や。。。やべえ。。こいつ。。。気配を感じるタイプの霊感持ちなやつか。。もしかして。。。
なんとなく、知った顔のオーガストさんが、わざわざ神楽町市の麗しが浜勤務でお客の全盲らしいペルシャ猫の若い男を案内しているのを見て、幽霊の吾朗太は、霊感持ちのオーガストさんに気づかれないように、気配を消してそっと二人のそばに近づいてあまりひと気のない砂浜に降り立った。。。若い全盲の猫はかなりいい暮らしをしているのだろう。ひと目で相当なスーツや靴を履いている。。。すげ〜な。。。幽霊の吾朗太さんは亡くなっているし汚れないので毎日同じ服を着ていますが。。。昔から有名な高めのとあるブランド服で。。生前はかなり、おしゃれで着る物に金をかけていたというか。。まぁ、聞いたところ、ホストみたいなことをやったり闇家業や女性に貢がせたりで。。。お金には不自由していない暮らしをしていただろう。着る物にもなかなか目ざとく全盲の猫がなかなかいい生活をしているのがすぐわかった、というか、着る物だけでなく。。全体的になんだか品があるのだ。これは、育ちがいい。。。金があるにしろ、自分のようにヤクザの家で育ったりヤンチャしたり女を泣かせて金儲けをしてきたのではない、まぁ、わざわざプルメリア島のプレゼンスタクシーのオーガストさんに出張手当を払ってハイヤーを呼び出してるんだから。。金はあるんだろうけどさ。。
ヤクザはヤクザ、育ちがいい暮らしをしている奴は奴で、ある程度人間や生物は生活がオーラというか暮らしや内面が外見に現れながら歳を重ねていく。。。この、全盲の猫は俺に気づいたのか。。
吾朗太さんは。。
気配を消して身を潜め。。でも。。
オーガストさんは、意外な顔をして、「あ。。。あの、オメガさん。。。幽霊。。。ですか。。幽霊は。。私は実は時々みえるんです、でも、生きている人にみえますが、だいたいは。時々透けてみえるんです。。が、生きているように見えても、そのうち周りの他の人の反応から、あ、この人もしかしてもう亡くなっているんだという事に気づきます。」と答えました。あまりすすんで幽霊がみえるみたいな話をお客にはしないようにしているのでしょう。お客さんの方から怪談話がないかとか、お客さんが怪談話をする人でネタが欲しい場合話す事があるようでした。でも、吾朗太さんの話は。。。吾朗太さんの兄の三太夫さんにはしましたが。。。プルメリア島で一般車の運転手が足りずに休日出勤の時に朝方仕事帰りの若いホストの男の子たち、駿栄や饗を乗せた時になんとなく。。。若い同業者の幽霊を見たみたいな話しはしたけど。
吾朗太さんについては、なんだかワケアリなようでそれ以外には口にしていない。オメガ、と呼ばれたその全盲のペルシャ猫は。。。「そうなんですね。。なんか、チラッと。。僕も、僕の場合は、、、亡くなった人がいる気配みたいなのを感じる時があるんですが。。。さっき、そういう人がこの辺をさまよっているような気配をチラッと感じたような気がしたので。。でも、なんか、勘違いだったようですね。。ああ、でも、もしいたとしても、悪いものではないですね。。。悪いものだと気分悪くなりますからね。。」オーガストさんが、「そうなんですか、、私も幽霊は視えたりするのは、お客さんを怖がらせるので、自分からは言わないようにしてます。。。ああ、私も時々本拠地で会う若い男性の幽霊がいるのでは、と思いましたが勘違いのようです。礼儀正しいし、明るくてとてもいい人ですよ。。。全然、悪い霊じゃないですね。。。」と言うので。。。吾朗太さんは、オヤ
いい人。。。って。。。
俺、じゃないか。。。ま、オーガストさんは霊が視えるって事は俺以外にもなじみの霊ぐらいいるだろう。
変な話しをすみません、どうも、霊がいたかもと勘違いしましたと、オメガは謝った。
続いて。。
オメガは、潮風に吹かれて。。。「今はもう見えないんですが。。。懐かしい気持ちになりますねー。私が戸隠の家に貰われてきて。。初めて養父母に連れて来て貰ったのがこの麗しが浜であまりにも美しい海でびっくりしたんです。。。それはもう、感激でしたね幼稚園児ぐらいでしたから。。。10数年前は。。まだ目が見えてましたけどでも、今の幸せと引き換えに視力を失ったのであればそれだけでもありがたいですね。」「透明で。。限りなく美しいですよ。。そうですか、思い出の場所だったんですね。。。」オーガストさんが言う。。
オメガという若者は、オーガストさんに、いろいろ自身の身の上話をしていた。
聞くともなしに、近くにいた吾朗太さんの耳にも入ってくる。
今の幸せと引き換えになんのことか、吾朗太さんが耳をすませば、オメガというこの若者は、幼い頃に児童施設で育ったらしい。それで。。。その施設から、しばらくして子どものいない日本猫の養父母に引き取られたらしく。養父母はいい人達で裕福な暮らしをしているが。。。中学生ぐらいで視力を失ったらしい。オーガストさんの方は、お客様商売だし、色々突っ込んでは聞かないけれど。
どうも、オメガという若者は、幼い頃に実の親からの虐待が原因で、致命傷を負いのちのち成長してから視力を失ったようだ。生前は、女性には暴力を振るったりしていた吾朗太さんも子どもに対する暴力や虐待はどうも聞くに耐えないオメガという若者は、目は見えなくなったが今そんな親から離れて、裕福な養父母の元で育ち盲目ながらも大学生で起業しているらしく。。今が盲目になってしまったのは、昔のことを思えば随分ありがたいだの、感謝してるだのと言っていた。神楽町市の、メトロポリタンTV関係で学生起業家のインタビューや取材でわざわざ神楽町市にやってきたらしい。少し時間があるので、思い出の浜辺に立ち寄ったようだ。学校が少し落ち着いたので、旅行も兼ねて旅行中はオーガストさんがオメガの観光の付き添いをするらしい。
なるほどね。。目が見えない今がありがたい、か。よほど。。。とんでもない環境にいたんだろう。それもそうだ。。さっき昔の実の親の虐待の古傷で、のちのち失明したみたいなことを言ってたっけ。。
ハァー。。俺なんかもヤクザの家に生まれたみたいだけどまぁ、俺はガキの頃は。。ヤクザのオヤジに甘やかされてチヤホヤと。。そりゃ、ヤクザなんかの家に生まれたかねーけどよーでも、俺みたいな性根がヤクザな奴はカタギな家に生まれたら親が首でも吊ってたかもしれんしな。もう、でもそんな心配なんか。。必要ねーか。。チエッ。じんわりと切なさが身に染みる。。。
「ところで。。。僕は今も、、。ずっと気になっている人がいるんです。あれは。。。僕が、施設に入った時だったので。。。あまりにも幼くて。。うっすらと、記憶の中で。。。」オメガが言う。。。その時。。。スーッと、海岸線をまた一台の車が通りすぎ。。
さっきからもちろん、何台も車は通り過ぎてて行くけれど。。。うわっいったい。。。幾らするんだろうか、見るからにクラクラめまいがするほどの高級車が通り過ぎて行くかと思えば、オーガストさんの停車してあるハイヤーの近くにその超高級
車が停まった。あ、あれは幻のプレゼンスでは。。。そんな高級車が停まると、中から、ミント色の若い。。あ、あれは多分、どうも。。普通の奴じゃねーぞ。。。福の神って奴だと吾朗太さんは気がつきました。どおりで。。あんな目の眩むような車を乗り回しているわけ。。と、思った瞬間。。げっ、
なんだか、その福の神は、こっちにやって来るが。。ま、まさか、気づかれてる。。吾朗太さんは、気配を消してなんとか、オーガストさんやオメガ青年に気づかれないようではあるものの。。。
「オメガさん、大蔵会長です、プレゼンスの。。」と、オーガストさんは、そっとオメガさんに説明すると、「会長、お久しぶりでございます、」と、うやうやしくオーガストさんが頭を下げる「よ、お久しぶりオーガストさん。。。あっ、この度はプレゼンスタクシーをご利用いただきましてありがとうございます。わたくしはプレゼンスグループの会長の大蔵と申します。遠いところをようこそおいでまして。。。」大蔵は、頭を下げながらも。。。チラッとこっちを見るオメガ青年は恐縮して、「この度は、わざわざわがままをきいていただきまして本当に申し訳ございません、オメガです。お忙しい中をよい運転手さんをご紹介いただきまして。。。」
福の神の
大蔵はヤンチャそうに見えるが、かなり気さくな人柄のようだ。オメガの身の上話しやらをいろいろ聞いたりして、妹のTV局の取材をどうのと話している。。。妹は、確かベルモのブーと仲のいい美と魅力の福の神というちょっと生意気そうなガキで美容関係やら、TVマスコミやら。。。派手目な稼業をやっているらしい。しかしながら、大蔵は、チラッチラッとオーガストさんやオメガ青年にはわからないように。。こっちを見てくる。。
全然
睨むわけではないが。。。えなんだと言った感じに目がものを言う。。。
ば、バレてる。。この大蔵って福の神は、絶対俺の姿が見え見え。。。それはそうだ、お客の前であんたの隣に幽霊がいるなんて言えるわけない
大蔵には視えている。。別に悪い事をしてはないけど、盗み聞きっちゃ、そうだよなぁ。
なんとなく気まずくなって、吾朗太さんはプルメリア島へ帰ろうと思いました。なんだか。。。
ハタチ前後だろうに、この先全盲で生きていかなければならないオメガ。。幼い頃の実の親の虐待が致命傷になったオメガ。。。地獄から救われたと思えばまた波がさらうように。。。寄せては返す波の音に。。。
そして。。現世の幸せだの不幸だのもうそんな事すら無いあの世の身の上の自分。人にはいろいろ他人にはわからない苦しみがあるんだろうけど、
その生きているが故に何度も訪れる発生する悩み苦しみ。。。俺も生きてたら、悩んでたんだろうか、
最近はよくもしも自分が生きていたらと考えるが、既に後の祭り。もしも、ではなくて、考えるだけ惨めだし、ヤクザな事ばっかりやって多分40なんて生きていられないだろうとすぐ打ち消す事にした。
同じ頃
神楽町市小学校保健室。。。。
はっ目を覚ましたヴィーナス。。。こ、ここは。。。怖いもの知らずだけどー、さすがに。。霊感が強いというクラスの友人達3人が誰一人として全然見えないという頭に天使のやつ。。輪が乗った。。。
あれは、死んだ人の印。。その天使みたいなのが二人わたしだけに視えてあ、あたしを。。あたしを天国に連れて行く、迎えにきたんだわ
ここは、そう、学校の保健室、だけど保健の先生すらいないし。。。えっ。。さっきのは。。。あの、天使たちは、悪い夢だったの
あっ
幻か、白昼夢だったのかあの二人の天使はもういない。。。
保健の先生がいないか探そうとベッドを降りようとしたその時。。。あたりがキラキラまぶしくて。。。
目も開けていられないぐらいの燦然とした閃光がほとばしりいま、ヴィーナス1人っきりでいる保健室を包んだかと思えば。。
えっ。。。こ、この人。。この人っていうか、この人。。
ベルモんちの。。。
も、木蓮寺のご本尊様
ほ、仏様
いつも、木蓮寺の境内で鎮座しているはず。。。
わざわざこんなところに、なんで
あ、あたし、やっぱり。。死ぬんだろうか
2022年10月29日
2022年10月17日
マリッジセレブレーション。335海辺の幻想は限りなくなお美しく。。
わ。。。
突然現れた二人の天使。。。「て。。。天使がてん。。」アタフタと目の前に二人の天使が現れて慌てふためるヴィーナス。。でも。。。クラスメイトには
どうもこの天使が見えていないようでヴィーナスは、霊感があるというドラゴンのモンと、ペキニーズのオスプレイと、紫プードルの女の子シイモの方に助けを求めるが、「ね、いま、ここにモン、見えるでしょ、」ところが、霊感が強く幽霊が見えるという低学年クラスの三人が三人とも。。。「何を言ってるんだよ、天使がいないよ。天使なら。。。ヤクザ。。じゃない、セブン先生はティチャーズで天使とアヒルが祖先だろ。」モンには見えないらしいあ、アレっ。。。オスプレイも、「昨日ジュースとお酒を間違えて飲んだんだって。。じゃ、まだお酒残ってるんじゃない天使なんて、見えないよね、モンもシイモも。。。」唯一三人の中で女の子のシイモ。。紫芋って漢字で書くんですが。。。神楽町市の西部のウエストヒルズの紫芋農園の娘さんなんだけど。。。「あたし、保険係だから保健室ついてってあげるわ。先生もヴィーナスがお酒にやられたって知ってるし、ね、キチンと休んだ方がいいわ。。」と言う。。。シイモはおせっかいなので、ヴィーナスの腕を一本掴んで保健室に強引に引きずっていこうとする。。。
あっ。。。ニコッと、二人の天使はヴィーナスの上空で微笑む
セブン先生に、酒を飲んだ事をバラされたでも、今はもうそんな事どーだっていいそんな事より、、こいつら天使は。。
自分。。以外は見えていないんだ。て、天使がみえる。。天使がみえる。でも、霊感のあるモン、オスプレイ、シイモには見えない。。って。。ことは。。まさか
まさか。。この二人の天使は。。頭に天使の輪が輝いている。。あれは。。確か、ドラマや漫画や映画で。。。死んだ人がつけてる印だって事は。。。アタシだけにこの二人が見えるって。。。
まさか、まさかアタシは死んじゃうの、お迎えが。。。お迎えが。。。来た、。ヴィーナスの意識は遠のいていきました。
あれ。。。どうしたんだろ。。。ヴィーなすが小学校へ行くというので。。吾朗太さんは、もうちょっと話しを聞いてもらいたいと思いつつも、ヴィーなすにはヴィーナスの予定があるから。。。なんにもなくブラブラしてる俺は情け無いしそんなふうに思いながらもヴィーナスとは別れて。。そのまま。。ヴィーナス達の住む近所神楽町市の麗しが浜の港町をブラブラしていた。。。
ヴィーナスが幽霊の自分を見て宇宙人の癖にびっくりしていたのはアホか宇宙人の癖にとバカバカしいと思ったんだけど。。幽霊を見てびっくりするヴィーナスを見て。。あれっという不思議な感覚に陥る。。あれはいったいなんだったのだろうか。。
いつか、どこかでそんな事があったのか。。なぜかそんな気がしてならない。確かに自分自身が亡くなっていて幽霊として見える人にはみえるという存在だから、、幽霊はいるのだと言わざるを得ないんだけど。でも。。生きていた頃に。なんだか俺ってそういうのアホらしくて全く信じないように思えるんだけど。
なにか、生きている時のことを思い出して、どうして自分は死んだのかという事を全て思い出したら、俺を天国につれて行くよというハリネズミのコウという天使も時々現れたりして。。アイツはなんなんだ。どう考えても、天国があるというなら俺は天国に行く理由なんて全くないだろベルモのブーコに。。。生前の俺の話しを聞く限り俺はヤクザのガキでガキの頃からとんでもない奴で。。。少年院に遊び感覚で出入りしたり。、。女が勝手に世話したり貢いだり寄ってくるのをいい事に、女を騙したり殴ったり売り飛ばしたり暴力を振るったり反社会組織にいて闇金や人身売買やらヤバい薬を売買したり。。。まぁ、そんな事だろうなぁとは俺は思い出せないんだけどなんとなくそうなんだろぐらいには感じる。人殺しみたいな事もしていたかもしれない。そこまでしないにしろ。。金を返せん奴の臓器を売り飛ばすとか。。。まぁ、そういうのって1つ無くなっても生きていられる臓器なんだから。。命をとるわけじゃねーし、ある程度の返済になるんだから相当優しいとしか考えられない俺はおかしいんだろうか。闇金も、まともな金を貸して貰えない奴が闇金とわかっていて借りるんだから。全く悪いとは思えないし。まともに生きてきてないからアホだから闇金に手を出すんだ。。闇金が悪いんじゃない、悪いのは悪徳だとハッキリ言っている闇金で金を借りるバカだし、そんな世に捨てられたようなバカに相手をしてやり、お灸を据えてやってるんだとしか考えられない。それって変なんだろうか?
賑やかな麗しが浜の南新町の港町の活気が身に染みる。。さっきのヴィーナス達の住む海辺の白い家がまぶしい。下町の気さくな空気感のなかでの。。雰囲気は全然違う際立つ高級ホテルの様ないでたちの海辺の白い家。。。屋上にはプールがあったり、
ガラス張りの部屋があったり。あの、有名なヴィーナスの家ではなく、ヴィーナスが居候しているらしい。スゲー家だけど。。ヴィーナスにはあの家ぐらい持つのは難しくないだろう。
金ある癖に
居候なんてな。。不思議に思ってヴィーナスには聞いたが、ヴィーナスは孤独が嫌いなのと誰か頭が上がらない人を置かないとアタシは調子に乗って感謝すらしなくなる。家を買うお金なんか幾らでもあるけど。それに誰かと一緒にいれば、金さえあればとか、金に物を言わすとか、無茶苦茶しないじゃない。アタシ、実家が水商売だからさ。世間10年を、水商売で三年か、もっと短期間で世間の海千山千世間ずれみたいなとこあるし。。。奢れる人は久しからずって言うの。お客やホステスも。。。羽振りが良かったのに、金に物を言わせたり調子付いて見事に転けた人結構見てきたからね。アタシも明日は我が身だと思うのよね。まぁ、客商売の飲み屋のボンだからさ。人を立てるとか、人に気遣いするとか徹底して実家で仕込まれるわけよ。そうじゃないと、そりゃ、お客さんからは小さいし、めちゃくちゃ可愛がられたけど。調子付いてあまりにお客さん立てずに自分が、自分が、だと営業妨害で店に出してもらえないしね。小さい頃から。。赤ちゃんの時から店を手伝ってたけど。店を出禁にされたらお小遣いやチップもジャンジャン入ってこないし、店出禁にされたら色んな人に会う面白みもなんもないじゃない。友達はいるけど。。それはそれ、だし。金も面白みも捨てるなんて冗談じゃないし
ヴィーナスは高額納税者としてもうすでに神楽町市を福の神と一緒に支える側で本来なら別に小学校へ通わなくても良いのだけど、福の神もヴィーナスも小学校へ通うなら、ノブレスオブリージュを徹底して権力を振り回したり金に物を言わせるゲスな態度を取れば小学校はクビになるのだ。あくまでも、小学校へ通わなければならない子どもが主役だし。それを、通わなくても大丈夫な福の神達やヴィーナスは、好きで通わせていただいているという立場であり確かに、一般生徒ではなく、児童会役員や学級委員もやっているけど。。。小学校に寄付や差し入れする事あるけどかと言って、それでヴィーナス様々俺様みたいな対応や態度を取ればもう、学校出禁の営業妨害みたいな事になるのだ。。。もちろんそれでいいと思うコミニケーション星人みたいな協調性の高い金星人のヴィーナスにとって周りから人が居なくなって孤独に陥る事がなにより恐ろしい福の神の認める神楽町市の就労児童の高額納税者とは、ああいう人になりたい、ああいう人生を送りたいと、子どもが将来的に自身の才能を磨いて自分も周りも社会も神様も豊かにする為の目指すべき一つの指針であり。。。子ども達は生きていく上で、どんどん、ポジティブな成長と研磨鍛錬を重ねた自分らしい才能でどんどん稼いで欲しい。。。それは、悪質な方法で人を騙したり陥れたり奪ったりして稼ぐ人にならない、または子供が将来やりがいや生き甲斐を無くして希望を無くして命を絶ったり引きこもらない為にも。。。
という事なのだ、と言っていたヴィーナスの言葉がなんか痛い。。。才能じゃねーかもしれねーけどさ。
世の中にはヤクザみたいにしてしか生きていけねーやつはいるんだキレイ事をいいやがれ吾朗太さんはヴィーナスにムッとしたような。。だけど変な儲け話やらに甘いやつをラクして金が儲かりますって話にマンマと下心マンマンで飛びつく舐めたアホを騙して苦しめて反省させるのは。。。悪い事じゃねーだろうに。
吾朗太さんは、ブラブラしながらも、世間のニュースやらネットの話題も当然ながら目にするのだが。。。
そりゃ、爺婆がよ。孫の可愛さあまって振り込むつっーのは。あれだけヤバいですよと言ってるのにボケてるのかバカやろうと思いながらも少しは可哀想だと思うけどよー
働き盛りや若いイキった頭のユルイ奴らがあまりにも美味しい話しにヤスヤスと下心マンマンで飛びつくのは馬鹿でしかない。そして。。またそういうが騙す俺らみたいな奴らから騙されない様にという組織やら講演会うんぬんやらネタやら湧いてきて、またそれはそれらでそれこそ仕事ができ金儲けができ。。。
俺らサイドだってバカに荒療治をしたり世間知らずを叩いたり、そういうバカを救おうとする奴らの新しい救世主的な仕事を作ったりで。悪い一方じゃねーんだけどさ。
あーあー
港町。。。街行く人たちはキラキラしていた。 道行けば老人も、子どもも。。若い主婦達も。。
今日という日は戻ってこない、だが、この尊い日常が、この人々はあたりまえの過ぎゆくまた明日も自然にやってくるという。。。あたりまえの一日なんだろう。。いつ、もう今日が永遠の終わりの日かもしれないというのに。。
自分の生命うんぬんだけではなく。。
明日、大切な人がいなくなるかもしれないし、生活が一変して急転直下転落するかもしれないのに。。。
かなり年老いた老人達ですら、のんびりとイキイキ生命短しまるでそんな不幸など、一切他人事のように。。
あたりまえがまたあたりまえに平穏無事に過ぎていく。。明日自分がいなくなるなんて思いもしない日々で。。。案外。。
幸せというのはそんなもんかもしれない。。
俺がいま、生きていたらやり直していたんだろうか。裏から表へ。。。
ああ、でも、欲の塊を騙して何が悪かろうよ。そんな奴なら騙す価値があるなんて。。。思える自分は、やはり。。とりとめなく
あれこれ考えると年寄りまでリアルな充実感や今を生きている空気感に
港町の商店街の活気が嫌になった。
もう、プルメリア島へ帰るか。適当にふらふらしてもな。。
「あっ。。。」そう思った時。。。あの人。。。
目の前の海岸線をスーッと黒い高級なハイヤーが滑る様に通り過ぎていく。
ハイヤーは、麗しが浜のあまりひと気の少ない浜辺の前に停まった。
やっぱり。。あ、
あれは。。あれはオーガストさんだ。オーガストさんは、後ろのドアを開けると、若い猫の。。。あれはフワッとした毛並みのペルシャかなんかって猫か。。。若いペルシャ猫の男性の手を引いて海岸線から浜辺の階段を降りていく。。
ああ、そうかあの男性はかなり若そうだが。。。サングラスに白い杖で目が悪いのだろう。。。で、なんか、観光かなんかで。。案内でもしてるんか。。まぁ、あの人なら会社も信頼できるだろう。。
それしても。。あの人、そうかプレゼンスタクシーって言っていて神楽町市が本社だから、わざわざ指名をかけられたんか。吾朗太の姿が見える霊感が強い数少ない人の一人で
吾朗太が日中プルメリア島をブラブラしている時に会って話すこともあるけど、なんせあの人は指名でいっぱいで忙しいし、なんか、邪魔するのもなと見かけるとチラッと挨拶する。ほとんど忙しい人だし、コッチも頭を下げるが、
ほとんどの人が、吾朗太さんの事を。。幽霊が見えないので。ハイヤーのお客さんやら、吾朗太さんを見かけたオーガストさんが会釈をしたら何にもない空に頭を下げているみたいに見えて変だから別に気にしなくてもいい、と吾朗太さんはオーガストさんに言ってあります。
なんか、それでお客からあの人頭ヤバいみたいなクレームが入っても
まぁ、ちょっと暇だし、そうだ、気合いを込めてなんとか。気配を消そう。。。長い時間は無理だけど少しなら。。
以前、ベルモのブーコがプルメリア警察官に行く時に、気配を消して跡をつけた事があったし。まぁ、ベルモのオカンという若い美人のやっているアマゾネスサンクチュアリーというラグジュアリーホテルでは、男性禁止で弾かれて中に入れなかったし。警察署で気分悪くなって結局はあの時。。追跡は途中で断念したんだけど。。。
確か、オーガストさんは、ベルモに比べたらそこまで霊感はないはずだし。。。それなら。。
なぜか、吾朗太さんはこの時、ふと、ちょっと様子を見てみよう。と気まぐれにソワソワして。。神経を集中して、気配を消す。。。大丈夫、気づかれない。。吾朗太さんは、気配を消すままに、オーガストさんと若い盲目らしいペルシャ猫の男性にフワッと近づいていく。。
なんか。。。なんだろう。目が見えないだろうに、こんな海辺に来てこの人は楽しいんだろうか。。まぁ、だけど目が見えないにしろ、この人は。。。生きているしこれからがあるんだよなぁ。俺も。。。もしも、生きていたなら。。。でも、それはもう取り返しがつかない現実だし。。。俺みたいなのは、そんな生きてたらいま40過ぎらしいが、それでもヤバい事ばかりしてろくでないだろうし。。。生きていても喜ばれるような奴じゃないだろう。。とても40過ぎまで生きていられないような奴だっただろう。
刹那さが潮風に乗る。。足元お気をつけくださいと、オーガストさんが若者の手を引いて。。「あれっ。。。」キョロキョロ。。オーガストさんがあたりを見まわして。。?
「どうか。。しましたか、」と若者が聞くと、オーガストさんは、「いや、気のせいです、すみません、、、ちょっとした。。勘違いで、あまり気にしないでください。。」すると、若いペルシャ猫は、「近くに誰かいるのですか。。。歓声は遥か遠いんですが。。なんだか、、誰かいるようで。。。」
誰かいるようで。。。まさか、こいつも薄っすらと気配を感じる程度とか、何かしらの霊感でもあるんか。。吾朗太さんは。。オーガストさん達に別に見つかっても知ってる顔を見たからなにしてるのかとやましくはないけれど。。
オーガストさんは、「い、いえ。近くには誰もいないですよ。ちょっと。。遠くに知ってる人を見たような。。」と首をかしげる。。すると。。。お客の若い盲目の猫は
「もしかして、変なことを言うかもしれません。。頭がおかしいって思われるかもしれないけど。。。運転手さん。。霊感でもあったり。。なにか、この世のものじゃないものが。。。見えるんじゃないですか、、」
ギクっ。。。や、やべえかも、こいつ。。盲目だが、、霊とかなんだか、鋭いかも。。。近くにいる吾朗太さんは気配を消したはずが。。。妙に焦りだしました。。。
突然現れた二人の天使。。。「て。。。天使がてん。。」アタフタと目の前に二人の天使が現れて慌てふためるヴィーナス。。でも。。。クラスメイトには
どうもこの天使が見えていないようでヴィーナスは、霊感があるというドラゴンのモンと、ペキニーズのオスプレイと、紫プードルの女の子シイモの方に助けを求めるが、「ね、いま、ここにモン、見えるでしょ、」ところが、霊感が強く幽霊が見えるという低学年クラスの三人が三人とも。。。「何を言ってるんだよ、天使がいないよ。天使なら。。。ヤクザ。。じゃない、セブン先生はティチャーズで天使とアヒルが祖先だろ。」モンには見えないらしいあ、アレっ。。。オスプレイも、「昨日ジュースとお酒を間違えて飲んだんだって。。じゃ、まだお酒残ってるんじゃない天使なんて、見えないよね、モンもシイモも。。。」唯一三人の中で女の子のシイモ。。紫芋って漢字で書くんですが。。。神楽町市の西部のウエストヒルズの紫芋農園の娘さんなんだけど。。。「あたし、保険係だから保健室ついてってあげるわ。先生もヴィーナスがお酒にやられたって知ってるし、ね、キチンと休んだ方がいいわ。。」と言う。。。シイモはおせっかいなので、ヴィーナスの腕を一本掴んで保健室に強引に引きずっていこうとする。。。
あっ。。。ニコッと、二人の天使はヴィーナスの上空で微笑む
セブン先生に、酒を飲んだ事をバラされたでも、今はもうそんな事どーだっていいそんな事より、、こいつら天使は。。
自分。。以外は見えていないんだ。て、天使がみえる。。天使がみえる。でも、霊感のあるモン、オスプレイ、シイモには見えない。。って。。ことは。。まさか
まさか。。この二人の天使は。。頭に天使の輪が輝いている。。あれは。。確か、ドラマや漫画や映画で。。。死んだ人がつけてる印だって事は。。。アタシだけにこの二人が見えるって。。。
まさか、まさかアタシは死んじゃうの、お迎えが。。。お迎えが。。。来た、。ヴィーナスの意識は遠のいていきました。
あれ。。。どうしたんだろ。。。ヴィーなすが小学校へ行くというので。。吾朗太さんは、もうちょっと話しを聞いてもらいたいと思いつつも、ヴィーなすにはヴィーナスの予定があるから。。。なんにもなくブラブラしてる俺は情け無いしそんなふうに思いながらもヴィーナスとは別れて。。そのまま。。ヴィーナス達の住む近所神楽町市の麗しが浜の港町をブラブラしていた。。。
ヴィーナスが幽霊の自分を見て宇宙人の癖にびっくりしていたのはアホか宇宙人の癖にとバカバカしいと思ったんだけど。。幽霊を見てびっくりするヴィーナスを見て。。あれっという不思議な感覚に陥る。。あれはいったいなんだったのだろうか。。
いつか、どこかでそんな事があったのか。。なぜかそんな気がしてならない。確かに自分自身が亡くなっていて幽霊として見える人にはみえるという存在だから、、幽霊はいるのだと言わざるを得ないんだけど。でも。。生きていた頃に。なんだか俺ってそういうのアホらしくて全く信じないように思えるんだけど。
なにか、生きている時のことを思い出して、どうして自分は死んだのかという事を全て思い出したら、俺を天国につれて行くよというハリネズミのコウという天使も時々現れたりして。。アイツはなんなんだ。どう考えても、天国があるというなら俺は天国に行く理由なんて全くないだろベルモのブーコに。。。生前の俺の話しを聞く限り俺はヤクザのガキでガキの頃からとんでもない奴で。。。少年院に遊び感覚で出入りしたり。、。女が勝手に世話したり貢いだり寄ってくるのをいい事に、女を騙したり殴ったり売り飛ばしたり暴力を振るったり反社会組織にいて闇金や人身売買やらヤバい薬を売買したり。。。まぁ、そんな事だろうなぁとは俺は思い出せないんだけどなんとなくそうなんだろぐらいには感じる。人殺しみたいな事もしていたかもしれない。そこまでしないにしろ。。金を返せん奴の臓器を売り飛ばすとか。。。まぁ、そういうのって1つ無くなっても生きていられる臓器なんだから。。命をとるわけじゃねーし、ある程度の返済になるんだから相当優しいとしか考えられない俺はおかしいんだろうか。闇金も、まともな金を貸して貰えない奴が闇金とわかっていて借りるんだから。全く悪いとは思えないし。まともに生きてきてないからアホだから闇金に手を出すんだ。。闇金が悪いんじゃない、悪いのは悪徳だとハッキリ言っている闇金で金を借りるバカだし、そんな世に捨てられたようなバカに相手をしてやり、お灸を据えてやってるんだとしか考えられない。それって変なんだろうか?
