中国でレゴ!

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僕はファーストフードも大好きですが、
深センでファーストフードらしくない、豪華なハンバーガーを出すお店があります。

場所は福田区のCOCO PARKの道を挟んだ向かい側、購物広場の中にあります。
COCO PARKもそうですが、ここも夜になると、仕事帰りの若者たちが立ち寄れる、
西洋風のバーが軒を並べています。
最近、深センのあちこちでバーができていますね。

その中の一軒に、「The Kitchen」というお店があります。
店内はそれほど大きくなく、15人座れるかどうかといった店です。

いつ行っても、必ず西洋のお客が来ています。
メニューも英語版と中国語版が用意されています。

もちろん、ワインやカクテルなどのお酒も豊富ですが、その他ステーキやスパゲッティ等、
しっかり食べたい人でも食事ができます。

そのメニューの中にハンバーガーがあるのですが、これが飛びきり大きい。
マクドナルドハンバーガーの倍近い大きさです。

こうなるとハンバーガーでもファーストフードというよりれっきとした夕食です。
パテは分厚くて肉汁たっぷりのハンバーグ。
バンズで挟むことなんか、考えていないかのようなゴロッとした形です。

それに盛りだくさんの玉ねぎやトマトやレタスにチーズが乗ります。

そんな超ビッグサイズのハンバーガーなので、
とても片手でパクッというわけにはいきません。
しっかり両手で掴んで、口をいっぱいに開いてかぶりつかなくてはなりません。

お客の中には、ハンバーガーとしてほうばるのを諦めて、ナイフとフォークで中身を
順番に食べている人もいます。

味は、‥もちろんハンバーガーの味です。
でもアツアツのパテとバンズの味が口の中で交ざり合い、とても美味しいです。
野菜のシャキシャキした歯ごたえもいい。
これこそ、本当のハンバーガーというべきでしょう。


大きいので、一つ食べただけで、もうお腹はいっぱい。
きっと満ち足りた気分に浸れますよ。

西洋人向けのお店ですから、お値段もちょっと高め（80元くらいだったような）。
でもたまにはこんなハンバーガーもいいのではないでしょうか。

おいしい店をみつけて食べに行くことは、深センで暮らす楽しみのひとつです。

近所に新しいおいしいお店ができたと聞くと、
居ても立ってもいられず、家族とともに食べに行くことが多いですね。

そんな風にして僕が知ったお店のいくつかを紹介しようと思います。

トップバッターは、最近知った、トンカツ屋さんです。

店の名前は「堂本屋」。
日本人学校に通う児童のご父兄から聞いて、早速行ってみました。

場所は地下鉄なら「会展中心」駅下車。
福田区のショッピングモール中心城の１階西側にありますが、
ちょっとわかりずらいロケーションですね。
中心城のちょうど西南角あたりの、外側の店舗です。


