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posted by fanblog

2018年02月19日

大腸CT検査アカデミー  大腸CT検査の費用分析を項目別に細かく紹介するよ!


★★━━━━☆☆おすすめの書籍☆☆━━━━★★

読みごたえのある一押し雑誌を
紹介しています!!

引き込まれるように読みました・・・。
日本の未来が明るくなりますように!!!

★★━━━━☆☆━━━━━━━☆☆━━━━★★





PubMedから、今日のつぶやき − 178 −

Mantellini P, et al. Cost analysis of colorectal cancer screening with CT colonography in Italy. Eur J Health Econ 2017 [Epub ahead of print]



前回の前フリでご紹介した
ほっこりと温かくなる出来事をご紹介しますね。

愛知県のK先生からご紹介の許可をいただきました。

実はクリスマスの日の朝着で、
ご丁寧なお手紙とお心遣いをいただきました。

その手紙に感動したのです。
171226_手紙1.jpg


読影トレーニングのボランティアでの実施は
日本の大腸CT検査の精度向上へ!
という信念のもと進めてまいりました。
ですが、正直に言うと個人的な労力の負担が大きく、
また、トレーニング後の経緯もどうなんだろうかと
悩むところもありました。

ですが、K先生のお手紙を拝読して、
心救われる気持ちと
自信を頂戴致しました。
重ねてありがとうございます!!!

しゃれた万年筆など持ったことがない私ですが、
ネーム入りの格好よい万年筆を愛用することにしました。
サインは今まで味気のないボールペンで書いてきましたが、
先生のように格好良くサインを決めていきますね。

サインご希望の方はお気軽にどうぞ笑(冗談です〜)
サインというのは論文投稿や英文レターでの話ですので〜。


K先生以外にも、少し前になりますが
香川県のK先生からは讃岐うどんを頂戴しました。
さすが本場のうどんです。
遠慮なく美味しくいただきました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
ありがとうございました!!!

お心遣いがということでは決してないですよ(念のため)。
「役に立ったよ、実力になったよ」という
生の声をいただけるととても元気になるんです。

どうもありがとうございました!!!

皆で力を合わせて日本の大腸がんをめぐる状況を好転していきましょう〜


ちなみに、今回取り上げたのは読影トレーニングですが、
コミュニティに対するお礼もいただいています!

ダブルT橋さんやそのほかの多くの皆様からもメールやラインで、
コミュニティに対するお礼をよくくれますね。

改めましてありがとうございます!!!




前フリが超長くなって申し訳ありませんでした。

それでは、論文
イタリアにおける大腸CT検査による大腸がん検診のコスト分析
の結果を見ていきますね。

結果の概要は「つぶやき − 176 −」でご紹介した通りになります。

細かい内訳としてTable 3をご紹介します。
ラインコミュニティ限定得点でTableを掲載しますね。

【Table 3  大腸CT検査の症例毎の費用分析】

●検診対象者 5242名

検査説明受診者 1312名(27.19%)

検診大腸CT検査受診者 1293名

検診の組織運営費 6.1ユーロ(820円)*一人あたりです。以下同様。

検診案内の郵送費 1.256ユーロ(169円)

検査説明の人件費 12.15ユーロ(1633円)

●1検査あたりの費用(減価償却やメンテナンス費用など。以下同様。)
64列CT維持費 37.64ユーロ (5060円)

1検査あたりの128列CT維持費 33.25ユーロ(4470円)

1検査あたりの送気装置の費用 3.74ユーロ(503円)

1検査あたりのワークステーションの費用 14.36ユーロ(1930円)

1検査あたりの画像保管費用 2.69ユーロ(362円)

●1検査あたりの材料費

通常用量腸管前処置 4.8ユーロ(645円)

低用量腸管前処置 1.98ユーロ(266円)

前処置で使用する水(1L) 0.15ユーロ(20円)

ガストログラフィン 4.23ユーロ(569円)

送気チューブ 18.3ユーロ(2460円)

炭酸ガス(平均4L) 3.78ユーロ(508円)

材料費合計 42.06ユーロ(5654円)

●人件費

看護師(1時間あたり)24.86ユーロ(3342円)

診療放射線技師(1時間あたり)27.47ユーロ(3693円)

放射線科医(1時間あたり)70.57ユーロ(9487円)

1検査あたり

平均時間 20.83分

放射線科医の労働時間 17.35分

看護師費用 8.63ユーロ(1160円)

診療放射線技師費用 9.54ユーロ(1282円)

放射線科医費用 20.41ユーロ(2744円)

人件費合計 45.64ユーロ(6135円)


〜〜
いろいろと見えてくるものがありますね。

国産ではなく輸入物は材料費でも高くなるようです。

日本でも健全な運営のため、コスト意識は大切だと思います。

今回のご紹介はイタリアの状況ですので、
日本とは異なります。
ですが、十分に参考にはなるのではないでしょうか。

日本で行われている検査食の費用はありませんね。
精度や受容性に関係しない部分は、きちんと見定めえる必要もありそうです。


それでは、また。



原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28681075

ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。



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■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。


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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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