寄付きから10時くらいまでに出てたらブレイクを買いで仕掛けてると思う。
だって日足が基本上昇トレンドで、当日の勢いも強いんだから。
なのになぜこれを売る?
チャートじゃないんだよね。初めから「売り」しか考えてない。売るために必要な根拠をこじつけで作って言い訳しているような感じだ。
不幸中の幸いは損失限度額を上げてなかったことだ。往々にして調子が良い時はポジションサイズを極端に上げて大勝負してしまう傾向が人間にはある。
もちろん利益が積み重なってきているのならポジションサイズを上げることは重要な変更事項だが、それもちゃんとルールに則って、ルール通りにトレードすることが前提だ。
自分の気分次第でサイズを上げて思いつきで売買していたら破滅への最短ルートを突っ走ることになる。
自己規律をちゃんと守れていない筆者ではあるが、このルールだけは遵守しているので一応まだ生きていられるようだ。(笑)
さてその後の値動きである。
筆者のストップをつけた後「1,248」を高値に一度「1,192」まで安値を売られた。このことはストップ幅の設定によっては目先のトレンドに逆らった建ち玉でも利食いできるということを意味している。
これってけっこう大事なことなんだよね。(純粋なスキャルピングは時間軸が極端に短いので別として)タイトなストップはそれだけ融通が効かないというか強制退場させられる確率が高くなり、しかもその後順行しても利益を得られない。最終的な相場の方向性は当たっていても結果として利益につながらないところはノックアウト・オプションに似ている。
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まるてん
【株式】
しかしそうは問屋が卸さなかった。
人間とはかくも弱きものなのかと改めて感じ入る。
結果が出てくると自然と調子に乗ってくる。
→調子に乗ってくると脇が甘くなる。
→脇が甘くなるとルールを守らなくなる。
→ルールを守らない人間を相場の神様は許してくれない。
※たまに見逃してくれるが、その時は後からまとめて再起不能になるまでの厳罰を与えられる。
今日の朝方の銘柄探しにおいて、筆者にとってこれはというものが見つからなかった。
無いなら無いで何もしなければいいのに、何かをしてしまうのが弱い人間だ。
なまじ最近うまくいっているだけに、利益機会を逃したくない思いが強くなっている。
そんな状況の中、10時を過ぎたあたり値上がり率上位にランクインしていたイー・ガーディアン(6050)を見つけた。
日足ベースで高値「1,165」を抜いたんだ。強いねえ。
寄付きからこの高値がレジスタンスとして機能して何回か反落しているようなチャートだったら筆者も参戦できていたかもしれないが、この値動きだとちょっと手が出しづらいね。
結局「1,216」まで上げて調整か。日足の感じだともっと上げても良さそうなのにね。みんな買いついちゃったのかな?
(これから上げるんだよ!)
と、ここで余計な詮索をしてしまったのが運の尽きだった。
目先の調整が終了して高値トライの時間。抜いてきた。「1,220」をつける。
でも勢いがなくすぐに反落。陰線を引く。
やっぱ弱いのか。目先の天井かな?
ここで先日の極楽湯(2340)のトレードの時に思い出した『ウォルフ波動』が脳裏をよぎった。
ちょっと形が良くないけど、次抜いた後反落したら『ウォルフ波動』じゃない?
(『ウォルフ波動』じゃない! 間違いに気づけ。今ならまだ間に合う!)
そして再度の高値トライ。長い陽線で一気に抜く。「1,232」をつける。売りと買いの注文が慌ただしく交錯して方向性がハッキリしない。
しかしどうやら前の高値「1,220」を割ったようだ。
ヨシ今だ!
2016/08/19 10:22 「1,220」
板をバチバチ叩きあっている。「1,216」をつけたがまた買われだした。
あれっ、もしかして強い!?
早くストップオーダー入れとかなきゃ。手動じゃ間に合わないぞ。
この辺はまだ理性が残っていたようだ。
一本の陰線をつけることもなくあっさりヒット。
2016/08/19 10:23 「1,233.4」(分割約定)
(△13、△1.03R)
ホントバカだよね。何の確認も取れてないのに仕掛けてる。そもそもセットアップ条件を満たしてないし。
しかもこのボラティリティが高い時に「どうぞつけてください」と言わんばかりのタイトなストップ。ちょっとしたブレでついちゃうよね。誤差の範囲だよね。
仕切った後冷静になってチャートを見直すと、全然『ウォルフ波動』じゃないじゃん!
ダブルトップを抜いたけどこのまま上に行くかそれともダマシになるかどうかってとこじゃない。
もしこれが寄付きから10時くらいまでに出てたらブレイクを買いで仕掛けてると思う。
だって日足が基本上昇トレンドで、当日の勢いも強いんだから。
なのになぜこれを売る?
チャートじゃないんだよね。初めから「売り」しか考えてない。売るために必要な根拠をこじつけで作って言い訳しているような感じだ。
不幸中の幸いは損失限度額を上げてなかったことだ。往々にして調子が良い時はポジションサイズを極端に上げて大勝負してしまう傾向が人間にはある。
もちろん利益が積み重なってきているのならポジションサイズを上げることは重要な変更事項だが、それもちゃんとルールに則って、ルール通りにトレードすることが前提だ。
自分の気分次第でサイズを上げて思いつきで売買していたら破滅への最短ルートを突っ走ることになる。
自己規律をちゃんと守れていない筆者ではあるが、このルールだけは遵守しているので一応まだ生きていられるようだ。(笑)
さてその後の値動きである。
筆者のストップをつけた後「1,248」を高値に一度「1,192」まで安値を売られた。このことはストップ幅の設定によっては目先のトレンドに逆らった建ち玉でも利食いできるということを意味している。
これってけっこう大事なことなんだよね。(純粋なスキャルピングは時間軸が極端に短いので別として)タイトなストップはそれだけ融通が効かないというか強制退場させられる確率が高くなり、しかもその後順行しても利益を得られない。最終的な相場の方向性は当たっていても結果として利益につながらないところはノックアウト・オプションに似ている。
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