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2020年06月29日

大腸CTアカデミア 消化器症状を呈しているCOVID-19陽性患者では、より長い罹患期間やより低いICU管理を示す!?

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
第16回消化管先進画像診断研究会(GAIA)のご案内

「第16回消化管先進画像診断研究会(GAIA)」をウェブ開催いたします!

コロナ禍の状況を勘案して「第16回消化管先進画像診断研究会(GAIA)」は2020年3月14日(土)開催を延期し、さらに5月開催も断念しました。

コロナ禍に負けないよう、この度、GAIAをウェブ開催いたします。
時間は短縮いたしますが、今一番熱いテーマについて徹底討論します。

日時:2020年7月11日(土)16時から17時30分頃の予定

開催方法:ウェブ開催(Webex)

テーマ:討論会「これから始まる大腸CT検査技師認定制度」
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆






PubMedから、今日のつぶやき − 755 −


Nobel YR, et al. Gastrointestinal Symptoms and Coronavirus Disease 2019: A Case-Control Study From the United States [published online ahead of print, 2020 Apr 12]. Gastroenterology. 2020;S0016-5085(20)30490-X.




それでは論文
「COVID-19感染症における消化器症状:米国での症例対照研究」
のご紹介です。

【考察】
COVID-19陽性患者において、消化器症状を呈していることは、より長い罹患期間やより低いICU管理との関連を認めた。

さらに、短期の経過観察においてはより低い死亡率を示した。

現時点での結論はあくまで予備的なものとはなるが、これらの結果は、消化器症状は症状をきたしにくいCOVID-19感染症である可能性を示唆している。

(感想)
COVID-19感染症は重篤になる人と軽症な人あるいは無症状な人と臨床上大きな違いがあるようです。

若い人では無症状、喫煙している人や高齢者では重篤になりやすいなどと言われていますが、必ずしもそうでない場合もあります。

消化器症状を有するか否かで、病態や個体の性質に差があるのかもしれません。

今後の病態解明のヒントになりえる可能性を秘めていますね。


それでは、また。


原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/32294477


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。









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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。





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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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