賑やかな麗しが浜の南新町の港町の活気が身に染みる。。さっきのヴィーナス達の住む海辺の白い家がまぶしい。下町の気さくな空気感のなかでの。。雰囲気は全然違う際立つ高級ホテルの様ないでたちの海辺の白い家。。。屋上にはプールがあったり、
ガラス張りの部屋があったり。あの、有名なヴィーナスの家ではなく、ヴィーナスが居候しているらしい。スゲー家だけど。。ヴィーナスにはあの家ぐらい持つのは難しくないだろう。
金ある癖に
居候なんてな。。不思議に思ってヴィーナスには聞いたが、ヴィーナスは孤独が嫌いなのと誰か頭が上がらない人を置かないとアタシは調子に乗って感謝すらしなくなる。家を買うお金なんか幾らでもあるけど。それに誰かと一緒にいれば、金さえあればとか、金に物を言わすとか、無茶苦茶しないじゃない。アタシ、実家が水商売だからさ。世間10年を、水商売で三年か、もっと短期間で世間の海千山千世間ずれみたいなとこあるし。。。奢れる人は久しからずって言うの。お客やホステスも。。。羽振りが良かったのに、金に物を言わせたり調子付いて見事に転けた人結構見てきたからね。アタシも明日は我が身だと思うのよね。まぁ、客商売の飲み屋のボンだからさ。人を立てるとか、人に気遣いするとか徹底して実家で仕込まれるわけよ。そうじゃないと、そりゃ、お客さんからは小さいし、めちゃくちゃ可愛がられたけど。調子付いてあまりにお客さん立てずに自分が、自分が、だと営業妨害で店に出してもらえないしね。小さい頃から。。赤ちゃんの時から店を手伝ってたけど。店を出禁にされたらお小遣いやチップもジャンジャン入ってこないし、店出禁にされたら色んな人に会う面白みもなんもないじゃない。友達はいるけど。。それはそれ、だし。金も面白みも捨てるなんて冗談じゃないし
ヴィーナスは高額納税者としてもうすでに神楽町市を福の神と一緒に支える側で本来なら別に小学校へ通わなくても良いのだけど、福の神もヴィーナスも小学校へ通うなら、ノブレスオブリージュを徹底して権力を振り回したり金に物を言わせるゲスな態度を取れば小学校はクビになるのだ。あくまでも、小学校へ通わなければならない子どもが主役だし。それを、通わなくても大丈夫な福の神達やヴィーナスは、好きで通わせていただいているという立場であり確かに、一般生徒ではなく、児童会役員や学級委員もやっているけど。。。小学校に寄付や差し入れする事あるけどかと言って、それでヴィーナス様々俺様みたいな対応や態度を取ればもう、学校出禁の営業妨害みたいな事になるのだ。。。もちろんそれでいいと思うコミニケーション星人みたいな協調性の高い金星人のヴィーナスにとって周りから人が居なくなって孤独に陥る事がなにより恐ろしい福の神の認める神楽町市の就労児童の高額納税者とは、ああいう人になりたい、ああいう人生を送りたいと、子どもが将来的に自身の才能を磨いて自分も周りも社会も神様も豊かにする為の目指すべき一つの指針であり。。。子ども達は生きていく上で、どんどん、ポジティブな成長と研磨鍛錬を重ねた自分らしい才能でどんどん稼いで欲しい。。。それは、悪質な方法で人を騙したり陥れたり奪ったりして稼ぐ人にならない、または子供が将来やりがいや生き甲斐を無くして希望を無くして命を絶ったり引きこもらない為にも。。。
という事なのだ、と言っていたヴィーナスの言葉がなんか痛い。。。才能じゃねーかもしれねーけどさ。
世の中にはヤクザみたいにしてしか生きていけねーやつはいるんだキレイ事をいいやがれ吾朗太さんはヴィーナスにムッとしたような。。だけど変な儲け話やらに甘いやつをラクして金が儲かりますって話にマンマと下心マンマンで飛びつく舐めたアホを騙して苦しめて反省させるのは。。。悪い事じゃねーだろうに。
吾朗太さんは、ブラブラしながらも、世間のニュースやらネットの話題も当然ながら目にするのだが。。。
そりゃ、爺婆がよ。孫の可愛さあまって振り込むつっーのは。あれだけヤバいですよと言ってるのにボケてるのかバカやろうと思いながらも少しは可哀想だと思うけどよー
働き盛りや若いイキった頭のユルイ奴らがあまりにも美味しい話しにヤスヤスと下心マンマンで飛びつくのは馬鹿でしかない。そして。。またそういうが騙す俺らみたいな奴らから騙されない様にという組織やら講演会うんぬんやらネタやら湧いてきて、またそれはそれらでそれこそ仕事ができ金儲けができ。。。
俺らサイドだってバカに荒療治をしたり世間知らずを叩いたり、そういうバカを救おうとする奴らの新しい救世主的な仕事を作ったりで。悪い一方じゃねーんだけどさ。
あーあー
港町。。。街行く人たちはキラキラしていた。 道行けば老人も、子どもも。。若い主婦達も。。
今日という日は戻ってこない、だが、この尊い日常が、この人々はあたりまえの過ぎゆくまた明日も自然にやってくるという。。。あたりまえの一日なんだろう。。いつ、もう今日が永遠の終わりの日かもしれないというのに。。
自分の生命うんぬんだけではなく。。
明日、大切な人がいなくなるかもしれないし、生活が一変して急転直下転落するかもしれないのに。。。
かなり年老いた老人達ですら、のんびりとイキイキ生命短しまるでそんな不幸など、一切他人事のように。。
あたりまえがまたあたりまえに平穏無事に過ぎていく。。明日自分がいなくなるなんて思いもしない日々で。。。案外。。
幸せというのはそんなもんかもしれない。。
俺がいま、生きていたらやり直していたんだろうか。裏から表へ。。。
ああ、でも、欲の塊を騙して何が悪かろうよ。そんな奴なら騙す価値があるなんて。。。思える自分は、やはり。。とりとめなく
あれこれ考えると年寄りまでリアルな充実感や今を生きている空気感に
港町の商店街の活気が嫌になった。
もう、プルメリア島へ帰るか。適当にふらふらしてもな。。
「あっ。。。」そう思った時。。。あの人。。。
目の前の海岸線をスーッと黒い高級なハイヤーが滑る様に通り過ぎていく。
ハイヤーは、麗しが浜のあまりひと気の少ない浜辺の前に停まった。
やっぱり。。あ、
あれは。。あれはオーガストさんだ。オーガストさんは、後ろのドアを開けると、若い猫の。。。あれはフワッとした毛並みのペルシャかなんかって猫か。。。若いペルシャ猫の男性の手を引いて海岸線から浜辺の階段を降りていく。。
ああ、そうかあの男性はかなり若そうだが。。。サングラスに白い杖で目が悪いのだろう。。。で、なんか、観光かなんかで。。案内でもしてるんか。。まぁ、あの人なら会社も信頼できるだろう。。
それしても。。あの人、そうかプレゼンスタクシーって言っていて神楽町市が本社だから、わざわざ指名をかけられたんか。吾朗太の姿が見える霊感が強い数少ない人の一人で
吾朗太が日中プルメリア島をブラブラしている時に会って話すこともあるけど、なんせあの人は指名でいっぱいで忙しいし、なんか、邪魔するのもなと見かけるとチラッと挨拶する。ほとんど忙しい人だし、コッチも頭を下げるが、
ほとんどの人が、吾朗太さんの事を。。幽霊が見えないので。ハイヤーのお客さんやら、吾朗太さんを見かけたオーガストさんが会釈をしたら何にもない空に頭を下げているみたいに見えて変だから別に気にしなくてもいい、と吾朗太さんはオーガストさんに言ってあります。
なんか、それでお客からあの人頭ヤバいみたいなクレームが入っても
まぁ、ちょっと暇だし、そうだ、気合いを込めてなんとか。気配を消そう。。。長い時間は無理だけど少しなら。。
以前、ベルモのブーコがプルメリア警察官に行く時に、気配を消して跡をつけた事があったし。まぁ、ベルモのオカンという若い美人のやっているアマゾネスサンクチュアリーというラグジュアリーホテルでは、男性禁止で弾かれて中に入れなかったし。警察署で気分悪くなって結局はあの時。。追跡は途中で断念したんだけど。。。
確か、オーガストさんは、ベルモに比べたらそこまで霊感はないはずだし。。。それなら。。
なぜか、吾朗太さんはこの時、ふと、ちょっと様子を見てみよう。と気まぐれにソワソワして。。神経を集中して、気配を消す。。。大丈夫、気づかれない。。吾朗太さんは、気配を消すままに、オーガストさんと若い盲目らしいペルシャ猫の男性にフワッと近づいていく。。
なんか。。。なんだろう。目が見えないだろうに、こんな海辺に来てこの人は楽しいんだろうか。。まぁ、だけど目が見えないにしろ、この人は。。。生きているしこれからがあるんだよなぁ。俺も。。。もしも、生きていたなら。。。でも、それはもう取り返しがつかない現実だし。。。俺みたいなのは、そんな生きてたらいま40過ぎらしいが、それでもヤバい事ばかりしてろくでないだろうし。。。生きていても喜ばれるような奴じゃないだろう。。とても40過ぎまで生きていられないような奴だっただろう。
刹那さが潮風に乗る。。足元お気をつけくださいと、オーガストさんが若者の手を引いて。。「あれっ。。。」キョロキョロ。。オーガストさんがあたりを見まわして。。?
「どうか。。しましたか、」と若者が聞くと、オーガストさんは、「いや、気のせいです、すみません、、、ちょっとした。。勘違いで、あまり気にしないでください。。」すると、若いペルシャ猫は、「近くに誰かいるのですか。。。歓声は遥か遠いんですが。。なんだか、、誰かいるようで。。。」
誰かいるようで。。。まさか、こいつも薄っすらと気配を感じる程度とか、何かしらの霊感でもあるんか。。吾朗太さんは。。オーガストさん達に別に見つかっても知ってる顔を見たからなにしてるのかとやましくはないけれど。。
オーガストさんは、「い、いえ。近くには誰もいないですよ。ちょっと。。遠くに知ってる人を見たような。。」と首をかしげる。。すると。。。お客の若い盲目の猫は
「もしかして、変なことを言うかもしれません。。頭がおかしいって思われるかもしれないけど。。。運転手さん。。霊感でもあったり。。なにか、この世のものじゃないものが。。。見えるんじゃないですか、、」
ギクっ。。。や、やべえかも、こいつ。。盲目だが、、霊とかなんだか、鋭いかも。。。近くにいる吾朗太さんは気配を消したはずが。。。妙に焦りだしました。。。
2022年10月07日
マリッジセレブレーション。334日没から夜明けまで。。。
「なんだー酔っ払って休みじゃないんだ」ヴィーナスが
神楽町小学校低学年クラスに入ると、残念ながら朝の放送時間はとっくに終わり。。。ギリギリ2時間目がはじまりそうな1時間目の放課時間で、クラスメイトのミツバチのハニーがからかいながら話しかけてくる「えーち、ちょっと喋ったわねアンタら。。。」ヴィーナスは、シュナ坊やグリの方を睨んだ。シュナ坊もグリもニヤニヤフニャフニャしている。。。
シャベルナバカヤロウメ過失とはいえ。。わざとじゃ無いにしろ酒を引っ掛けた事がヤクザ、いやいや担任にバレたらお酒の冷めたのも。。はっきり言ってそれどころじゃない。本物の幽霊を見たからであり視える人じゃないと思ってたんだけどまぁ、怨霊がとかそういう類のじゃないし。。
ただ、なんだろう残留思念というか。胸が締め付けられ泣きそうになった泣くのは堪えたけども。志半ばで折れたんじゃないかな。。反社会のキンキラキンなニイチャンだったけど。。。
若く見えるけど。。ベルモの話しだとあの吾朗太ってキンキラキンは、二十代後半ぐらいで、札幌の刑務所を出所してからなんらかの理由でプルメリア島で殺害されたようだ。あれは、アタシ同様に、自殺なんか考えた事すらないタイプだろう。事故か殺されたんだろうが、やはりあれは。。。やはりアタシ同様に、個人主義な癖に誰かと一緒にいる事が好きで孤独にフラッと一人旅なんか絶対しないようなタイプでもありそうだ。一人旅なんか信じられない旅行は誰かと一緒に行くものだと思うタイプの。それに。。。
事故の場合には、当たり前だけど一緒にいた誰かが気がつくんじゃない。あまり、普段から一人になって孤独を噛み締めるってタイプじゃないわね。
ヴィーナスも賑やかな環境に生まれ育ち、変に孤独に弱いところがある類は友を呼ぶじゃないけど個性も我も強い癖に周りに人がいないとダメだというタイプはすぐわかるのだヴィーナスも、今朝は恐ろしい二日酔いに酔っ払ってフラフラながらにも這ってでも学校へ行こうとして結局は、幽霊騒ぎでお酒も吹っ飛んじゃっだけどあの人。。。また来るかなぁ。
反社会グループで女を食いものにして恨まれても殺されてもおかしくないんだけどさーでも。。。なんかあの人って気になるわ。。。それに。、。アタシがゆ、幽霊を見た
なんて。。大騒ぎしたらあの吾朗太さんに宇宙人の癖にと笑われたけど。でも、しばらくしてあの吾朗太はハッとした顔をして。。
あれ。。アレ。。なんか、幽霊を見たってどっかで。。懐かしいというか。。なんというか。変な顔をした。。もしかして、あの人。。生前霊媒体質だのそういう人だったのか。。でも。
あまりそういうふうには見えないしね朝から。。日没から夜明けまで。。木蓮寺に寝泊まりして、で日中はだいたいフラッと外に出ているらしい。まぁねー、木蓮寺の参拝客やベルモんちの幼稚園のくっそガキの中にはベルモみたいに、霊感が強い奴がいるだろうし。あの、ウザいピイなが霊感が強いらしくキンキンだキンキンだと喜んで騒いで吾朗太さんが相当参ったらしい。ベルモが言うには、吾朗太さんの入れ墨のドクロを見て、ピイちゃんが、背中の絵にウンコかドングリを付け足すとクレヨンを持ってキラキラお目目でまとわりついてそれから逃げ回っているらしいよりによってあのウザ女ピイなが霊感があるとは。。。キンキラキンキンキンなのと、入れ墨。身体に絵が描いてあるのがおもしろいんだろーけどさ。ご愁傷様だわ幽霊を見つけてまとわりつくってどうなんだよーでもさ、まぁ。元気で将来があり明日があるハツラツとした幼稚園児や、幸せそうな観光客や。。悩み事で死ぬほど悩んで木蓮寺に相談しにくる人にしたって死にたくないから幸せになりたいから命懸けで木蓮寺に相談しに行くのよね。。
死ぬほどつらいかもしれないけど。。
行動しているんだから、生きるのに前向きって事よ。。若いうちに不本意でしょうに、死んでしまったでしょうに。。
そんな人を目の当たりにしたら。。さっきから。。アレやこれやと浮かんでは消えて、の。ヴィーナスの頭の中で怒涛の脳内会議がはじまっています。
それに。。。変な会談話もしてきた。幽霊が怪談話って。。
ウチの実家は女は育たない。。という、怪談話というか。。呪われた家系の話し。そりゃ、オカルト話しって吾朗太さんの顔が思い浮かぶと同時に、ベルモのもしかして、純ちゃんの父親は吾朗太さんでは。。。と先日ベルモと大喧嘩した原因とベルモの顔も思い浮かぶ。。。嫌な予感がする。。。とてつもなく。。嫌な予感が。。。
ちょっと笑〜に相談してみようかな。。今日は児童会役員が集まってランチがある。生徒会長の笑〜が、仕事でいないわけじゃないので今日のお昼なんだろうし。書記のヴィーナスももちろん参加するわけで、でも他の役員もいるし。まぁ、チラッとベルモの事を聞いてみよう。笑〜は結構ベルモと仲良いし。純ちゃんとも仲良いし。。ベルモがおかしい様子をなにか知ってるかもしれない。。幽霊を見たことは。。。黙っておこうかな。。。それにしても。。わざわざアタシを訪ねてきたのよね。2時間目のはじまる
チャイムが鳴るそれをいいきっかけに話しを切り上げて
ヴィーナスは、適当にクラスメイトをあしらいながら自分の席に座る。。と、いっても。どストライクゾーンのアリーナ席。。。先生の目の真ん前ど真ん中で。学級委員だし積極的に授業に参加する方だし別に嫌じゃないんだけど。くじ引きでそうなった。。授業中に周りのクラスメイトにペラペラ話しかけたり先生にツッコんだり居眠りできないしだいたいの人は避けたいアリーナ席だけど。ヴィーナスはちいさいしむしろ、アレコレ先生に話しかけたり世話を焼くのが好きなのでこの席には大満足大歓迎なんだけどくじ引きでヴィーナスが目の真ん前の席だと知るといろいろツッコんだりされるのがウザいのか
担任の先生。。セブン先生がギクっとしたのよね。ヴィーナスが、空間から自分の教科書を取り出すヴィーナスは、空間にある金庫に私物をある程度保存して取り出す事ができるのだ。財布代わりにお金もだし。冷凍用空間もあり、それは冷蔵庫や冷凍庫の空間で、暑い日に入れておいた冷たいものをサッと取り出す事ができる。
お金も財布代わりに落とさないし、だいたいの預金は空間に寝かせても増えないのでタンス預金みたいに空間には数百万円程度すぐに出し入れできるにとどめてある。
まぁ。。。超低金利とはいえ、ゼロってわけじゃないからだいたいの預金は銀行に入金してあるけど億単位入っててもなかなか金利は厳しいしね。。。全く振り込みやら手数料はコンピューター任せな癖にどんどん値上げしやがってアホみたいにぼったくるし時間外手当とか。。コンピューターに時間外もへったくれもない癖に。。イチャモンぼったくりヤクザかよ。。。でもまぁ。。銀行なんかは、ヴィーナスが相当人預金があるので顔を見ると蠅のように手を擦り足を擦りヘラヘラしてくるしねめんどくさいから銀行預金しつつも。。やっぱ今後資産運用もきちんと考えないと。。。アレコレと今日はやけに次から次への脳内会議が。。。
今はもう。。余計なこと考えるのやめねー次は。。。空間の貯蔵庫を思念して。。
え〜っと、社会、社会。。。次は社会。。え。。。
なんと。。。空間から取り出されたのは。。次の授業の社会の教科書ではない。。
なんと。。。手品のシルクハットから鳩やウサギが飛び出して。。というわけでなく。
小さなハリネズミの天使の男の子と同じぐらいの年齢のハリネズミの天使の女の子が突然あらわれたのだ。うわーあまりに突然で意外な展開にヴィーナスはその場が教室でみんな次の授業待ちなのも忘れて。。ひっくり返って大声で叫んでしまいました。
神楽町小学校低学年クラスに入ると、残念ながら朝の放送時間はとっくに終わり。。。ギリギリ2時間目がはじまりそうな1時間目の放課時間で、クラスメイトのミツバチのハニーがからかいながら話しかけてくる「えーち、ちょっと喋ったわねアンタら。。。」ヴィーナスは、シュナ坊やグリの方を睨んだ。シュナ坊もグリもニヤニヤフニャフニャしている。。。
シャベルナバカヤロウメ過失とはいえ。。わざとじゃ無いにしろ酒を引っ掛けた事がヤクザ、いやいや担任にバレたらお酒の冷めたのも。。はっきり言ってそれどころじゃない。本物の幽霊を見たからであり視える人じゃないと思ってたんだけどまぁ、怨霊がとかそういう類のじゃないし。。
ただ、なんだろう残留思念というか。胸が締め付けられ泣きそうになった泣くのは堪えたけども。志半ばで折れたんじゃないかな。。反社会のキンキラキンなニイチャンだったけど。。。
若く見えるけど。。ベルモの話しだとあの吾朗太ってキンキラキンは、二十代後半ぐらいで、札幌の刑務所を出所してからなんらかの理由でプルメリア島で殺害されたようだ。あれは、アタシ同様に、自殺なんか考えた事すらないタイプだろう。事故か殺されたんだろうが、やはりあれは。。。やはりアタシ同様に、個人主義な癖に誰かと一緒にいる事が好きで孤独にフラッと一人旅なんか絶対しないようなタイプでもありそうだ。一人旅なんか信じられない旅行は誰かと一緒に行くものだと思うタイプの。それに。。。
事故の場合には、当たり前だけど一緒にいた誰かが気がつくんじゃない。あまり、普段から一人になって孤独を噛み締めるってタイプじゃないわね。
ヴィーナスも賑やかな環境に生まれ育ち、変に孤独に弱いところがある類は友を呼ぶじゃないけど個性も我も強い癖に周りに人がいないとダメだというタイプはすぐわかるのだヴィーナスも、今朝は恐ろしい二日酔いに酔っ払ってフラフラながらにも這ってでも学校へ行こうとして結局は、幽霊騒ぎでお酒も吹っ飛んじゃっだけどあの人。。。また来るかなぁ。
反社会グループで女を食いものにして恨まれても殺されてもおかしくないんだけどさーでも。。。なんかあの人って気になるわ。。。それに。、。アタシがゆ、幽霊を見た
なんて。。大騒ぎしたらあの吾朗太さんに宇宙人の癖にと笑われたけど。でも、しばらくしてあの吾朗太はハッとした顔をして。。
あれ。。アレ。。なんか、幽霊を見たってどっかで。。懐かしいというか。。なんというか。変な顔をした。。もしかして、あの人。。生前霊媒体質だのそういう人だったのか。。でも。
あまりそういうふうには見えないしね朝から。。日没から夜明けまで。。木蓮寺に寝泊まりして、で日中はだいたいフラッと外に出ているらしい。まぁねー、木蓮寺の参拝客やベルモんちの幼稚園のくっそガキの中にはベルモみたいに、霊感が強い奴がいるだろうし。あの、ウザいピイなが霊感が強いらしくキンキンだキンキンだと喜んで騒いで吾朗太さんが相当参ったらしい。ベルモが言うには、吾朗太さんの入れ墨のドクロを見て、ピイちゃんが、背中の絵にウンコかドングリを付け足すとクレヨンを持ってキラキラお目目でまとわりついてそれから逃げ回っているらしいよりによってあのウザ女ピイなが霊感があるとは。。。キンキラキンキンキンなのと、入れ墨。身体に絵が描いてあるのがおもしろいんだろーけどさ。ご愁傷様だわ幽霊を見つけてまとわりつくってどうなんだよーでもさ、まぁ。元気で将来があり明日があるハツラツとした幼稚園児や、幸せそうな観光客や。。悩み事で死ぬほど悩んで木蓮寺に相談しにくる人にしたって死にたくないから幸せになりたいから命懸けで木蓮寺に相談しに行くのよね。。
死ぬほどつらいかもしれないけど。。
行動しているんだから、生きるのに前向きって事よ。。若いうちに不本意でしょうに、死んでしまったでしょうに。。
そんな人を目の当たりにしたら。。さっきから。。アレやこれやと浮かんでは消えて、の。ヴィーナスの頭の中で怒涛の脳内会議がはじまっています。
それに。。。変な会談話もしてきた。幽霊が怪談話って。。
ウチの実家は女は育たない。。という、怪談話というか。。呪われた家系の話し。そりゃ、オカルト話しって吾朗太さんの顔が思い浮かぶと同時に、ベルモのもしかして、純ちゃんの父親は吾朗太さんでは。。。と先日ベルモと大喧嘩した原因とベルモの顔も思い浮かぶ。。。嫌な予感がする。。。とてつもなく。。嫌な予感が。。。
ちょっと笑〜に相談してみようかな。。今日は児童会役員が集まってランチがある。生徒会長の笑〜が、仕事でいないわけじゃないので今日のお昼なんだろうし。書記のヴィーナスももちろん参加するわけで、でも他の役員もいるし。まぁ、チラッとベルモの事を聞いてみよう。笑〜は結構ベルモと仲良いし。純ちゃんとも仲良いし。。ベルモがおかしい様子をなにか知ってるかもしれない。。幽霊を見たことは。。。黙っておこうかな。。。それにしても。。わざわざアタシを訪ねてきたのよね。2時間目のはじまる
チャイムが鳴るそれをいいきっかけに話しを切り上げて
ヴィーナスは、適当にクラスメイトをあしらいながら自分の席に座る。。と、いっても。どストライクゾーンのアリーナ席。。。先生の目の真ん前ど真ん中で。学級委員だし積極的に授業に参加する方だし別に嫌じゃないんだけど。くじ引きでそうなった。。授業中に周りのクラスメイトにペラペラ話しかけたり先生にツッコんだり居眠りできないしだいたいの人は避けたいアリーナ席だけど。ヴィーナスはちいさいしむしろ、アレコレ先生に話しかけたり世話を焼くのが好きなのでこの席には大満足大歓迎なんだけどくじ引きでヴィーナスが目の真ん前の席だと知るといろいろツッコんだりされるのがウザいのか
担任の先生。。セブン先生がギクっとしたのよね。ヴィーナスが、空間から自分の教科書を取り出すヴィーナスは、空間にある金庫に私物をある程度保存して取り出す事ができるのだ。財布代わりにお金もだし。冷凍用空間もあり、それは冷蔵庫や冷凍庫の空間で、暑い日に入れておいた冷たいものをサッと取り出す事ができる。
お金も財布代わりに落とさないし、だいたいの預金は空間に寝かせても増えないのでタンス預金みたいに空間には数百万円程度すぐに出し入れできるにとどめてある。
まぁ。。。超低金利とはいえ、ゼロってわけじゃないからだいたいの預金は銀行に入金してあるけど億単位入っててもなかなか金利は厳しいしね。。。全く振り込みやら手数料はコンピューター任せな癖にどんどん値上げしやがってアホみたいにぼったくるし時間外手当とか。。コンピューターに時間外もへったくれもない癖に。。イチャモンぼったくりヤクザかよ。。。でもまぁ。。銀行なんかは、ヴィーナスが相当人預金があるので顔を見ると蠅のように手を擦り足を擦りヘラヘラしてくるしねめんどくさいから銀行預金しつつも。。やっぱ今後資産運用もきちんと考えないと。。。アレコレと今日はやけに次から次への脳内会議が。。。
今はもう。。余計なこと考えるのやめねー次は。。。空間の貯蔵庫を思念して。。
え〜っと、社会、社会。。。次は社会。。え。。。
なんと。。。空間から取り出されたのは。。次の授業の社会の教科書ではない。。
なんと。。。手品のシルクハットから鳩やウサギが飛び出して。。というわけでなく。
小さなハリネズミの天使の男の子と同じぐらいの年齢のハリネズミの天使の女の子が突然あらわれたのだ。うわーあまりに突然で意外な展開にヴィーナスはその場が教室でみんな次の授業待ちなのも忘れて。。ひっくり返って大声で叫んでしまいました。
2022年09月27日
マリッジセレブレーション。3:33遠い在りし日は憂いと哀しみに暮れて。。。
なんか。。。これは。。夢なんだろうか。。。って感じ。ヴィーナスが、幽霊と遭遇。。ハリネズミの吾朗太さんが現れて話をしているという現実。お酒はもう切れている、酔っ払ってない。というか、あまりのことに酔いもお酒も吹っ飛んで目が覚めた
実際には。。幽霊を視たい視たい〜って、霊媒体質のベルモに時々そう言ってだんだけどまさか。。見える日が来るとは。。
まぁ。。でも、悪霊や怨霊に祟られたり取り憑かれたりとかそういうのじゃなくてよかったんだけどさ。「アタシがちょっと、黄豚にさぐりを入れとくから。」ヴィーナスはベルモの様子が変だと言う幽霊の吾朗太さんの前でベルモにLINEを入れておきました。ベルモがなんか、隠してないのかそれに。。。純ちゃんの事も気になるしそれに。。。ソワソワソワソワ。。もうすぐ収穫時。。。ヴィーナスは、ベルモやベルモんちのチワワ達のサクサクの耳掃除がしたくてしたくて。。もう、ヴィーナスの耳掃除好きは病気でしょう特に奴らは耳の新陳代謝が活発なので、ゴロゴロある、重ね重ねのパイ生地やミルフィーユのような乾燥耳垢の掃除がスッキリ綺麗になるのがたまりません。ベルモ達森沢家の姉妹には危ないから絶対に自分達で耳掃除をするなとキツく禁止令を出しています。小学校の友達の耳掃除もする事がありますが、既に天才美術家として第一線で飛ぶ鳥を落とす勢いのヴィーナスは、大好きな他人の耳掃除をし過ぎると好きすぎて日々耳掃除の飼い殺しになり、日常生活に支障が出てしまうので自分でもかなり自重してるんだけどさああ、それにしても、もうアルコールも抜けてきたし。。
そろそろ学校へ行かないとまだまだ朝だけどさお昼には児童会役員の集まりで児童会役員の生徒がランチしながらの会合がありそれに朝だって朝の放送室の放送委員会に顔を出して、皆さんおはようございます今日も良い日になりますように。と、アナウンスを入れなきゃアタシが仕事でいない時は別の部員が挨拶するんだけどちょうど今日はアナウンス当番なのに
やる事が山積み。そうそう。。。同居しているクラスメイトのシュナ坊の後見人なんだけど担任のセブン先生にシュナ坊の事で呼び出しくらってるし。
シュナ坊はミニチュアシュナウザーの仔犬で、ヴィーナスの一つ歳下の3歳の男の子だけど。。。神楽町市小学校のおんなじ低学年クラスで、最初は福の神笑〜の家で暮らしていたんだよねー仕事で笑〜の家によく出入りしてたし。小学校入る手続きの前からシュナ坊と顔を合わせて仲良くなったんだけど。アタシがアザラシの福ちゃんと一緒に住んでる海辺の白い家にも結構遊びにきたりして。。
で、ご多忙ご多用な福の神さん達の兄妹が仕事で出払って泊まりで全員留守な時にはウチがシュナ坊預かりで泊まりにきたり。そんなこんなで、ミリオンやベルモという三つ子のきょうだいがいてヴィーナスがみつごだったという衝撃的な事実を知り、ミリオンやベルモの家族とともに初顔合わせをした機会に
ベルモが、少し歳下のチワワ二人を妹のミーナとココナだと紹介してきて、姉貴風を吹かせて世話を焼いていたのを見て世話焼きなヴィーなすは、非常に羨ましく思いあっ、それならアタシもと。影響感化されまして、ちょうど手頃な弟分としてシュナ坊を捕獲する作戦に出たのです。チョロチョロねータンねータンとベルモにくっついている二人のチワワ。小蝿の様にウロチョロウザいといえばウザいけどさーアイツらよりは遥かにシュナ坊の方がマシだし?
