2020年03月26日
大腸CTアカデミア 日本人の世代・性別による味覚の感度の違い
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
第16回消化管先進画像診断研究会(GAIA)
2020年3月14日(土)
および
FUJIFILM MEDICAL SEMINAR 2020 in 熊本
3D画像解析の現状とこれから
〜CT Colonographyの取組みと現状〜
【上記の2つの研究会の開催延期のお知らせ】
新型コロナウイルス(covid 19)の感染拡大の恐れを考慮して延期することに致しました。
ご参加を予定されていた先生方には、ご迷惑をおかけしますことを心より深くお詫び
申し上げます。新たな日程が決まりましたら、改めてご連絡させていただきます。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
PubMedから、今日のつぶやき − 692 −
Yoshinaka M, et al. Age and sex differences in the taste sensitivity of young adult, young-old and old-old Japanese. Geriatr Gerontol Int 2016;16(12):1281-1288.
それでは論文
「日本人の世代・性別による味覚の感度の違い」
のご紹介です。
【アブストラクト】
目的:
本研究では、 young adult(ヤングアダルト) 、young-old (ヤングオールド、一般的に65–74)old-old (オールドオールド、一般的に75–84歳)の世代別および性別に日本人の味覚感度の違いを調査した。
方法:
対象者は
ヤングオールド(69-71歳)の男性477人と女性519人
オールドオールド(79-81歳)の男性449人と女性500人
ヤングアダルト(24-32歳)男性35人と女性35名の3群とした。
4つの基本的な味の認識閾値は、全口腔法味覚検査にて測定した。
この検査では、4つの基本的な味の味溶液1mLのを5つの濃度別に実施した。
(解説)
全口腔法味覚検査とは:
全口腔法味覚機能検査は普段感じているそのままの味覚機能を反映させる検査 であり、その手技が容易であることから有用性の高い検査である。
本法は、主に欧米で使用されており、一定の味質溶液を口腔内に含ませる、もしくは嚥下しても らうことで味質に対する閾値を測定するものである。
この検査は電気味覚検査や濾紙ディスク法のように被検者に開口したままの姿勢を保持するよう強制させる必要はなく、口腔保持困難や嚥下困難をきたした患者以外は幼児から高齢者まですべての年齢層で施行可能である。
また、味質別診断に優れ、解離性味覚障害の診断にも使用できる。
詳しく知りたい方はこちらからどうぞ
大規模な調査で、結果が楽しみです。
ただ、成人前後の対象群もあると、初めて飲んだビールの苦味を再現できるのかもしれません。どうしようもないことを言ってすみません・・
続きます
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26493051
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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目的:
本研究では、 young adult(ヤングアダルト) 、young-old (ヤングオールド、一般的に65–74)old-old (オールドオールド、一般的に75–84歳)の世代別および性別に日本人の味覚感度の違いを調査した。
方法:
対象者は
ヤングオールド(69-71歳)の男性477人と女性519人
オールドオールド(79-81歳)の男性449人と女性500人
ヤングアダルト(24-32歳)男性35人と女性35名の3群とした。
4つの基本的な味の認識閾値は、全口腔法味覚検査にて測定した。
この検査では、4つの基本的な味の味溶液1mLのを5つの濃度別に実施した。
(解説)
全口腔法味覚検査とは:
全口腔法味覚機能検査は普段感じているそのままの味覚機能を反映させる検査 であり、その手技が容易であることから有用性の高い検査である。
本法は、主に欧米で使用されており、一定の味質溶液を口腔内に含ませる、もしくは嚥下しても らうことで味質に対する閾値を測定するものである。
この検査は電気味覚検査や濾紙ディスク法のように被検者に開口したままの姿勢を保持するよう強制させる必要はなく、口腔保持困難や嚥下困難をきたした患者以外は幼児から高齢者まですべての年齢層で施行可能である。
また、味質別診断に優れ、解離性味覚障害の診断にも使用できる。
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ただ、成人前後の対象群もあると、初めて飲んだビールの苦味を再現できるのかもしれません。どうしようもないことを言ってすみません・・
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原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26493051
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