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2020年08月12日

大腸CTアカデミア 大腸CT検査では基本的にバルーンを拡張して撮影する必要はありません!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
大腸CT検査技師認定制度がはじまりました!!

類似の認定制度が発足したそうです。
認定制度について5年以上にわたり
学会や委員会で十分に議論・審議されてきた
日本消化器がん検診学会の認定をご検討ください。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆





PubMedから、今日のつぶやき − 784 −


Choi EK, et al. Malignant rectal polyp overlooked on CT colonography because of retention balloon: opposing crescent appearance as sign of compressed polyp. AJR Am J Roentgenol. 2007;189(1):W1-W3.





それでは、論文
「直腸カテーテルの拡張したバルーンによって大腸CT検査で見逃された悪性直腸ポリープ」
のご紹介です。

【本文】
注腸X線検査では、直腸カテーテルの拡張バルーンにより直腸病変が隠れてしまうことが診断のピットフォールとなりえるため、バルーンを脱気する対策がよく知られている。

一方の大腸CT検査では、直腸カテーテルは細くても直腸を十分に拡張することが可能なため、バルーンを拡張する必要がないとされている。

ただし、肛門括約筋が弱い患者においてはバルーン拡張は直腸の良好な拡張に有用である。

しかしながら、直腸カテーテルのバルーンを拡張させることは、バルーンによる病変の圧排 により病変を見逃すリスクがある。

(感想)
この論文は2007年に韓国から報告されたものです。

著者らが述べているように、大腸CT検査では基本的にバルーンを拡張して撮影する必要はありません。カテーテルの径が細いため抜けにくいんですね。

ボストンのマサチューセッツ総合病院でもバルーンは用いませんでした。

ちなみにボストンでは鎮痙剤も一切使用せず良好に検査ができていました。

しかしながら、日本に戻って「バルーンは基本的に使用しなくても大丈夫」「鎮痙剤も使用しなくてもいい」と解説すると猛烈な反対をいただきました。

アメリカも韓国も可能なのに、日本の患者さんではできないようです・・・

鎮痙剤はダブルブラインドの研究で不要なことを証明しても、日本ではなかなか受け入れてもらえません。

日本の文化といいますかバイアスといいますか、こうした強固な信念に対しては科学的なことを受け入れてもうことが容易ではありません。

大腸CT検査に熟練した施設では両方ともなくても大丈夫です・・・よ


それでは、また。


原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17579127/


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。










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プロフィール
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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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