もともとシュナ坊は、福の神達の家に住んでいましたが、小学校からそのまま親友になったクラスメイトのヴィーナスについて行き、福ちゃんとヴィーナスの家にしょっちゅう入り浸りになっていたし。ヴィーナスの仕事先にもついてきたり。接待なども、あまりテーブルマナーの厳しい場所は嫌がってついてきませんが、お気軽な楽しくやりましょうみたいな場には喜んでついてくるし、アシスタントとして。アホだけど無邪気な可愛い男の子なので取引先も連れて行くと場も盛り上がるしめっちゃ喜ぶのだ。さりげなく、いつも一緒にいて仕事や遊び、家に誘いいつもだいたい一緒にいて当たり前みたいななくてはならない存在にする彼氏彼女を作る方法は、この自然に仲良くなってだんだんと一緒にいて心地よい空気感というか、当たり前みたいになくてはならない存在になるのが一番の必勝方法だと、水商売生まれのヴィーナスは小さな頃から気づいてもちろん、水商売のホステスとお客にはお金が絡むので、だいたいはあまり通用しないしでも、お客さんは、お店が居心地よければ
お店に通って当たり前になってくる。
それはお互い異性として意識できる事をクリアしての問題だけどさー、
友達もなろうと思ってなるわけじゃなく、それと一緒で自然に仲良くなって、あまり気が合わないと自然に離れていくもんだし。自然に仲良く友達になり生涯の大親友になる事だってあるのだ。
赤ちゃんの時に福の神の家に来たシュナ坊は、美の福の神の笑〜が、笑〜のエステのお客様からプレゼントされ、笑〜が後見人でしたが、
シュナ坊は、笑〜はBBAだの、笑〜はキツイだの愚痴愚痴とヴィーナスに言うようになりとはいえ、笑〜は甘えん坊のシュナ坊の躾をしているだけ、ですがああ、笑〜に不満なんだまぁ、礼儀作法とか、笑〜は美の福の神だし、シュナ坊は男の子だからキツイかもしれないね笑〜は女の子には優しいけど、男の子にはちょい厳しいなとそういうとこあるし。それで、笑〜の家は独身の福の神の兄弟が一緒に住んでるし長男の食の福の神の橘がいるので食材にはありあまり溢れるぐらい困らないので、ある日食い尽くしモンスターのチワワの赤ちゃんが、チビの癖に、小さい身体であまりにも異常な食欲が気持ち悪くなり、食の福の神橘の元にバケモノを引き取ってと捨てられて橘がチーコを捨てた家族に怒ってその女の子の赤ちゃんチワワを引き取ったのですが、女の子のチワワなので、結局は、笑〜がほとんど世話をし、笑〜がチイちゃん、チーコ。と名づけて面倒をみるようになりました。福の神の家には、笑〜の姉の恋愛と結婚の福の神のラブがいますが、ラブは正直あまりチワワが好きではなくまぁ、犬というのは好きとは言っても、全体的に犬が好きな人と、かなり犬種の好みが激しい人も出てくるわけで。
笑〜は特に犬種に好き嫌いがないし。シュナ坊を赤ちゃんの頃から面倒みていて子育てもできるし。表面的に長男の橘がチーコの後見人ではあるものの、実際には笑〜がチーコの後見人みたいなもので。そんな捨てられた赤ちゃんチワワのチーコが心配で心配でチーコの兄のララ尾君が、里親の元から逃げ出して勝手に福の神の家にきてしまいました。ララ尾君というのは、今はもう妹のチーコと一緒に福の神の家に住み5歳なので、ヴィーナスやシュナ坊と一緒の神楽町市小学校の低学年クラスです。お料理に興味があり、食の福の神橘のお手伝いや、仕事についていく就労児童でもあります。里親の元ではかなり大事にされていたものの、
妹を心配するあまりに勝手に福の神の家に来てしまいそこでまたララ尾君の里親と、チーコはバケモノでいらないがララ尾を返せと福の神家と一悶着あったのですが結局はララ尾君がどうしてもチーコと一緒にいたいとダダをこねて誘拐ではなくララ尾君が自ら福の神家にいたいというので無理矢理引き離すとそれこそ虐待になるので元里親はシブシブララ尾君を諦めましたさらには。トイプードル大好きな福の神ラブが、女の子のトイプードルの赤ちゃんのコユキを引き取る事になって。福の神家には、犬はシュナ坊だけではなく、ララ尾君や、チーコやコユキが住むようになり。
笑〜がだいたいチーコの面倒見担当
なので、笑〜も少しはシュナ坊から気がそれて、シュナ坊はほとんどヴィーナスと福ちゃんの海辺の白い家から帰らなくなり。
笑〜と話し合い、ヴィーナスの説得もあって
最終的には、シュナ坊の住民票を福の神家から、神楽町市の南の海辺の白い家に移す事になりました。ヴィーナスは子どもながらに第一線で活躍している有名な美術家ですのでシュナ坊の後見人になる事ができます。同居人の福ちゃんももともと大家族出身で気心知れた住居人が増えるのは大歓迎のようだ。もちろん、海辺の白い家は福ちゃんのものなので、シュナ坊代はきちんと親代わりのヴィーナスが入金するし、シュナ坊にも躾で家事手伝いをきっちり仕込まなければ
ヴィーナスは
お金の事なら余裕があるし福ちゃんは、きょうだいがたくさんいるので実家に仕送りしているので光熱費や食費は居候させていただいているヴィーナスが支払っています。とはいえ、かなり就労児童割引もきいてるし。今は、ヴィーナスの金星人の幼なじみのグリも暫く同居しているのですが、ただではいけないから滞在させていただいている間はきちんとお金を滞在先に渡しなさいと親から躾けられているものの、。。お金ならじゅうぶんヴィーナスが唸るほど持ってるしそれより、福ちゃんもヴィーナスも就労児童なので、二人とも綺麗好きではあるけど、仕事に追われると毎日きっちりとは
なかなか家事に手が回らない事も多いので、家の事をやってくれたらそれでいいのでという事になりました。まぁ、そんな感じで責任持ってシュナ坊を預かる事になり仕事のアシスタントとして連れ回したり、。とはいえ、弟子というわけではなし、お世辞にもシュナ坊は特別美術に才能も興味があるわけではなく。簡単なお仕事のお手伝い雑用係で。時にはめんどくさがるものの、おだてれば木にのぼる様な単純な性格だし。だいたいはヴィーナスと一緒にいるのが楽しいのかけっこうお手伝いを楽しんでいます。
ヴィーナスが
同居人で、後見人となったので学校でシュナ坊の保護者面談も個人面談の注意や呼び出しもヴィーナスが先生と話し合いしなければなりません。クラスメイト兼保護者
昨日、シュナ坊が掃除時間中わざとクラスメイトの前で右手の薬指を折り曲げて、キッズフォンを持ちながら電話するふりをして指を詰めた893のマネをしていたのを
たまたま、担任のセブン先生に見つかってシュナ坊はこってり先生に絞られたのだそりゃ怒るセブン先生は地毛が酷い癖毛どころか、もろやばいパンチパーマだし、それもあるし、両親は薬剤師で、小さな頃に遊んでて頬に傷を作った時に別にイジメではないけどヤクザというあだ名で呼ばれていたらしい頭髪のからかいで、それなら髪が薄い方がマシなぐらいというので。。。
だからもういっそスキンヘッドにしたらいいじゃんとヴィーナスは言うんだけどそういうとブスッとした顔で睨んでくるし別にヴィーナスだって髪の毛ないんだからさまぁ、今現在、ヤーさんは893とボカしたりヤクザなんてストレートに表現したらど叱られてあたりまえシュナ坊の躾の仕方など、保護者として担任のセブン先生に呼び出されてるしなぁ。急いでるんだけど。。でも幽霊と会話するって。。未知との遭遇であり夢のまた夢の中のようで。そこまで怖い人でもないし、もーちょい話してでもいいんだけどさでも、アタシも暇じゃ無いのよねーいつ、クライアントさんから電話がくるかもわからないし。。ベルモにさぐりも入れなきゃいけないじゃない。やるべき事が怒涛のように溢れたヴィーナスは、お名残惜しみながらも吾朗太さんに「アタシがさぐりをいれるから。。今じゃなくても。。。のちのちまたあなたが視えるならだけど。。またうちに来て。。ただし、うちは、アタシ以外に住人があと三人いて3人とも幽霊が怖いかあまりそういう話しはしないのよね。世帯主の福ちゃんは、一応お姉さんが一人京都の
有名なカリスマ霊媒師の人がいるんだけど。福ちゃん本人は幽霊だなんだとあまり興味ないみたいだし、そっちは。シュナ坊なんか幽霊が怖いでしょうからね。まぁ。。三人とも多分貴方が視えないでしょうから。。貴方がまた来てくれて、私があなたを視えたり感じた時はその時は、他の人には、仕事だなんだと適当に言っといて抜け出して話しを聞くわ。」
なんだろうな。なんか、可哀想になってきた。この人。。白骨死体を見つけたのはアタシなんだけどースっごく。。死にたくなかった。。生きていればみたいなエネルギーを感じるヴィーナスの胸が痛み思わず熱くなります。
ああ、ボウズ悪かったな、と吾朗太さんは申し訳なさそうに言う。
この人は、なんて哀しみなんだろうか。。。
実際には。。幽霊を視たい視たい〜って、霊媒体質のベルモに時々そう言ってだんだけどまさか。。見える日が来るとは。。
まぁ。。でも、悪霊や怨霊に祟られたり取り憑かれたりとかそういうのじゃなくてよかったんだけどさ。「アタシがちょっと、黄豚にさぐりを入れとくから。」ヴィーナスはベルモの様子が変だと言う幽霊の吾朗太さんの前でベルモにLINEを入れておきました。ベルモがなんか、隠してないのかそれに。。。純ちゃんの事も気になるしそれに。。。ソワソワソワソワ。。もうすぐ収穫時。。。ヴィーナスは、ベルモやベルモんちのチワワ達のサクサクの耳掃除がしたくてしたくて。。もう、ヴィーナスの耳掃除好きは病気でしょう特に奴らは耳の新陳代謝が活発なので、ゴロゴロある、重ね重ねのパイ生地やミルフィーユのような乾燥耳垢の掃除がスッキリ綺麗になるのがたまりません。ベルモ達森沢家の姉妹には危ないから絶対に自分達で耳掃除をするなとキツく禁止令を出しています。小学校の友達の耳掃除もする事がありますが、既に天才美術家として第一線で飛ぶ鳥を落とす勢いのヴィーナスは、大好きな他人の耳掃除をし過ぎると好きすぎて日々耳掃除の飼い殺しになり、日常生活に支障が出てしまうので自分でもかなり自重してるんだけどさああ、それにしても、もうアルコールも抜けてきたし。。
そろそろ学校へ行かないとまだまだ朝だけどさお昼には児童会役員の集まりで児童会役員の生徒がランチしながらの会合がありそれに朝だって朝の放送室の放送委員会に顔を出して、皆さんおはようございます今日も良い日になりますように。と、アナウンスを入れなきゃアタシが仕事でいない時は別の部員が挨拶するんだけどちょうど今日はアナウンス当番なのに
やる事が山積み。そうそう。。。同居しているクラスメイトのシュナ坊の後見人なんだけど担任のセブン先生にシュナ坊の事で呼び出しくらってるし。
シュナ坊はミニチュアシュナウザーの仔犬で、ヴィーナスの一つ歳下の3歳の男の子だけど。。。神楽町市小学校のおんなじ低学年クラスで、最初は福の神笑〜の家で暮らしていたんだよねー仕事で笑〜の家によく出入りしてたし。小学校入る手続きの前からシュナ坊と顔を合わせて仲良くなったんだけど。アタシがアザラシの福ちゃんと一緒に住んでる海辺の白い家にも結構遊びにきたりして。。
で、ご多忙ご多用な福の神さん達の兄妹が仕事で出払って泊まりで全員留守な時にはウチがシュナ坊預かりで泊まりにきたり。そんなこんなで、ミリオンやベルモという三つ子のきょうだいがいてヴィーナスがみつごだったという衝撃的な事実を知り、ミリオンやベルモの家族とともに初顔合わせをした機会に
ベルモが、少し歳下のチワワ二人を妹のミーナとココナだと紹介してきて、姉貴風を吹かせて世話を焼いていたのを見て世話焼きなヴィーなすは、非常に羨ましく思いあっ、それならアタシもと。影響感化されまして、ちょうど手頃な弟分としてシュナ坊を捕獲する作戦に出たのです。チョロチョロねータンねータンとベルモにくっついている二人のチワワ。小蝿の様にウロチョロウザいといえばウザいけどさーアイツらよりは遥かにシュナ坊の方がマシだし?
もともとシュナ坊は、福の神達の家に住んでいましたが、小学校からそのまま親友になったクラスメイトのヴィーナスについて行き、福ちゃんとヴィーナスの家にしょっちゅう入り浸りになっていたし。ヴィーナスの仕事先にもついてきたり。接待なども、あまりテーブルマナーの厳しい場所は嫌がってついてきませんが、お気軽な楽しくやりましょうみたいな場には喜んでついてくるし、アシスタントとして。アホだけど無邪気な可愛い男の子なので取引先も連れて行くと場も盛り上がるしめっちゃ喜ぶのだ。さりげなく、いつも一緒にいて仕事や遊び、家に誘いいつもだいたい一緒にいて当たり前みたいななくてはならない存在にする彼氏彼女を作る方法は、この自然に仲良くなってだんだんと一緒にいて心地よい空気感というか、当たり前みたいになくてはならない存在になるのが一番の必勝方法だと、水商売生まれのヴィーナスは小さな頃から気づいてもちろん、水商売のホステスとお客にはお金が絡むので、だいたいはあまり通用しないしでも、お客さんは、お店が居心地よければ
お店に通って当たり前になってくる。
それはお互い異性として意識できる事をクリアしての問題だけどさー、
友達もなろうと思ってなるわけじゃなく、それと一緒で自然に仲良くなって、あまり気が合わないと自然に離れていくもんだし。自然に仲良く友達になり生涯の大親友になる事だってあるのだ。
赤ちゃんの時に福の神の家に来たシュナ坊は、美の福の神の笑〜が、笑〜のエステのお客様からプレゼントされ、笑〜が後見人でしたが、
シュナ坊は、笑〜はBBAだの、笑〜はキツイだの愚痴愚痴とヴィーナスに言うようになりとはいえ、笑〜は甘えん坊のシュナ坊の躾をしているだけ、ですがああ、笑〜に不満なんだまぁ、礼儀作法とか、笑〜は美の福の神だし、シュナ坊は男の子だからキツイかもしれないね笑〜は女の子には優しいけど、男の子にはちょい厳しいなとそういうとこあるし。それで、笑〜の家は独身の福の神の兄弟が一緒に住んでるし長男の食の福の神の橘がいるので食材にはありあまり溢れるぐらい困らないので、ある日食い尽くしモンスターのチワワの赤ちゃんが、チビの癖に、小さい身体であまりにも異常な食欲が気持ち悪くなり、食の福の神橘の元にバケモノを引き取ってと捨てられて橘がチーコを捨てた家族に怒ってその女の子の赤ちゃんチワワを引き取ったのですが、女の子のチワワなので、結局は、笑〜がほとんど世話をし、笑〜がチイちゃん、チーコ。と名づけて面倒をみるようになりました。福の神の家には、笑〜の姉の恋愛と結婚の福の神のラブがいますが、ラブは正直あまりチワワが好きではなくまぁ、犬というのは好きとは言っても、全体的に犬が好きな人と、かなり犬種の好みが激しい人も出てくるわけで。
笑〜は特に犬種に好き嫌いがないし。シュナ坊を赤ちゃんの頃から面倒みていて子育てもできるし。表面的に長男の橘がチーコの後見人ではあるものの、実際には笑〜がチーコの後見人みたいなもので。そんな捨てられた赤ちゃんチワワのチーコが心配で心配でチーコの兄のララ尾君が、里親の元から逃げ出して勝手に福の神の家にきてしまいました。ララ尾君というのは、今はもう妹のチーコと一緒に福の神の家に住み5歳なので、ヴィーナスやシュナ坊と一緒の神楽町市小学校の低学年クラスです。お料理に興味があり、食の福の神橘のお手伝いや、仕事についていく就労児童でもあります。里親の元ではかなり大事にされていたものの、
妹を心配するあまりに勝手に福の神の家に来てしまいそこでまたララ尾君の里親と、チーコはバケモノでいらないがララ尾を返せと福の神家と一悶着あったのですが結局はララ尾君がどうしてもチーコと一緒にいたいとダダをこねて誘拐ではなくララ尾君が自ら福の神家にいたいというので無理矢理引き離すとそれこそ虐待になるので元里親はシブシブララ尾君を諦めましたさらには。トイプードル大好きな福の神ラブが、女の子のトイプードルの赤ちゃんのコユキを引き取る事になって。福の神家には、犬はシュナ坊だけではなく、ララ尾君や、チーコやコユキが住むようになり。
笑〜がだいたいチーコの面倒見担当
なので、笑〜も少しはシュナ坊から気がそれて、シュナ坊はほとんどヴィーナスと福ちゃんの海辺の白い家から帰らなくなり。
笑〜と話し合い、ヴィーナスの説得もあって
最終的には、シュナ坊の住民票を福の神家から、神楽町市の南の海辺の白い家に移す事になりました。ヴィーナスは子どもながらに第一線で活躍している有名な美術家ですのでシュナ坊の後見人になる事ができます。同居人の福ちゃんももともと大家族出身で気心知れた住居人が増えるのは大歓迎のようだ。もちろん、海辺の白い家は福ちゃんのものなので、シュナ坊代はきちんと親代わりのヴィーナスが入金するし、シュナ坊にも躾で家事手伝いをきっちり仕込まなければ
ヴィーナスは
お金の事なら余裕があるし福ちゃんは、きょうだいがたくさんいるので実家に仕送りしているので光熱費や食費は居候させていただいているヴィーナスが支払っています。とはいえ、かなり就労児童割引もきいてるし。今は、ヴィーナスの金星人の幼なじみのグリも暫く同居しているのですが、ただではいけないから滞在させていただいている間はきちんとお金を滞在先に渡しなさいと親から躾けられているものの、。。お金ならじゅうぶんヴィーナスが唸るほど持ってるしそれより、福ちゃんもヴィーナスも就労児童なので、二人とも綺麗好きではあるけど、仕事に追われると毎日きっちりとは
なかなか家事に手が回らない事も多いので、家の事をやってくれたらそれでいいのでという事になりました。まぁ、そんな感じで責任持ってシュナ坊を預かる事になり仕事のアシスタントとして連れ回したり、。とはいえ、弟子というわけではなし、お世辞にもシュナ坊は特別美術に才能も興味があるわけではなく。簡単なお仕事のお手伝い雑用係で。時にはめんどくさがるものの、おだてれば木にのぼる様な単純な性格だし。だいたいはヴィーナスと一緒にいるのが楽しいのかけっこうお手伝いを楽しんでいます。
ヴィーナスが
同居人で、後見人となったので学校でシュナ坊の保護者面談も個人面談の注意や呼び出しもヴィーナスが先生と話し合いしなければなりません。クラスメイト兼保護者
昨日、シュナ坊が掃除時間中わざとクラスメイトの前で右手の薬指を折り曲げて、キッズフォンを持ちながら電話するふりをして指を詰めた893のマネをしていたのを
たまたま、担任のセブン先生に見つかってシュナ坊はこってり先生に絞られたのだそりゃ怒るセブン先生は地毛が酷い癖毛どころか、もろやばいパンチパーマだし、それもあるし、両親は薬剤師で、小さな頃に遊んでて頬に傷を作った時に別にイジメではないけどヤクザというあだ名で呼ばれていたらしい頭髪のからかいで、それなら髪が薄い方がマシなぐらいというので。。。
だからもういっそスキンヘッドにしたらいいじゃんとヴィーナスは言うんだけどそういうとブスッとした顔で睨んでくるし別にヴィーナスだって髪の毛ないんだからさまぁ、今現在、ヤーさんは893とボカしたりヤクザなんてストレートに表現したらど叱られてあたりまえシュナ坊の躾の仕方など、保護者として担任のセブン先生に呼び出されてるしなぁ。急いでるんだけど。。でも幽霊と会話するって。。未知との遭遇であり夢のまた夢の中のようで。そこまで怖い人でもないし、もーちょい話してでもいいんだけどさでも、アタシも暇じゃ無いのよねーいつ、クライアントさんから電話がくるかもわからないし。。ベルモにさぐりも入れなきゃいけないじゃない。やるべき事が怒涛のように溢れたヴィーナスは、お名残惜しみながらも吾朗太さんに「アタシがさぐりをいれるから。。今じゃなくても。。。のちのちまたあなたが視えるならだけど。。またうちに来て。。ただし、うちは、アタシ以外に住人があと三人いて3人とも幽霊が怖いかあまりそういう話しはしないのよね。世帯主の福ちゃんは、一応お姉さんが一人京都の
有名なカリスマ霊媒師の人がいるんだけど。福ちゃん本人は幽霊だなんだとあまり興味ないみたいだし、そっちは。シュナ坊なんか幽霊が怖いでしょうからね。まぁ。。三人とも多分貴方が視えないでしょうから。。貴方がまた来てくれて、私があなたを視えたり感じた時はその時は、他の人には、仕事だなんだと適当に言っといて抜け出して話しを聞くわ。」
なんだろうな。なんか、可哀想になってきた。この人。。白骨死体を見つけたのはアタシなんだけどースっごく。。死にたくなかった。。生きていればみたいなエネルギーを感じるヴィーナスの胸が痛み思わず熱くなります。
ああ、ボウズ悪かったな、と吾朗太さんは申し訳なさそうに言う。
この人は、なんて哀しみなんだろうか。。。
2022年09月17日
マリッジセレブレーション。332ある日の目覚めの香りはすこぶる優しげに。。。
はっ。。。。
木蓮幼稚園の教師森沢ベルモはその朝も園児たちに熱烈に大歓迎で迎えられまるで土俵入りの花道を行く相撲取りのように、ベルモは園児に見つかるとキャーキャー毎度ながらに飽きもせず、取り囲まれて喜んで寄ってこられてしまうあどけなく屈託なく他愛なく。。。
この子たちは、ベルモがいま天下分け目の究極の選択の時に立たされている事なんて知る由もなく。。。
人の数だけ生命の数だけ運命や人生があるけれど。。。ああなんて事。。。
木蓮寺幼稚園に溢れる園児の笑顔は悲しみを知らない程にまぶしいぬくぬくと温かく。。一方で幸せとは言えない数奇な運命の元に生まれた子もいるわけで。。自分しだいと言ったとて
しょせんは、助けをダイレクトに借りないと生きていけない自分一人だけでどうする事もできない子ども時代なんて環境が物を言わせる事なんて幼児教育に携わっているものに、なんて胸に沁み入り。。。ざっくりだいたい、生まれながらにしてぬくぬくと親に愛されて育てられてきた園児達。。。そりゃ、園児の中には片親や親が再婚したり、異兄弟のいる子や、自分と同じ里親に養子に迎えられた子どももいるけれど
木蓮寺幼稚園の園児達は、概ねある程度経済的に恵まれた親のもとぬくぬくと育ってきているのだ。多くの時間をそんな子どもたちに囲まれて過ごすと、
時々フッと思う時がある
親に愛されて。。いや、経済的に恵まれて親の愛情を溢れんばかりに注がれてもある日突然命を落としてしまう子や、切ないばかりの貧困の中で親に殺されたり虐待される子どもがいる。。。幼児教育と僧侶に携わるものとして。。
まぶしいばかりの温かい生徒たちの笑顔が時には切ないばかり。。ベルモ自身も里親育ちではあるけど。
赤ちゃんの頃に、木蓮寺の和尚夫妻に助けられて
瀕死の状態から蘇って大切に育てられて天職まで与えられた自分は幸せだと言えましょう。いろいろあって、産みの親と離されて木蓮寺にやってきたけれどまぁ、そのいろいろありの内容も親を許せるものであり、産みの親とも悪い関係ではないし、むしろ、育てられてきた木蓮和尚夫妻の方が自分の親にふさわしいし。産みの親がベルモに執着せず、木蓮寺に来たことを感謝しているぐらいで。もしかしたら、堕ろされていたかもしれないんだけど結局はなんとか亡くなった父親が子どもがどうしても欲しくて、説得されて産んでくれたわけだし。子どもを作ったらあと少ししか命がないプルメリアスキューバーズというプルメリア島の固有種のタコの父親は、子どもを長生きさせて子どもを出産や子どもを作っても死なないように、わざと別種族の金星人の葉月と子どもを作って死んでしまった
わざと、とは言え
もちろん、愛しているから葉月との間に子どもを作ったわけで。しかしながら、プルメリアスキューバーズが、子どもを作ればじきに死ぬ体質の生き物だと、そんなこと知っていたら、子どもは嫌いではないが産んで育てるほどには好きじゃない
葉月は絶対に子どもはいらないというだろう。でも、プルメリアスキューバーズは、種族繁栄が強い気質の生き物で、父親ミシェルは葉月との間に子どもがどうしても欲しくて葉月に自分の悲しい定めを内緒にして子どもを作ったのだ。金星人の血が入っているので、ベルモやヴィーナスやミリオンは幸い出産や妊娠させても別にそれが原因で死ぬわけではないし。そこまで子どもが好きじゃないのに生んでくれた葉月と、葉月を騙して私たちを作った亡くなった父親には複雑だけど、結局はひたすらにおおいに感謝しかない。。とベルモはふと考えるのだ。
ベルモの
2歳歳下の木蓮寺の境内に早朝2年前赤ちゃんの時に捨てられていた妹分のチワワの二人のミーナとココナは。。。まともじゃない筋の頭のヤバい若いパリピチワワ達が、遊ぶ金欲しさに悪い人間と組んで赤ちゃんを売り飛ばしていて、ミーナやココナの親もその子どもを商売道具としか思っていないチンピラみたいな今が楽しければそれでいいみたいな若造なのだ心を痛めた生物売買の関係者が、組織に内緒でミーナとココナを2年前の早朝木蓮寺の境内に置き去りにしていきました。
女の子だと高く売れると悪巧みをされています、木蓮寺は幼稚園もあり安全な場所だと信用しております。救われない子どもたちもきりがありませんが、この子たちだけでも。。。助けてあげてくださいというメッセージを持っていたミーナやココナの親は今ごろまだ警察に逮捕されて服役しているかもわからないけど。二人とも
赤ちゃんの頃に捨てられたものの、産みの親が危ないヤバい人だという事が薄々勘づいていました。
そのせいか、ミーナやココナは、幼稚園に来る保護者で、しばらく若い派手目な女の人や男の人、ようするにギャルと呼ばれる若いお母さんやお父さんを怖がっていました。
保護者や来客、観光客、近所の人その他若くても落ち着いた人や地味めな人は平気だし年齢がいった人は大丈夫なんだけどまぁ、今はもうトラウマもなくなったか薄れゆき若くて派手な人も大丈夫だし、ベルモの産みの親の華やかな若い葉月を怖がらないし
木蓮和尚夫妻は70代で恐怖を感じさせられない雰囲気ですんなりミーナもココナもうちになじんだし。普通は世間一般子どもは若いお母さん、なおかつ華やかな人が自慢なんだろうけど、そうじゃない子だっているのだまぁ。チワワ達はイタズラが趣味でちょっとなんなんだこいつらというところはある。。ママゴトで、水鉄砲やオモチャのお料理セットのプラスチックの包丁でベルモにつきつけてベルモにイタズラでからかって金を出せと、銀行強盗の真似をしたり