昼時、夕飯時はかなり混雑しますので、時間をずらして行った方がいいでしょう。

日本料理屋ですが、店内はそれほど華美にもならず、落ち着きのある雰囲気。
1階に40人ほどが座れるスペースがあるほか、せまいけれど2階にも座席があります。

メニューは決して多いというわけではありませんが、トンカツ定食，カツカレー，
鍋料理などがあります。

どれも美味しそうですが、とりあえずトンカツ定食を注文しました。
注文して暫くすると、まずは山盛りのキャベツが出てきます。

ここでは定食を注文すると、キャベツの食べ放題のサービスがついてきます。
座席に備え付けの醤油ドレッシングか、胡麻ドレッシングをかけて頂きます。

やはり生野菜を食べられるって、いいですよね。
シャキシャキした食感がたまりません。

またご飯も白米と雑穀米のどちらかを選ぶことができます。
雑穀米もなかなかに香ばしく、歯ごたえがよいので僕は好きですね。

豚汁もゴボウの風味が効いていていい味です。

お通しは、その時々によって内容が変わるようです。
2回目に行ったときはほんのり甘い黒豆や卵などがあり、家内も気にいっていました。

キャベツ，ご飯，豚汁，お通しのどれもがおかわり自由で、
それだけ食べていてもいいくらいです。

そのうちに大きなカツが出てきました。
小さなすり鉢でゴマをすり、それにトンカツ用ソースをまぜたものに、カツをひたして食べます。

ころもはサクサク、中身は厚さのわりにとても柔らかく、ジューシー。
きっといい肉を使っているのでしょう。口に入れると肉汁が滴り落ちます。

味付けはちょっと薄めで、肉本来の味を楽しめます。


からしをちょこっとだけつけて食べると、いっそうおいしさが引き立つような気がしました。
それにしても歯ごたえがいい。

これでカツもおかわり自由だったらいいのに‥。


お値段は少し高めですが、味まあまあ、ボリュームも結構あります。
ただ、中華料理などを食べなれた人には、
ちょっとパンチが弱いと感じるかもしれませんね。

それと、カツカレー好きの方には、あまりお勧めできません。
ご飯とトンカツはいいのですが、カレーはお皿に薄ーくかけられている
程度で、ボリュームなし。

まあ、どこのお店にも得手不得手はあるもの。

深センにお住まいの方は、是非一度ご自分の舌で味わってみてください。

　

子供たちに「レゴ・アイディアブック」を読んだあと、言い聞かせているのは、
どんどん本の中のアイディアを盗んで、まずは同じものを作ってみるといい、ということです。

マネする必要なんてない、何でも自分のアイディアで作れればそれでいいんだ、
という人もいるかもしれませんね。

でも実際に、誰もがレゴのパーツの山を前にして、インスピレーションが湧いて、
何でも組み立てられると思いますか？

先日近所のショッピングモールで、レゴのイベントがあった時のことを思い出します。
20人近くが囲める大きなテーブル一面に何千何万ものレゴのパーツがばらまかれ、
誰でも好きなモノを組み立てられるイベントでした。

多くの大人子供がそこに集まってきましたが、これだけのパーツを前にして、
みな何を組んでいいのかわからない様子でした。

手元にあるパーツを手に取って組んでは外す、組んでは外すして、
そのうちにおずおずと何かしらモノを組み始めますが、
組めるものといえば壁に囲まれた家とか、簡単な車くらい。
大人でも子供でも、こんな人が多かった。

だからいくら自由に組めるといっても、
作りたいものを作れるようになるには訓練が必要なのです。

ではどうやって訓練するのか。

やはりはじめは、いい作品をたくさんみて、たくさんマネをして組んでみることでしょう。
そうすれば、作れる作品の範囲も広がるし、
今まで気づかなかったパーツの使い方も覚えられます。

目の前にあるパーツを使って何が組み立てられるのか、すぐに考えられるようになります。

それができるようになってから、今度は自分だけの作品を作ってみる。
こうすることで、より高いレベルの作品が組めるようになるのではないでしょうか。


レゴに限らず、なんでも同じでしょう。
初めはとにかく、マネすることです。

いつもは寝る前に昔話の絵本を読んでくれとせがむ子供たちが、

ここ数日は以前日本で購入した「レゴ・アイディアブック」をもってきて、読んでくれと言います。

「レゴ・アイディアブック」は以前このブログでも紹介したことがありますが、
海外のビルダーの作品500点余りが、車，船，家，街，中世の城などの分野に分けられて、
フルカラーで紹介されています。

