2019年04月08日
大腸CTアカデミア 検診大腸CT検査のコストは大腸内視鏡検査のコストより22%から55%安価である
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PubMedから、今日のつぶやき − 460 −
Sawhney TG, et al. Computed Tomography Colonography Less Costly Than Colonoscopy for Colorectal Cancer Screening of Commercially Insured Patients. Am Health Drug Benefits 2018; 11: 353-361.
それでは
論文「民間保険に加入している患者の大腸癌検診は
大腸内視鏡検査よりも大腸CT検査の方がローコストである」
のご紹介です。
【考察】
大腸CT検査は現在
US Preventive Services Task Force(アメリカ予防医学専門委員会)
から検診法として推奨しており、
多くの対象者を検診として実施できるポテンシャルを有している。
検診大腸CT検査の費用を見積もるにあたり
民間医療保険における4つの料金シナリオを立てたところ
いずれのシナリオでも大腸内視鏡検査に比べて
コストが少ない結果であった。
4つのシナリオによれば、検診大腸CT検査は
検診1年あたりでみると大腸内視鏡検査より
22-55%安価であることが示された。
大腸CT検査が検診に浸透し需要が高まるにつれて、
検査費用は下がり、
より多くの受診者が大腸CT検査を受診するだろうと予想される。
病院以外の検診施設で大腸CT検査がより多く利用できるようになれば
アクセスの関係からより魅力的な検診法になりえるだろう。
(感想)
アメリカでは標準化については
お得意な国なので問題ないでしょう。
問題はコストと腸管外病変読影に伴う不利益問題です。
後者の問題について
US Preventive Services Task Forceで指摘されています。
後者の不利益は、コストにも跳ね返ります。
気になるのは今回のコスト計算に
腸管外病変読影に伴う不利益問題が考慮されていないようです。
少なくない腸管外病変の異常指摘は
受診者の負担や偶発症のみならず
コストの増大も招きます。
リミテーションにさっと目を通した感じでは記載がないようです。
残りの考察についてさらに読み込んでいきましょう。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30647823
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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自身の業務が膨大になってきたこともあり、
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2017年の春から予告しておりましたように、
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2017年末で終了いたしました。
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少なくない腸管外病変の異常指摘は
受診者の負担や偶発症のみならず
コストの増大も招きます。
リミテーションにさっと目を通した感じでは記載がないようです。
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原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30647823
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