えっ。。。両腕から暴れまくっている龍の入れ墨がおスギとか、スギさんと呼ばれ、ブロッコリーの幼なじみで漁の休憩中というカワウソの男性がやってきた。けっこう大きめのクーラーボックスを抱えている。
ブロッコリーが、遠慮なく取材を受けている大将とリリコのテーブルに座っているのでスギさんという男性も同席して「よぉハジメも大将も元気してた」というので、リリコは、「ハジメ」と言うと、ブロッコリーが「俺の本名。獅子王肇。。。ハジメ、あっ、これはおスギ。。。こんなすっげー、入れ墨だらけだけどヤーじゃないよ。漁師。この、プルメリア島の八王子グループの親族のね。」「えっ。。。そうなの、えっと。。スギ、杉?なんとか?」リリコがきくと
龍の入れ墨のカワウソはブンブン首を振り振り「八王子杉哉、本当は、八月8日8時8分で8が好きだしハチって呼ばれたいんだけど、ハチは、うちの親方の漁師グループの八王子連合会がハチって呼ばれているからハチ、は永久欠番で使えないからで、名前の杉哉でスギ、とか、スギちゃんとかスギさんとかスーさんって呼ばれてる。ま、ちょいドラッグストアみたいなんだけどさ」ミリオンが、スギさんに瓶ビールを持ってきた。「あっ、おつぎします。私、東京から取材で来た都王新聞のリリコと申します。もしかして、瓶ビール派なんですかわたしもビールはジョッキより、瓶が好きで」リリコはマスコミ関係で入れ墨のすごい人もまぁまぁ見ているけどそれにしても、このスギさんは、カワウソの可愛い顔に似合わない。。。「ありがとう気が利きくねーえっと、これ、怖くないヤクザじゃないんだけどさー」スギさんはビールを注がれると嬉しそうに入れ墨の事を言う「あっ。。。大丈夫です、」リリコがいうと、スギさんはまるで水のようにビールをぐびっと飲み干して近くにいたミリオンが、また瓶ビールを注いで「どうせ、すぐ無くなるでしょう」と、シュルッと2本ながーく腕を伸ばした厨房の冷蔵庫を開けてビールを取り出して、栓抜きをしたらしく、またまた瓶ビールがミリオンの腕に持たれて戻ってくる
だいたい何メートルぐらい腕を伸ばすとか栓抜きの場所だとか、いちいち厨房に戻らなくてもミリオンはもう目安の感覚でわかるのだ。タコのように8本腕があるので、ウデをシュルッと伸ばして書類整理をしながら掃除をしたり、オーダーを取りながら調理したり。帳簿を整理したり。器用に同時進行する。スギさんは、嬉しそうに「そうそう。ビールは瓶じゃなくちゃねーま、無ければジョッキだけど、無ければのハナシ。あ、飲む、ビールでしょ、それ。」スギさんはテーブルの隅に置いてある瓶ビールの銘柄が自分のとおんなじだと確認すると
とっとと。。。と言いながらごきげんにリリコにビールを注ぎました。「ありがとうございますず、随分と立派に入れましたね」さりげなく、リリコはスギさんの龍の入れ墨を褒め称えました。「まぁ、なんていうかさ。うち、八王子グループ。。。漁業の八王子ってカワウソだから。顔が童顔で迫力がないじゃん。男のロマンというか。。。で、結構うちの漁業連合会墨を入れるんだよね。強制じゃないんだけど。オヤジとか兄貴とか別に入れてないし。でもさ、爺さんとかも入れてるし、俺は子どもの時から絶対龍の入れるって決めてたんだ。あ、そうそう、これなんだけどさ。」スギさんは、クーラーボックスを出して。「わ、仕事じゃなく釣ったやつか、」ブロッコリーがのぞく。ブロッコリーも、小さい頃はスギさんや他の幼なじみと神楽町市の十六夜川や、南の麗しが浜でスギさんの親族に教えて貰って釣りをしてきて。クーラーボックスには、オコゼや金目鯛やらその他何匹か入っていました。「ね、ミリちゃん。さばいてよ。刺身にしよう。」スギさんがミリオンに言います。ミリオンは、刺身をさばくのも上手ですぐに覚えて今はもうフグの調理の免許も持っています。ミリオンは、「わ、イトヨリダイも入ってるじゃん。これは皮も美味しいから塩焼きにしとこ。オコゼは刺身にするね。」ミリオンは、ニッコリしてスギさんに御礼を言うとヨイショっと、クーラーボックスを厨房へ運んでいきました。リリコは、ビールを飲みながら「ミリオンさんって、料理まで本当にやるんですねー。。。」と感心します。大将の桑田さんは笑って「あの子は、アッシが言うのもなんだけど見よう見まねでなんでもすぐ覚えるし。手先も器用だしねー。見よう見まねとか、ネットでレシピ検索すればすぐに目を通せばレシピは頭に入るし。時間配分量とか。調味料の順番の量とかも。まぁ、木蓮寺の和尚さんも、あの人も病気みたいにおもしろいぐらいに料理が好きな人だけど飲食店で出された料理はすぐ、作り方や材料やレシピもお見通しで完全に再現できる絶対味覚みたいなの持ってるけど。ミリオンも、すぐにだいたいこうすれば。。みたいに料理もチャッチャッとやっちゃうね。マメだし器用だし、」「だけどさー、ミリちゃん、将来は、お料理じゃなくて、多分ドクターとか、大学教授とか。。。そっち行くんでしょ。今だって、ジーニアスの塾の先生だし。そういや、こない電気工事の資格も取ったんでしょ。もう。。。電気とか、純文系の俺、考えただけでも寒けが止まらない」完全なる文系派のブロッコリーがブルブル身震いをする
ミリオンは、赤ちゃんの頃にお気に入りのおもちゃは電化製品や車の分解してパズルみたいにまた元に戻して遊んでいたのだ。桑田さんに見つかって叱られたんだけど結局は、元に全部きちんと戻すし、壊れたものは直したりそれでもう桑田さんもなんにも言わなくなりました。普通のパズルではすぐできてしまいすぐに飽きてしまうようです。
スギさんは親友のブロッコリーに大笑いして「だってさ、ハジメ、こいつ昔買ったばっかのDVDが壊れたって怒ってて不良品か、ジャンク品つかまされたのか海外輸入でお菓子食べながら組み立てライン作業して作ったとか、製造過程アバウトな会社の買ったんじゃないのって、俺が見てやったらコンセント差してねーんだモン。当たり前だよなぁ。。」「い。。。イイだろうそんな、遠い過去の昔の話は今更もう。いいさ、スマホやパソコンが使えるから生きていけるしっ。」
クリエイターのブロッコリーは、機械類は苦手でも、パソコンだけは生涯を懸けて命懸けでまじめに勉強したようだ。じっとしているのが苦手なのでパソコンがあれば家にいなくてもどこでも仕事できるしそれに、SNSの発信などなど、拡散して発信するのも大好きだし仕事もラクになる。四苦八苦しながらパソコン教室だけはまじめに通い大学時代よりずっとまじめに勉強したようです。なんとかジョジョに習得して苦手意識にさいなまれつつも、仕事に取り入れて
それでも、この海の家クワタに来てWi-Fiやコンセントが設置してあるので、スギさんと待ち合わせてパソコンがフリーズして動かなくなった時があって、大騒ぎしていると赤ちゃんのミリオンが、その場に居合わせてあっと、言ってあっという間に設定し直してチャチャっとまた動けるように治してしまいました。それから、ブロッコリーはミリオン先生と言って、ミリオンにパソコンの使い方のコツをききだしたり。ミリオンは、お店の常連さんが魚や野菜を差し入れしてくれたり、お土産を持ってきてくれたり時にはお小遣いをくれたりするので、お礼に飲みに来たお客さんにパソコンを教える事もありました。近所の家には、家電を買い替えか治せるか相談されたり。
スギさんはすっかりビールでいい気分になり
「わ、でさ、今日魚差し入れしたのはさー、今日吹雪来てるだろー、あいつ、確か試験週間で学校早いから勉強しろって感じだけどさー
どーせ、それでも毎日勉強したくない時々はって、網元んちに寄ったらここにバイトに来るみたいな事言ってたんだけどさ、あっ、今日はミリちゃんも店に出るし、じゃ、お世話になってるミリちゃんカッコいいとこ見せとかんと、ってさ。」
中学生の八王子吹雪はスギさんの親族で、プルメリア八王子漁業連合の会長の孫です。お金があるからアルバイトはしなくてもいいんだけど、家庭料理を覚えたいし、家にいるとわがままになるので、と海の家クワタで時々バイトをしています。いま、その吹雪ちゃんは厨房に入っているようです。