ベルモがブチ切れて「アンタたち、幼稚園のお友達とこんな変な遊びしてないでしょうね」と、叱れば、紫子婆タンがテレビで包丁や鉄砲で金を出せというのを出てくる人のドラマを見てたからネーたんにちょっと真似してみたというし木蓮寺和尚の紫子夫人はお寺の和尚夫人なのに三面記事的なワイドショーやミーハーなドラマが大好きなのだ和尚夫妻にチワワ達が変な遊びをするので注意してほしいと事情を話すと木蓮和尚は、「冗談じゃろに。ベルモに対してちょっとからかってやれと。それに紫子にあんまり変な番組は子どもの前で見るなと何度も注意してるんだけど男女がすべったころんだ、不倫だドロドロだと。。。アホらしい。。芸能人ゴシップだの。。。ベルモだって僧侶になるのをワシらに反対されて、紫子が見ているドラマを見て、僧侶になれないなら競馬とパチンコで生計を立てるからと、ワシらを脅したじゃろ」と、逆にベルモが叱られる事になるのだ爺婆は躾はきちんとするものの、所詮チワワにはあまいのだだから、詰めの甘い木蓮和尚夫妻に代わってチワワの尻叩きBBAは姉的な自分が鬼になってやるしかない
まぁ、ベルモだって、女の子として育てられてそれで結婚しないだの僧侶になりたいだのと言い出して
将来は、やんごとなく
平凡に結婚してほしい古い考えの木蓮和尚夫妻は、泣いて大反対されだから、紫子夫人が見ていたメロドラマに出てくるある一流商社に就職した息子が公務員しか認めないから仕事を辞めろと口うるさい親にに向かって、そんなにうるさいならパチンコや競馬で生計を立てるぞと一喝して親が慌てて泣き出したのを見て、あっ、こう言えば親を黙らせてまるめこめるのか、なるほど〜と、マネをして木蓮和尚夫妻を脅したのだもちろん、ベルモは競馬やパチンコで将来フラフラ暮らす気なんかないし。ギャンブルはやっても興味があるのは宝くじだけで。宝くじ程度しかやらないつもりだけど言葉のあやで木蓮和尚夫妻を脅して、木蓮寺は木蓮寺幼稚園もあるので、そちらの手伝いもするという落とし所で折り合ってなんとか念願の僧侶になりました。
それにしても。。。
無力な子どもは、
育った環境で心に大きな闇ができ後々と将来的に影響を及ぼす可能性があり、感情のコントロールがうまくできなくなる場合があるミーナやココナはチワワで犬なので、特に産みの親より一緒に暮らしたり育てのた方の親を慕い深い感謝を持つ習性がありもしも、売り飛ばされずあのままミーナやココナも遊び金欲しさで子どもを金に換えるような反社会の産みの親に育てられていたら、虐待されて殺されたり本人が周りが手のつけようがないぐらいグレたり犯罪者になったり、はたまた、年頃になったら夜の店で強制的に働かされていたかもしれない。反社会の親を持つと言っても、幽霊ハリネズミの吾朗太さんとはまた違うのだ。吾朗太さんは、親がヤクザでも父親に寵愛されてお金も愛情にも惜しみなく愛注がれて愛されて育てられてきた。
子どもに危害を与える
毒親からは、まず引き離し子どもの命を守るのを最優先すべきだと思う。そんなこんな考えが浮かんだベルモのフトコロのスマホのバイブがまた鳴った。。。
電話の着信より短いのでLINE通知だと思うが、
今度はおそらく笑〜だろう。さっきはヴィーナス、今は笑〜と、いちいちスマホを確認しなくても、ベルモはなんとなく誰から連絡が来たのかわかるところがある。
ひとまず朝礼や朝の発表会の子どもの発表を聞いて落ち着いたら休憩中にスマホを開こうとも思うけれど今は。。。純ちゃんの事で頭がいっぱいで明日の正午までには。。。もう時間がない
ヴィーナスも笑〜も子どもながらにして社会人であり、さらには経営者という事で、交友関係も仕事関係もお付き合いが広いし、業務以外プライベートのLINEの事で、忙しいのはお互い様、仕事優先で連絡は
既読無視だの返信がないだのギャアギャア言う方ではない時間がある時にチラッと見ておこう今日は、プレ幼稚園があって未就学の子どもと保護者もやってきてそのお手伝いもあるし。
木蓮寺幼稚園は、プレ幼稚園や幼稚園の未就学園児の親子見学会や、ランチを100円で一般人に開放したり、お金だけではなく食材もお寺への寄附も多いので時々木蓮和尚が、アレルギー体質の子どもに向けてのお料理や、野菜嫌いの子どもにむけてのお料理や、お洒落なスイーツ、おもてなし時短お料理など、いろいろ興味深いテーマある料理教室を開いて、木蓮和尚も
70代の僧侶の爺さんだけど、洗練された盛りつけや色彩バランスにも自信があり保護者の生徒さん達もびっくりの
料理はプロのスターシェフ並みの腕前なので、毎回人気殺到して参加者は次回参加できない決まりでも、なかなか当たらない人には当たらないけれど限定人数の抽選になっています。そんなイベントは時々あるし、木蓮寺は早朝から日没まで観光寺として賑わって人出があるし、生命の女神の井戸の聖水が湧き出てて解放時間帯は水を汲みにくる人や、お水取りがある日はたくさんの人がよけいに木蓮寺に押しかける
僧侶として幼稚園の先生として。。。
なにかと、周りはいつも人の出入りやイベントも多くベルモ自身の公休日は木曜日でしたが休んでいいものの、なんだかんだで自ら公休日も出勤する事がほとんどで。
というのも、ベルモは金星人。史上最高の遊びが仕事なので仕事をやっていれば楽しくて仕方がないのです。くっついてくる生徒をヒヨコ組に誘導して。
ベルモは、チラッと笑〜からのLINEを覗きました。新たに、吾朗太さんを知っている人からの衝撃的な証言が募集中のテレビ局に寄せられましたので、PDFを添付します。
そして。。。プルメリア島から遥か遠くの東京で。。早朝時に不思議な夢を見た石鍋四朗。。。なんとも不思議な夢で。。。あれは。。幼く亡くなった姉の真央の証言はただの夢物語だったのか。。。幸せの中にいるマゼンダカラーの華やかだけど妙に心地よく優しい夢が。。。
ただの夢の中の戯言か。。。
それとも、真央の証言は真実なのか。。ワルで極道の剣崎の血を濃く引いて女に貢がせ女を売り飛ばし逮捕され散々女を喰い物にしてきた吾朗太。。
そりゃあ、四朗は、異母兄弟だし、吾朗太と全然性格も気質も気性も全く違っているとは言え仲はいい方だし生前はかなり助けられた。いや、命の恩人と言えるだけど。。。果たして、だからといって吾朗太が天国行きの器かというと。。。残念ながらそうは思わないものの。。。
でも。。。夢の中であどけない真央が言った証言が本当なら。。。
もしかしたら、吾朗太は幸せな天国に行けるから
目覚めた四朗は自然と気づいたら涙に溢れていました。
木蓮幼稚園の教師森沢ベルモはその朝も園児たちに熱烈に大歓迎で迎えられまるで土俵入りの花道を行く相撲取りのように、ベルモは園児に見つかるとキャーキャー毎度ながらに飽きもせず、取り囲まれて喜んで寄ってこられてしまうあどけなく屈託なく他愛なく。。。
この子たちは、ベルモがいま天下分け目の究極の選択の時に立たされている事なんて知る由もなく。。。
人の数だけ生命の数だけ運命や人生があるけれど。。。ああなんて事。。。
木蓮寺幼稚園に溢れる園児の笑顔は悲しみを知らない程にまぶしいぬくぬくと温かく。。一方で幸せとは言えない数奇な運命の元に生まれた子もいるわけで。。自分しだいと言ったとて
しょせんは、助けをダイレクトに借りないと生きていけない自分一人だけでどうする事もできない子ども時代なんて環境が物を言わせる事なんて幼児教育に携わっているものに、なんて胸に沁み入り。。。ざっくりだいたい、生まれながらにしてぬくぬくと親に愛されて育てられてきた園児達。。。そりゃ、園児の中には片親や親が再婚したり、異兄弟のいる子や、自分と同じ里親に養子に迎えられた子どももいるけれど
木蓮寺幼稚園の園児達は、概ねある程度経済的に恵まれた親のもとぬくぬくと育ってきているのだ。多くの時間をそんな子どもたちに囲まれて過ごすと、
時々フッと思う時がある
親に愛されて。。いや、経済的に恵まれて親の愛情を溢れんばかりに注がれてもある日突然命を落としてしまう子や、切ないばかりの貧困の中で親に殺されたり虐待される子どもがいる。。。幼児教育と僧侶に携わるものとして。。
まぶしいばかりの温かい生徒たちの笑顔が時には切ないばかり。。ベルモ自身も里親育ちではあるけど。
赤ちゃんの頃に、木蓮寺の和尚夫妻に助けられて
瀕死の状態から蘇って大切に育てられて天職まで与えられた自分は幸せだと言えましょう。いろいろあって、産みの親と離されて木蓮寺にやってきたけれどまぁ、そのいろいろありの内容も親を許せるものであり、産みの親とも悪い関係ではないし、むしろ、育てられてきた木蓮和尚夫妻の方が自分の親にふさわしいし。産みの親がベルモに執着せず、木蓮寺に来たことを感謝しているぐらいで。もしかしたら、堕ろされていたかもしれないんだけど結局はなんとか亡くなった父親が子どもがどうしても欲しくて、説得されて産んでくれたわけだし。子どもを作ったらあと少ししか命がないプルメリアスキューバーズというプルメリア島の固有種のタコの父親は、子どもを長生きさせて子どもを出産や子どもを作っても死なないように、わざと別種族の金星人の葉月と子どもを作って死んでしまった
わざと、とは言え
もちろん、愛しているから葉月との間に子どもを作ったわけで。しかしながら、プルメリアスキューバーズが、子どもを作ればじきに死ぬ体質の生き物だと、そんなこと知っていたら、子どもは嫌いではないが産んで育てるほどには好きじゃない
葉月は絶対に子どもはいらないというだろう。でも、プルメリアスキューバーズは、種族繁栄が強い気質の生き物で、父親ミシェルは葉月との間に子どもがどうしても欲しくて葉月に自分の悲しい定めを内緒にして子どもを作ったのだ。金星人の血が入っているので、ベルモやヴィーナスやミリオンは幸い出産や妊娠させても別にそれが原因で死ぬわけではないし。そこまで子どもが好きじゃないのに生んでくれた葉月と、葉月を騙して私たちを作った亡くなった父親には複雑だけど、結局はひたすらにおおいに感謝しかない。。とベルモはふと考えるのだ。
ベルモの
2歳歳下の木蓮寺の境内に早朝2年前赤ちゃんの時に捨てられていた妹分のチワワの二人のミーナとココナは。。。まともじゃない筋の頭のヤバい若いパリピチワワ達が、遊ぶ金欲しさに悪い人間と組んで赤ちゃんを売り飛ばしていて、ミーナやココナの親もその子どもを商売道具としか思っていないチンピラみたいな今が楽しければそれでいいみたいな若造なのだ心を痛めた生物売買の関係者が、組織に内緒でミーナとココナを2年前の早朝木蓮寺の境内に置き去りにしていきました。
女の子だと高く売れると悪巧みをされています、木蓮寺は幼稚園もあり安全な場所だと信用しております。救われない子どもたちもきりがありませんが、この子たちだけでも。。。助けてあげてくださいというメッセージを持っていたミーナやココナの親は今ごろまだ警察に逮捕されて服役しているかもわからないけど。二人とも
赤ちゃんの頃に捨てられたものの、産みの親が危ないヤバい人だという事が薄々勘づいていました。
そのせいか、ミーナやココナは、幼稚園に来る保護者で、しばらく若い派手目な女の人や男の人、ようするにギャルと呼ばれる若いお母さんやお父さんを怖がっていました。
保護者や来客、観光客、近所の人その他若くても落ち着いた人や地味めな人は平気だし年齢がいった人は大丈夫なんだけどまぁ、今はもうトラウマもなくなったか薄れゆき若くて派手な人も大丈夫だし、ベルモの産みの親の華やかな若い葉月を怖がらないし
木蓮和尚夫妻は70代で恐怖を感じさせられない雰囲気ですんなりミーナもココナもうちになじんだし。普通は世間一般子どもは若いお母さん、なおかつ華やかな人が自慢なんだろうけど、そうじゃない子だっているのだまぁ。チワワ達はイタズラが趣味でちょっとなんなんだこいつらというところはある。。ママゴトで、水鉄砲やオモチャのお料理セットのプラスチックの包丁でベルモにつきつけてベルモにイタズラでからかって金を出せと、銀行強盗の真似をしたり
ベルモがブチ切れて「アンタたち、幼稚園のお友達とこんな変な遊びしてないでしょうね」と、叱れば、紫子婆タンがテレビで包丁や鉄砲で金を出せというのを出てくる人のドラマを見てたからネーたんにちょっと真似してみたというし木蓮寺和尚の紫子夫人はお寺の和尚夫人なのに三面記事的なワイドショーやミーハーなドラマが大好きなのだ和尚夫妻にチワワ達が変な遊びをするので注意してほしいと事情を話すと木蓮和尚は、「冗談じゃろに。ベルモに対してちょっとからかってやれと。それに紫子にあんまり変な番組は子どもの前で見るなと何度も注意してるんだけど男女がすべったころんだ、不倫だドロドロだと。。。アホらしい。。芸能人ゴシップだの。。。ベルモだって僧侶になるのをワシらに反対されて、紫子が見ているドラマを見て、僧侶になれないなら競馬とパチンコで生計を立てるからと、ワシらを脅したじゃろ」と、逆にベルモが叱られる事になるのだ爺婆は躾はきちんとするものの、所詮チワワにはあまいのだだから、詰めの甘い木蓮和尚夫妻に代わってチワワの尻叩きBBAは姉的な自分が鬼になってやるしかない
まぁ、ベルモだって、女の子として育てられてそれで結婚しないだの僧侶になりたいだのと言い出して
将来は、やんごとなく
平凡に結婚してほしい古い考えの木蓮和尚夫妻は、泣いて大反対されだから、紫子夫人が見ていたメロドラマに出てくるある一流商社に就職した息子が公務員しか認めないから仕事を辞めろと口うるさい親にに向かって、そんなにうるさいならパチンコや競馬で生計を立てるぞと一喝して親が慌てて泣き出したのを見て、あっ、こう言えば親を黙らせてまるめこめるのか、なるほど〜と、マネをして木蓮和尚夫妻を脅したのだもちろん、ベルモは競馬やパチンコで将来フラフラ暮らす気なんかないし。ギャンブルはやっても興味があるのは宝くじだけで。宝くじ程度しかやらないつもりだけど言葉のあやで木蓮和尚夫妻を脅して、木蓮寺は木蓮寺幼稚園もあるので、そちらの手伝いもするという落とし所で折り合ってなんとか念願の僧侶になりました。
それにしても。。。
無力な子どもは、
育った環境で心に大きな闇ができ後々と将来的に影響を及ぼす可能性があり、感情のコントロールがうまくできなくなる場合があるミーナやココナはチワワで犬なので、特に産みの親より一緒に暮らしたり育てのた方の親を慕い深い感謝を持つ習性がありもしも、売り飛ばされずあのままミーナやココナも遊び金欲しさで子どもを金に換えるような反社会の産みの親に育てられていたら、虐待されて殺されたり本人が周りが手のつけようがないぐらいグレたり犯罪者になったり、はたまた、年頃になったら夜の店で強制的に働かされていたかもしれない。反社会の親を持つと言っても、幽霊ハリネズミの吾朗太さんとはまた違うのだ。吾朗太さんは、親がヤクザでも父親に寵愛されてお金も愛情にも惜しみなく愛注がれて愛されて育てられてきた。
子どもに危害を与える
毒親からは、まず引き離し子どもの命を守るのを最優先すべきだと思う。そんなこんな考えが浮かんだベルモのフトコロのスマホのバイブがまた鳴った。。。
電話の着信より短いのでLINE通知だと思うが、
今度はおそらく笑〜だろう。さっきはヴィーナス、今は笑〜と、いちいちスマホを確認しなくても、ベルモはなんとなく誰から連絡が来たのかわかるところがある。
ひとまず朝礼や朝の発表会の子どもの発表を聞いて落ち着いたら休憩中にスマホを開こうとも思うけれど今は。。。純ちゃんの事で頭がいっぱいで明日の正午までには。。。もう時間がない
ヴィーナスも笑〜も子どもながらにして社会人であり、さらには経営者という事で、交友関係も仕事関係もお付き合いが広いし、業務以外プライベートのLINEの事で、忙しいのはお互い様、仕事優先で連絡は
既読無視だの返信がないだのギャアギャア言う方ではない時間がある時にチラッと見ておこう今日は、プレ幼稚園があって未就学の子どもと保護者もやってきてそのお手伝いもあるし。
木蓮寺幼稚園は、プレ幼稚園や幼稚園の未就学園児の親子見学会や、ランチを100円で一般人に開放したり、お金だけではなく食材もお寺への寄附も多いので時々木蓮和尚が、アレルギー体質の子どもに向けてのお料理や、野菜嫌いの子どもにむけてのお料理や、お洒落なスイーツ、おもてなし時短お料理など、いろいろ興味深いテーマある料理教室を開いて、木蓮和尚も
70代の僧侶の爺さんだけど、洗練された盛りつけや色彩バランスにも自信があり保護者の生徒さん達もびっくりの
料理はプロのスターシェフ並みの腕前なので、毎回人気殺到して参加者は次回参加できない決まりでも、なかなか当たらない人には当たらないけれど限定人数の抽選になっています。そんなイベントは時々あるし、木蓮寺は早朝から日没まで観光寺として賑わって人出があるし、生命の女神の井戸の聖水が湧き出てて解放時間帯は水を汲みにくる人や、お水取りがある日はたくさんの人がよけいに木蓮寺に押しかける
僧侶として幼稚園の先生として。。。
なにかと、周りはいつも人の出入りやイベントも多くベルモ自身の公休日は木曜日でしたが休んでいいものの、なんだかんだで自ら公休日も出勤する事がほとんどで。
というのも、ベルモは金星人。史上最高の遊びが仕事なので仕事をやっていれば楽しくて仕方がないのです。くっついてくる生徒をヒヨコ組に誘導して。
ベルモは、チラッと笑〜からのLINEを覗きました。新たに、吾朗太さんを知っている人からの衝撃的な証言が募集中のテレビ局に寄せられましたので、PDFを添付します。
そして。。。プルメリア島から遥か遠くの東京で。。早朝時に不思議な夢を見た石鍋四朗。。。なんとも不思議な夢で。。。あれは。。幼く亡くなった姉の真央の証言はただの夢物語だったのか。。。幸せの中にいるマゼンダカラーの華やかだけど妙に心地よく優しい夢が。。。
ただの夢の中の戯言か。。。
それとも、真央の証言は真実なのか。。ワルで極道の剣崎の血を濃く引いて女に貢がせ女を売り飛ばし逮捕され散々女を喰い物にしてきた吾朗太。。
そりゃあ、四朗は、異母兄弟だし、吾朗太と全然性格も気質も気性も全く違っているとは言え仲はいい方だし生前はかなり助けられた。いや、命の恩人と言えるだけど。。。果たして、だからといって吾朗太が天国行きの器かというと。。。残念ながらそうは思わないものの。。。
でも。。。夢の中であどけない真央が言った証言が本当なら。。。
もしかしたら、吾朗太は幸せな天国に行けるから
目覚めた四朗は自然と気づいたら涙に溢れていました。
2022年09月11日
マリッジセレブレーション。331天使は夢の中でひそかに微笑んで。。。
ゆめのでは、よみがえるあの頃。。小学生の四朗。ずっと過去をたどる夢を見た果てに。。
「四朗、あなたと三太夫は、女性を大事にしてきましたね。」三歳の外見に似合わない中身が大人びた真央が言いました。四朗はびっくりして
「特になんもしてないです。僕は全然モテなかったしおもしろくもない平凡だし性格が不器用な反面、手先だけは器用だからそれぐらいしか取り柄がないしだから、ヤクザも怖いしできないし亡くなったオヤジも菓子屋なんかチャラチャラ男がやりやがってしかも婿養子でとさぞや嘆いている事だろうよ。」ところが、真央は叱責するかのように、でも最後には笑って「あなたはそれでいいのよ。それが貴方らしいんだし。ヤクザの子どもだからって、子どもをヤクザにしたくない親の方が大多数でしょう私だって、三歳で亡くなったけどもしも大人になってヤクザと結婚するなんて言ったら、お父さんは敵味方関係なしで絶対相手のヤクザを許さないでしょうし、相手を半殺しにしていたでしょうし。それに、もしも私が入れ墨なんていれようもんならそれこそ気が狂っていたでしょうね。女が、女らしい蝶々や薔薇や、小さなタトゥーですら許さないでしょうよ。。。四朗、お父さんはあなたがまだ子どもの頃に抗争で亡くなったけど。。お父さんは、四朗が手先が器用なのと毎年お父さんの誕生日にケーキを作っていたじゃない。あれは、甘いものが大好きなお父さんも喜んでいたし、あなたが子どもの頃に亡くなったからわからなかっただろうけど、四朗を知り合いの料理人かパテシィエか、ウチの組もいろいろ料理関係にはいいところに知り合いはいたじゃない。四朗がその気なら、お父さんあなたの為に紹介状を書くつもりだったみたいよ。」
「えっ。。。オヤジが。。。まさか。。見ててくれたんだ。。。僕が小学校高学年ぐらいにオヤジは死んでるから。。将来の話しなんかした事なかったし。実は。。。料理系の仕事に就くのをもしもオヤジが生きていたらチャラチャラしやがってそれでも男か、オマエは剣崎組の息子だろうにと、怒鳴られるだろうなとで、まぁ、オヤジもいない事だし。学生時代にバイトしてそのまま、パテシィエになって。。。今さらオヤジが生きていたら料理の。。。しかも、パテシィエとか、婿養子だとか怒っていたろうなとか、自分には期待されていなかったかなとも思う事があって。。。そうやってモヤモヤ考えていたんだ。」すると、真央は笑い出し「何を言ってるの。。。誤解だわよ。。料理関係なんてまだまだ男性社会だし、パテシィエも男性の方が多いじゃない。それに、お父さんは、四朗がヤクザにならないというかなれない性分を喜んでいたわよ。婿養子も、ヤクザの息子がいいご家庭のしかも天職に婿入りできて感慨無量だわよ。お父さんは、わざわざ三太夫を伊集院家に養子に出したじゃない。三太夫も絶対ヤクザには向かない性分だったし、三太夫は愛人の子どもだったし、私たちの母親からもヤクザの実家からも、引き離したかったのよ。三太夫は、神童と呼ばれるぐらい賢いし、私たちの母の要が命を狙うかもしれないでしょう。四朗は、本妻で要の息子だし、だから、わざわざ養子に出さず将来的にお父さんは貴方を自分の懇意の知人や友人もいる料理関係の仕事の世話をしようと考えていたと思うわ吾朗太は、三太夫ともども愛人の子どもだけど。。。でも、あの子はヤクザの性分だし、お父さんが跡取りに決められていたからね。」「そう。。。でも。。。僕は。。ヤクザに向かないし。。。取り柄もないしで。。。唯一、小さな頃に趣味でスイーツを作るのが好きで甘党なオヤジに褒められていたけどあれが嬉しくていろいろ。。オヤジはちゃんと僕を見てくれていたんだなぁ。取り柄はないし気が弱いし。。モテなかったし。。僕なんか、どうでもいいと思ってた。三ちゃんがヤクザに向かないから将来の為にとわざわざいいご家庭に養子に出されてヤクザと縁切りされたけど、僕もオヤジにとってどうでもいいからヤクザに全然向かない性格なのを知ってる癖に放置されていたと思って」そういう四朗に、真央は、「四朗ね、三太夫は特殊なのよ。。あの子は神童と呼ばれるぐらいの子であってなかなかそういう子は滅多にいないぐらいだし。四朗、それにあなたはモテなかったしって言うけど。。。それは基準値を吾朗太に置いてない近くに吾朗太みたいに貢がれて当たり前女性が寄ってきて貢がれてなんか買って貰ったり何人か女性がいても遊びの一人でいいからっていうそんな男性が基準として見てるから貴方は勝手にそれに比べて自分はモテないんじゃないかとか、三太夫に比べて頭が悪いんじゃないかとか。。。勝手にそう思い込み過ぎてるけど、吾朗太がモテるのはあれもあれで。。特殊な事なのよ。。」ああ、そうだ思い出したあれは。。。自殺未遂をした、中学生の頃。。突然自分の存在価値に疑問が湧いてきて死にたくなって。。
首をつろうとした。今でもフッと鴨居にかけたロープがくっきりとよみがえる。。イリュージョンのように。。。
あの時、あまり家に寄り付かない吾朗太がたまたま帰ってきて、発見されて。。。力任せに殴られた
後にも先にも吾朗太に殴られたのはそれきりだけど吾朗太も、言い訳する自分に向かって、オマエはおかしい、モテないモテないってオマエから女性を避けてるし、それにオマエはカッコよくないかもしれないが、普通だと思うし、世の中の男も女も見かけは十人並みが大多数だろうに。。
イケメンも美男美女も、反対にブサイクもドブスも少数派だしイケメンじゃないイコールブサイクではないそれに、オマエは賢い方だと思うぞ、ただ三太夫と比べるから悪いんだ比べてどうのこうのと言う方がアホらしいだいたい誰かと比べるから惨めになるんだと言われて、ハッと目からウロコが落ちたある程度大人になって、街中でチーマーに絡まれて吾朗太と偶然再開して、吾朗太の子分で吾朗太がチーマーをボコボコにしていたけど あの時も五朗太には助けて貰って
そのあと久しぶりに飲んでというか、吾朗太もかなり弱めのカクテルで、自分はあまりアルコールは好きじゃないし弱いからおんなじようなものを少しだけ飲んだけど。。。
あの時も言われたなオマエはちょっとズレてるんじゃないか別にモテないわけじゃないしちゃんと女と向き合えば女なんかすぐできるだろうに気持ちのどこかで、オマエのお袋。。言っちゃなんだが、アイツはオマエやオレに冷たいし、周りにあんなのがいたらそりゃあ女に幻滅するだろうし、オヤジや俺が女をぶん殴ったり都合よく女を扱ったりでなんだかそういうのを見て女に接するのに嫌になったりしているかもしれんが。。。オマエのお袋みたいな女ばっかりじゃねーんだ、世の中は。まぁ、オマエを産んだ女の悪口言って悪いけどよアイツはオマエを虐待したりオレを殺そうとしたり。。。オマエを産んだ親だからオマエは怒るかもしれないがあんな女はそうそういねーよ。。」
まぁ、確かに母親の要には四朗は散々冷たく当たられていました。というのも、愛人の子どもの異母兄の三太夫がかなり優秀な子どもで四朗の五つ歳上でしたが、それに対抗して本妻の要は今度ばかりはと、長男、次男の小刑を出入りしてヤクザにしかなれない一朗や次水。。。そして。。。優秀な愛人の子ども三太夫が産まれて同じぐらいの時に女の子の真央が産まれて。。
これで、やっと愛人に対抗できる女の子だ、と要が喜んだのもつかのま、女の子が産まれたとなると、旦那の蓮気は真っ青になりました。
確かに、女の子は蓮気にとって目の中に入れても痛くないほど溺愛の対象になりますし、例え馬鹿だろうが可愛い可愛いですが。。。大代剣崎の家系は女の子が育ちません天に昇ったかと思えば。。地獄に突き落とされる。。。待望の女の子の真央が3歳で亡くなり同じぐらいの年齢の愛人の子どもの三太夫はとても利発で。。。見かけは愛人に似て神童と呼ばれるようになり。。
それにまた対抗するように本妻の要は四朗を産んだのですが。。。ところが、四朗は気が弱いし取り柄もなくごく平凡でした。大人しく言う事をきくだけだし。それが。。。要には忌々しく思えて愛人には勝てないというのか。。。身体の弱い若い愛人のなつめに代わり、三太夫も剣崎の三男として養子で引き取り。。
