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2021年02月04日

大腸CTアカデミア ハイリスクの患者では、PPIの減量が必用!?

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
第17回消化管先進画像診断研究会(GAIA)
ウェブ開催のお知らせです。

日時 2021年3月13日(土) 17:00〜19:00

1.特別講演
「消化管疾患におけるスペクトラルCTの有用性」
片平和博先生(熊本中央病院 放射線診断科)

2.大腸CT検査技師認定制度の最新情報

3.パネルディスカッション
Withコロナ時代での大腸検査のあり方
〜わたしの施設はこのようにしています〜

YouTube配信いたします!
パンデミックでも行く抜く方法を考えてみましょう!!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆






PubMedから、今日のつぶやき − 900!! −



Almario CV, et al. Increased Risk of COVID-19 Among Users of Proton Pump Inhibitors. Am J Gastroenterol 2020;115(10):1707-1715.


それでは、論文
「プロトンポンプ阻害薬服用者はCOVID-19感染のリスクが高い」
のご紹介です。


【結果】
COVID-19陽性3,386名のうち、96.5%の3,267名で味覚消失、無嗅覚、消化器や呼吸器症状、または全身症状などの症状を呈し、19.9%の674名で腹痛、下痢、嘔気・嘔吐など症状を有していた。

回帰分析では、PPI未服用者(5297名、39.5%)を対象とした場合、低用量のPPI服用者(5266名、10.9%)の感染リスクのオッズ比は0.62 [95%CI、0.49–0.78])と低かった。

服用回数との関連はみられなかった。

(感想)
日本でもコロナ禍第3波が深刻です。

エビデンスが出てきた予防法には対処が必要です。

この時期、高齢者や肥満の方などハイリスクの患者では、可能であればPPIの減量なども検討してみてもいいのかもしれません。


それでは、また。

原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32852340/


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。












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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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