「ハァ。。。どーゆーこと」ブロッコリーがよくわからないみたいな顔して言うと「ミリちゃんてさ、なんか。。。吹雪に気があるんじゃないか。だからさー、ミリちゃん、魚をサーっとカッコよくさばいて。。。吹雪に教えて」
ブフッブロッコリーが、レモン水を吹き出しそうになる。。リリコも、なんとなくミリオンが吹雪ちゃんが出勤してきたら、ソワソワウキウキしてきたような。あっ、もしかしてと思いました。年齢など関係ない事で、小さな子どもというか、幼稚園児が幼稚園の先生に憧れる、ってよくある事だし。まぁ、ミリオンは、幼稚園児って年齢層でも知性は遥かに大人を越えてますが。。。年齢差ある歳上女性に憧れて、か。
天才と呼ばれて世間では冷たい性格に見られてる、実際にはおもしろくて明るくて人懐っこいんだけど、
そんなミリオンにも人間らしいというか、宇宙人なんだけど、そんな天才にも、憧れの人がいたり、初恋なんてなんだかいじらしい。
「は、ハァーミリちゃん先生って、よ、四歳だよっ。そりゃ。。14歳の吹雪ちゃんは。。世間ではぴちぴちだけどさーみ、ミリちゃんから見たら。。び、BBAじゃん。。。」
2023年01月25日
2023年01月14日
マリッジセレブレーション。345センセーショナルなグリーンにて。
えっ。。。スゴっ。。。
ぶ。。ぶっ。。ブロッコリーのオバケヒヤッ海の家クワタに、明るいキミドリ色のビジョンフリーぜのオッちゃんニイチャン。。三十代ぐらいび。。。ビジョンフリーぜ。。だよねこの人。。。
リリコもヨーキーで犬だけど。リリコはボーゼンとしましたが、常連客の人たちや大将やミリオンは見慣れているのか、目の覚めるような新鮮な緑のブロッコリーのオバケにも全く動じません。大将はニッコリ笑って「うわー久しぶりだねー相変わらず元気そうじゃん。」と言うとミリオンがサッとおしぼりとレモン水と、焼きシシトウを出す「こないだ、枝豆だったんで。」ミリオンが言うと、ブロッコリーは、「わ、物覚え相変わらずいいねー、」「お通しお酒、飲まないんですか。。。」リリコが意外そうな顔して聞いてみると。ブロッコリーは、「僕、飲めないんでー、あっ、ミリちゃんにはいつっもゲンをかつぐ為になにか最初は緑モノを出してよって言ってるんだ。」「み。。。緑モノや、野菜って事ですかベジタリアン」またまたリリコが意外そうに聞くと。ブロッコリーは、「や、ベジタリアンじゃないよ。雑食派。緑モノって、なんでもいいから最初は緑色した食べ物出してって。クリームソーダ出された事あるし。」リリコは、もうあぜんとするばかりで。。。「あっ、お察しの通り、僕は緑マニアで。ちなみに誕生日は5月4日の緑の日だし。小さい頃から緑色が好きすぎてで、勝手に緑色に染めたんだ。だから、もう幼稚園と学校へ行っても最初から緑色だと思われてるから身体を染めて校則違反とかなんだかんだ言われなかったし。もう、緑色が好きすぎるってそーゆー病気かもしれんね。」というので、リリコはもう開いた口がふさがりません。クリエイターをしてるとか、そのブロッコリーはペラペラとよく喋ります。もう筋金入りの文系人間でさー、とか。まぁ、それに関しては新聞記者の見習いのリリコもそうなんだけど。で、東京から都王新聞の取材が来るという噂を耳にしてフラッと神楽町市からやってきたという。海の家クワタは、前々から来ていたけどしばらく疎遠になっていたもののたまたま、ミリオンが赤ちゃんの頃に大将の桑田さんが店に連れてきた頃、四年前ぐらいから、仕事でプルメリア島に来て同級生の幼なじみの漁師のカワウソのスギさんがプルメリア島で漁が終わった後に待ち合わせしようと、海の家クワタで待ち合わせて飲んだ時にスギさんは、漁師で酒も好きだしブロッコリーと同じく神楽町市が地元だけど親族の網元がプルメリア島にあるからしょっちゅう漁師仲間達とともに海の家クワタに顔を出しているという事で、ブロッコリーはお酒はダメだけど飲む雰囲気が好きだし久しぶりに、海の家クワタに行かない最近さ、あそこ、桑田のご主人が宇宙人の男の子を家に迎えたみたいでその子がヤバいんだってもう、頭ん中に伝票が入ってるし伝票というかコンピューターでも入っているんじゃないか。お客のオーダーを全部覚えて常連さんのアレルギーや好き嫌いも覚えてて焼き加減や茹で上がりも感覚で計算できるらしい。。。そんな、変わった宇宙人のミリオンの赤ちゃん時代にブロッコリーは、幼なじみのスギさんに誘われてめっちゃ久しぶりに海の家クワタに訪れて
初対面で
なんか、おススメはと、レモン水とおしぼりを運んできたミリオンに試しに言ってみたら、アレルギーや好き嫌いを聞かれて、
酒以外ならなんでも。と、言ってみるとサッとアボカドと山芋のあえものを出してきた。「お兄さん、緑色好きなんでしょ」ミリオンが言うと、「ま、まぁ、この通りだし。」ブロッコリーが言うと、ミリオンは、
「だよね。わざわざ綺麗に緑に染めてるし。」「わ、これ、染めてるってわかる」この世界の犬や猫やその他種族にはもともとカラフルな色をして産まれてくる者もいたりする。「うん、自分で染めてるでしょ。だから、わざわざ染めてるのって、緑色が好きかなぁー、って。そうそう、お兄さん、スギさんの幼なじみを連れて来るって言ってたから、神楽町市の人だと思うけど、このプルメリア島にはうちの常連さんだけどスっごく腕のいい美容師さんがいるけど、自分で染めると痛んじゃうからやっぱりプロフェッショナルにお任せした方がいいよ。」とミリオンが言うとブロッコリーは、「わ、やっぱり自分で染めてるの。。バレた。。。小さい時からやってるから。。。なかなか慣れてきて。今はもう市販のも結構いいのあるからいいやって。。。自分で染めてるの。」「ウーン、今はまだいいけどこの先市販ので済ますと後で後悔するよ。ホラ、枝毛とか、今ならまだやり直しがきくというか。。。」ミリオンは、ジッとブロッコリーの毛質を見て言う「ま。。。まぁ、そう、言えばそろそろ美容院もって考えてたんだけど。いつも髪を切るだけで。。。染めるのはなんとなく自分でやる習慣ができてて。。。」ミリオンは、髪の痛み具合や今からなら早めに対処すればかなりいい髪質を保てるという事を話して常連さんのプルメリア島の美容院を紹介してくれて。そのうちプロのカラーリングにいつか行こう行こうと思っていたのもあり、ミリオンオススメの美容院に試しに行ってみたらブロッコリーは、わっもっと早くこれば良かったなんて言っている。神楽町市にもいい美容院はたくさんあれど、カラーリングでしかも、緑色に染めるのは、最適な美容院という事をミリオンはその常連さんの美容師の情報や、お客さんのカラーリング具合から知っていたのだ。ミリオンは、もちろん美容師ではないけど、たくさんのお客さんが出入りするお店や旅館でなんとなくお客さんを観察するとたとえ上手でもこれは素人が染めただとか、市販品で染めているだとか、髪の痛み具合や、潤い、どんなことにずば抜けた美容院へ行ったらいいか髪質がなんとなくわかるのだ。ブロッコリーも、すっかりミリオンに感謝してミリオンが、何ヶ月か前に一度きただけのお客さんまで一人残らず覚えていて挨拶しているのにも感動してさらには、お客さんが持ってきた難しい本や雑誌を渡されてただパラパラっとミリオンがめくっただけで、ミリオンはその本の内容が全部頭に入ってしまい、内容や感想を言えるし何ページあったかや、何ページに何が書いてあったのか写真や絵があったかを的確に答える事ができるのだ。お客さんはおもしろがって物は試しとばかりに喜んでいろんな本や雑誌を持ってくるが、ミリオンからしたら頭の中に本をめくれば勝手に入ってくるしそれを答えているだけであって。。いったいどこがおもしろいんだ。読書なんて、好きな人は、自分がするから面白みがあるものであり、でも、はっきり言って本をめくってそれで内容が勝手に入ってくるだけだからそれを素直に答えているだけな話し。。。
