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2020年10月30日

大腸CTアカデミア 受診者ベースではなく住民ベースでみれば、大腸CT検査は大腸内視鏡検査に比べてコスパが良い!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
2020年度大腸CT検査技師認定制度

申請書提出期間
10月31日(土)(消印有効)厳守
です!

お早めにご提出くださいね!

認定証送付は2021年1月下旬頃を予定しています。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆







PubMedから、今日のつぶやき − 839 −


Moreno CC, et al. CT colonography's role in the COVID-19 pandemic: a safe(r), socially distanced total colon examination [published online ahead of print, 2020 Aug 3]. Abdom Radiol (NY). 2020;1-5. doi:10.1007/s00261-020-02674-5




それでは、論文
「COVID-19の世界的大流行下における大腸CT検査の役割:
安全にそしてソーシャルディスタンスの機能を持つ全大腸検査」
のご紹介です。

【大腸CT検査の実用性とアクセスの可否】
保険金請求データと米国放射線学会からのデータによると、大腸CT検査は全米で利用が可能であることが分かるが、利用率は地域差があり、全体的には低い。

2010年のACA(Afordable Care Act)の一環として、2010年9月23日以降の民間保険では、US Preventive Services Task Force(米国の検診検討機関)が検診の信頼性があるとしたAグレードの検査に対しては、患者の費用負担がなしで大腸CT検査を検診で受けることが可能となっている。

メディケアでは現在、大腸CT検査は検診目的としては対象とはなっていないものの、診断目的であれば適応となっている。

住民あたりでみた場合、大腸CT検査は大腸内視鏡検査に比べてコスパが良い。

大腸CT検査は経静脈投与の造影剤は使用しないため、アレルギーのリスクは低く、画像センターでの検査が可能である。

(補足)
Affordable Care Act(=ACA )とはいわゆるオバマケアのことですね。

(感想)
日本より普及が進んでいる米国でも、さらなる普及はこれからですね。

日本も認定技師制度がはじまりますので追いつけ追い越せですね。

それでは、また。


原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32748251/


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。












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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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