2012年09月29日
ブレーキのエア抜き②
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で、さて、前回の続きになります。
②エア抜きの方法概論
概論つーか、一般的なやり方はどうするかについてです。
ブレーキのエア抜きは、一言でいうと
エア抜きバルブを開けて、ブレーキフルードと一緒にエアを抜く作業です。
これをやるためには
①エア抜きバルブを開ける作業
②ブレーキフルードを出すために圧力をかける作業
③エアが抜けていることを確認する作業
④リザーバタンクの中が空にならないようにフルードを補充する作業
⑤圧が抜けてフルードが逆流した際にエアを噛まないように
圧をかけた状態でエア抜きバルブを閉める作業
の、以上5つの作業の流れを行う必要があります。
一般的には、二人で行う作業です。
まぁでも、エア抜きが本当に必要なときはたいてい自分1人しかいません(笑)
なので、一人でセルフエア抜きができるやり方を知らないと
実はアウトなんじゃないかな、と、いつも思うんですが
そのためには、まず普通のやり方を知っておく必要があります。
・普通のエア抜きのやり方。
①用意するもの
・ ひと (二人ないし三人)
一般的には二人でやる作業なのは前述の通りなんですが
三人で作業したほうが確実です。
バルブの開け閉めをする人
ブレーキを踏む人
あと、リザーバタンクを見てる人
の3人体制がベストですね。
・新品のブレーキフルードのボトル・缶
エア抜きをすると案外大量に流れたりします。
回収できればいいんでしょうが
湿気を吸うのでそんなことはしないですね。
フルードは何種類かありますが
好きなのを用意してください。
・8ミリか10ミリのスパナ
めがねレンチが使えればベストなんですが
うちの場合だと使えないので、スパナ使ってます。
エア抜きバルブの開閉で使います。
・21ミリのソケットとトルクレンチ、あとジャッキと馬。
タイヤの脱着をしないとできないので
それに必要な工具も準備します。
馬(ジャッキスタンド)については、無くてもできますし
はっきりいって、馬かけるほどのものでもないんですが
基本に従うなら使ったほうがよいでしょう。
ジャッキも、ガレージジャッキとか要らないし
とりあえずタイヤが外せればそれでいいので
トランクに入ってるパンタジャッキで十分です。
トルクレンチはタイヤの脱着で必須なんですが
持ってない人のほうが多いんで、
普通のクロスレンチや、
最初から付いてる変なレバーみたいな
ハンドルつきのレンチでも問題ないです。
21ミリのソケットと書きましたが
うちは21ミリだよってだけなので
ホイールナットによっては、19だったり17だったりするので
そのあたりは合ったサイズを使ってくださいとだけ。
②作業の流れ
1、ボンネットを開ける
まずはここからです。
2、新品のブレーキフルードのボトルのふたを開ける
3、ブレーキフルードのリザーバタンクのフタを開け
新品フルードのボトルをリザーバタンクの口に逆さに立てる
エア抜き中のフルード切れを防ぐため
最初に新品ボトルをいれて、フルードが切れない状態にします。
逆さに立てる際にいくらかフルードが飛び散ります。
塗装がやられるのですぐに拭いてください。
4、ジャッキアップして左右どっちかのリアタイヤを外す
先にエア抜きするほうのブレーキが付いてるほうのタイヤを外します。
エア抜きの順番は
『ブレーキから遠いほうから順番に』
というのが原則になります。
なので普通はリアタイヤからエア抜きを始めます。
個人的には、フロントから先にやっても
リアから先にやっても、
エア抜きだけならどっちからやっても一緒だと思います。
ブレーキフルード交換の際には
これを間違うと効いてきますけど。
5、助手を呼ぶ
テレビ見ながら茶を飲んでるかもしれないので
まずはそこから。
6、助手に運転席に座ってもらい、エンジンをかけてからブレーキを踏んでもらう
当たり前ですが、ギヤは先に抜いて
ニュートラルの状態にしてください。
私が教わったときは、エンジンかけないでやれって言われた気がします
危ないから。
先にエンジンをかけるのは、
そのほうが吸気圧でのブレーキブーストがかかるので
軽い力でブレーキを踏んでエア抜きできるので
さっさとエア抜きを終わらせることができるからです。
ブーストがかかってない状態だとブレーキペダルは結構重たいので
なかなかエア抜きが終わりません。
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