別にだからどうなんだという事で、ミリオンはもともと理系の性質だし。読書は別に好きじゃないし。だけど知らない本をお客さんから渡されてサーっとめくって、すぐに内容や感想を言うだけでお客さんはエンタメショーのようにキャッ、キャッと喜ぶのでついつい、ミリオンもサービスでお客さんに合わせるしへー、こんな本や話しがあるんだな程度にいろんな考えや書風があるのを知るのは楽しみになるというと、まぁ、そうだし、簡単な事なので別に損にはならないので、エンタメのショーみたいにやってみる飲み屋のここでは、難しい数式を解いたり難しい問題を説明しても塾じゃないから誰も喜ばないし逆に場がシラケるだけだし。ミリオンだってこれでも楽しい事やみんなでガヤガヤするのは好きだしずば抜けて賢いからと言って扱いにくい人認定されたりとか、面白くもない事を塾の講師の仕事の場であるまいにクドクド独演的に説明するのは嫌なのだ。ようするに奇人変人サイコパスみたいな扱いされるのがどうしても嫌だった見かけによらず、楽しくありたいし、生きづらい奴みたいな人になるのがどうしても嫌で
そんな、非常に天才的な頭脳明晰な宇宙人の子どもミリオンに
すっかりブロッコリーは、魅了されてクワタの大将やミリオンと仲良くなり
幼なじみの同級生のカワウソのスギさんもプルメリア島の本社網元によく来るので、ブロッコリーは時々スギさんと海の家クワタで待ち合わせる。緑の新鮮なものは好きだけどお酒以外は別に好き嫌いもないけど、今はもう何度かの結婚の末に独身だし、ついついめんどくさいのでジャンクフードやファーストフードを日頃食べがちなんだけどクワタで手の込んだものや家庭的なものを食べるのは身体が嬉しいし。
ブロッコリーは、器用なものの
料理もやりはじめたら凝り出す事はあっても取り掛かるまでがなかなか、だし。最近では、彼女ができても、年が離れて若いギャルが多く料理は下手うんぬん以前に全然しないし。
ブロッコリーは、女性が別に料理ができるとかできないとか、あまりそこにはこだわらない。なによりも一緒にいて楽しいのが一番で。付き合う女性が料理ができなくても自分がやればいいし、はっきり言って買えばいいぐらいにしか思わないのだ。だから、女性に胃袋をつかまれたという感覚が全然わからない。料理上手な女性に好かれても、別に肝心なその女性に興味が無ければそれまで、だし。もともとよく知らないうちからシェフでもあるまいに、彼女ヅラをはじめて下心まんまんに弁当や差し入れを作って持ってくるような女は怖いしある程度仲良くならないと手作りなんか怖くて食べれないし。重たい性格の女性とは合わないし昔からペラペラよく喋り人懐っこいし明るいので女性には苦労してこなかったけど。
それにしても、この
神々の遊び場と呼ばれる福の神の別荘地の様な美しいプルメリア島。特に作家やクリエイターやデザイナーその他もろもろの感性を使う仕事、著名人がインスピレーションを得る旅として。別荘を持ったりこぞって瞑想がてらにこの宝石箱のようなオモチャ箱をひっくり返した様な美しい異空間の地を愛する。のんびりとおおらかでありながら、神秘的でそれでいてどこか懐かしいけど未知の新しいものを感じるうかがい知れぬそこはかとない汲めどもつきぬ魅力に次々とみちあふれて。。。その魅力と包み込むような優しげな空気はとどまることを知らない。
クリエイターのブロッコリーもご多分に漏れずとこのプルメリア島に来ると気持ちがおおいに豊かになるのだ。魂が充電されるような感じで。生まれ故郷の神楽町市ももちろん、福の神の都市で恵まれて美しいけど、あまりじっとしていない方だし、仕事空家を開ける事も多く、あまり住まいにこだわらない性格だったんだけど、
歳を取ったらプルメリア島に家でも買って終の住処としてゆったり過ごすのも悪くはないと思えてきた。ブロッコリーは、レモン水を飲む
神楽町市やこのプルメリア島では文化なのか、飲食店ではレモンを浸したレモン水が出るもちろん、嫌なら普通の水が出されるんだけど。。。あれこれ次から次へ話題に溢れてよく喋るブロッコリーは、リリコに「そうそう、もうすぐ漁が終わって、同級生のおスギがここに来るんだけどさー、
あいつさ、こないだTVのあるじゃん、パーフェクトサーズディかこのプルメリア島の海でハリネズミの若い男性の白骨が出てきたやつ、あれのさ、もう二十年ぐらい前に。。モンタージュのイケメンのキンキラキンのハリネズミのわっかいにいちゃんが早朝プルメリア港に一人でいたのを見たって。。電話で情報提供したんだってよ。あの頃おスギ墨を身体に入れたいからすげ〜なってドクロの入れ墨に惹きつけられたのとすげ〜イケメンだったんで覚えてたみたいなんだけど、でも、どう見ても反社会の奴だったんで。。ヤクザかなんかだと思って怖くて声かけられんかったらしい。。何言ってんだ漁師の自分らだってよっぽどヤーさんよりやばい奴いるくせに。と思ったけど。。。あの人、あのモンタージュの人東京だろ、確かな。しょっちゅうこっちに来てるとかならあれだけど。。。まさか、滅多にプルメリア島に来ない奴なら、おスギ、あのハリネズミのにいちゃんの死に際間近に居合わせてたかもなー」
なにげにブロッコリーがつぶやく
すると、
噂をすれば影とやら。。。で。
ブロッコリーと同い年くらいのオッちゃんにいちゃんなカワウソの男性が店に入って、ミリオンや大将に挨拶がてらにやってきた。これ。。また、すごい。。腕は龍の入れ墨が華やかに軽やかに踊ってる。。。
ぶ。。ぶっ。。ブロッコリーのオバケヒヤッ海の家クワタに、明るいキミドリ色のビジョンフリーぜのオッちゃんニイチャン。。三十代ぐらいび。。。ビジョンフリーぜ。。だよねこの人。。。
リリコもヨーキーで犬だけど。リリコはボーゼンとしましたが、常連客の人たちや大将やミリオンは見慣れているのか、目の覚めるような新鮮な緑のブロッコリーのオバケにも全く動じません。大将はニッコリ笑って「うわー久しぶりだねー相変わらず元気そうじゃん。」と言うとミリオンがサッとおしぼりとレモン水と、焼きシシトウを出す「こないだ、枝豆だったんで。」ミリオンが言うと、ブロッコリーは、「わ、物覚え相変わらずいいねー、」「お通しお酒、飲まないんですか。。。」リリコが意外そうな顔して聞いてみると。ブロッコリーは、「僕、飲めないんでー、あっ、ミリちゃんにはいつっもゲンをかつぐ為になにか最初は緑モノを出してよって言ってるんだ。」「み。。。緑モノや、野菜って事ですかベジタリアン」またまたリリコが意外そうに聞くと。ブロッコリーは、「や、ベジタリアンじゃないよ。雑食派。緑モノって、なんでもいいから最初は緑色した食べ物出してって。クリームソーダ出された事あるし。」リリコは、もうあぜんとするばかりで。。。「あっ、お察しの通り、僕は緑マニアで。ちなみに誕生日は5月4日の緑の日だし。小さい頃から緑色が好きすぎてで、勝手に緑色に染めたんだ。だから、もう幼稚園と学校へ行っても最初から緑色だと思われてるから身体を染めて校則違反とかなんだかんだ言われなかったし。もう、緑色が好きすぎるってそーゆー病気かもしれんね。」というので、リリコはもう開いた口がふさがりません。クリエイターをしてるとか、そのブロッコリーはペラペラとよく喋ります。もう筋金入りの文系人間でさー、とか。まぁ、それに関しては新聞記者の見習いのリリコもそうなんだけど。で、東京から都王新聞の取材が来るという噂を耳にしてフラッと神楽町市からやってきたという。海の家クワタは、前々から来ていたけどしばらく疎遠になっていたもののたまたま、ミリオンが赤ちゃんの頃に大将の桑田さんが店に連れてきた頃、四年前ぐらいから、仕事でプルメリア島に来て同級生の幼なじみの漁師のカワウソのスギさんがプルメリア島で漁が終わった後に待ち合わせしようと、海の家クワタで待ち合わせて飲んだ時にスギさんは、漁師で酒も好きだしブロッコリーと同じく神楽町市が地元だけど親族の網元がプルメリア島にあるからしょっちゅう漁師仲間達とともに海の家クワタに顔を出しているという事で、ブロッコリーはお酒はダメだけど飲む雰囲気が好きだし久しぶりに、海の家クワタに行かない最近さ、あそこ、桑田のご主人が宇宙人の男の子を家に迎えたみたいでその子がヤバいんだってもう、頭ん中に伝票が入ってるし伝票というかコンピューターでも入っているんじゃないか。お客のオーダーを全部覚えて常連さんのアレルギーや好き嫌いも覚えてて焼き加減や茹で上がりも感覚で計算できるらしい。。。そんな、変わった宇宙人のミリオンの赤ちゃん時代にブロッコリーは、幼なじみのスギさんに誘われてめっちゃ久しぶりに海の家クワタに訪れて