腹が立ってくるけど、賢くていい子だし、なんで上の一朗と次水はろくでなしでヤクザなんだろうそりゃあ、ヤクザのこだからヤクザで仕方ないけどあれ達は、全く蓮気も期待していないろくでなしな筋の通らないチンピラだしオマケに、剣崎家の呪いと言われて、女の子は死ぬ三太夫に対抗して、四朗を産むが、今度は四朗はクズだしそんな感じの母親要の想いが四朗にはヒシヒシのしかかりました。小さな頃から。。。吾朗太からオマエの母親はロクでもないと言われて。。。
でも、四朗も怒るどころか心底本当にそう思っていましたし、四朗は小さな頃から、要が吾朗太にてを出さないように監視していました。真央が、「あなたは、吾朗太を守る為にもヤクザに向かないけれど、剣崎家から三太夫みたいに養子に出されなかったわ。。。お父さんも、まさか実の母親の要があなたを虐待するなんて考えてもいなかったから。。。あなたはゆくゆく知り合いの料理人に預ければいいとお父さんは思って。。。」と、言いました。
「そうだったんだ。。。まぁ、三ちゃんみたいに、かっこよくて優秀で人より抜きん出ていればヤクザの子どもだろうが跡取りに欲しいって良家から養子の話しはあって当たり前だよ。だけど、僕は取り柄もない平凡だし。。まぁ、ヤクザの息子の箸にも棒にもかからないなら。。わざわざ貰い手なんかないさ。」四朗がため息をつきますが、真央は
「誤解だわよ。お父さんは、お父さんなりの貴方への愛し方だったのよ。貴方を信頼しているから吾朗太のそばに置きたかったんだし。あなたは本妻の子どもだから、わざわざ養子に出すまでもないし、愛人の子どもの吾朗太を可愛がって守れる優しさがある事を知っていたのよ。要が跡取りの吾朗太に手を掛けるかもしれないじゃない。。。」
すべては愛情だったのか。。。今となってはもうわからない。父親の蓮気は、四朗が小学校高学年ぐらいで抗争で撃たれて死んでいるし。。そもそもあまり家にいないし怖くてあまり口もきかなかったけどなんというか、もう。。。
ああ、でも、今思えばあの時吾朗太が助けてくれて立ち直れて。結局、最後はどんでん返しの大逆転で自分らしい生活をスイスイ送っていて。ヤクザの環境とも無縁になった。もう石鍋家の若主人なので、申し訳ないが、蓮気や吾朗太には心の中で手を合わせている。。。
積み重なった挫折感は、実は芯には幸せが潜み隠れていたのかもしれないし、本当は、人生に一切の無駄も不幸もないかもしれない。
夢の中の四朗は、顔を上げた。真央がにっこり微笑んで。。。
「今は。、。吾朗太は、幽霊になってさまよっているわ。。主に死体が見つかったプルメリア島を本拠地として。。でもね、あの子も成仏して天国に行けるチャンスが訪れたかもしれないのよ。。。」「て。。。天国チャンスどういう事。。。けっこう悪さしてたんじゃないか。。もちろん身贔屓で僕だって吾朗太が安らかに眠って健やかな来世をと望んでいるよ。。。でも。。」
あの吾朗太が天国に行けるのだろうか。。殺人はないにしろ、女を騙して女に暴力を振るったり闇金を経営したり。。確かに自分には優しい奴だったけど。。
真央は少し顔を赤くして。。。「私は3歳で亡くなって、年齢は3歳のまま。。。今から10年ぐらいは前になるかしら。。私と一緒ぐらいの3歳で交通事故で亡くなったおんなじハリネズミの男の子と友達になって。。。その子は天使になったのよ。私も、今は天使になったんだけど。。それで、その男の子から、アプローチされて。。。」四朗はびっくりして「え、ええっ。。ね、姉さん、今から10年ぐらい前って。。かなり歳下すぎの。。。」
「だから、誤解しないでちょうだい。私は3歳のままだから、同い年なんです。その子は、私に自分にできるお願いをできる範囲で叶えてあげるからと言ってきたのよ。だから、私は、自分の身内の成仏はお互いにはできないから、亡くなった私の弟の吾朗太を天国に送って欲しい、私もその子の事は好きだから、そのお願いを叶えてくれたら。。。来世一緒に家族になりましょうって約束したのよ。。。」
残念ながら、真央の話しだと。。。
吾朗太は成仏していない
幽霊の吾朗太は記憶を無くしていて、吾朗太が記憶を取り戻し、自分がどうやって亡くなったのか死因や殺人の場合犯人が自覚できれば。
この世であてどなくさまよっているらしい
吾朗太は天国へ行けるというのだ、
「四朗、あなたと三太夫は、女性を大事にしてきましたね。」三歳の外見に似合わない中身が大人びた真央が言いました。四朗はびっくりして
「特になんもしてないです。僕は全然モテなかったしおもしろくもない平凡だし性格が不器用な反面、手先だけは器用だからそれぐらいしか取り柄がないしだから、ヤクザも怖いしできないし亡くなったオヤジも菓子屋なんかチャラチャラ男がやりやがってしかも婿養子でとさぞや嘆いている事だろうよ。」ところが、真央は叱責するかのように、でも最後には笑って「あなたはそれでいいのよ。それが貴方らしいんだし。ヤクザの子どもだからって、子どもをヤクザにしたくない親の方が大多数でしょう私だって、三歳で亡くなったけどもしも大人になってヤクザと結婚するなんて言ったら、お父さんは敵味方関係なしで絶対相手のヤクザを許さないでしょうし、相手を半殺しにしていたでしょうし。それに、もしも私が入れ墨なんていれようもんならそれこそ気が狂っていたでしょうね。女が、女らしい蝶々や薔薇や、小さなタトゥーですら許さないでしょうよ。。。四朗、お父さんはあなたがまだ子どもの頃に抗争で亡くなったけど。。お父さんは、四朗が手先が器用なのと毎年お父さんの誕生日にケーキを作っていたじゃない。あれは、甘いものが大好きなお父さんも喜んでいたし、あなたが子どもの頃に亡くなったからわからなかっただろうけど、四朗を知り合いの料理人かパテシィエか、ウチの組もいろいろ料理関係にはいいところに知り合いはいたじゃない。四朗がその気なら、お父さんあなたの為に紹介状を書くつもりだったみたいよ。」
「えっ。。。オヤジが。。。まさか。。見ててくれたんだ。。。僕が小学校高学年ぐらいにオヤジは死んでるから。。将来の話しなんかした事なかったし。実は。。。料理系の仕事に就くのをもしもオヤジが生きていたらチャラチャラしやがってそれでも男か、オマエは剣崎組の息子だろうにと、怒鳴られるだろうなとで、まぁ、オヤジもいない事だし。学生時代にバイトしてそのまま、パテシィエになって。。。今さらオヤジが生きていたら料理の。。。しかも、パテシィエとか、婿養子だとか怒っていたろうなとか、自分には期待されていなかったかなとも思う事があって。。。そうやってモヤモヤ考えていたんだ。」すると、真央は笑い出し「何を言ってるの。。。誤解だわよ。。料理関係なんてまだまだ男性社会だし、パテシィエも男性の方が多いじゃない。それに、お父さんは、四朗がヤクザにならないというかなれない性分を喜んでいたわよ。婿養子も、ヤクザの息子がいいご家庭のしかも天職に婿入りできて感慨無量だわよ。お父さんは、わざわざ三太夫を伊集院家に養子に出したじゃない。三太夫も絶対ヤクザには向かない性分だったし、三太夫は愛人の子どもだったし、私たちの母親からもヤクザの実家からも、引き離したかったのよ。三太夫は、神童と呼ばれるぐらい賢いし、私たちの母の要が命を狙うかもしれないでしょう。四朗は、本妻で要の息子だし、だから、わざわざ養子に出さず将来的にお父さんは貴方を自分の懇意の知人や友人もいる料理関係の仕事の世話をしようと考えていたと思うわ吾朗太は、三太夫ともども愛人の子どもだけど。。。でも、あの子はヤクザの性分だし、お父さんが跡取りに決められていたからね。」「そう。。。でも。。。僕は。。ヤクザに向かないし。。。取り柄もないしで。。。唯一、小さな頃に趣味でスイーツを作るのが好きで甘党なオヤジに褒められていたけどあれが嬉しくていろいろ。。オヤジはちゃんと僕を見てくれていたんだなぁ。取り柄はないし気が弱いし。。モテなかったし。。僕なんか、どうでもいいと思ってた。三ちゃんがヤクザに向かないから将来の為にとわざわざいいご家庭に養子に出されてヤクザと縁切りされたけど、僕もオヤジにとってどうでもいいからヤクザに全然向かない性格なのを知ってる癖に放置されていたと思って」そういう四朗に、真央は、「四朗ね、三太夫は特殊なのよ。。あの子は神童と呼ばれるぐらいの子であってなかなかそういう子は滅多にいないぐらいだし。四朗、それにあなたはモテなかったしって言うけど。。。それは基準値を吾朗太に置いてない近くに吾朗太みたいに貢がれて当たり前女性が寄ってきて貢がれてなんか買って貰ったり何人か女性がいても遊びの一人でいいからっていうそんな男性が基準として見てるから貴方は勝手にそれに比べて自分はモテないんじゃないかとか、三太夫に比べて頭が悪いんじゃないかとか。。。勝手にそう思い込み過ぎてるけど、吾朗太がモテるのはあれもあれで。。特殊な事なのよ。。」ああ、そうだ思い出したあれは。。。自殺未遂をした、中学生の頃。。突然自分の存在価値に疑問が湧いてきて死にたくなって。。
首をつろうとした。今でもフッと鴨居にかけたロープがくっきりとよみがえる。。イリュージョンのように。。。
あの時、あまり家に寄り付かない吾朗太がたまたま帰ってきて、発見されて。。。力任せに殴られた
後にも先にも吾朗太に殴られたのはそれきりだけど吾朗太も、言い訳する自分に向かって、オマエはおかしい、モテないモテないってオマエから女性を避けてるし、それにオマエはカッコよくないかもしれないが、普通だと思うし、世の中の男も女も見かけは十人並みが大多数だろうに。。
イケメンも美男美女も、反対にブサイクもドブスも少数派だしイケメンじゃないイコールブサイクではないそれに、オマエは賢い方だと思うぞ、ただ三太夫と比べるから悪いんだ比べてどうのこうのと言う方がアホらしいだいたい誰かと比べるから惨めになるんだと言われて、ハッと目からウロコが落ちたある程度大人になって、街中でチーマーに絡まれて吾朗太と偶然再開して、吾朗太の子分で吾朗太がチーマーをボコボコにしていたけど あの時も五朗太には助けて貰って
そのあと久しぶりに飲んでというか、吾朗太もかなり弱めのカクテルで、自分はあまりアルコールは好きじゃないし弱いからおんなじようなものを少しだけ飲んだけど。。。
あの時も言われたなオマエはちょっとズレてるんじゃないか別にモテないわけじゃないしちゃんと女と向き合えば女なんかすぐできるだろうに気持ちのどこかで、オマエのお袋。。言っちゃなんだが、アイツはオマエやオレに冷たいし、周りにあんなのがいたらそりゃあ女に幻滅するだろうし、オヤジや俺が女をぶん殴ったり都合よく女を扱ったりでなんだかそういうのを見て女に接するのに嫌になったりしているかもしれんが。。。オマエのお袋みたいな女ばっかりじゃねーんだ、世の中は。まぁ、オマエを産んだ女の悪口言って悪いけどよアイツはオマエを虐待したりオレを殺そうとしたり。。。オマエを産んだ親だからオマエは怒るかもしれないがあんな女はそうそういねーよ。。」
まぁ、確かに母親の要には四朗は散々冷たく当たられていました。というのも、愛人の子どもの異母兄の三太夫がかなり優秀な子どもで四朗の五つ歳上でしたが、それに対抗して本妻の要は今度ばかりはと、長男、次男の小刑を出入りしてヤクザにしかなれない一朗や次水。。。そして。。。優秀な愛人の子ども三太夫が産まれて同じぐらいの時に女の子の真央が産まれて。。
これで、やっと愛人に対抗できる女の子だ、と要が喜んだのもつかのま、女の子が産まれたとなると、旦那の蓮気は真っ青になりました。
確かに、女の子は蓮気にとって目の中に入れても痛くないほど溺愛の対象になりますし、例え馬鹿だろうが可愛い可愛いですが。。。大代剣崎の家系は女の子が育ちません天に昇ったかと思えば。。地獄に突き落とされる。。。待望の女の子の真央が3歳で亡くなり同じぐらいの年齢の愛人の子どもの三太夫はとても利発で。。。見かけは愛人に似て神童と呼ばれるようになり。。
それにまた対抗するように本妻の要は四朗を産んだのですが。。。ところが、四朗は気が弱いし取り柄もなくごく平凡でした。大人しく言う事をきくだけだし。それが。。。要には忌々しく思えて愛人には勝てないというのか。。。身体の弱い若い愛人のなつめに代わり、三太夫も剣崎の三男として養子で引き取り。。
腹が立ってくるけど、賢くていい子だし、なんで上の一朗と次水はろくでなしでヤクザなんだろうそりゃあ、ヤクザのこだからヤクザで仕方ないけどあれ達は、全く蓮気も期待していないろくでなしな筋の通らないチンピラだしオマケに、剣崎家の呪いと言われて、女の子は死ぬ三太夫に対抗して、四朗を産むが、今度は四朗はクズだしそんな感じの母親要の想いが四朗にはヒシヒシのしかかりました。小さな頃から。。。吾朗太からオマエの母親はロクでもないと言われて。。。
でも、四朗も怒るどころか心底本当にそう思っていましたし、四朗は小さな頃から、要が吾朗太にてを出さないように監視していました。真央が、「あなたは、吾朗太を守る為にもヤクザに向かないけれど、剣崎家から三太夫みたいに養子に出されなかったわ。。。お父さんも、まさか実の母親の要があなたを虐待するなんて考えてもいなかったから。。。あなたはゆくゆく知り合いの料理人に預ければいいとお父さんは思って。。。」と、言いました。
「そうだったんだ。。。まぁ、三ちゃんみたいに、かっこよくて優秀で人より抜きん出ていればヤクザの子どもだろうが跡取りに欲しいって良家から養子の話しはあって当たり前だよ。だけど、僕は取り柄もない平凡だし。。まぁ、ヤクザの息子の箸にも棒にもかからないなら。。わざわざ貰い手なんかないさ。」四朗がため息をつきますが、真央は
「誤解だわよ。お父さんは、お父さんなりの貴方への愛し方だったのよ。貴方を信頼しているから吾朗太のそばに置きたかったんだし。あなたは本妻の子どもだから、わざわざ養子に出すまでもないし、愛人の子どもの吾朗太を可愛がって守れる優しさがある事を知っていたのよ。要が跡取りの吾朗太に手を掛けるかもしれないじゃない。。。」
すべては愛情だったのか。。。今となってはもうわからない。父親の蓮気は、四朗が小学校高学年ぐらいで抗争で撃たれて死んでいるし。。そもそもあまり家にいないし怖くてあまり口もきかなかったけどなんというか、もう。。。
ああ、でも、今思えばあの時吾朗太が助けてくれて立ち直れて。結局、最後はどんでん返しの大逆転で自分らしい生活をスイスイ送っていて。ヤクザの環境とも無縁になった。もう石鍋家の若主人なので、申し訳ないが、蓮気や吾朗太には心の中で手を合わせている。。。
積み重なった挫折感は、実は芯には幸せが潜み隠れていたのかもしれないし、本当は、人生に一切の無駄も不幸もないかもしれない。
夢の中の四朗は、顔を上げた。真央がにっこり微笑んで。。。
「今は。、。吾朗太は、幽霊になってさまよっているわ。。主に死体が見つかったプルメリア島を本拠地として。。でもね、あの子も成仏して天国に行けるチャンスが訪れたかもしれないのよ。。。」「て。。。天国チャンスどういう事。。。けっこう悪さしてたんじゃないか。。もちろん身贔屓で僕だって吾朗太が安らかに眠って健やかな来世をと望んでいるよ。。。でも。。」
あの吾朗太が天国に行けるのだろうか。。殺人はないにしろ、女を騙して女に暴力を振るったり闇金を経営したり。。確かに自分には優しい奴だったけど。。
真央は少し顔を赤くして。。。「私は3歳で亡くなって、年齢は3歳のまま。。。今から10年ぐらいは前になるかしら。。私と一緒ぐらいの3歳で交通事故で亡くなったおんなじハリネズミの男の子と友達になって。。。その子は天使になったのよ。私も、今は天使になったんだけど。。それで、その男の子から、アプローチされて。。。」四朗はびっくりして「え、ええっ。。ね、姉さん、今から10年ぐらい前って。。かなり歳下すぎの。。。」
「だから、誤解しないでちょうだい。私は3歳のままだから、同い年なんです。その子は、私に自分にできるお願いをできる範囲で叶えてあげるからと言ってきたのよ。だから、私は、自分の身内の成仏はお互いにはできないから、亡くなった私の弟の吾朗太を天国に送って欲しい、私もその子の事は好きだから、そのお願いを叶えてくれたら。。。来世一緒に家族になりましょうって約束したのよ。。。」
残念ながら、真央の話しだと。。。
吾朗太は成仏していない
幽霊の吾朗太は記憶を無くしていて、吾朗太が記憶を取り戻し、自分がどうやって亡くなったのか死因や殺人の場合犯人が自覚できれば。
この世であてどなくさまよっているらしい
吾朗太は天国へ行けるというのだ、
2022年09月01日
マリッジセレブレーション330絶え間ない微笑みと成長のなかで。。。
「テンテーペズもテンテー」
ベルモが敷地内の幼稚園に出勤すると幼稚園バスが停まりヒヨコ組のぴいなはじめクラスのメンバーが駆け寄ってきた「おはようみなさん。」ベルモは、口ではそう言いながらも頭では時間に押されて深刻な問題でいっぱいいっぱいギリギリだった
もう、時間がない、明日の正午まで明日の正午までに、俊さんか吾朗太さんのどちらかに。。東京の純ちゃんに嫌がらせをしてくれなんて事を頼まなければならない吾朗太さんは、幽霊だから瞬間的に移動する事ができるけど、俊さんの場合は。。瞬間移動できるスプラッシュシールドのUFOを事情を話してレンタルしなければならないのだ。プレゼンスレンタカーは、和尚の許可を貰ってレンタルしに行っても申請があるし。。
産みの母親の葉月の会社のアマゾネスサンクチュアリーの社用のスプラッシュシールドを借りるか。。でも社用で使う用事があるかも。。
やっぱり。借りるとなるとグリちゃんに借りるのが筋だろう。グリちゃんは、ヴィーナスの幼なじみで今長いことヴィーナス達の家にいて神楽町小学校の留学生として学校へ通っているらしいし。それに、ヴィーナスと喧嘩しているけれど俊さんが、純ちゃんの父親ではないかと思うというのは、喧嘩したヴィーナスと仲直りする事ができる。。。
でも。。。それは、俊さんが純ちゃんの父親だと思うからの場合であって。。。
本当の父親が。。。
東京にいる純ちゃんに嫌がらせをすれば、純ちゃんは助かるのだ、あの純ちゃんの穏やかさなら。。どう考えても、俊さんの方が純ちゃんに似ているとは思う。。ヤンチャで気性が激しくてワガママな吾朗太さんには、純ちゃんとは別の世界をいきてる種類だとは思うんだけど。。。
どう考えても純ちゃんに反社会は結びつかない。だけど。。。
チラッと、吾朗太さんに、もしもある人に嫌がらせをしてくれと頼んだと言ってみたら、ベルモは吾朗太さんから叱られたのだ
お前はそういう奴だったのかなんにもしてないやつに嫌がらせをするってそれじゃ、そういうろくでもないパワハラする嫉妬や悔しさにまみれたどクズじゃねーかみたいに怒ってきたのだけっこう、吾朗太さんは任侠道というか、アレで筋が通らない事は代嫌いなようで。
だから、例え話だから、夢物語の話し半分で、もしもの話だからとベルモはごまかしたけど。
純ちゃんの本当の父親が
嫌がらせをすれば純ちゃんが助かる、なんて。
木蓮寺の御本尊様は確かにそう言っているのだなんかの間違い御本尊様が嫌がらせをしろなんて。。。だけど、何度きいても御本尊様はそうおっしゃる。。。頭がクラクラしそう。。。ベルモがそう思っていると、「テンテー、どうちたのよう。早く行こう、エマさぁ〜、今日発表なんだもん。早く、早くぅ〜」
ヒヨコ組の生徒のひとりの
ミニ豚のエマが、ベルモの腕を一本引っ張りました、エマは一卵性双生児で、その妹の美憂は違うクラスでしたが、美憂は大人しくお利口なのに比べてエマがクラスのリーダーのぴいなに並ぶかなりのお喋りでアホなので、それをたまたま知った吾朗太さんが双子の豚すらアホな方か。。ブーコのクラスはヤバいのの寄せ集めだし、アホ集めだし。そういうのわざわざなすりつけられてるんだろうと言うだけど木蓮寺幼稚園の園児の特にヒヨコ組は地元の人たちに大人気で生徒が悶絶級に可愛いとファンクラブまであるのです。
ベルモは気づくと捕まった宇宙人のようにクラスの生徒たちに取り囲まれて押されていくベルモは、だいたい登園して生徒に見つかると生徒達は尻尾を振って喜び角砂糖を発見した軍隊蟻の様に、ベルモにあっという間に群がってどんどんヒヨコ組のクラスに運ばれて押されていくのがいつものパターンでした。
エマが言う発表というのは、順番に毎日5、6人が朝の学級朝礼でなんでもいいので最近嬉しかった事を中心に、喜怒哀楽自分が思った事や感じた事を発表していました。朝のパブリケーションは、木蓮幼稚園全クラスの課題で、園児が将来のために、小さな頃から自然に自分の考えをまとめて発表できる訓練として感性を豊かにして発言力を身につけるレッスンでした。ベルモが、お寺の僧侶としてただ黙って相手の話しを聴く傾聴の修行とは真逆でしたが発表する人、相手の話しを聞いて感覚を豊かにしたり視野を広げる事にもなり、生徒にも保護者にも大好評でした。プルメリア島は常夏なので木蓮幼稚園には、子どもの野菜嫌い防止に園児の夏野菜の栽培活動もあり、枝豆やトマト、オクラやナスやきゅうりやとうもろこしの栽培もしています。園児が代わる代わる当番で水やりや草取りをしますが、幼稚園がお休みの時は、木蓮寺の僧侶が栽培の担当をしています。絵本なども先入観を植え付けないために、ピーマンが嫌いだの人参が嫌いだのそういう子どもは野菜が嫌いであるという内容の絵本は置かない事にしていました。それに、そんな事より特に女の子には野菜をいっぱい食べると美人になるとでも言っておけば良いのです。サンタクロースがいるとか、野菜をたくさん食べると美人になるとかそういうものは嘘であろうとなかろうと、子どもの成長には欠かせないロマンであり。現実に地に足をきっちりつけて歩みつつも、そういう愛のあるロマンと遊び心を胸に毎日元気にスクスク成長すれば良いのです。
木蓮寺幼稚園は、お寺が経営していて、園児に対して
お坊さんが嘘をつくのはいい事なのかと頭のガチガチな偏屈な人から時に言われても、それは嘘をつくというより、生き物が生きて行く上での愛に基づく必要な情緒や思いやりでありまして。現実生活を、生きていく上での必要な希望だとベルモは思うし。お寺の檀家さんが年老いても、親から子どもの頃に新しい靴は初めて履く時は午前中に卸さないと不幸になるから絶対守っているとか、夜口笛を吹くと蛇が来るから絶対に夜は口笛を吹かないなどそんな事嘘だなんだと突っ込まずに、靴はこれから午前中午前中新しい靴をおろすのは、
人生どんどん陽が昇る道を歩いていくようにというニュアンスだし、口笛は、夜は静かにしましょうね、というニュアンスとか。守っていればワクワクしたり礼儀あったりで
いい事はあるんだから、
ああそうなんですね、とか、それもそうですよねとか、根拠もなくバカバカしい迷信なのかもしれないけれど、そういうのはそれでいいんじゃないかと思う。
あら。。。小さなSPに守られたVIPのように、いつものように生徒に囲まれて押されていくベルモのポケットのスマホのバイブレーションがブルブルします。。。
直感的に、ヴィーナスからだ。。。と思いました。そう、ヴィーナスとは今は喧嘩中それこそ。。。今悩んでいる純ちゃんの事で。。。
ベルモは、ヴィーナスやミリオンとみつごのきょうだいですが三人3色で全く別の生活環境で育って3人とも全然違う性格なのですが喧嘩っ早いヴィーナスに今回は一方的にブチ切れられてとは言うものの。今回の喧嘩では、ベルモが純ちゃんは、ヤクザ反社会の吾朗太さんの娘なのではないかとヴィーナスに相談した事で、そんな女性に対して暴力を振るったり、女性に貢がせたり純ちゃんがヤクザの娘のわけないでしょうと本当に怒っていて確かに共通の友達を、しかも一般的な同世代女性より上品でおっとりし、おぼこい、ザ、善人の純ちゃんをヤクザの娘なんて言ったら。。。ヴィーナスが怒る気持ちもよくわかるので、ベルモは何も言わずに言われるままに激しく罵倒されて電話を切られてしまいました。
ああ。。。確かに。。でも。。。いま、ベルモ自身が純ちゃんの生死の分岐点を背負っていると思うとあまりに重すぎてさすがにヴィーナスには相談できずヴィーナスに相談したらあまりよくも考えずにイケイケで、俊さんに物事を頼みに突っ走るのが目に見えてるし
この事は誰にも言わない方がいいかもしれない一人で抱え込むのは辛いだけど、ここでヴィーナスに純ちゃんの事を打ち明けてしまったら、問題を仕切られて問答無用に考えるまでもなく首に縄を付けてでも猪突猛進に俊さんのところへ引きずって行かれるだけだし。。。親友グリちゃんに、すぐUFOを出せと指示するだろう。
何があっても
言ってはいけない。
仏様は、御本尊様は人生は選択の自由があり選択の連続でそれが人生である、
でも、その選択でゲーム同様そこでゲームオーバーになる事も、クリアになる事もあるのだ。でも、それこそが人生である。そして、時として今のベルモのように他人の大きな人生の分岐点を担う場合がある。
もしかしたら、生命の瀬戸際に助かるかもしれないという運命の鍵を握る人と友人や人間関係を築くのも運だし。とにかくなにもしないならダメで終わるものは、行動すれば変わるかもしれないチャンスがある。。。
生きていて最低なのは、良くなるチャンスがあるのにも関わらず、チャンスを掴まず何もしない事である。限られた時間の中で生きていて良くなろう、成長しようと行動しないのは意味がない。生き物は様々な体験をして成長して幸せになる為にみんなこの世に生まれてきているのだから。。
ベルモは、捕まえられた宇宙人か犯罪者のように、群がる園児達に教室に押されながらヴィーナスの着信の確認は後でいい、多分ヴィーナスからのLINEで、喧嘩した事をサラッと棚に上げてそろそろ耳掃除と、耳掃除の訪問の催促だろうし。ヴィーナスは耳掃除のキチガイだし。1ヶ月に一度目安にわざわざ遊びがてらにベルモや妹分のチワワ達の耳掃除にやってくるそりゃ。。。まぁ。。。ヴィーナスの耳掃除と言えば至福の生きながらの天国で。ベルモやチワワ達はカサカサの乾燥耳后なのでおまけに耳の新陳代謝がかなり活発なので耳掃除キチガイのヴィーナスの格好のターゲットにされているもともとベルモの妹分の二人のチワワ達は、耳掃除がだいっ嫌いで泣いて逃げ回って大変だったのだが、ヴィーナスの耳掃除にウットリしてあまりに気持ちよくて途中で眠ってしまうぐらいでこっちは大助かりなんだけど。