子供たちは字が読めなくても、写真をみるだけでも十分楽しめるのですが、
それでも僕に読んでほしいとねだります。

僕もほとんど写真をみるだけで、細かい説明書きはあまり読んでいなかったのですが、
文章を改めて読んでみると、結構いいアドバイスが書いてあります。

パーツが足りない時はこうするとよいとか、ゴブレット（盃）の専用パーツは宇宙探検車の
ヘッドライトになるとか、なるほど思うことがいろいろ書いてあります。

分厚い本ですから、毎晩読めるページ数は限られますが、読み終わると、
僕も子供たちも、今からすぐにでもレゴを組み立てたい、と思うようになるから不思議です。

久々に作品の紹介です。

僕の作品ですが、しかしレゴの作品ではありません。
もう一年も前ですが、昨年のこの時期に、子供にせがまれて厚紙で作った魔女の帽子です。


最近の深センでは、地域や学校や幼稚園で、ハロウィンを行事にするところが増えているようです。

多分、子供の英語教育の一環として西洋の文化を紹介する、というところから、
ビジネスと結び付いて、徐々に流行するようになったのではないかと思います。

我が家の子供たちも昨年のこの時期はまだ
マンションのクラブハウスで行われている英語教室に通っていました。

ハロウィンの夜、子供たちは思い思いにお化けや魔女に扮装して、
皆で一緒にマンション内の受講生の家を周り、お菓子をもらうという企画がありました。

ハロウィンに着る衣装が必要だから、と子供にせがまれました。
確かに近年では、おもちゃ屋さんや文具店などでも、
この時期ハロウィングッズが所狭しと並べられるようになっています。

しかし、他人と同じものを買い与えても面白くない、どうせなら手造りでと考え、
近所の文房具屋で黒い厚紙を購入して作りました。

ひさしの部分はシャンプーハットのように丸く切って中を抜き、そこに薄めの黒紙を円錐形
にしてはめ込んだだけの簡単な作りです。

しかし構造が簡単であり、しかも円錐形であることから、意外と頑丈です。
放り投げてもなかなか壊れません。

後は子供たちと一緒に、折り紙をカボチャやお化けの形に切り抜いて、
ペタペタはりつけていきました。子供たちも嬉々としてやってくれました。

設計ミスで、ちょっときつめの帽子になりましたが、あご紐をつけて解決。

子供たちは自分たちも一緒に作ったとあって大喜び。


ハロウィンの夜、子供たちは帽子をかぶって、黒いごみ袋で作った服を着て、
ホウキを片手に、他の子供たちと一緒に、マンションの友人宅を回って
お菓子をたくさんもらってきました。


今年ももうすぐハロウィンですが、この帽子、今年も使えそうです。

先日は、深セン日本商工会主催の親子スポーツ大会とバーベキュー大会に参加してきました。

昨年は日中関係の険悪化から、開催されたのはスポーツ大会のみでしたが、

今年はバーベキュー大会まで、しっかりと実施されました。

今回参加したのは、深セン日本人学校の児童生徒とその父兄、

或いは深セン日本商工会会員とその家族で、

400人近い参加者がありました。大盛況です。



朝、娘も通う深セン日本人学校に集合、開会式に引き続きまずはスポーツ大会です。

といっても、普段運動する機会に乏しい親御さんたちですので、激しい運動とはいきません。

競技は大玉ころがしと障害物競走のみ。


子供とペアになり、一緒に玉を転がしたり、網をくぐったり。親子で楽しみました。

11時半ごろには終了、その後商工会の手配したバスに分乗して西麗の動物園そばの

バーベキュー場に向かいます。


バーベキュー場では、先に到着していた主催者側関係者の方々が、

10人一グループのかまどに、木炭を準備しておいてくれました。

さらにビール，ジュース，ウーロン茶などがふんだんに用意されておりました。

グループ毎で席に着くと、支給された肉やソーセージやエビや野菜などを、

木炭の火で焼いて食べました。

普段野外で火を起こして調理をする光景を見たことのない子供たちは

みな興味深そうに眺めていました。

それにしても、深センにこれだけの日本人がいたのかと思うほど、

たくさんの方が集まりました。

　