初対面で
なんか、おススメはと、レモン水とおしぼりを運んできたミリオンに試しに言ってみたら、アレルギーや好き嫌いを聞かれて、
酒以外ならなんでも。と、言ってみるとサッとアボカドと山芋のあえものを出してきた。「お兄さん、緑色好きなんでしょ」ミリオンが言うと、「ま、まぁ、この通りだし。」ブロッコリーが言うと、ミリオンは、
「だよね。わざわざ綺麗に緑に染めてるし。」「わ、これ、染めてるってわかる」この世界の犬や猫やその他種族にはもともとカラフルな色をして産まれてくる者もいたりする。「うん、自分で染めてるでしょ。だから、わざわざ染めてるのって、緑色が好きかなぁー、って。そうそう、お兄さん、スギさんの幼なじみを連れて来るって言ってたから、神楽町市の人だと思うけど、このプルメリア島にはうちの常連さんだけどスっごく腕のいい美容師さんがいるけど、自分で染めると痛んじゃうからやっぱりプロフェッショナルにお任せした方がいいよ。」とミリオンが言うとブロッコリーは、「わ、やっぱり自分で染めてるの。。バレた。。。小さい時からやってるから。。。なかなか慣れてきて。今はもう市販のも結構いいのあるからいいやって。。。自分で染めてるの。」「ウーン、今はまだいいけどこの先市販ので済ますと後で後悔するよ。ホラ、枝毛とか、今ならまだやり直しがきくというか。。。」ミリオンは、ジッとブロッコリーの毛質を見て言う「ま。。。まぁ、そう、言えばそろそろ美容院もって考えてたんだけど。いつも髪を切るだけで。。。染めるのはなんとなく自分でやる習慣ができてて。。。」ミリオンは、髪の痛み具合や今からなら早めに対処すればかなりいい髪質を保てるという事を話して常連さんのプルメリア島の美容院を紹介してくれて。そのうちプロのカラーリングにいつか行こう行こうと思っていたのもあり、ミリオンオススメの美容院に試しに行ってみたらブロッコリーは、わっもっと早くこれば良かったなんて言っている。神楽町市にもいい美容院はたくさんあれど、カラーリングでしかも、緑色に染めるのは、最適な美容院という事をミリオンはその常連さんの美容師の情報や、お客さんのカラーリング具合から知っていたのだ。ミリオンは、もちろん美容師ではないけど、たくさんのお客さんが出入りするお店や旅館でなんとなくお客さんを観察するとたとえ上手でもこれは素人が染めただとか、市販品で染めているだとか、髪の痛み具合や、潤い、どんなことにずば抜けた美容院へ行ったらいいか髪質がなんとなくわかるのだ。ブロッコリーも、すっかりミリオンに感謝してミリオンが、何ヶ月か前に一度きただけのお客さんまで一人残らず覚えていて挨拶しているのにも感動してさらには、お客さんが持ってきた難しい本や雑誌を渡されてただパラパラっとミリオンがめくっただけで、ミリオンはその本の内容が全部頭に入ってしまい、内容や感想を言えるし何ページあったかや、何ページに何が書いてあったのか写真や絵があったかを的確に答える事ができるのだ。お客さんはおもしろがって物は試しとばかりに喜んでいろんな本や雑誌を持ってくるが、ミリオンからしたら頭の中に本をめくれば勝手に入ってくるしそれを答えているだけであって。。いったいどこがおもしろいんだ。読書なんて、好きな人は、自分がするから面白みがあるものであり、でも、はっきり言って本をめくってそれで内容が勝手に入ってくるだけだからそれを素直に答えているだけな話し。。。
別にだからどうなんだという事で、ミリオンはもともと理系の性質だし。読書は別に好きじゃないし。だけど知らない本をお客さんから渡されてサーっとめくって、すぐに内容や感想を言うだけでお客さんはエンタメショーのようにキャッ、キャッと喜ぶのでついつい、ミリオンもサービスでお客さんに合わせるしへー、こんな本や話しがあるんだな程度にいろんな考えや書風があるのを知るのは楽しみになるというと、まぁ、そうだし、簡単な事なので別に損にはならないので、エンタメのショーみたいにやってみる飲み屋のここでは、難しい数式を解いたり難しい問題を説明しても塾じゃないから誰も喜ばないし逆に場がシラケるだけだし。ミリオンだってこれでも楽しい事やみんなでガヤガヤするのは好きだしずば抜けて賢いからと言って扱いにくい人認定されたりとか、面白くもない事を塾の講師の仕事の場であるまいにクドクド独演的に説明するのは嫌なのだ。ようするに奇人変人サイコパスみたいな扱いされるのがどうしても嫌だった見かけによらず、楽しくありたいし、生きづらい奴みたいな人になるのがどうしても嫌で
そんな、非常に天才的な頭脳明晰な宇宙人の子どもミリオンに
すっかりブロッコリーは、魅了されてクワタの大将やミリオンと仲良くなり
幼なじみの同級生のカワウソのスギさんもプルメリア島の本社網元によく来るので、ブロッコリーは時々スギさんと海の家クワタで待ち合わせる。緑の新鮮なものは好きだけどお酒以外は別に好き嫌いもないけど、今はもう何度かの結婚の末に独身だし、ついついめんどくさいのでジャンクフードやファーストフードを日頃食べがちなんだけどクワタで手の込んだものや家庭的なものを食べるのは身体が嬉しいし。
ブロッコリーは、器用なものの
料理もやりはじめたら凝り出す事はあっても取り掛かるまでがなかなか、だし。最近では、彼女ができても、年が離れて若いギャルが多く料理は下手うんぬん以前に全然しないし。
ブロッコリーは、女性が別に料理ができるとかできないとか、あまりそこにはこだわらない。なによりも一緒にいて楽しいのが一番で。付き合う女性が料理ができなくても自分がやればいいし、はっきり言って買えばいいぐらいにしか思わないのだ。だから、女性に胃袋をつかまれたという感覚が全然わからない。料理上手な女性に好かれても、別に肝心なその女性に興味が無ければそれまで、だし。もともとよく知らないうちからシェフでもあるまいに、彼女ヅラをはじめて下心まんまんに弁当や差し入れを作って持ってくるような女は怖いしある程度仲良くならないと手作りなんか怖くて食べれないし。重たい性格の女性とは合わないし昔からペラペラよく喋り人懐っこいし明るいので女性には苦労してこなかったけど。
それにしても、この
神々の遊び場と呼ばれる福の神の別荘地の様な美しいプルメリア島。特に作家やクリエイターやデザイナーその他もろもろの感性を使う仕事、著名人がインスピレーションを得る旅として。別荘を持ったりこぞって瞑想がてらにこの宝石箱のようなオモチャ箱をひっくり返した様な美しい異空間の地を愛する。のんびりとおおらかでありながら、神秘的でそれでいてどこか懐かしいけど未知の新しいものを感じるうかがい知れぬそこはかとない汲めどもつきぬ魅力に次々とみちあふれて。。。その魅力と包み込むような優しげな空気はとどまることを知らない。
クリエイターのブロッコリーもご多分に漏れずとこのプルメリア島に来ると気持ちがおおいに豊かになるのだ。魂が充電されるような感じで。生まれ故郷の神楽町市ももちろん、福の神の都市で恵まれて美しいけど、あまりじっとしていない方だし、仕事空家を開ける事も多く、あまり住まいにこだわらない性格だったんだけど、
