2019年01月17日
大腸CTアカデミア 胃腸アニサキス症に対するガストログラフイン治療の有用性と症例報告
PubMedから、今日のつぶやき − 405 −
Fujikawa H, et al. Gastric and enteric anisakiasis successfully treated with Gastrografin therapy: A case report. World J Gastrointest Endosc 2018;10:69-73.
いろいろとやることがあり、ばたばたしています。
やることが多くあるからこそ、
このつぶやきをキチンと発信してきたいと思います。
継続していきますので、どうぞよろしくお願い致します。
論文
「胃腸アニサキス症に対するガストログラフイン治療の有用性、症例報告」
のご紹介です。
考察をかいつまんで読んでいきたいと思います。
【考察】
本症例の経験から2つの臨床的に重要なことが示唆される。
1つ目は、小腸アニサキス症の診断には、
腹部CT検査が有用であるということである。
2つ目は、小腸アニサキス症の駆除に
ガストログラフィンは安全で、手軽で、効果的な
治療方法である。
1つ目の解説:
アニサキスは一般的に胃に陥入し、
まれに小腸に陥入する。
胃アニサキス症は95.6%を占め、
小腸アニサキス症は4.1%,
そしてそのほかが0.3%である。
胃アニサキス症の診断は内視鏡により容易であるが、
小腸アニサキス症の診断にはクライテリアがなく、
実際の頻度は現在の報告より高い可能性がある。
小腸アニサキス症の診断は超音波検査や腹部CT検査で行われる。
(感想)
自分は、食道アニサキス症の経験があります。
明日は、ガストログラフインによる治療に関する知見を見ていきましょう。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29564036
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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