日本で働いていたころは、僕もこういった催しを企画・実行する側でしたが、

みなさん週末には自分たちの趣味やイベントがあり、

なかなか参加者を募ることが難しかった覚えがあります。


その点深センでは、日本人が参加できる活動やイベントも限られているからでしょう、

こういった催しは、日本にいるときよりも人が集まりやすいような気がします。

主催者側としても、やりがいのあることでしょう。


とはいえ、日本とは事情の違う中国で、計画通りに実施させるには、

色々ご苦労も多いことと思います。


幹事の方々、その他ご協力いただいた皆様には感謝申し上げます。

また同じようなイベントがあれば、家族ともども参加させて頂きたいと思っております。

またまたコーヒーの話題です。
豊かな生活の代名詞となったコーヒー専門店。

実際に店の中に入ってみると、どこでもプ―ンと香ばしいコーヒーの香りが漂ってきます。
レジでコーヒーを注文すると、カウンターの内側にいる若い従業員が、
手なれた手つきでコーヒーを煎れてくれます。

コーヒー豆の粉を機械にセットし、ボタンを押すと、圧力がかかって、濃厚なコーヒーが
ちょろちょろと音を立ててカップに注がれます。

その後プシューッと大きな音を立てて機械の圧を開放する傍らで、
従業員が目いっぱいの牛乳をカップに注ぎこみ、カフェラッテの出来上がり。

お値段は一番大きいサイズで、34元（約544元）。
路地裏で家族四人分の朝食を買っても20元程度ですから、
このコーヒー一杯の値段はそう安いとはいえません。

しかもカップの中の半分以上が牛乳であることを考えれば、
これは相当いい商売といえそうです。

ただ、いまどきの深センで、コーヒーを飲みに来る人々というは、
豊かな生活を体現できている、それなりに生活レベルの高い人々です。
野菜市場で値段交渉をするように、コーヒーの値段を云々しているお客などは、
みたことがありません。

先日、中国の中央テレビが、
スターバックスが中国国内で販売しているコーヒーの値段は、
アメリカで販売している値段より高い、といって文句をつけたそうですね。

生活必需品ならいざ知らず、値段が高くて気に入らないなら飲まなければいいのですから、
この文句のつけ方はお門違いのような気がします。

ちなみに僕がシンガポールのスターバックスで飲んだカフェラッテの値段は、
人民元に換算すると、ちょうど深センのカフェラッテの値段と同じでした。



‥コーヒーをカウンターで受け取った後、空いている座席に座り込んで、コーヒーを楽しみます。

最近の店では、大抵どこでもWi-Fiが使え、無料でインターネットへの接続が可能です。
ですので、特に週末などは、ノートパソコンやiPadなどを手にした若者たちで賑わいます。

‥そう、文字通り賑わってしまうんですね。

こちらがコーヒーを飲みながら静かなひと時を過ごしたいと思っても、
大声でおしゃべりをしているお客が多く、騒々しい。

こんな時は、いっそテイクアウトにして、
外のベンチなどに腰掛けてのんびり時間を過ごすのもいいものです。

前回に引き続き、深センのコーヒー事情を紹介しています。
ここ10年ほどで、雨の後のタケノコのように、出店が相次ぐコーヒー専門店、

チェーン店でいえば、深センではスターバックスが圧倒的なシェアを握っている他、
パシィフィックコーヒーやコスタコーヒーなどもみられます。

その他、必ずスターバックスがある地域に出店して安いコーヒーを提供するという、
ユニークな経営方針の台湾系コーヒー＆ケーキショップ85°や、

他に出遅れたものの既存の店舗を改装して、瞬く間に地盤を固めたマクドナルドの
マックカフェなどがあります。

また、個人経営のコーヒー専門店も増えてきています。
きっとビジネスで儲けた若者が、趣味で経営しているのでしょう。
こういった個人経営店では、オーナーの趣味の調度品を飾ったり、音楽を流したり、
コーヒー講習会を開いたりしています。

‥そんな感じで、深セン市内はいまや大小様々なコーヒー専門店が乱立して、
コーヒーブームといっても過言ではないでしょう。

それもこれも、急激に豊かになっていく深セン市民の生活の、
一断面をあらわしているような気がします。