歳を取ったらプルメリア島に家でも買って終の住処としてゆったり過ごすのも悪くはないと思えてきた。ブロッコリーは、レモン水を飲む
神楽町市やこのプルメリア島では文化なのか、飲食店ではレモンを浸したレモン水が出るもちろん、嫌なら普通の水が出されるんだけど。。。あれこれ次から次へ話題に溢れてよく喋るブロッコリーは、リリコに「そうそう、もうすぐ漁が終わって、同級生のおスギがここに来るんだけどさー、
あいつさ、こないだTVのあるじゃん、パーフェクトサーズディかこのプルメリア島の海でハリネズミの若い男性の白骨が出てきたやつ、あれのさ、もう二十年ぐらい前に。。モンタージュのイケメンのキンキラキンのハリネズミのわっかいにいちゃんが早朝プルメリア港に一人でいたのを見たって。。電話で情報提供したんだってよ。あの頃おスギ墨を身体に入れたいからすげ〜なってドクロの入れ墨に惹きつけられたのとすげ〜イケメンだったんで覚えてたみたいなんだけど、でも、どう見ても反社会の奴だったんで。。ヤクザかなんかだと思って怖くて声かけられんかったらしい。。何言ってんだ漁師の自分らだってよっぽどヤーさんよりやばい奴いるくせに。と思ったけど。。。あの人、あのモンタージュの人東京だろ、確かな。しょっちゅうこっちに来てるとかならあれだけど。。。まさか、滅多にプルメリア島に来ない奴なら、おスギ、あのハリネズミのにいちゃんの死に際間近に居合わせてたかもなー」
なにげにブロッコリーがつぶやく
すると、
噂をすれば影とやら。。。で。
ブロッコリーと同い年くらいのオッちゃんにいちゃんなカワウソの男性が店に入って、ミリオンや大将に挨拶がてらにやってきた。これ。。また、すごい。。腕は龍の入れ墨が華やかに軽やかに踊ってる。。。
2023年01月08日
マリッジセレブレーション344流れゆく麗しき日々の微笑みに
「あっ、そうなの。。。」
神楽町小学校低学年クラスの
担任のセブン先生は納得しました。
ヴィーナスは放課後の保護者呼び出し、と言っても、同じクラスの同居人のシュナ坊の後見人をしているので今日はシュナ坊の保護者としてシュナ坊と一緒に担任のセブン先生に呼び出されていましたが、どうしても、今日はベルモにいち早く会いに行かなきゃという気になり。。。セブン先生に悪いと、思いながらも木蓮寺に美術関係の人が来るみたいだから、お手伝いして欲しいと頼まれたと適当な事を言いました。ヴィーナスはこれでも、飛ぶ鳥を落とす勢いの天才美術家ですし。保護者呼び出しなど、だいたいヴィーナスの性格だと監督不行き届きを注意されるにはされるのだけれど、それでも、うちのシュナ坊がすみませんだの、叱りますきっちり躾けますだの、責任持ってシュナ坊をシメときますだの、そうやって兄貴風を吹かせて保護者ヅラをするのが好きなのだそれにベラベラ喋るのも好きなのでわざわざ、ズルして保護者呼び出しをサボるわけもない、むしろ好んでこの度は申し訳ありませんナンタラかんたらと積極的に参加する。確かに、ヴィーナスはもう、成功した就労児童だし学校の役員をやったり税金を納めて市を支えているし、先生達も一目置いているけれど
かと言って、それをいい事に権力を振り回して上級国民様々みたいな傲慢な態度を取れば学校はクビになるし、福の神の指導に置いてノブレスオブリージュを徹底されている。まぁ、ヴィーナスは実家が水商売なのでそういう事に関しては結構敏感で肌に感じて来た自分自身も調子に乗りやすいから決して他人事ではないけれど。売れて成功して天狗になって身持ちを崩したお客や、女性のキャストを幾度か見てきた事があるし。あれは醜い。。。本当にああいう人たちは醜いしキモいし人がだんだん離れていく。。。頭の中に反面教師として
まぁ、それはいいとして。ヴィーナス自身は保護者含めて注意された件は、唯一、耳掃除の事で今、美術家として現役で活躍しているので、将来の夢についての宿題で将来は、毎日耳掃除が出来るので耳鼻科の先生になりたいという作文を提出して視聴覚室の掃除中に、耳掃除動画を友達と見ていたことを含めて母親の葉月に電話で連絡された事はあるヴィーナスは通信簿にいつもじっとしていられない落ち着きがない。。と書かれているタイプだけどそれは別にいいとして。。。美術家の息子さんが、耳掃除をしたいから耳鼻科医院の先生になりたいって。。。ちょっとどうなんだもう現役で活躍できるんだし。それが耳掃除なんかやらせたら、美術家の仕事を投げてサボるだろうし。。。みたいな話しをセブン先生は母親の葉月に電話してきたのだけど。
葉月からしたら、働かなくフラフラするとか、ヤクザになるなら叱られても当然だと思いますが、別に耳鼻科の先生はいいんじゃないでしょうか。とも言ったのだけどセブン先生は、お子さんは第一線の美術家なのですし、耳掃除に夢中になって美術家の仕事を放棄されたら困りますそれに、掃除時間に視聴覚室のTVに動画を勝手に繋げて掃除をサボって。。動画を子供達がマネして耳掃除をしたら危ないですからと注意されました。ヴィーナスは母親の葉月から、耳掃除をしすぎないようにと会うと注意されています。もっと小さい頃から。。。実際には、家を出て暮らしていた葉月ではなくヴィーナスを育ててくれた葉月の両親のベリーやルッコラにも
耳掃除のやりすぎに注意されます。赤ちゃんの頃からヴィーナスは耳掃除にハマって毎日毎日耳掃除ばかりして耳が痛くなり耳鼻科に何度か連れて行かれてドクターに耳掃除をやり過ぎないように注意されました。
飲み込みが早く勉強はミリオン程じゃなくできる方で積極的なヴィーナスはあまり先生に怒られる事もないと言えば少ないですがわざわざ親を巻き込んで耳掃除については注意されたり。。。
それはもう耳掃除に夢中になりすぎるとそればかりの飼い殺し生活になるので美術家としての仕事をしなくなったら困るというもの。。。ヴィーナスもそれがなんとなくわかってはいる。。。ヴィーナスの耳掃除は、泣く子も黙り、耳掃除が嫌いな子どももフワフワした天国にいるような気持ちになってスヤスヤ眠ってしまうので、放課時間に学校の友達や、仕事関係の人の赤ちゃんの耳掃除をアルバイト頼まれたり頼まれるとめっちゃ嬉しいでも、やりすぎると麻薬の様にハマり夢中になるので、本当にキリがなくなるしこれでも気持ちを抑えて控えめに毎回少人数づつにしているのだ。かなり我慢しているのだけど。楽しいけど時間を忘れてのめり込むのが怖いのでソコソコ自分でセーブしてる。。。先生も、本気でヴィーナスの為を思って心配してくれるから注意されるのがわかるし。
そりゃ。。。
こまごまと学校生活で叱られる事はあるけどさー昨日も音楽の時間に僕らはみんな生きているを歌うとヴィーナスは必ず最後に。。みんなみんな生きているんだ友達なーんだー、のあとにHEYと締めくくるのでみんなマネするようになり昨日もそんな感じだったので、クラス全体的に先生に注意された。
歌、と言えば、さすがの美声のヴィーナスはベルモほどではないけれどそれでもまぁまぁ上手だし、自分も歌う事が好きな方なのでよくカラオケの接待にもいく。今どきの歌も歌うのだけど、十八番は歌いやすいのか童謡のふるさとで。
クラスの女の子、うさぎのひるりに、時々うーさぎー、美味しいかーのやーまーと、からかうように鼻うたを歌うのでひるりが怒るんだけどお前のことなんか言ってない。発声練習じゃん、ドレミ、ドレミ〜、と、からかうのでひるりが怒ってセブン先生に相談してそういう事はイジメに繋がるのでやめなさいと叱られた。ヴィーナスは、ただふるさとの歌い始めで発声練習をしているだけだし、ハモが自意識過剰なだけなんじゃない。と、テキトーにあしらいます。
ハモというのは、ひるりが鱧沢ひるりという名前でひるりと呼ばれるよりハモと周りから呼ばれるからです。ヴィーナスは、他にオテンバな女子と取っ組み合いの喧嘩をしたり廊下は走るなという全校生徒注意されているものの、
