2021年06月09日
大腸CTアカデミア パンデミック下でより安全な検査を行う方法は!?
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PubMedから、今日のつぶやき − 983 −
Peprah D, et al. Re-initiation of CT colonography services during the COVID-19 pandemic: Preliminary evaluation of safety. Br J Radiol. 2021 Apr 9:20201316. doi: 10.1259/bjr.20201316. Epub ahead of print.
論文
「COVID-19によるパンデミック下での大腸CT検査の再開に向けて:
安全性の予備的評価」
のご紹介です。
【背景】
パンデミック下で病院を受診することは、一般の人にとって感染リスクの懸念がある。
COVID-19に対するワクチン接種が進まなければ、こうした懸念は払しょくできないといえるだろう。
一方で、検査が必要な患者が安全に病院にアクセスできるようにする必要もある。
大腸CT検査は短時間の検査であり、エアロゾルが発生する検査として指定されておらず、使い捨てカテーテルの挿入だけで検査が可能であることから検査担当者とのソーシャルディスタンスも保たれ、大腸内視鏡検査の有用な代替法として認識されている。
英国消化管腹部放射線学会(BSGAR)と放射線技師協会(SCoR)は、COVID-19によるパンデミックが下火になった際の大腸CT検査の実施法に関するガイドラインを発表し、患者と医療スタッフをウイルス感染から保護する重要性を説いた。
(感想)
パンデミック下でより安全な検査を行う方法を患者と医療スタッフに示すガイドラインはよりどころとして重要ですね。
すべて危険とするのではなく、より安全に行う方法を正しく示すことで、大腸癌死亡を増やさずに済むからです。
それでは、また。
原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33835838/
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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