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2021年06月09日

大腸CTアカデミア パンデミック下でより安全な検査を行う方法は!?

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「PubMedから、今日のつぶやき」のビジョン

大腸の検査を身近に感じてもらい
大腸癌でなくなる方をなくしたい。

その思いを共有できる仲間を増やしていこう。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆





PubMedから、今日のつぶやき − 983 −


Peprah D, et al. Re-initiation of CT colonography services during the COVID-19 pandemic: Preliminary evaluation of safety. Br J Radiol. 2021 Apr 9:20201316. doi: 10.1259/bjr.20201316. Epub ahead of print.




論文
「COVID-19によるパンデミック下での大腸CT検査の再開に向けて:
安全性の予備的評価」
のご紹介です。

【背景】
パンデミック下で病院を受診することは、一般の人にとって感染リスクの懸念がある。

COVID-19に対するワクチン接種が進まなければ、こうした懸念は払しょくできないといえるだろう。

一方で、検査が必要な患者が安全に病院にアクセスできるようにする必要もある。

大腸CT検査は短時間の検査であり、エアロゾルが発生する検査として指定されておらず、使い捨てカテーテルの挿入だけで検査が可能であることから検査担当者とのソーシャルディスタンスも保たれ、大腸内視鏡検査の有用な代替法として認識されている。

英国消化管腹部放射線学会(BSGAR)と放射線技師協会(SCoR)は、COVID-19によるパンデミックが下火になった際の大腸CT検査の実施法に関するガイドラインを発表し、患者と医療スタッフをウイルス感染から保護する重要性を説いた。

(感想)
パンデミック下でより安全な検査を行う方法を患者と医療スタッフに示すガイドラインはよりどころとして重要ですね。

すべて危険とするのではなく、より安全に行う方法を正しく示すことで、大腸癌死亡を増やさずに済むからです。

それでは、また。


原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33835838/



ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。









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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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