それならと廊下を飛び回り叱られる事があります。細かいところ叱られる事もあり、シュナ坊含めて、シュナ坊の保護者のヴィーナスも注意しようかなと、担任のセブン先生は思ってましたが、
ヴィーナスの親族。。というか三つ子のきょうだいのベルモの自宅の木蓮寺で大切な用事が美術家としてある事で今日の放課後のシュナ坊との保護者呼び出し会は後日延期となりました。
ヴィーナスは、木蓮寺にシュナ坊を連れていこうかとは思いましたが今日は、ベルモとなんだか深い話がしたいし。。。同居のアザラシの福ちゃんが多分仕事で今夜遅くなるみたいな事確か言ってて、帰って来なくても、いま、こちらに来て小学校に一緒に通っている金星の幼なじみのグリもいるから、家で2人留守番しといてもらおうかなとも。。。
そうは思ったものの、ベルモからLINEで
今日はケーキ屋の檀家さんが来てケーキを食べきれないぐらい貰ったから良かったら、福ちゃんやグリちゃんやシュナ坊も来たらみんな好きでしょ人数多い方が、和尚もオモテナシ喜ぶし。と、のんきに入ってきた。
ベルモ。。。いま、大事な事で悩んでるんじゃないのかな。なんか、のんきな返信だけど。
気のせい。。。
でもまぁ、今朝は見るはずもなかった幽霊をはじめてみたしここは、それを含めてベルモに相談したいし。
なんだか、胸騒ぎがする。。。
神楽町小学校低学年クラスの
担任のセブン先生は納得しました。
ヴィーナスは放課後の保護者呼び出し、と言っても、同じクラスの同居人のシュナ坊の後見人をしているので今日はシュナ坊の保護者としてシュナ坊と一緒に担任のセブン先生に呼び出されていましたが、どうしても、今日はベルモにいち早く会いに行かなきゃという気になり。。。セブン先生に悪いと、思いながらも木蓮寺に美術関係の人が来るみたいだから、お手伝いして欲しいと頼まれたと適当な事を言いました。ヴィーナスはこれでも、飛ぶ鳥を落とす勢いの天才美術家ですし。保護者呼び出しなど、だいたいヴィーナスの性格だと監督不行き届きを注意されるにはされるのだけれど、それでも、うちのシュナ坊がすみませんだの、叱りますきっちり躾けますだの、責任持ってシュナ坊をシメときますだの、そうやって兄貴風を吹かせて保護者ヅラをするのが好きなのだそれにベラベラ喋るのも好きなのでわざわざ、ズルして保護者呼び出しをサボるわけもない、むしろ好んでこの度は申し訳ありませんナンタラかんたらと積極的に参加する。確かに、ヴィーナスはもう、成功した就労児童だし学校の役員をやったり税金を納めて市を支えているし、先生達も一目置いているけれど
かと言って、それをいい事に権力を振り回して上級国民様々みたいな傲慢な態度を取れば学校はクビになるし、福の神の指導に置いてノブレスオブリージュを徹底されている。まぁ、ヴィーナスは実家が水商売なのでそういう事に関しては結構敏感で肌に感じて来た自分自身も調子に乗りやすいから決して他人事ではないけれど。売れて成功して天狗になって身持ちを崩したお客や、女性のキャストを幾度か見てきた事があるし。あれは醜い。。。本当にああいう人たちは醜いしキモいし人がだんだん離れていく。。。頭の中に反面教師として
まぁ、それはいいとして。ヴィーナス自身は保護者含めて注意された件は、唯一、耳掃除の事で今、美術家として現役で活躍しているので、将来の夢についての宿題で将来は、毎日耳掃除が出来るので耳鼻科の先生になりたいという作文を提出して視聴覚室の掃除中に、耳掃除動画を友達と見ていたことを含めて母親の葉月に電話で連絡された事はあるヴィーナスは通信簿にいつもじっとしていられない落ち着きがない。。と書かれているタイプだけどそれは別にいいとして。。。美術家の息子さんが、耳掃除をしたいから耳鼻科医院の先生になりたいって。。。ちょっとどうなんだもう現役で活躍できるんだし。それが耳掃除なんかやらせたら、美術家の仕事を投げてサボるだろうし。。。みたいな話しをセブン先生は母親の葉月に電話してきたのだけど。
葉月からしたら、働かなくフラフラするとか、ヤクザになるなら叱られても当然だと思いますが、別に耳鼻科の先生はいいんじゃないでしょうか。とも言ったのだけどセブン先生は、お子さんは第一線の美術家なのですし、耳掃除に夢中になって美術家の仕事を放棄されたら困りますそれに、掃除時間に視聴覚室のTVに動画を勝手に繋げて掃除をサボって。。動画を子供達がマネして耳掃除をしたら危ないですからと注意されました。ヴィーナスは母親の葉月から、耳掃除をしすぎないようにと会うと注意されています。もっと小さい頃から。。。実際には、家を出て暮らしていた葉月ではなくヴィーナスを育ててくれた葉月の両親のベリーやルッコラにも
耳掃除のやりすぎに注意されます。赤ちゃんの頃からヴィーナスは耳掃除にハマって毎日毎日耳掃除ばかりして耳が痛くなり耳鼻科に何度か連れて行かれてドクターに耳掃除をやり過ぎないように注意されました。
飲み込みが早く勉強はミリオン程じゃなくできる方で積極的なヴィーナスはあまり先生に怒られる事もないと言えば少ないですがわざわざ親を巻き込んで耳掃除については注意されたり。。。
それはもう耳掃除に夢中になりすぎるとそればかりの飼い殺し生活になるので美術家としての仕事をしなくなったら困るというもの。。。ヴィーナスもそれがなんとなくわかってはいる。。。ヴィーナスの耳掃除は、泣く子も黙り、耳掃除が嫌いな子どももフワフワした天国にいるような気持ちになってスヤスヤ眠ってしまうので、放課時間に学校の友達や、仕事関係の人の赤ちゃんの耳掃除をアルバイト頼まれたり頼まれるとめっちゃ嬉しいでも、やりすぎると麻薬の様にハマり夢中になるので、本当にキリがなくなるしこれでも気持ちを抑えて控えめに毎回少人数づつにしているのだ。かなり我慢しているのだけど。楽しいけど時間を忘れてのめり込むのが怖いのでソコソコ自分でセーブしてる。。。先生も、本気でヴィーナスの為を思って心配してくれるから注意されるのがわかるし。
そりゃ。。。
こまごまと学校生活で叱られる事はあるけどさー昨日も音楽の時間に僕らはみんな生きているを歌うとヴィーナスは必ず最後に。。みんなみんな生きているんだ友達なーんだー、のあとにHEYと締めくくるのでみんなマネするようになり昨日もそんな感じだったので、クラス全体的に先生に注意された。
歌、と言えば、さすがの美声のヴィーナスはベルモほどではないけれどそれでもまぁまぁ上手だし、自分も歌う事が好きな方なのでよくカラオケの接待にもいく。今どきの歌も歌うのだけど、十八番は歌いやすいのか童謡のふるさとで。
クラスの女の子、うさぎのひるりに、時々うーさぎー、美味しいかーのやーまーと、からかうように鼻うたを歌うのでひるりが怒るんだけどお前のことなんか言ってない。発声練習じゃん、ドレミ、ドレミ〜、と、からかうのでひるりが怒ってセブン先生に相談してそういう事はイジメに繋がるのでやめなさいと叱られた。ヴィーナスは、ただふるさとの歌い始めで発声練習をしているだけだし、ハモが自意識過剰なだけなんじゃない。と、テキトーにあしらいます。
ハモというのは、ひるりが鱧沢ひるりという名前でひるりと呼ばれるよりハモと周りから呼ばれるからです。ヴィーナスは、他にオテンバな女子と取っ組み合いの喧嘩をしたり廊下は走るなという全校生徒注意されているものの、
それならと廊下を飛び回り叱られる事があります。細かいところ叱られる事もあり、シュナ坊含めて、シュナ坊の保護者のヴィーナスも注意しようかなと、担任のセブン先生は思ってましたが、
ヴィーナスの親族。。というか三つ子のきょうだいのベルモの自宅の木蓮寺で大切な用事が美術家としてある事で今日の放課後のシュナ坊との保護者呼び出し会は後日延期となりました。
ヴィーナスは、木蓮寺にシュナ坊を連れていこうかとは思いましたが今日は、ベルモとなんだか深い話がしたいし。。。同居のアザラシの福ちゃんが多分仕事で今夜遅くなるみたいな事確か言ってて、帰って来なくても、いま、こちらに来て小学校に一緒に通っている金星の幼なじみのグリもいるから、家で2人留守番しといてもらおうかなとも。。。