どうせ、そろそろ耳掃除の予定でも聞いてくるんだろうな。子どもは危ないから絶対に自分で触るなと、ヴィーナスに自分で耳掃除するのを禁止されているし。
自分だって子どものくせに危ないのは言い訳で、どうせ先に耳掃除して綺麗にしてしまうと耳かきセラピストの自分がつまらないからそうやって命令するんでしょうよ。まぁ。。。後でテキトーに返信でもするか。あたしがこんなに悩んでるのも知らないで。まぁ、ヴィーナスに知られたらひっかきまわされるしというわけで、ベルモはおそらくヴィーナスからのLINEを後回しにのんびりと無視しました。
そして、またまた時間はさかのぼり。東京銀座の、洋菓子老舗店のスターパテシィエであり、若旦那の四朗の夢の中は。。。それまでは、幼い頃の走馬灯と思い出をたどる明晰夢でしたが。。。そこからは、本当に夢のようで、四朗が産まれる前に亡くなった姉の真央と対座しています。亡くなった人、というのはわかっていましたがかと言って怖いわけではなく。周りはマゼンダカラーに包まれています。ああ、そうか。うちには実家には、昔姉さんの小さなマゼンダカラーの仏壇があったけどあれは姉さんが大好きな色だったらしい。
そう、父親から聞いた事がある。
赤のようなピンクのような。。見かけは幼い三歳児の姉。
かしこまる
小学生の夢の中の四朗。。。しかしながら、真央は話す内容が分別極めてかなり大人びていて。。。「残念だわ。。。吾朗太の事は、私も必死で何度か助けてきたのだけれど」
真央は悲しそうにため息をつきました。
ベルモが敷地内の幼稚園に出勤すると幼稚園バスが停まりヒヨコ組のぴいなはじめクラスのメンバーが駆け寄ってきた「おはようみなさん。」ベルモは、口ではそう言いながらも頭では時間に押されて深刻な問題でいっぱいいっぱいギリギリだった
もう、時間がない、明日の正午まで明日の正午までに、俊さんか吾朗太さんのどちらかに。。東京の純ちゃんに嫌がらせをしてくれなんて事を頼まなければならない吾朗太さんは、幽霊だから瞬間的に移動する事ができるけど、俊さんの場合は。。瞬間移動できるスプラッシュシールドのUFOを事情を話してレンタルしなければならないのだ。プレゼンスレンタカーは、和尚の許可を貰ってレンタルしに行っても申請があるし。。
産みの母親の葉月の会社のアマゾネスサンクチュアリーの社用のスプラッシュシールドを借りるか。。でも社用で使う用事があるかも。。
やっぱり。借りるとなるとグリちゃんに借りるのが筋だろう。グリちゃんは、ヴィーナスの幼なじみで今長いことヴィーナス達の家にいて神楽町小学校の留学生として学校へ通っているらしいし。それに、ヴィーナスと喧嘩しているけれど俊さんが、純ちゃんの父親ではないかと思うというのは、喧嘩したヴィーナスと仲直りする事ができる。。。
でも。。。それは、俊さんが純ちゃんの父親だと思うからの場合であって。。。
本当の父親が。。。
東京にいる純ちゃんに嫌がらせをすれば、純ちゃんは助かるのだ、あの純ちゃんの穏やかさなら。。どう考えても、俊さんの方が純ちゃんに似ているとは思う。。ヤンチャで気性が激しくてワガママな吾朗太さんには、純ちゃんとは別の世界をいきてる種類だとは思うんだけど。。。
どう考えても純ちゃんに反社会は結びつかない。だけど。。。
チラッと、吾朗太さんに、もしもある人に嫌がらせをしてくれと頼んだと言ってみたら、ベルモは吾朗太さんから叱られたのだ
お前はそういう奴だったのかなんにもしてないやつに嫌がらせをするってそれじゃ、そういうろくでもないパワハラする嫉妬や悔しさにまみれたどクズじゃねーかみたいに怒ってきたのだけっこう、吾朗太さんは任侠道というか、アレで筋が通らない事は代嫌いなようで。
だから、例え話だから、夢物語の話し半分で、もしもの話だからとベルモはごまかしたけど。
純ちゃんの本当の父親が
嫌がらせをすれば純ちゃんが助かる、なんて。
木蓮寺の御本尊様は確かにそう言っているのだなんかの間違い御本尊様が嫌がらせをしろなんて。。。だけど、何度きいても御本尊様はそうおっしゃる。。。頭がクラクラしそう。。。ベルモがそう思っていると、「テンテー、どうちたのよう。早く行こう、エマさぁ〜、今日発表なんだもん。早く、早くぅ〜」
ヒヨコ組の生徒のひとりの
ミニ豚のエマが、ベルモの腕を一本引っ張りました、エマは一卵性双生児で、その妹の美憂は違うクラスでしたが、美憂は大人しくお利口なのに比べてエマがクラスのリーダーのぴいなに並ぶかなりのお喋りでアホなので、それをたまたま知った吾朗太さんが双子の豚すらアホな方か。。ブーコのクラスはヤバいのの寄せ集めだし、アホ集めだし。そういうのわざわざなすりつけられてるんだろうと言うだけど木蓮寺幼稚園の園児の特にヒヨコ組は地元の人たちに大人気で生徒が悶絶級に可愛いとファンクラブまであるのです。
ベルモは気づくと捕まった宇宙人のようにクラスの生徒たちに取り囲まれて押されていくベルモは、だいたい登園して生徒に見つかると生徒達は尻尾を振って喜び角砂糖を発見した軍隊蟻の様に、ベルモにあっという間に群がってどんどんヒヨコ組のクラスに運ばれて押されていくのがいつものパターンでした。
エマが言う発表というのは、順番に毎日5、6人が朝の学級朝礼でなんでもいいので最近嬉しかった事を中心に、喜怒哀楽自分が思った事や感じた事を発表していました。朝のパブリケーションは、木蓮幼稚園全クラスの課題で、園児が将来のために、小さな頃から自然に自分の考えをまとめて発表できる訓練として感性を豊かにして発言力を身につけるレッスンでした。ベルモが、お寺の僧侶としてただ黙って相手の話しを聴く傾聴の修行とは真逆でしたが発表する人、相手の話しを聞いて感覚を豊かにしたり視野を広げる事にもなり、生徒にも保護者にも大好評でした。プルメリア島は常夏なので木蓮幼稚園には、子どもの野菜嫌い防止に園児の夏野菜の栽培活動もあり、枝豆やトマト、オクラやナスやきゅうりやとうもろこしの栽培もしています。園児が代わる代わる当番で水やりや草取りをしますが、幼稚園がお休みの時は、木蓮寺の僧侶が栽培の担当をしています。絵本なども先入観を植え付けないために、ピーマンが嫌いだの人参が嫌いだのそういう子どもは野菜が嫌いであるという内容の絵本は置かない事にしていました。それに、そんな事より特に女の子には野菜をいっぱい食べると美人になるとでも言っておけば良いのです。サンタクロースがいるとか、野菜をたくさん食べると美人になるとかそういうものは嘘であろうとなかろうと、子どもの成長には欠かせないロマンであり。現実に地に足をきっちりつけて歩みつつも、そういう愛のあるロマンと遊び心を胸に毎日元気にスクスク成長すれば良いのです。
木蓮寺幼稚園は、お寺が経営していて、園児に対して
お坊さんが嘘をつくのはいい事なのかと頭のガチガチな偏屈な人から時に言われても、それは嘘をつくというより、生き物が生きて行く上での愛に基づく必要な情緒や思いやりでありまして。現実生活を、生きていく上での必要な希望だとベルモは思うし。お寺の檀家さんが年老いても、親から子どもの頃に新しい靴は初めて履く時は午前中に卸さないと不幸になるから絶対守っているとか、夜口笛を吹くと蛇が来るから絶対に夜は口笛を吹かないなどそんな事嘘だなんだと突っ込まずに、靴はこれから午前中午前中新しい靴をおろすのは、
人生どんどん陽が昇る道を歩いていくようにというニュアンスだし、口笛は、夜は静かにしましょうね、というニュアンスとか。守っていればワクワクしたり礼儀あったりで
いい事はあるんだから、
ああそうなんですね、とか、それもそうですよねとか、根拠もなくバカバカしい迷信なのかもしれないけれど、そういうのはそれでいいんじゃないかと思う。
あら。。。小さなSPに守られたVIPのように、いつものように生徒に囲まれて押されていくベルモのポケットのスマホのバイブレーションがブルブルします。。。
直感的に、ヴィーナスからだ。。。と思いました。そう、ヴィーナスとは今は喧嘩中それこそ。。。今悩んでいる純ちゃんの事で。。。
ベルモは、ヴィーナスやミリオンとみつごのきょうだいですが三人3色で全く別の生活環境で育って3人とも全然違う性格なのですが喧嘩っ早いヴィーナスに今回は一方的にブチ切れられてとは言うものの。今回の喧嘩では、ベルモが純ちゃんは、ヤクザ反社会の吾朗太さんの娘なのではないかとヴィーナスに相談した事で、そんな女性に対して暴力を振るったり、女性に貢がせたり純ちゃんがヤクザの娘のわけないでしょうと本当に怒っていて確かに共通の友達を、しかも一般的な同世代女性より上品でおっとりし、おぼこい、ザ、善人の純ちゃんをヤクザの娘なんて言ったら。。。ヴィーナスが怒る気持ちもよくわかるので、ベルモは何も言わずに言われるままに激しく罵倒されて電話を切られてしまいました。
ああ。。。確かに。。でも。。。いま、ベルモ自身が純ちゃんの生死の分岐点を背負っていると思うとあまりに重すぎてさすがにヴィーナスには相談できずヴィーナスに相談したらあまりよくも考えずにイケイケで、俊さんに物事を頼みに突っ走るのが目に見えてるし
この事は誰にも言わない方がいいかもしれない一人で抱え込むのは辛いだけど、ここでヴィーナスに純ちゃんの事を打ち明けてしまったら、問題を仕切られて問答無用に考えるまでもなく首に縄を付けてでも猪突猛進に俊さんのところへ引きずって行かれるだけだし。。。親友グリちゃんに、すぐUFOを出せと指示するだろう。
何があっても
言ってはいけない。
仏様は、御本尊様は人生は選択の自由があり選択の連続でそれが人生である、
でも、その選択でゲーム同様そこでゲームオーバーになる事も、クリアになる事もあるのだ。でも、それこそが人生である。そして、時として今のベルモのように他人の大きな人生の分岐点を担う場合がある。
もしかしたら、生命の瀬戸際に助かるかもしれないという運命の鍵を握る人と友人や人間関係を築くのも運だし。とにかくなにもしないならダメで終わるものは、行動すれば変わるかもしれないチャンスがある。。。
生きていて最低なのは、良くなるチャンスがあるのにも関わらず、チャンスを掴まず何もしない事である。限られた時間の中で生きていて良くなろう、成長しようと行動しないのは意味がない。生き物は様々な体験をして成長して幸せになる為にみんなこの世に生まれてきているのだから。。
ベルモは、捕まえられた宇宙人か犯罪者のように、群がる園児達に教室に押されながらヴィーナスの着信の確認は後でいい、多分ヴィーナスからのLINEで、喧嘩した事をサラッと棚に上げてそろそろ耳掃除と、耳掃除の訪問の催促だろうし。ヴィーナスは耳掃除のキチガイだし。1ヶ月に一度目安にわざわざ遊びがてらにベルモや妹分のチワワ達の耳掃除にやってくるそりゃ。。。まぁ。。。ヴィーナスの耳掃除と言えば至福の生きながらの天国で。ベルモやチワワ達はカサカサの乾燥耳后なのでおまけに耳の新陳代謝がかなり活発なので耳掃除キチガイのヴィーナスの格好のターゲットにされているもともとベルモの妹分の二人のチワワ達は、耳掃除がだいっ嫌いで泣いて逃げ回って大変だったのだが、ヴィーナスの耳掃除にウットリしてあまりに気持ちよくて途中で眠ってしまうぐらいでこっちは大助かりなんだけど。
どうせ、そろそろ耳掃除の予定でも聞いてくるんだろうな。子どもは危ないから絶対に自分で触るなと、ヴィーナスに自分で耳掃除するのを禁止されているし。
自分だって子どものくせに危ないのは言い訳で、どうせ先に耳掃除して綺麗にしてしまうと耳かきセラピストの自分がつまらないからそうやって命令するんでしょうよ。まぁ。。。後でテキトーに返信でもするか。あたしがこんなに悩んでるのも知らないで。まぁ、ヴィーナスに知られたらひっかきまわされるしというわけで、ベルモはおそらくヴィーナスからのLINEを後回しにのんびりと無視しました。
そして、またまた時間はさかのぼり。東京銀座の、洋菓子老舗店のスターパテシィエであり、若旦那の四朗の夢の中は。。。それまでは、幼い頃の走馬灯と思い出をたどる明晰夢でしたが。。。そこからは、本当に夢のようで、四朗が産まれる前に亡くなった姉の真央と対座しています。亡くなった人、というのはわかっていましたがかと言って怖いわけではなく。周りはマゼンダカラーに包まれています。ああ、そうか。うちには実家には、昔姉さんの小さなマゼンダカラーの仏壇があったけどあれは姉さんが大好きな色だったらしい。
そう、父親から聞いた事がある。
赤のようなピンクのような。。見かけは幼い三歳児の姉。
かしこまる
小学生の夢の中の四朗。。。しかしながら、真央は話す内容が分別極めてかなり大人びていて。。。「残念だわ。。。吾朗太の事は、私も必死で何度か助けてきたのだけれど」
真央は悲しそうにため息をつきました。
2022年08月24日
マリッジセレブレーション。。。329遠い記憶と繋がる眠りの中で。。。
なんて夢。。。
石鍋四朗の夢の続きは幼かったあの日そうそう、小学生の時に週に3回ぐらいソロバンに行ってたし、週一回スイミングスクールに行っていた。家にいると母親の要に怒鳴り散らされるし吾朗太は小学校に入るとヤンチャなガキの友達と遊んで帰ってこない事もあったし。たまたま、あの日吾朗太は友達との約束がなく四朗はソロバン、若い衆も少なめでチャンスとばかりに要が人払いをしたんだろう
要は、誰かわからない贈り物だったので冷蔵庫に入れておいたと言った。
吾朗太が食べたチョコレートは、調べた結果別に毒が入っているわけではなかったので、医者の診断も吾朗太はウイスキーにアレルギーがあるようだだから他の組が毒入りチョコレートを剣崎組に送ったドンパチではない。でも、蟻かというぐらいに甘いものが好きな吾朗太が冷蔵庫にチョコレートが入っていたら口に入れるに決まってるのだそうじゃなくても、吾朗太は小さいのもあるけどアルコールに弱い体質で2歳ぐらいの時に若い衆の冷蔵庫のカクテルをジュースだと思って飲んで倒れて搬送された事があっただけど、勝手に若い衆の冷蔵庫を開けて勝手にカクテルを飲んだのは吾朗太だったので若い衆は不問で、吾朗太がアルコールを口にしないように気をつけるという事になった今回も、ウイスキーボンボンか普通のチョコレートかわからないようなパッケージで、裏に小さくウイスキーと書いてあるようなもので、
多分要が魔の隙間時間を狙って用意したものだろう。蓮気は全くお酒は飲めないが、暴力団の組長で甘いものが好きと言う事が知れ渡っているし、気を効かせて大人のチョコレートを誰かが送ってきても全然怪しくはない。むしろ、蓮気は全然酒を飲めないというのに、イメージで酒をよく飲みそうにみえるのだ。
夢の中で、過去に起きた事がリアルに再現されて自分も明晰夢のように夢の中だとわかっているなんて。。なんて奇妙な。。
吾朗太は、そんなアレルギーの生死をさ迷うアナフィラキーショックを起こした時に姉の真央に逢ったという。。。橋の向こうの真央。。それはそれは吸い込まれるように言葉では表せない美しさが無限に広がっていたという。。
そりゃあ、橋の向こうへと誰もが行ってしまう事だろう、しかしながら真央が怒ってそれを止めたのだ。ヤンチャで横着だった吾朗太は、幼かったのでヤンチャしようと、まだまだ小さいので可哀想だと天国行きだったのかもしれないな。。
でも。。よくよく考えると吾朗太は喧嘩したり反社会の東京邪神軍に入って暴れてたけどかと言って別に弱い子をいじめたという訳ではない。女に貢がせたり殴ったり複数女がいたらしいが、吾朗太は女の方から寄ってきて尽くすのだだから吾朗太からしたら勝手に女が寄ってくる、こっちはそこまで好きでもない女と付き合ってるんだから金を貢がせたりしてもあっちは好きな男と付き合えるんだからと下心で金で媚びて来る女も悪いとは思う。何にもメリットもなければ吾朗太も惚れた女性じゃあるまいし、相手にしないのだ。めちゃくちゃ理不尽な事をする性分でもない気がするのは、兄弟の贔屓目かもしれないけど天国に渡りそうになった幼い吾朗太を追い返した姉さんは、どうにかして吾朗太を生かしてあげたいと思ったんだろうか、それとも、天国のような楽園に吾朗太が行くのを許せなかったんで、生かしてもっとこの世で苦労させたかったのかだけど、あれから黙って仏壇にこっそりと手を合わせていた吾朗太は死にたくなかったし、中学生ぐらいに自分の存在価値に不安を感じて自殺しようとした自分を今度は逆に吾朗太が発見して止められて思いっきりぶん殴られた吾朗太から殴られて当たり前だし、あれ以外に吾朗太から殴られた事なんて全くない。
吾朗太は、四朗が生命を大事にしないから殴ったんだ。
結局は吾朗太は死んでいた生活からして、父親の蓮気もだけど長生きはできない生活環境だとは思う。
だけど。。。吾朗太は自分から死ぬなんて、許されない事なんだ、吾朗太は自殺なんかじゃないはっ。。。すると。。突然あたりがグルグル渦巻いて。。。
遠くから地鳴りのような音がしたかと思うと突然大地をつんざくような音がする。。。突風に煽られたかと思うと。。。
あっ。。。四朗は思わず目をつぶった目を開けると。。。美しいグラデーションが四朗の前に限りなくどんどん広がっていく。思い出されるのを待ち望んでいたかのような心の根底にある過去の出来事がいま夢として夢の中にいて子どもの頃に帰った自分が体感しつつ。。この夢は。。いったいこのまま
どうなってしまうんだろう。。。
「ご、吾朗太。。、吾朗太。。」グラデーションに包まれてひとり。さっきまでいた吾朗太ではなく今はなきあの懐かしくも悲しい剣崎家の実家でもない
そのとき、四朗、四朗、天からあの小さな女の子の声がする。。と、思ったら
四朗の目の前には、突然あの実家の仏壇の女の子。。。3歳ぐらいで亡くなった真央が現れた。。。
「あ。。。あの。。」夢の中の四朗は10歳前後ぐらい。そんな四朗に真央が、
「あなたと三太夫は助かって幸せに暮らしているのですね。。でも。。。吾朗太は。。私が何度も助けようとしたけど。。。結局はあの子は先祖代々の業、。。女性を大事に出来なかったから。。」
3歳ぐらいの幼い女の子幼い声なのに。。話す内容は、四朗よりずっとずっと大人びている。。。
そして。。こちらは、同じ日の時が進んだ福の神の街の神楽町市海辺の白い家で。
住人の1人であるヴィーナスはとうとう自覚していなかった霊感が発動されたのか不思議な幽霊を視る。。みつごのきょうだいの僧侶の森沢ベルモが超霊媒体質なので美術家でイマジネーション、創造力豊かである為に、お金を積んでも体験できないような体験がしたいと幽霊を視るベルモに時々言ったら、ベルモは無い首を必死に振って誰でも霊感はあるもんだけど、その霊感を自覚できないなら
その方がいい私もいろいろ修行して余計なものは見ないようにコントロールするけどあまりにも疲れた場合それこそ憑かれる可能性があるからと霊感うんぬんには反対していた。ベルモは拾われた赤ちゃんの頃には瀕死の状態で死線をさまよったのか霊感が身についたようだ。その、森沢ベルモの住まいの木蓮寺に住んでいるとう吾朗太という。。
パッキンキンでドクロの入れ墨という反社会の若いハリネズミの幽霊があらわれる。
しかしまぁ。。。話しているうちに、別にこの人は、呪ったり取り憑いたりとヴィーナスに対して全く敵意はないようだ。なんとなく、普段から接しているベルモに言えない相談があるからわざわざ来たのではないかという事だが。。。
吾朗太は。。。実家の剣崎家は呪われているという女の子が育たないし結婚して籍を外れても婿入り先でできた女の子はハタチかそれぐらいまでしか生きられない。よっぽど本人が結婚する前から剣崎家から他の家の養子になればなにもないらしいけど。。。
そして、ベルモもヴィーナスも共通の友人である純ちゃんが吾朗太の子どもであるかもしれないと。。ベルモは言うしかしながら、吾朗太は、いいやつなら托卵で俺の子じゃない旦那を騙して間男に手を出す女が母親なら父親ぐらい反社会やヤクザじゃない、どうせ馬鹿女が独身と嘘をついて引っかけたお人好しだろう、馬鹿女は俺みたいな暴力男から逃げるためにていのいいお人好しをまんまと引っかけたのさだから純って子は俺の子じゃないという
だけど。。。もしかして、俺の子だったらどうしようという心配があってわざわざあたしのところにきたのかしらヴィーナスは思ったけど、だけどそれならわざわざあたしのとこにくるより、ベルモに相談したらいいベルモと喧嘩でもしたのかしら
ヴィーナスは、目の前の幽霊の言う通りに純ちゃんは幾らなんでも反社会の派手なこのヤクザの子どもって事はないのではと思うが、かと言って面と向かって本人にうん、それもそうだよねと言えるはずもなく。そんなこんな戸惑っていると。。幽霊の吾朗太は、
「それにしても、お前、いい香りしてんなぁ。。なんか、付けてるのか」と言い出す
「えっ、あー、これ、桃の香りでしょ。あたし生まれた時から桃が大好きでずーっと、毎日必ず桃を食べるようにしてるけど。。。だからか身体から桃の香りがするようになったんだけど、ベルモは蓮の香りだっけ。。確か、」ヴィーナスが言うと、吾朗太は、「あいつもいい香りだな、蓮か、あいつは霊感が発動すると強い蓮の香りがするって言ってたっけ。。。」
「そうそう、で、あたしたちのあと1人は無臭ね。ま、飲食店でも働いてるし塾講師だから無臭が一番かもね、好き好きあるしね、香りは。。あたしなんか、桃の香りで、学校で時々いい香りだって蟻のようにわざわざ友達が香りを嗅ぎに来たり、切ったら桃の汁が出てくるのかとからかわれたり。。ウザい事があるのよでも、まぁ、桃はやめられないわ。」
「まぁ、それにしても。。。お前が俺をちゃんと視えるのか、ブーコが、お前は霊感を自覚してないって言ってたが。。やっぱり仏さんは頼りにな。。。あっ」吾朗太は口をつぐんだヴィーナスはキョトンとする。。
吾朗太は早朝身体が勝手に動くようにして、スーッと本堂に導かれてしまったそして、なぜか御本尊の前に座り向き合って、手を合わせてしまったのだ
こんな姿、まさかあのブーコか誰かに見られてないだろうなと、焦りつつも、なぜか、フワッといい居心地がしてきた。
なんか。。。なんだろう、なにか思い出しそうだもしかして、こうやって手を合わせている事は生前にどっかでいやいや、おれはヤクザだ、神仏に手を合わせるなんぞあるわけない。。あっても、墓参りぐらいか。。。
ああ、そうだ、記憶取り戻せばあの世へ行けるんだっけ。。このままあの世へ。。と吾朗太がふと感じると、
まだまだ、まだあの世へは行かせない。やるべき事を終えてからだヴィーナスに会え、と、不思議な声が聞こえてきました。
吾朗太が、頭を上げるとそこには御本尊様が。。。こ、この人なのか、おれに話しかけているのはこの人。。。
「あ、あの、ヴィーナスってブーコ、、いや、森沢ベルモのきょうだいでしょうかなんで。。。ブーコ、いや、森沢は、きょうだいで霊感があるのは自分だけという話しで、多分ヴィーナスという人に会っても話しかける事ができないでしょう」と、吾朗太がいうと御本尊様が
「そこは、私がなんとかする心配しなくても。。。とにかく会って来なさい、彼なら足止めをくらわすために私が神通力で昨日接待のオレンジジュースをカクテルと取り替えて二日酔いで
今朝は小学校に遅刻させるように仕向けておいた。これも、貴方との時間をつくるために。」
はガキだろう。。。ガキに酒を飲ましたのかよや、ヤベエんじゃないかなんだかんだでブーコの寺の仏は悪徳寺なんじゃねーか。。。
そう思えば、御本尊様がいうには、
「大丈夫、ヴィーナスは飲み屋の子ども、多少飲ませても病気にならない。とにかく。。。貴方にはミッションがあるって事。。。」吾朗太が勝手にスーッと身体が導かれて手を合わせていると、昔こんな事をしていたような気がした。。。
まさか。。。俺のオヤジのヤー公はヤベエ宗教にでも入れ上げて実家ぶっ潰したんじゃねーだろうな
いやいや、違う、そうじゃない、悪徳周期とか、そんな事じゃないその真逆だ、真逆に。。邪悪邪神どころか、穏やかな気持ちになる事だ。。ふと、早朝の出来事が吾朗太の頭の中によみがえってくる。。。
「ところで。。。アタシのトコヘ来たのは。。ベルモに話せない事でも。。。アタシも今は。。ベルモと喧嘩中で、と言ってもアタシが一方的にブチ切れて。。なんだけど。。」ヴィーナスがまさか、吾朗太さんの事で、ベルモと喧嘩になったとは言えず。。。
「や、ウーン。。。なんか、デブの様子がこのところ変で。嫌がらせをしろと言ったらどう思うとか、訳のわからん事言ってきたりそれと、まぁ、まさかだけど、奴らは寺だし。。ヤバい儀式みたいな素っ頓狂なこと。。。」 吾朗太が言うのだけど。。
「木蓮寺はよくあるオーソドックスなタイプのお寺で、カルト宗教じゃないわよそりゃ、冗談でミリオンがベルモをイジる時にアホみたいにまるでカルト宗教かみたいな事を言うけどそれは、単にミリオンの持ちネタだし。ミリオンちの桑田家も木蓮寺は菩提寺だし。でも、それにしても嫌がらせをベルモがなんでそんな事を。。なんか、冗談でからかわれたんじゃないの」ヴィーナスはそう言うものの。。。
「いや。。めちゃくちゃマジな顔で。。嫌がらせを。。みたいに。。ある人に嫌がらせをしてくれと言われたらどうするみたいに。。嫌がらせを、ってお前そんな奴だったのか俺も死ぬ前ヤクザで人の事言えないけど、お前坊さんだろうがそれとも、お前は壺だの印鑑だのバカ高い詐欺商品をあんたは特別だと嘘ついて幸せになると売りつけるヤクザより酷いゲス宗教だっていうのかよって怒ってやったんだよそしたら。。。ブーコは、違う、これには訳があって。。ってモゴモゴなんか。。あいつ、隠してねーか。変なんだよ。」
ヤクザは最初からヤクザですよと表明しているが、悪徳宗教というのはさも困った人や弱い人の味方だ、正義の味方だと自分はいい人みたいなことを言って内情は詐欺師のヤクザよりもっとタチが悪いしヤクザ以下の最底辺だと吾朗太さんはいう
