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posted by fanblog

2018年08月14日

大腸CTアカデミア 西欧諸国では憩室症は、50歳代では5%が、90歳代では50%が罹患しているよ

★★━━━━☆☆おすすめのテキスト☆☆━━━━★★
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「大腸CT検査(CT colonography)」のご紹介
をさせていただきました。
★★━━━━☆☆━━━━━━━☆☆━━━━★★





PubMedから、今日のつぶやき − 299 −

De Cecco CN, et al. Prevalence and distribution of colonic diverticula assessed with CT colonography (CTC). Eur Radiol 2016; 26: 639-45.




それでは論文
「大腸CT検査で評価した大腸憩室の分布と傾向」
のご紹介です。


【イントロダクショの続き】

西欧諸国では憩室症は
50代では5%が
90代℣では50%が罹患している。

大腸憩室に起因する死亡率は年間
10万人当たり2.5人である。

消化器疾患の中でヘルスケアに
直接あるいは間接的に支出される額の
第5位を大腸憩室疾患が占める。

大腸憩室の罹患調査は
大腸内視鏡検査、剖検、および注腸X線検査
によって実施されてきた。
これらの検査による大腸憩室の感度は
85-97%に昇る。

これらの検査の中で症状のある憩室疾患患者の
憩室の描出には注腸X線検査がもっとも有用であった。

近年、大腸CT検査が低侵襲で腫瘍性病変の
検出精度の高い検査法として採用されている。

さらに、大腸CT検査は大腸憩室の存在診断や
臨床上有用な病期情報、治療法の選択
に有用だと報告されている。

しかしながら、大腸CT検査による
大腸憩室の罹患率や分布に関する
詳細な研究は今まで実施されてこなかった。

本研究の目的は大腸CT検査にて、
大腸憩室と程度の軽い症状のある憩室疾患(SUDD)
の罹患率、さらに年齢、性別、大腸区分、
憩室の程度、症状の有無との関連を解析することである。

それでは、また。


原文
https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00330-015-3866-1


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。


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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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