そうは思ったものの、ベルモからLINEで
今日はケーキ屋の檀家さんが来てケーキを食べきれないぐらい貰ったから良かったら、福ちゃんやグリちゃんやシュナ坊も来たらみんな好きでしょ人数多い方が、和尚もオモテナシ喜ぶし。と、のんきに入ってきた。
ベルモ。。。いま、大事な事で悩んでるんじゃないのかな。なんか、のんきな返信だけど。
気のせい。。。
でもまぁ、今朝は見るはずもなかった幽霊をはじめてみたしここは、それを含めてベルモに相談したいし。
なんだか、胸騒ぎがする。。。
2022年12月29日
マリッジセレブレーション。343ハートフルな気持ちに切り替えて。。。
「今日ま。。。特に、ウーン。。。夕方ぐらい。。まぁ、大丈夫、かな。。」
幼稚園勤務中ベルモのスマホに
あまりにも着信が入っていたのでなにかとおもったらヴィーナスが今日夜、急だけどお邪魔していいかという話しで。あー、ガンガン着信は心臓に悪いわお年寄りと暮らしているので鬼着信はなんか家族にあったのかとヒヤヒヤだけれど。。。まぁ、職場幼稚園は自宅もだけどうちのお寺の敷地内だから、なんかあったら電話より、人もたくさんいるし、誰かがすぐに呼び出しに来られるだろうけど。でも濃紫婆さんは100歳超えだし、木蓮和尚夫妻も70歳を超えて。。もしも、外出先でなんかあったらだし。。。ほんとに鬼着信は心臓に悪いわ。
それに。。。今は。。考える事あると言うか。そうそう。。明日の正午までにあの事を終わらせないといけない。いま、ヴィーなすとあれこれと話している余裕なんかないけど。。かと言って、考える、どちらかの、。俊さんか吾朗太さんのどちらか。。。純ちゃんの実の父親に頼んで動いて貰うという事なので。。人と話していた方がいい考えも浮かんでくるかも。。。なんとなくそんな予感がしました、それに、夜って事は、夜ご飯食べてくってなると、オモテナシキチの木蓮和尚が喜んで腕を振るうし。まぁ、こういう時はあえて、誰かと話していた方がいい方向に進むかもどうせ、ヴィーナスに耳掃除もされるだろうし。そろそろ耳がかゆくなってきた。勝手にベルモが自分で耳掃除をすると、やり過ぎだからとヴィーナスに叱られる耳掃除マニアのヴィーナスは、耳掃除を勝手に自分でした事がすぐに判るのだそれにしても、いろいろあるなぁ。
そうか、今日は、昨日東京から来てくれた都王新聞社のリリコさんがインタビューをしてくれて。今日は、ミリオン。。。プルメリア南の桑田さんの海の家でインタビューらしいっけ。今ごろ、ミリオン。。アタシの悪口言ってるでしょうね。まぁ、その話しも、ヴィーナスに聞いてもらうか。ミリオンは、アンチ宗教派なので赤ちゃんの頃からお坊さんのベルモをからかってくるのだ。。ミリオンの里親の桑田家は木蓮寺の檀家さんだし、赤ちゃんの頃から桑田さんに連れられて木蓮寺に来ているが、どうも、宗教やお寺を批判しては桑田さんに叱られている。ベルモを死人党葬儀大臣と言ったり何年も何年も何年もと亡くなった人について法事だとか、何回忌またまたさらに何回忌と、お金を引っ張りまくるのが悪いらしい。まるで893なボッタクリ業者みたいなことを言ってくるしさすがに木蓮和尚には絶対言わないけど
まぁ、気持ちはわからないでもないけどなにか、亡くなった人への感謝をお金や時間をかけて形にするのは悪くないと思うし、それにうちはやりたい人がやれば良いし、無理矢理やらないと祟りますとは言っていない。絶対うちのお寺は強制や強要はしてないし、供養だ法事だ金をかけてやらないからと言って祟る宗教や先祖がインチキだと思うし。やらないから恨むとか祟るなんて脅したりは、いずれそういう人に祟りは確実にかえってくるだろう。
でも、ミリオンは、いろいろお寺についても批判するし
そりゃあミリオンみたいに一を聞いて十を知るみたいな、悩まないし神頼みもご神仏にすがるのも関係ないみたいな人ばっかりじゃないのよ、すっごい賢い人ですら悩みに悩み、変な宗教に入って教祖の欲望に利用されて人生が狂うよりはマトモかもしれないけど。ミリオンは
いわゆるギフテットという人々なんでしょうけど。そういう子どもの中には周りと合わせにくいとか、友達がなかなかできないとか、周りに理解されないとかそういう悩みがある子がいるけど、ミリオンの場合は、自分は周りと違うって事をそれを前々からじゅうぶん過ぎるほどわかっていて、赤ちゃんの頃から海の家クワタの大将にくっついて行って海の家のお店で手伝いをしたりして、時には
桑田さんの息子さんが受け継いだ海の灯りの旅館の手伝いをしたりと、幅広い年齢層のいろいろな人と交流して人間観察をしたり社交性を身につけているのだ。成長して進学塾の講師になってからも、海の家の手伝いをするし、塾の正社員の話が出ても丁重にお断りして講師はアルバイト勤務らしい。
幾ら賢くても友達が出来なかったり、ひとりぼっちになったりコミニケーション能力に欠けるのがどうしても嫌だという事だ。めちゃくちゃ賢いと、周りに理解されずなかなか友達ができない人がいるという情報を赤ちゃんの頃から知っていてかなり賢いから自分が賢いんだという自覚もあったんだけれど、
あれで、人と笑い合ったり遊び心や面白みが財産でそれが何より生き甲斐のようだ。世間では、どっかクールで冷たいようなイメージがあるんだけど。あくまでもそれもイメージで。。
やっぱり、ヴィーナスやベルモと三つ子で産まれたせいか人慣れしやすく社交性やコミニュケーション能力も高い方だと思う。
ミリオンはけっこうヤンチャで赤ちゃんの頃から近所の友人や木蓮寺に来ると檀家さんの子どもと一緒にベルモをからかって遊んでいたのだ。宗教、宗教、お説教ベルモはミリオンに会うとよくミリオンからチョッカイをかけられて宗教関係である事をしつこく批判されたミリオンはあまりにも宗教アレルギーだけど。。。
まぁ、ヴィーナスは、そんな事もなくごく一般的な考えの持ち主で、気楽に木蓮寺に遊びにくるし。
と、言うことで、ヴィーナスにオッケーを出すあっ、そうそう、福の神の笑〜さんから、PDFが、スマホに届いてるんだっけ。まぁ、チラッと放課時間に読んどこう。吾朗太さんの事で、TV局に情報が入って来たんでしょう。。なにか、純ちゃんの事で、手がかりとなるかも。。。
時間は少し遡って、海の家クワタ。
海の家クワタに取材に訪れた都王新聞の
リリコは、ハイヤーの運転手のオーガストさんに今日も貸切をと頼もうと思ったものの、今日は少し時間があるけど、プルメリア港でお客様を迎えてそれから一緒に連絡船でエスコートし、神楽町市の南のプレゼンスタクシーで、ハイヤーに乗ってお客様を神楽町市の中心部のメトロポリタンTVのTV局に案内する仕事が入っていたので残念ながら、海の家クワタまで送って貰って時間まで一緒に桑田さんやミリオンにインタビューをして、途中でオーガストさんは申し訳ないですと仕事に行ってしまいました。まぁ、予約を押さえるのが難しい優秀な運転手さんなので東京から来るお客様で、リリコたちと同世代で学生で既に企業しているが全盲のペルシャ猫の男性らしい。だから、プルメリア港からエスコートして、神楽町市の南新町の営業所でハイヤーで
仕方ないとは思うんだけど、でも、同級生の青山ミーナの祖父さんらしいんだけどなんとか。。。説得して、ミーナや、ミーナの家族と会わせる事はできないだろうか。青山奏。。。ミーナのお父さんがブルーモーメントグループで大成功しているのにも関わらず自分から会いに行こうとしないのは控えめで謙虚で誠実とも言える。リリコは、新聞やマスコミの仕事に携わって、人探しみたいなあの人に会いたいみたいな疎遠になって会ってみたいというテーマの仕事に携わった事があるけど子どもを捨てたり配偶者を捨てたり友達を捨てていた癖に急に本人が成功したら蝿の様に手をすり足をすりとたかりまくろうとしている人も何人か見てきたし。面接などをしてそういうアヤシイ案件はお断りしたり、なにより成功した方に念のため打診してもまずは成功したり上手くやってる方は自分を利用しようとする輩なんてお見通しなことが多いし。。。