「嫌がらせまさか。。。キツいとこのあるアタシとミリオンに比べてアイツは。。。穏やかなんだけど。。嫌がらせ」ヴィーナスも首をかしげました。目の前の吾朗太さんも深刻な顔をしていて。。。ウソをついたり、ヴィーナスをからかっているようには見えません。
もしかして、吾朗太さんは。。。元奥さんに娘がいる事を知り、その娘の純ちゃんが、
呪われた剣崎家の血統ではなく全く別の男の血である事を、だから娘は、呪いも早死にもなく。安心しますという事をヴィーナスに同意を求めて。。わざわざ安心する為にここに来たんだろうか。それにしても。。。
ベルモのやつ。。。どういうつもりか嫌がらせ。。。今ごろアイツは職場の木蓮幼稚園だろう。木蓮寺は敷地内に幼稚園があり、そこで教論としても働いている。ヴィーナスも、時々美術の臨時講師で出入りする事は有るけれど。。
なんか、、、どうも気になるわね。ベルモが。。?喧嘩中だけど。。。ここは、気になるし。。。ちょっと探りを入れてみようかしらでも、今ごろ。。アイツは自宅で仕事中だろうけど。。。
石鍋四朗の夢の続きは幼かったあの日そうそう、小学生の時に週に3回ぐらいソロバンに行ってたし、週一回スイミングスクールに行っていた。家にいると母親の要に怒鳴り散らされるし吾朗太は小学校に入るとヤンチャなガキの友達と遊んで帰ってこない事もあったし。たまたま、あの日吾朗太は友達との約束がなく四朗はソロバン、若い衆も少なめでチャンスとばかりに要が人払いをしたんだろう
要は、誰かわからない贈り物だったので冷蔵庫に入れておいたと言った。
吾朗太が食べたチョコレートは、調べた結果別に毒が入っているわけではなかったので、医者の診断も吾朗太はウイスキーにアレルギーがあるようだだから他の組が毒入りチョコレートを剣崎組に送ったドンパチではない。でも、蟻かというぐらいに甘いものが好きな吾朗太が冷蔵庫にチョコレートが入っていたら口に入れるに決まってるのだそうじゃなくても、吾朗太は小さいのもあるけどアルコールに弱い体質で2歳ぐらいの時に若い衆の冷蔵庫のカクテルをジュースだと思って飲んで倒れて搬送された事があっただけど、勝手に若い衆の冷蔵庫を開けて勝手にカクテルを飲んだのは吾朗太だったので若い衆は不問で、吾朗太がアルコールを口にしないように気をつけるという事になった今回も、ウイスキーボンボンか普通のチョコレートかわからないようなパッケージで、裏に小さくウイスキーと書いてあるようなもので、
多分要が魔の隙間時間を狙って用意したものだろう。蓮気は全くお酒は飲めないが、暴力団の組長で甘いものが好きと言う事が知れ渡っているし、気を効かせて大人のチョコレートを誰かが送ってきても全然怪しくはない。むしろ、蓮気は全然酒を飲めないというのに、イメージで酒をよく飲みそうにみえるのだ。
夢の中で、過去に起きた事がリアルに再現されて自分も明晰夢のように夢の中だとわかっているなんて。。なんて奇妙な。。
吾朗太は、そんなアレルギーの生死をさ迷うアナフィラキーショックを起こした時に姉の真央に逢ったという。。。橋の向こうの真央。。それはそれは吸い込まれるように言葉では表せない美しさが無限に広がっていたという。。
そりゃあ、橋の向こうへと誰もが行ってしまう事だろう、しかしながら真央が怒ってそれを止めたのだ。ヤンチャで横着だった吾朗太は、幼かったのでヤンチャしようと、まだまだ小さいので可哀想だと天国行きだったのかもしれないな。。
でも。。よくよく考えると吾朗太は喧嘩したり反社会の東京邪神軍に入って暴れてたけどかと言って別に弱い子をいじめたという訳ではない。女に貢がせたり殴ったり複数女がいたらしいが、吾朗太は女の方から寄ってきて尽くすのだだから吾朗太からしたら勝手に女が寄ってくる、こっちはそこまで好きでもない女と付き合ってるんだから金を貢がせたりしてもあっちは好きな男と付き合えるんだからと下心で金で媚びて来る女も悪いとは思う。何にもメリットもなければ吾朗太も惚れた女性じゃあるまいし、相手にしないのだ。めちゃくちゃ理不尽な事をする性分でもない気がするのは、兄弟の贔屓目かもしれないけど天国に渡りそうになった幼い吾朗太を追い返した姉さんは、どうにかして吾朗太を生かしてあげたいと思ったんだろうか、それとも、天国のような楽園に吾朗太が行くのを許せなかったんで、生かしてもっとこの世で苦労させたかったのかだけど、あれから黙って仏壇にこっそりと手を合わせていた吾朗太は死にたくなかったし、中学生ぐらいに自分の存在価値に不安を感じて自殺しようとした自分を今度は逆に吾朗太が発見して止められて思いっきりぶん殴られた吾朗太から殴られて当たり前だし、あれ以外に吾朗太から殴られた事なんて全くない。
吾朗太は、四朗が生命を大事にしないから殴ったんだ。
結局は吾朗太は死んでいた生活からして、父親の蓮気もだけど長生きはできない生活環境だとは思う。
だけど。。。吾朗太は自分から死ぬなんて、許されない事なんだ、吾朗太は自殺なんかじゃないはっ。。。すると。。突然あたりがグルグル渦巻いて。。。
遠くから地鳴りのような音がしたかと思うと突然大地をつんざくような音がする。。。突風に煽られたかと思うと。。。
あっ。。。四朗は思わず目をつぶった目を開けると。。。美しいグラデーションが四朗の前に限りなくどんどん広がっていく。思い出されるのを待ち望んでいたかのような心の根底にある過去の出来事がいま夢として夢の中にいて子どもの頃に帰った自分が体感しつつ。。この夢は。。いったいこのまま
どうなってしまうんだろう。。。
「ご、吾朗太。。、吾朗太。。」グラデーションに包まれてひとり。さっきまでいた吾朗太ではなく今はなきあの懐かしくも悲しい剣崎家の実家でもない
そのとき、四朗、四朗、天からあの小さな女の子の声がする。。と、思ったら
四朗の目の前には、突然あの実家の仏壇の女の子。。。3歳ぐらいで亡くなった真央が現れた。。。
「あ。。。あの。。」夢の中の四朗は10歳前後ぐらい。そんな四朗に真央が、
「あなたと三太夫は助かって幸せに暮らしているのですね。。でも。。。吾朗太は。。私が何度も助けようとしたけど。。。結局はあの子は先祖代々の業、。。女性を大事に出来なかったから。。」
3歳ぐらいの幼い女の子幼い声なのに。。話す内容は、四朗よりずっとずっと大人びている。。。
そして。。こちらは、同じ日の時が進んだ福の神の街の神楽町市海辺の白い家で。
住人の1人であるヴィーナスはとうとう自覚していなかった霊感が発動されたのか不思議な幽霊を視る。。みつごのきょうだいの僧侶の森沢ベルモが超霊媒体質なので美術家でイマジネーション、創造力豊かである為に、お金を積んでも体験できないような体験がしたいと幽霊を視るベルモに時々言ったら、ベルモは無い首を必死に振って誰でも霊感はあるもんだけど、その霊感を自覚できないなら
その方がいい私もいろいろ修行して余計なものは見ないようにコントロールするけどあまりにも疲れた場合それこそ憑かれる可能性があるからと霊感うんぬんには反対していた。ベルモは拾われた赤ちゃんの頃には瀕死の状態で死線をさまよったのか霊感が身についたようだ。その、森沢ベルモの住まいの木蓮寺に住んでいるとう吾朗太という。。
パッキンキンでドクロの入れ墨という反社会の若いハリネズミの幽霊があらわれる。
しかしまぁ。。。話しているうちに、別にこの人は、呪ったり取り憑いたりとヴィーナスに対して全く敵意はないようだ。なんとなく、普段から接しているベルモに言えない相談があるからわざわざ来たのではないかという事だが。。。
吾朗太は。。。実家の剣崎家は呪われているという女の子が育たないし結婚して籍を外れても婿入り先でできた女の子はハタチかそれぐらいまでしか生きられない。よっぽど本人が結婚する前から剣崎家から他の家の養子になればなにもないらしいけど。。。
そして、ベルモもヴィーナスも共通の友人である純ちゃんが吾朗太の子どもであるかもしれないと。。ベルモは言うしかしながら、吾朗太は、いいやつなら托卵で俺の子じゃない旦那を騙して間男に手を出す女が母親なら父親ぐらい反社会やヤクザじゃない、どうせ馬鹿女が独身と嘘をついて引っかけたお人好しだろう、馬鹿女は俺みたいな暴力男から逃げるためにていのいいお人好しをまんまと引っかけたのさだから純って子は俺の子じゃないという
だけど。。。もしかして、俺の子だったらどうしようという心配があってわざわざあたしのところにきたのかしらヴィーナスは思ったけど、だけどそれならわざわざあたしのとこにくるより、ベルモに相談したらいいベルモと喧嘩でもしたのかしら
ヴィーナスは、目の前の幽霊の言う通りに純ちゃんは幾らなんでも反社会の派手なこのヤクザの子どもって事はないのではと思うが、かと言って面と向かって本人にうん、それもそうだよねと言えるはずもなく。そんなこんな戸惑っていると。。幽霊の吾朗太は、
「それにしても、お前、いい香りしてんなぁ。。なんか、付けてるのか」と言い出す
「えっ、あー、これ、桃の香りでしょ。あたし生まれた時から桃が大好きでずーっと、毎日必ず桃を食べるようにしてるけど。。。だからか身体から桃の香りがするようになったんだけど、ベルモは蓮の香りだっけ。。確か、」ヴィーナスが言うと、吾朗太は、「あいつもいい香りだな、蓮か、あいつは霊感が発動すると強い蓮の香りがするって言ってたっけ。。。」
「そうそう、で、あたしたちのあと1人は無臭ね。ま、飲食店でも働いてるし塾講師だから無臭が一番かもね、好き好きあるしね、香りは。。あたしなんか、桃の香りで、学校で時々いい香りだって蟻のようにわざわざ友達が香りを嗅ぎに来たり、切ったら桃の汁が出てくるのかとからかわれたり。。ウザい事があるのよでも、まぁ、桃はやめられないわ。」
「まぁ、それにしても。。。お前が俺をちゃんと視えるのか、ブーコが、お前は霊感を自覚してないって言ってたが。。やっぱり仏さんは頼りにな。。。あっ」吾朗太は口をつぐんだヴィーナスはキョトンとする。。
吾朗太は早朝身体が勝手に動くようにして、スーッと本堂に導かれてしまったそして、なぜか御本尊の前に座り向き合って、手を合わせてしまったのだ
こんな姿、まさかあのブーコか誰かに見られてないだろうなと、焦りつつも、なぜか、フワッといい居心地がしてきた。
なんか。。。なんだろう、なにか思い出しそうだもしかして、こうやって手を合わせている事は生前にどっかでいやいや、おれはヤクザだ、神仏に手を合わせるなんぞあるわけない。。あっても、墓参りぐらいか。。。
ああ、そうだ、記憶取り戻せばあの世へ行けるんだっけ。。このままあの世へ。。と吾朗太がふと感じると、
まだまだ、まだあの世へは行かせない。やるべき事を終えてからだヴィーナスに会え、と、不思議な声が聞こえてきました。
吾朗太が、頭を上げるとそこには御本尊様が。。。こ、この人なのか、おれに話しかけているのはこの人。。。
「あ、あの、ヴィーナスってブーコ、、いや、森沢ベルモのきょうだいでしょうかなんで。。。ブーコ、いや、森沢は、きょうだいで霊感があるのは自分だけという話しで、多分ヴィーナスという人に会っても話しかける事ができないでしょう」と、吾朗太がいうと御本尊様が
「そこは、私がなんとかする心配しなくても。。。とにかく会って来なさい、彼なら足止めをくらわすために私が神通力で昨日接待のオレンジジュースをカクテルと取り替えて二日酔いで
今朝は小学校に遅刻させるように仕向けておいた。これも、貴方との時間をつくるために。」
はガキだろう。。。ガキに酒を飲ましたのかよや、ヤベエんじゃないかなんだかんだでブーコの寺の仏は悪徳寺なんじゃねーか。。。
そう思えば、御本尊様がいうには、
「大丈夫、ヴィーナスは飲み屋の子ども、多少飲ませても病気にならない。とにかく。。。貴方にはミッションがあるって事。。。」吾朗太が勝手にスーッと身体が導かれて手を合わせていると、昔こんな事をしていたような気がした。。。
まさか。。。俺のオヤジのヤー公はヤベエ宗教にでも入れ上げて実家ぶっ潰したんじゃねーだろうな
いやいや、違う、そうじゃない、悪徳周期とか、そんな事じゃないその真逆だ、真逆に。。邪悪邪神どころか、穏やかな気持ちになる事だ。。ふと、早朝の出来事が吾朗太の頭の中によみがえってくる。。。
「ところで。。。アタシのトコヘ来たのは。。ベルモに話せない事でも。。。アタシも今は。。ベルモと喧嘩中で、と言ってもアタシが一方的にブチ切れて。。なんだけど。。」ヴィーナスがまさか、吾朗太さんの事で、ベルモと喧嘩になったとは言えず。。。
「や、ウーン。。。なんか、デブの様子がこのところ変で。嫌がらせをしろと言ったらどう思うとか、訳のわからん事言ってきたりそれと、まぁ、まさかだけど、奴らは寺だし。。ヤバい儀式みたいな素っ頓狂なこと。。。」 吾朗太が言うのだけど。。
「木蓮寺はよくあるオーソドックスなタイプのお寺で、カルト宗教じゃないわよそりゃ、冗談でミリオンがベルモをイジる時にアホみたいにまるでカルト宗教かみたいな事を言うけどそれは、単にミリオンの持ちネタだし。ミリオンちの桑田家も木蓮寺は菩提寺だし。でも、それにしても嫌がらせをベルモがなんでそんな事を。。なんか、冗談でからかわれたんじゃないの」ヴィーナスはそう言うものの。。。
「いや。。めちゃくちゃマジな顔で。。嫌がらせを。。みたいに。。ある人に嫌がらせをしてくれと言われたらどうするみたいに。。嫌がらせを、ってお前そんな奴だったのか俺も死ぬ前ヤクザで人の事言えないけど、お前坊さんだろうがそれとも、お前は壺だの印鑑だのバカ高い詐欺商品をあんたは特別だと嘘ついて幸せになると売りつけるヤクザより酷いゲス宗教だっていうのかよって怒ってやったんだよそしたら。。。ブーコは、違う、これには訳があって。。ってモゴモゴなんか。。あいつ、隠してねーか。変なんだよ。」
ヤクザは最初からヤクザですよと表明しているが、悪徳宗教というのはさも困った人や弱い人の味方だ、正義の味方だと自分はいい人みたいなことを言って内情は詐欺師のヤクザよりもっとタチが悪いしヤクザ以下の最底辺だと吾朗太さんはいう
「嫌がらせまさか。。。キツいとこのあるアタシとミリオンに比べてアイツは。。。穏やかなんだけど。。嫌がらせ」ヴィーナスも首をかしげました。目の前の吾朗太さんも深刻な顔をしていて。。。ウソをついたり、ヴィーナスをからかっているようには見えません。
もしかして、吾朗太さんは。。。元奥さんに娘がいる事を知り、その娘の純ちゃんが、
呪われた剣崎家の血統ではなく全く別の男の血である事を、だから娘は、呪いも早死にもなく。安心しますという事をヴィーナスに同意を求めて。。わざわざ安心する為にここに来たんだろうか。それにしても。。。
ベルモのやつ。。。どういうつもりか嫌がらせ。。。今ごろアイツは職場の木蓮幼稚園だろう。木蓮寺は敷地内に幼稚園があり、そこで教論としても働いている。ヴィーナスも、時々美術の臨時講師で出入りする事は有るけれど。。
なんか、、、どうも気になるわね。ベルモが。。?喧嘩中だけど。。。ここは、気になるし。。。ちょっと探りを入れてみようかしらでも、今ごろ。。アイツは自宅で仕事中だろうけど。。。
2022年08月16日
マリッジセレブレーション。328遠い日の現実のような夢の中で。。。
時は少しさかのぼり。。夜明け前東京銀座。
あ。。。
東京銀座老舗洋菓子店イシナベーヌ。。若主人石鍋四朗。。。
幼い頃の夢を見て。。夢に、まだちいさな異母弟の吾朗太が出てきた吾朗太は、白骨死体で遠く離れたプルメリア島で発見された吾朗太は、TV番組とプルメリア警察署が、バーチャルのモンタージュを発表して情報を求めていて、吾朗太の兄で、四朗の異母兄の伊集院三太夫がプルメリア警察署に出向いたというので、四朗もTV番組、パーフェクトサーズディのメトロポリタンTVに吾朗太の異母兄だと電話した。
時々、三太夫とは連絡してるし三太夫や、三太夫の関係者がイシナベーヌに買い物に来てくれている。三太夫も吾朗太も愛人の子どもだったけど同じく本妻の兄達の長男次男よりずっと年も近いし、仲良かったなぁ。。。
夜明け前に起きてトイレへ行った四朗は、ふと、窓の外にぼんやりとしたちいさなひかりが飛んでるのを見かけて。。。あっ。。。あれは。。。まさか。。
銀座のこんな街中で、ましてや夏でもないのに蛍ってわけじゃないよなぁなんだ、アレ。。と、不思議だ、ホタルなんだろうか思った瞬間意識がスーッと遠のいた
夢の中。。。
帰れ、帰りな早く。。。えっ。。。あの日。。。ソロバンに行こうとしていた小学生の四朗。。空耳か、知らないちいさな女の子の声が聞こえてきた。キョロキョロあたりを見渡しても、道ゆく人は女性も大人や高校生ぐらいか、親子連れや、グループの子どもは男の子ぐらいしかいない。。。あれっ。。。気のせいだ。。僕に行ってるんじゃない。四朗が気のせいだと、女の子の声を無視してソロバンに行こうとすると
うわっそのとき、四朗は突然誰かにイタズラで足を引っ張られたような感じになり派手にすっ転んでしまった四朗の足を引っかけれるぐらいのすぐ近くに誰かいるわけじゃない。それに、精神的にどうかという人でもなければ気が弱いけど、ヤクザの息子の四朗をからかったりいじめたり足を引っかけるような人なんかいないだろう。。ソロバン用のバックは宙に舞い、派手に中身がぶち巻かれる。そんな四朗に、近くにいた二人がすぐに駆け寄ってきてくれた、
「僕、ちょっと大丈夫、ケガしてない」さすがな有名私立の女子高生らしい制服を着た可愛い猫のお姉さんが四朗を助け起こして、その連れの綺麗なウサギの同じ制服を着たお姉さんがカバンの中身を拾ってくれた。「だ、大丈夫です、す、すみません。ありがとうございます」それは夢の中だけど夢ではないぐらいあの日子供の頃が忠実に再現された夢だった。なぜか夢なのに。。まるであの日を記念のビデオに撮影していたような感じで。。。
「血は出ていないみたいだけど。。頭打たなかった」猫が優しくきく。四朗は大丈夫です、これからソロバンがあるので、と。
「これで大丈夫かな、確認してみて。。、」うさぎが拾ってくれた回収物をいれたカバンを手渡し四朗はありがとうございますと渡されて中身を確認したんだけど。。。綺麗なお姉さんたちだったので、四朗は派手にずっこけた事が恥ずかしいだけど、いきなり、ちいさな女の子の声がしたと思ったら、誰かに足を引っ張られたような気がするなんて、頭がおかしいと思われる事を言えるはずもなく。
「あ、あれっ。。。あ、ソ、ソロバンがない。。。」おかしい。。。確かに、家を出る時には再三再四と確認したはず。。。四朗はかなり几帳面な性格で家を出る前にきちんと本日の持ち物、これから外出する時に必要なものをわざわざノートに書いて
小学校の月曜日から金曜日の時間割りはもちろん言うまでもなく、ソロバンのとき、塾の時もきっちり必要なものをわざわざノートを見て照らし合わせて確認して安心してからでないと外に出ない。それは、父親蓮気の几帳面な性格をかなり強く引き継いだ。蓮気は暴力団剣崎組の組長だが、綺麗好きで几帳面なのだ、若い衆が掃除をサボったりきたないとコテンパンにぶん殴るし、靴を揃えないと靴でぶん殴るし、灰皿にタバコの灰が片付けられていないと灰皿でぶん殴る四朗の本妻の要もズボラなところがあり掃除の仕方が悪くて殴られた母親関係なくきょうだいで、上の二人はバレたし要に似てズボラで蓮気によく怒鳴り散らされていたし、
三太夫と四朗は几帳面で綺麗好きだし、異母弟の吾朗太はまだ小さいけど、部屋が汚れていると父親の蓮気のように若いしゅうを叩いたり物を投げたり癇癪を起こした吾朗太はもっと小さい頃三輪車の置き場所もずらすと暴れまくる程だったし、四朗が定位置のふちっこに自転車を停めるとオセロの角を取ったかのようにギャアギャア怒るので蓮気の几帳面を引き継いだきょうだいは、とにかく几帳面でそれはともかく絶対にカバンの中にソロバンを入れたではないかこの目で全部確認したし、筆記用具もノートも問題集も全部確認し、いつもの習慣で、全部オッケーと口に出して家を出た。カバンの中身を拾ってくれたうさぎのお姉さんは、「え。。ソロバンソロバンは見当たらなかったと思うけど。。。」猫の方も、「ソロバンなら、落ちたら小さくてもそれなりに音がするだろうから。。。だけど、見当たらないわね。。」キョロキョロあたりを見渡しながら言う。
その時。。また、あのちいさな女の子の声で、
なにをやってるのよ、四朗、早く家に戻りなさい、戻らないからソロバンだけ家に戻したわよー早く、早く
ハッ四朗は、時計をしていた女子高生たちに今何時か尋ねると、すぐに家に帰ってもまだ遅刻しない時間だったので、二人には慌てて「ありがとうございました、もしかして家に忘れてきたかもしれません、まだ時間が早いので取りに帰ります」と頭を下げてすぐ家に戻った。。
どうしよう、頭の病気かもしれない四朗は、幹部が何気なくBGMがてらにチラっとつけていたTVで、ストレスの多い人や強烈な体験をしたり心に大きな傷ができた人たちが、精神的に耐えきれなくなり精神病院に入院するドキュメントを観たことがある、その時出演者の顔にモザイクをかけられた精神病院の患者が、ある日突然、知らない人の声出る幻聴が聴こえるようになったみたいに言っていた。親からの虐待でストレスで精神のバランスを崩したらしいが、ハッ。。。
四朗は、母親の要から疎んじられて暴言を吐かれたり家事を押し付けられたり、愛人の子どものできのいい三太夫や、可愛い吾朗太に比べ、
どんくさくて取り柄がない、気が弱いし要領が悪いだのクズだの罵られたり無視されていた吾朗太が一緒にいると、四朗を庇い吾朗太は要を蹴ったり叩いたりするので父親蓮気寵愛の愛人の子ども吾朗太に手を出せば要は蓮気にボコボコにされる
なので、四朗が一人だけの時を狙って虐待されただけど、要は尽くしても旦那に殴られて亡くなった愛人の方をいつまでも気にかけられてやるせなく四朗をはけ口にするのだ、四朗がもっとイケメンで賢くて明るい人懐っこい性格なら、、、と四朗は自分でも後ろめたい四朗は、要の虐待と自分へのコンプレックスと、そして。。。ヤクザの息子という家庭環境で日に日に精神が悲鳴をあげてとっくにキャパシティオーバーなのかもしれない。。
そうだ、とうとう幻聴が聞こえてとうとう頭が狂ってしまったんだとにかくソロバンを取りに帰るどころか、パニックになり、とにかく家に戻ったところ。。。
あっ。。、門をくぐり、玄関を開けると、廊下で吾朗太がひっくり返って泡をふいている、「ご、吾朗太、吾朗太だ、誰か助けて、ご、吾朗太が、あっ、」
四朗はとにかく叫ぶとすぐに救急車に連絡した吾朗太のそばにはキラキラしたチョコレートが転がっているが。。。それは、ウイスキーボンボンだ確か、三太夫と吾朗太の母親のなつめがアルコールアレルギーだときいていたそれもあるかもしれないし、こんなちいさな吾朗太がウイスキーを。。。
四朗の声に若いしゅうたちが何人か駆けつけてきた。どうやら要にいろいろ用事を言いつけられていたらしい。要は、ワザと人払いをしたのだ人が少ない日と時間帯、さらに若いしゅうに用事を言いつけてワザと人払いをして甘いものが好きな吾朗太の手に届くところに吾朗太が苦しむかもしれないウイスキーボンボンを置いたのだ
若、しっかりしてください、若、必死で若い衆たちが若と呼ばれている吾朗太に呼び掛ける
若い衆の一人が車を出そうかと、言うとすぐ救急車が来た。病院も剣崎組から通報があり、緊張感が走る。早く行かないとヤクザと揉めるのが怖いのかもしれないし、小さな子どもがひきつけをおこしていると心配なのかもしれない。
四朗は若いしゅうの一人と一緒に吾朗太の搬送される救急車に乗った救急車のなかで。。
「え、若が一人で姐さんが吾朗太は自分がいるからって。。で、姐さんに頼まれてちょっと外へ出たんですが。、坊ちゃん、姐さんと会いませんでしたか」その若い衆がいう「見なかったよ、僕ソロバンを忘れたかもしれないって家に戻ったら。。。そしたら。。。廊下で吾朗太が倒れてて」四朗の几帳面ぶりを日頃から目の当たりにしているその若いシュウがびっくりして「ぼ、坊ちゃんが忘れ物ま、まさか。。几帳面な坊ちゃんが。。あっも、もしかして、それ、虫の知らせってヤツじゃあ。。」
夢の中。。自覚あるとはいえ夢の中にいる事がわかる明晰夢を見ているというよりは、過去のあの日を夢の中で。。これは走馬灯というものだろうか
そこから。。
いきなり、夢が展開する
数日で、吾朗太は退院してきた。
今度は、危機を脱して回復したちいさな吾朗太と吾朗太が助かったのを泣いて喜ぶ小学生の四朗。。あの日。。そうだ吾朗太が回復した時不思議な事を言ったんだ
「あの、気持ち悪いって言ってオヤジに怒られた部屋の仏壇の写真の女の子が。。。」と、吾朗太がいうと、四朗は、「あれは、姉さんらしいよ。3歳ぐらいで死んじゃったんじゃないかな。真央とか言って、僕と一緒、要の方の子ども。僕も生まれた頃はもう亡くなってたからよく知らないけど」なぜか、呪われた家系の剣崎の家の女の子は夭折する、四朗と上の兄2人は歳が離れているけど、次男の次水の次に産まれた真央もそうだった。仏間に真央の写真や子ども用の仏壇があり、吾朗太が気持ち悪いと言ったら普段は吾朗太に甘い父親にこっ酷く叱られていた
「ああ。。。そのアネキとかいう写真の子が、凄く気持ち良さそうな。。天国って感じの橋の向こうにいたんであー、気持ちよさそうと、フラフラそっちに行こうと思ったら、いきなり怖い顔でこっちに来るな絶対ダメ、いま、四朗を呼ぶから四朗のソロバンを取り上げたから来るな」って、いきなりそいつさっきまで持ってなかったソロバンを持って振り回して絶対来るなと狂ったみたいにわめきはじめて、やべえ、あいつやべーあいつ、仏壇の写真のやつだから、多分オレが気持ち悪い部屋の気持ち悪い仏壇みたいなことを言った事を恨んでるな相手は小さいガキで女だし、死んでるヤツで頭やべえかも。。。と止まってぼーぜんとしてたら。。あいつの方からすっごく強い風が吹いてきて吹き飛ばされて目が覚めたあいつ、やっぱり。。オレがからかったのがムカついてたんか。。」というので、四朗は、ハッとして
「それは違うよ、吾朗太。。あのお姉ちゃん、あの女の子はお姉ちゃんで、お姉ちゃんのいる方へ行って橋を渡ったら吾朗太は死んでたよ死なせたくないから、お姉ちゃんが自分達の方へこようとしたのに気づいて、橋の向かい側から来るな来ちゃダメって必死で止めてくれたんだよ忘れ物なんか全くしたことのない僕のカバンからソロバンを抜き取って。。僕を家に呼び戻したんだよ、あの日。。。吾朗太の病院からいったん帰ったら無かったはずのソロバンがきちんとカバンの中に入ってたし。。。」
そう、あの日、いったん家に帰ると、なぜかソロバンがカバンの中に入っていた。若い衆に聞いても幹部に聞いてもソロバンなんか全然触ってないと言う。母親の要がわざわざ親切に四朗のカバンに入れてくれるはずもなく忘れ物したなんて聞いたらクズだ馬鹿だと罵られるだけだろう。。。
あれから。。。吾朗太が、誰にも見られないようにこっそりと仏壇に向かって手を合わせているのを四朗は何度も目撃したのだ。
2022年08月11日
marriageセレブレーション。327しなやかに終わりなきリフレイン。
「な、ななんですってど、どうどういう意味よーなんであんたんちの女の子が若死にするのよーハァ」ヴィーナスが、吾郎朗太さんに詰め寄りました吾朗太さんはしかしながらつとめて冷静に。。。
「よくわからんが、俺が生前の記憶を取り戻せば、コウって天使の子どもに天国に連れて行かれて成仏する、って事みたいなんだけど。。で、ブーコがいろいろ調べてくれているらしくてあれこれ生前俺がどうしてたかと言われたけど、言われても。。吾朗太って名前すら言われてもわからんし。東京のヤクザの息子で五番目の男のだから吾朗太らしいが。愛人の子とか。。。アニキがいてアニキは外へ出されたとか。本妻の三番目のアニキは同居してていい奴で仲よかったらしいけど、そいつもわからん、全然わからん。嫁がいたらしいけど。。。知るかそんなもんって感じだし。」
「なんなのそれ、で、なんであんたんちの女の子に産まれたら死ぬのよ。」「知らんがなブーコがいろいろ調べてくれた俺の家の件について。。。メモ書きがあったんだよ、気になるだろう、自分の事書いてあるんだからさ。ブーコは調べた事を詳細教えてくれたけど、ただあいつの性格からして言いにくいことを黙っている所ありそうじゃん。坊さんってか、あーゆー奴らは仏さんは嘘を絶対つくなとは言っていない、時には相手を傷つけない為に嘘をつけとか包み隠す事も大事だと教育されてるだろ。。まー、俺は死んでるし。。別に今更ショックを受ける事もねーだろう、って。。ま、ウヒャースゲーなあいつ、びっくりしたわあの顔であんな文字書いてそれがこんな俺でも最初、スゲーと思って最初それでボーッとして。。ま、我に返って読んでたんだけど。」
「水茎の跡も麗しいって吸い込まれるような流麗な文字でしょーあれは笑えるわーブタはプロの習字の先生も唸るほどの綺麗な文字を書くし、歌もめっちゃ凄いのよーでも、ブタはあくまでも幼稚園内で習字や歌の先生をやるだけでプロからスカウトが来ても頑なに絶対やりません、やですって断ってるらしいのよーまぁ、わかるわ。できるけどただできるわけであってのめり込むほど面白くないのね。われわれ金星人というのは、人生最高の遊びだと思えるほどの事じゃないと仕事にしたくないのよね。歌も習字もあの黄色いブタにとっては単なる作業よ。天才的にできるけど、全く面白味がないらしいし。ただ、生徒たちがヤル気まんまんだから教えてるんだって。アレでも正反対なちっちゃくて可愛い生徒たちにキャーキャー言われて憧れられてるんだからびっくりよね。まぁ、愛嬌あってそーやって天才的なとこアレでもあるからさー黄いブタのブーコでも可愛い女の子がキャーキャー言って憧れるのはわからんでもないわ。」ヴィーナスが何気なく言うと、吾朗太さんは、照れ臭いように。。「まぁ、あいつは性格はいいわな。確かに安心感ってかなんて言うか。。デブだけど、ブスってわけじゃねーし。」
「奔流が癒やしなのよー、ツヨイわねー。アタシなんかカッカして気短くてすぐ怒るけどアイツは結構冷静に考えたら気が短いとこあるけどそれ以上に包み込む癒やしみたいなもん持ってるし。まぁ、話しがソレタけど。。ちょっと、どうしてアナタんちの女の子が。。早く死ぬのよー」ヴィーナスははっ、と我にかえる。。よくない事だがヴィーナスはよく話しを脱線させるのだ口より先に身体が動くとは自分では思っているものの、相当な話好きで機転がきいたり話しを引き出すのがうまいし聞き上手にも回るのでみんな、ヴィーナスと話していて時を忘れるぐらいに楽しいけれどもだからといって皆んな貴重な時間割り自分時間があるのだ吾朗太さんは、ため息をつくと
「まぁ。。。バカバカしいオカルト話しかもしれんけどよーお前はそういう類は全面否定って感じじゃなさそーだから言うけどよー。。。ブーコの俺に関する資料で。。俺のヤクザんち、実家の剣崎って家はヤバいんだとよ、ま、ヤクザにやばいもなんもねーけどさぁ」この人は可哀想な人かもしれない。ヴィーナスは思った。誰もが好きでヤクザの家や貧乏な家や、親に虐待されて逃げ場のない子ども時代を不遇に送るような家庭環境に生まれてきたくないものだ。ヴィーナスも、まぁ、金星の実家は飲み屋で裕福だけど途中まで母親葉月を時々見る親戚の面白いお姉さんだと思って育ててくれた祖父母のベリーとルッコラを両親だと思ってたし。長女や長男のマリリンやナオキは姉や兄だと思ってた。実際には伯母と伯父で。末っ子の母親の葉月は家にあまり寄り付かなかったし、葉月はヴィーナスを見ると居なくなっただんなを思い出すのであまり顔を見たくなかったらしい。まぁ。。。だんだんと母親が葉月だという事がわかったけど。さらに衝撃的に地球にきてから、ベルモやミリオンというみつごのきょうだいがいるなんて知りと、なんだかあまりにも怒涛の展開がこれでもかとあちらから考える間もなくやってきて。で突っ込みどころ満載で。。もう、いいやこれが真実であるなんて幸も不幸もないなと親に愛情を注がれた人が羨ましいとか父親がいる人が羨ましいとかそんな事考える間すら本当になくて。。。多分、自分はわりと幸せにやってきたんだろうなと。でも、ま。幾ら裕福でも。。。反社会の家庭は吾朗太には申し訳ないけどイヤだ。。親に愛情かけられてもお金があったとて。。ヴィーナスだってクラブやキャバクラやスナック経営の飲み屋の実家で固い商売生まれではないし、自分自身も美術家というあってないようなものというか。。人によっては水商売なんて、横着な胡散臭い扱いの商売かもしれないけどかと言ってうちはヤクザじゃないし反社会の商売でもないし。ほんとに冗談で、ヴィーナスが自分自身を美術家なんて身内からどうせヤクザかなんかだと思われてるみたいにいう事はあるけどさーヤクザや悪徳宗教なんて自分の意思でやるのは自業自得なもんだけど。生まれながらにしてそういう環境という生活に制限されるような過酷な不遇の最初から勝手に与えられるという運命の人もいる。例えこの人の本質がヤクザでも。。みんな誰でも自分で選べないガチャガチャの環境にポンと生まれてきて、それを感謝よりついつい文句を言うけれども。。それにしても家がヤクザなのは正直なところお気の毒だとは思う。大変失礼ながらそんなヴィーナスに吾朗太さんは続けて。。。「死ぬらしいんだよ。俺の家は祟られて当たり前ぐらいにヤクザで女を利用したり振り回したり金にしたり愛人を代々馬鹿当主が囲ってきて俺も愛人の子どもらしいけど。世間からの家庭環境や夫婦関係とは感覚や次元が違うだろうな。女から祟られて当たり前で。。で、なかなか女が生まれないし生まれてもガキの頃に死ぬし。剣崎の男が婿入りしても女ができても成人前後までしか生きられないらしい。。。と、ブーコが俺の実家について聞いたと書いてあった。。。」と、吾朗太さんが言うので、ヴィーナスが、「えー、そういうのって。。男が早く死ぬみたいな呪いの家系はきくけど。。オカルト話しじゃないの。。信じるの、そういう事。。」ヴィーナスは吾朗太さんがそんな話はバカらしくばかにして気にも留めない性分かと思ったが、「げんに、オレは幽霊だろ。だから自分がわけのわからないものであって、多分俺が生きていたとしたら。。幽霊だの呪いだの頭おかしいとしか思わないだろうなぁ。だけど、オレは幽霊なんだよ。俺のガキが。。。女だとしたら。。で、ブーコが。。俺の嫁だった奴が子どもを産んで自分のアネキに押し付けたらしいが。。ソイツが女。。らしくて。で、父親が他の男か俺かわからないらしいみたいな事がメモされてて。。。俺の。。。ガキだったらヤバいじゃん。。まぁ、呪いだなんだって馬鹿みたいだけど。オマエだっていまどきそんな呪いだなんだってバカだとしか思わねーだろうが。。」
そうは言う吾朗太さんではありましたがヴィーナスは、ブンブン身体を振り「アタシは。。今まで幽霊なんか見たことなかったし。かと言って、オカルトだ幽霊だの化学と反対の世界は別に完成に否定してるわけじゃないわよ?お客さんのものすごい真面目な嘘をつかないような人が何人かそういう話をしてきた事があったし、クラスメイトの嘘をつかないようないい子がそういう話しを聞いた事もあるし。ベルモがあれこれ魂がだの成長が現世がだの。。そういう話ししてきても、ミリオンが霊感商法だ洗脳だと騒いでバカにしても、私はそういうのは鵜呑みにしてまではいないけど、でも、そうかもしれないと思うもん。」みつごのミリオンは、魂がだの前世が来世が現世がとか、その他お寺のご説法みたいなのが大嫌いらしいそういう事を言って脅したり持ち上げたりと飴と鞭とミステリアスなものへの好奇心で虜にして金と労力を巻き上げるんだよーと批判するまぁまぁまぁまぁ。。と、ヴィーナスはそんなミリオンをなだめるんだけど。ベルモんちの木蓮寺は正統なお寺だし、高額な壺だの印鑑だのを売りつけるような悪徳宗教でもない。だけど、ミリオンにとってはお寺みたいなものもひとくくりらしい。極度のスピリチュアルアレルギーらしく。だいたいミリオンちの桑田家が木蓮寺の檀家というのに。お説教のように精神論を話したがるベルモもどうかと思うけど母親の葉月もヴィーナスには、ベルモの説教話しにはテキトーにハイハイ、言っときゃいいんじゃないの。アタシら経営者には地に足をつけるのが前提として。。多少のスピリチュアルは必須だし。別に変な印鑑売りつけて買わないと地獄に堕ちるとか呪われるとかそういう宗教でもないんだし。ミリオンも少しは柔軟になればいいのにねーと。
まぁ、そうは言っても。。宗教アレルギーのミリオンは多分桑田さんに叱られたくてそういう事を言うのだミリオンはとにかく賢いし、勉強は言うまでもなく時計を見ないで太陽を見て何時何分とか時間を正確に言い当てるし、家の人に車に乗せてもらってて助手席に座ってちょっと説明されただけで運転もすぐできるようになったらしい。ミリオンは、免許が取れる年齢ではないのであまり運転してはいけないので運転しないようにしているが。ヴィーナスも、実はもう車の運転は小さい頃に実家の飲み屋のお客さんや近所の人に遊んでもらって覚えながらだんだんと鍵を預かって店が契約している駐車場のお客さんの車の出し入れを少しやったりした事はあったけど。じょじょに乗れて少しは運転できるだろうけど。。。ミリオンは、プルメリアジーニアスという超エリートの子達の進学塾の講師もやっているけど。そういうとこに通ってくるような若いうちはとにかく勉強しか見えてない子たちより、ミリオンの仲良しというとイタズラや遊ぶ事しか頭にないような近所のクソガキみたいな奴らばかりだし。まぁ、ミリオンが勉強を教えたりしているというものの、本質は遊び好き喋り好き、仕事の勉強なんか全く遊び程度にしか思ってないからそういう友達ばかりでだから、ド音痴以外には優秀でなんでもできて、褒められてばかりではつまらないので桑田さんにわざと怒られたくて大嫌いな宗教に関した菩提寺の木蓮寺のベルモに変なことを言うのだ「人がなくなれば蜜の味。お金が増えます生まれます死人党葬儀大臣、森沢ベルモでございます」ベルモのモノマネをして自論を事を言って桑田さんに叱られて引きずられていくお寺は死人ビジネスだの、人の死亡をいつまでも引っ張るだのミリオンはアレコレいうけど、桑田さんはご先祖様に感謝の気持ちを形で表す事も大事だからとさとされてもさとされてもご先祖様は、マトモな祖先にいつまでも金払え気にかけろ、かまってかまってって言わないようなんて反発する私たちの幸せを無私に見守ってそういうご先祖様だからこそ、こちらが感謝を形にしたくなるんだとゆう桑田さんと宗教否定ミリオンの追いかけっこだけど。。。
そうそう。。昨日青の洞窟のフレンチで、ハイヤー運転手のオーガストさんと一緒にいた東京の都王新聞の若い新聞記者のお姉さん。。確か今日ミリオンちに取材よね。。海の家クワタ、でだっけ。。。まぁ。。。ミリオン、ヤツは世間ではクールで通ってるから。喋ったら意外と人懐っこいのにびっくりするかも。それは、さておき。。。
はっ今はそんなことあれこれ考えてる時じゃない。。ヴィーナスは我にかえりました。。。
吾朗太さんは、「まぁな、どうもあのデブ、ブーコが言うには。。。その純って子は、いい子らしいから。。母親が俺に貢いだり殴られたりするようなアホだから、父親ぐらいはマトモなヤツだろうさ。俺は女を殴ったり貢がせてたようだし、甘やかされたヤクザの息子らしいし。ま、ガキはどう考えても俺の子じゃねーだろうよ。なんか、自分のオンナに托卵されてむかつくけど。。まー、ガキは女で無事なら。。オレのガキじゃねー方がいいだろうし。」
吾朗太さんはため息をつきました。
そうよねーあの、純ちゃんが。。ヤクザの子どもなわけないわよ。。でも。。
ヴィーナスの頭の中に、、先日のベルモからの電話。。あたし、純ちゃんが吾朗太さんの娘じゃないかってそんな気がするの。。という声がリフレインしやまなくなりはじめました。。。
「よくわからんが、俺が生前の記憶を取り戻せば、コウって天使の子どもに天国に連れて行かれて成仏する、って事みたいなんだけど。。で、ブーコがいろいろ調べてくれているらしくてあれこれ生前俺がどうしてたかと言われたけど、言われても。。吾朗太って名前すら言われてもわからんし。東京のヤクザの息子で五番目の男のだから吾朗太らしいが。愛人の子とか。。。アニキがいてアニキは外へ出されたとか。本妻の三番目のアニキは同居してていい奴で仲よかったらしいけど、そいつもわからん、全然わからん。嫁がいたらしいけど。。。知るかそんなもんって感じだし。」
「なんなのそれ、で、なんであんたんちの女の子に産まれたら死ぬのよ。」「知らんがなブーコがいろいろ調べてくれた俺の家の件について。。。メモ書きがあったんだよ、気になるだろう、自分の事書いてあるんだからさ。ブーコは調べた事を詳細教えてくれたけど、ただあいつの性格からして言いにくいことを黙っている所ありそうじゃん。坊さんってか、あーゆー奴らは仏さんは嘘を絶対つくなとは言っていない、時には相手を傷つけない為に嘘をつけとか包み隠す事も大事だと教育されてるだろ。。まー、俺は死んでるし。。別に今更ショックを受ける事もねーだろう、って。。ま、ウヒャースゲーなあいつ、びっくりしたわあの顔であんな文字書いてそれがこんな俺でも最初、スゲーと思って最初それでボーッとして。。ま、我に返って読んでたんだけど。」
「水茎の跡も麗しいって吸い込まれるような流麗な文字でしょーあれは笑えるわーブタはプロの習字の先生も唸るほどの綺麗な文字を書くし、歌もめっちゃ凄いのよーでも、ブタはあくまでも幼稚園内で習字や歌の先生をやるだけでプロからスカウトが来ても頑なに絶対やりません、やですって断ってるらしいのよーまぁ、わかるわ。できるけどただできるわけであってのめり込むほど面白くないのね。われわれ金星人というのは、人生最高の遊びだと思えるほどの事じゃないと仕事にしたくないのよね。歌も習字もあの黄色いブタにとっては単なる作業よ。天才的にできるけど、全く面白味がないらしいし。ただ、生徒たちがヤル気まんまんだから教えてるんだって。アレでも正反対なちっちゃくて可愛い生徒たちにキャーキャー言われて憧れられてるんだからびっくりよね。まぁ、愛嬌あってそーやって天才的なとこアレでもあるからさー黄いブタのブーコでも可愛い女の子がキャーキャー言って憧れるのはわからんでもないわ。」ヴィーナスが何気なく言うと、吾朗太さんは、照れ臭いように。。「まぁ、あいつは性格はいいわな。確かに安心感ってかなんて言うか。。デブだけど、ブスってわけじゃねーし。」
「奔流が癒やしなのよー、ツヨイわねー。アタシなんかカッカして気短くてすぐ怒るけどアイツは結構冷静に考えたら気が短いとこあるけどそれ以上に包み込む癒やしみたいなもん持ってるし。まぁ、話しがソレタけど。。ちょっと、どうしてアナタんちの女の子が。。早く死ぬのよー」ヴィーナスははっ、と我にかえる。。よくない事だがヴィーナスはよく話しを脱線させるのだ口より先に身体が動くとは自分では思っているものの、相当な話好きで機転がきいたり話しを引き出すのがうまいし聞き上手にも回るのでみんな、ヴィーナスと話していて時を忘れるぐらいに楽しいけれどもだからといって皆んな貴重な時間割り自分時間があるのだ吾朗太さんは、ため息をつくと
「まぁ。。。バカバカしいオカルト話しかもしれんけどよーお前はそういう類は全面否定って感じじゃなさそーだから言うけどよー。。。ブーコの俺に関する資料で。。俺のヤクザんち、実家の剣崎って家はヤバいんだとよ、ま、ヤクザにやばいもなんもねーけどさぁ」この人は可哀想な人かもしれない。ヴィーナスは思った。誰もが好きでヤクザの家や貧乏な家や、親に虐待されて逃げ場のない子ども時代を不遇に送るような家庭環境に生まれてきたくないものだ。ヴィーナスも、まぁ、金星の実家は飲み屋で裕福だけど途中まで母親葉月を時々見る親戚の面白いお姉さんだと思って育ててくれた祖父母のベリーとルッコラを両親だと思ってたし。長女や長男のマリリンやナオキは姉や兄だと思ってた。実際には伯母と伯父で。末っ子の母親の葉月は家にあまり寄り付かなかったし、葉月はヴィーナスを見ると居なくなっただんなを思い出すのであまり顔を見たくなかったらしい。まぁ。。。だんだんと母親が葉月だという事がわかったけど。さらに衝撃的に地球にきてから、ベルモやミリオンというみつごのきょうだいがいるなんて知りと、なんだかあまりにも怒涛の展開がこれでもかとあちらから考える間もなくやってきて。で突っ込みどころ満載で。。もう、いいやこれが真実であるなんて幸も不幸もないなと親に愛情を注がれた人が羨ましいとか父親がいる人が羨ましいとかそんな事考える間すら本当になくて。。。多分、自分はわりと幸せにやってきたんだろうなと。でも、ま。幾ら裕福でも。。。反社会の家庭は吾朗太には申し訳ないけどイヤだ。。親に愛情かけられてもお金があったとて。。ヴィーナスだってクラブやキャバクラやスナック経営の飲み屋の実家で固い商売生まれではないし、自分自身も美術家というあってないようなものというか。。人によっては水商売なんて、横着な胡散臭い扱いの商売かもしれないけどかと言ってうちはヤクザじゃないし反社会の商売でもないし。ほんとに冗談で、ヴィーナスが自分自身を美術家なんて身内からどうせヤクザかなんかだと思われてるみたいにいう事はあるけどさーヤクザや悪徳宗教なんて自分の意思でやるのは自業自得なもんだけど。生まれながらにしてそういう環境という生活に制限されるような過酷な不遇の最初から勝手に与えられるという運命の人もいる。例えこの人の本質がヤクザでも。。みんな誰でも自分で選べないガチャガチャの環境にポンと生まれてきて、それを感謝よりついつい文句を言うけれども。。それにしても家がヤクザなのは正直なところお気の毒だとは思う。大変失礼ながらそんなヴィーナスに吾朗太さんは続けて。。。「死ぬらしいんだよ。俺の家は祟られて当たり前ぐらいにヤクザで女を利用したり振り回したり金にしたり愛人を代々馬鹿当主が囲ってきて俺も愛人の子どもらしいけど。世間からの家庭環境や夫婦関係とは感覚や次元が違うだろうな。女から祟られて当たり前で。。で、なかなか女が生まれないし生まれてもガキの頃に死ぬし。剣崎の男が婿入りしても女ができても成人前後までしか生きられないらしい。。。と、ブーコが俺の実家について聞いたと書いてあった。。。」と、吾朗太さんが言うので、ヴィーナスが、「えー、そういうのって。。男が早く死ぬみたいな呪いの家系はきくけど。。オカルト話しじゃないの。。信じるの、そういう事。。」ヴィーナスは吾朗太さんがそんな話はバカらしくばかにして気にも留めない性分かと思ったが、「げんに、オレは幽霊だろ。だから自分がわけのわからないものであって、多分俺が生きていたとしたら。。幽霊だの呪いだの頭おかしいとしか思わないだろうなぁ。だけど、オレは幽霊なんだよ。俺のガキが。。。女だとしたら。。で、ブーコが。。俺の嫁だった奴が子どもを産んで自分のアネキに押し付けたらしいが。。ソイツが女。。らしくて。で、父親が他の男か俺かわからないらしいみたいな事がメモされてて。。。俺の。。。ガキだったらヤバいじゃん。。まぁ、呪いだなんだって馬鹿みたいだけど。オマエだっていまどきそんな呪いだなんだってバカだとしか思わねーだろうが。。」
そうは言う吾朗太さんではありましたがヴィーナスは、ブンブン身体を振り「アタシは。。今まで幽霊なんか見たことなかったし。かと言って、オカルトだ幽霊だの化学と反対の世界は別に完成に否定してるわけじゃないわよ?お客さんのものすごい真面目な嘘をつかないような人が何人かそういう話をしてきた事があったし、クラスメイトの嘘をつかないようないい子がそういう話しを聞いた事もあるし。ベルモがあれこれ魂がだの成長が現世がだの。。そういう話ししてきても、ミリオンが霊感商法だ洗脳だと騒いでバカにしても、私はそういうのは鵜呑みにしてまではいないけど、でも、そうかもしれないと思うもん。」みつごのミリオンは、魂がだの前世が来世が現世がとか、その他お寺のご説法みたいなのが大嫌いらしいそういう事を言って脅したり持ち上げたりと飴と鞭とミステリアスなものへの好奇心で虜にして金と労力を巻き上げるんだよーと批判するまぁまぁまぁまぁ。。と、ヴィーナスはそんなミリオンをなだめるんだけど。ベルモんちの木蓮寺は正統なお寺だし、高額な壺だの印鑑だのを売りつけるような悪徳宗教でもない。だけど、ミリオンにとってはお寺みたいなものもひとくくりらしい。極度のスピリチュアルアレルギーらしく。だいたいミリオンちの桑田家が木蓮寺の檀家というのに。お説教のように精神論を話したがるベルモもどうかと思うけど母親の葉月もヴィーナスには、ベルモの説教話しにはテキトーにハイハイ、言っときゃいいんじゃないの。アタシら経営者には地に足をつけるのが前提として。。多少のスピリチュアルは必須だし。別に変な印鑑売りつけて買わないと地獄に堕ちるとか呪われるとかそういう宗教でもないんだし。ミリオンも少しは柔軟になればいいのにねーと。
まぁ、そうは言っても。。宗教アレルギーのミリオンは多分桑田さんに叱られたくてそういう事を言うのだミリオンはとにかく賢いし、勉強は言うまでもなく時計を見ないで太陽を見て何時何分とか時間を正確に言い当てるし、家の人に車に乗せてもらってて助手席に座ってちょっと説明されただけで運転もすぐできるようになったらしい。ミリオンは、免許が取れる年齢ではないのであまり運転してはいけないので運転しないようにしているが。ヴィーナスも、実はもう車の運転は小さい頃に実家の飲み屋のお客さんや近所の人に遊んでもらって覚えながらだんだんと鍵を預かって店が契約している駐車場のお客さんの車の出し入れを少しやったりした事はあったけど。じょじょに乗れて少しは運転できるだろうけど。。。ミリオンは、プルメリアジーニアスという超エリートの子達の進学塾の講師もやっているけど。そういうとこに通ってくるような若いうちはとにかく勉強しか見えてない子たちより、ミリオンの仲良しというとイタズラや遊ぶ事しか頭にないような近所のクソガキみたいな奴らばかりだし。まぁ、ミリオンが勉強を教えたりしているというものの、本質は遊び好き喋り好き、仕事の勉強なんか全く遊び程度にしか思ってないからそういう友達ばかりでだから、ド音痴以外には優秀でなんでもできて、褒められてばかりではつまらないので桑田さんにわざと怒られたくて大嫌いな宗教に関した菩提寺の木蓮寺のベルモに変なことを言うのだ「人がなくなれば蜜の味。お金が増えます生まれます死人党葬儀大臣、森沢ベルモでございます」ベルモのモノマネをして自論を事を言って桑田さんに叱られて引きずられていくお寺は死人ビジネスだの、人の死亡をいつまでも引っ張るだのミリオンはアレコレいうけど、桑田さんはご先祖様に感謝の気持ちを形で表す事も大事だからとさとされてもさとされてもご先祖様は、マトモな祖先にいつまでも金払え気にかけろ、かまってかまってって言わないようなんて反発する私たちの幸せを無私に見守ってそういうご先祖様だからこそ、こちらが感謝を形にしたくなるんだとゆう桑田さんと宗教否定ミリオンの追いかけっこだけど。。。
そうそう。。昨日青の洞窟のフレンチで、ハイヤー運転手のオーガストさんと一緒にいた東京の都王新聞の若い新聞記者のお姉さん。。確か今日ミリオンちに取材よね。。海の家クワタ、でだっけ。。。まぁ。。。ミリオン、ヤツは世間ではクールで通ってるから。喋ったら意外と人懐っこいのにびっくりするかも。それは、さておき。。。
はっ今はそんなことあれこれ考えてる時じゃない。。ヴィーナスは我にかえりました。。。
吾朗太さんは、「まぁな、どうもあのデブ、ブーコが言うには。。。その純って子は、いい子らしいから。。母親が俺に貢いだり殴られたりするようなアホだから、父親ぐらいはマトモなヤツだろうさ。俺は女を殴ったり貢がせてたようだし、甘やかされたヤクザの息子らしいし。ま、ガキはどう考えても俺の子じゃねーだろうよ。なんか、自分のオンナに托卵されてむかつくけど。。まー、ガキは女で無事なら。。オレのガキじゃねー方がいいだろうし。」
吾朗太さんはため息をつきました。
そうよねーあの、純ちゃんが。。ヤクザの子どもなわけないわよ。。でも。。
ヴィーナスの頭の中に、、先日のベルモからの電話。。あたし、純ちゃんが吾朗太さんの娘じゃないかってそんな気がするの。。という声がリフレインしやまなくなりはじめました。。。