ま。。中には親だからって特別な情が出る人や、異性の惚れた腫れたの盲目になればたとえ成功しようが
冷静になって判断する事ができない人もいるけどさ、リリコは結局は取材の御礼に海の家クワタで手土産他いろいろオーダーしようと思ったけど、常連さん達が勝手にリリコに奢ってしまいだす。若いし都会の綺麗な可愛い子にいい格好を見せたいのだ
新聞やTVの中には宣伝や話題になるから、取材をさせてくださいと頼んでる立場にも関わらずいろいろ接待や飲食を無料提供してもらって当たり前みたいな企業もあるらしいが、リリコはきちんと物を頼んで貴重な時間や労力を提供してもらっているのだから、こちらはきちんと支払ったり謝礼して当たり前と躾けられたものの、結局は、都王新聞に掲載されるならかなりいい広告になるからとあちらから接待されてしまう。
なんだか申し訳ないなと、リリコは思いながらも、ご主人の桑田さんは奢って奢られた人が喜んで嬉しい人だっているんだからうちも儲かるしー、とニコニコしている。お店の桑田の大将やミリオンに取材しながらもリリコもほろ酔い常連さんと喋っていると、
「わ、今日なんか東京から来た都王新聞のインタビューがあるって言ってたけど、へー、綺麗な子だねー」なんだか、ブロッコリーみたいな緑色した。。。よく見ると、ブロッコリーみたいだけど、リリコと同じ犬。。。ビジョンフリーぜの三十代ぐらいの男性が、お店にやってきました。
幼稚園勤務中ベルモのスマホに
あまりにも着信が入っていたのでなにかとおもったらヴィーナスが今日夜、急だけどお邪魔していいかという話しで。あー、ガンガン着信は心臓に悪いわお年寄りと暮らしているので鬼着信はなんか家族にあったのかとヒヤヒヤだけれど。。。まぁ、職場幼稚園は自宅もだけどうちのお寺の敷地内だから、なんかあったら電話より、人もたくさんいるし、誰かがすぐに呼び出しに来られるだろうけど。でも濃紫婆さんは100歳超えだし、木蓮和尚夫妻も70歳を超えて。。もしも、外出先でなんかあったらだし。。。ほんとに鬼着信は心臓に悪いわ。
それに。。。今は。。考える事あると言うか。そうそう。。明日の正午までにあの事を終わらせないといけない。いま、ヴィーなすとあれこれと話している余裕なんかないけど。。かと言って、考える、どちらかの、。俊さんか吾朗太さんのどちらか。。。純ちゃんの実の父親に頼んで動いて貰うという事なので。。人と話していた方がいい考えも浮かんでくるかも。。。なんとなくそんな予感がしました、それに、夜って事は、夜ご飯食べてくってなると、オモテナシキチの木蓮和尚が喜んで腕を振るうし。まぁ、こういう時はあえて、誰かと話していた方がいい方向に進むかもどうせ、ヴィーナスに耳掃除もされるだろうし。そろそろ耳がかゆくなってきた。勝手にベルモが自分で耳掃除をすると、やり過ぎだからとヴィーナスに叱られる耳掃除マニアのヴィーナスは、耳掃除を勝手に自分でした事がすぐに判るのだそれにしても、いろいろあるなぁ。
そうか、今日は、昨日東京から来てくれた都王新聞社のリリコさんがインタビューをしてくれて。今日は、ミリオン。。。プルメリア南の桑田さんの海の家でインタビューらしいっけ。今ごろ、ミリオン。。アタシの悪口言ってるでしょうね。まぁ、その話しも、ヴィーナスに聞いてもらうか。ミリオンは、アンチ宗教派なので赤ちゃんの頃からお坊さんのベルモをからかってくるのだ。。ミリオンの里親の桑田家は木蓮寺の檀家さんだし、赤ちゃんの頃から桑田さんに連れられて木蓮寺に来ているが、どうも、宗教やお寺を批判しては桑田さんに叱られている。ベルモを死人党葬儀大臣と言ったり何年も何年も何年もと亡くなった人について法事だとか、何回忌またまたさらに何回忌と、お金を引っ張りまくるのが悪いらしい。まるで893なボッタクリ業者みたいなことを言ってくるしさすがに木蓮和尚には絶対言わないけど
まぁ、気持ちはわからないでもないけどなにか、亡くなった人への感謝をお金や時間をかけて形にするのは悪くないと思うし、それにうちはやりたい人がやれば良いし、無理矢理やらないと祟りますとは言っていない。絶対うちのお寺は強制や強要はしてないし、供養だ法事だ金をかけてやらないからと言って祟る宗教や先祖がインチキだと思うし。やらないから恨むとか祟るなんて脅したりは、いずれそういう人に祟りは確実にかえってくるだろう。
でも、ミリオンは、いろいろお寺についても批判するし
そりゃあミリオンみたいに一を聞いて十を知るみたいな、悩まないし神頼みもご神仏にすがるのも関係ないみたいな人ばっかりじゃないのよ、すっごい賢い人ですら悩みに悩み、変な宗教に入って教祖の欲望に利用されて人生が狂うよりはマトモかもしれないけど。ミリオンは
いわゆるギフテットという人々なんでしょうけど。そういう子どもの中には周りと合わせにくいとか、友達がなかなかできないとか、周りに理解されないとかそういう悩みがある子がいるけど、ミリオンの場合は、自分は周りと違うって事をそれを前々からじゅうぶん過ぎるほどわかっていて、赤ちゃんの頃から海の家クワタの大将にくっついて行って海の家のお店で手伝いをしたりして、時には
桑田さんの息子さんが受け継いだ海の灯りの旅館の手伝いをしたりと、幅広い年齢層のいろいろな人と交流して人間観察をしたり社交性を身につけているのだ。成長して進学塾の講師になってからも、海の家の手伝いをするし、塾の正社員の話が出ても丁重にお断りして講師はアルバイト勤務らしい。
幾ら賢くても友達が出来なかったり、ひとりぼっちになったりコミニケーション能力に欠けるのがどうしても嫌だという事だ。めちゃくちゃ賢いと、周りに理解されずなかなか友達ができない人がいるという情報を赤ちゃんの頃から知っていてかなり賢いから自分が賢いんだという自覚もあったんだけれど、
あれで、人と笑い合ったり遊び心や面白みが財産でそれが何より生き甲斐のようだ。世間では、どっかクールで冷たいようなイメージがあるんだけど。あくまでもそれもイメージで。。
やっぱり、ヴィーナスやベルモと三つ子で産まれたせいか人慣れしやすく社交性やコミニュケーション能力も高い方だと思う。
ミリオンはけっこうヤンチャで赤ちゃんの頃から近所の友人や木蓮寺に来ると檀家さんの子どもと一緒にベルモをからかって遊んでいたのだ。宗教、宗教、お説教ベルモはミリオンに会うとよくミリオンからチョッカイをかけられて宗教関係である事をしつこく批判されたミリオンはあまりにも宗教アレルギーだけど。。。
まぁ、ヴィーナスは、そんな事もなくごく一般的な考えの持ち主で、気楽に木蓮寺に遊びにくるし。
と、言うことで、ヴィーナスにオッケーを出すあっ、そうそう、福の神の笑〜さんから、PDFが、スマホに届いてるんだっけ。まぁ、チラッと放課時間に読んどこう。吾朗太さんの事で、TV局に情報が入って来たんでしょう。。なにか、純ちゃんの事で、手がかりとなるかも。。。
時間は少し遡って、海の家クワタ。
海の家クワタに取材に訪れた都王新聞の
リリコは、ハイヤーの運転手のオーガストさんに今日も貸切をと頼もうと思ったものの、今日は少し時間があるけど、プルメリア港でお客様を迎えてそれから一緒に連絡船でエスコートし、神楽町市の南のプレゼンスタクシーで、ハイヤーに乗ってお客様を神楽町市の中心部のメトロポリタンTVのTV局に案内する仕事が入っていたので残念ながら、海の家クワタまで送って貰って時間まで一緒に桑田さんやミリオンにインタビューをして、途中でオーガストさんは申し訳ないですと仕事に行ってしまいました。まぁ、予約を押さえるのが難しい優秀な運転手さんなので東京から来るお客様で、リリコたちと同世代で学生で既に企業しているが全盲のペルシャ猫の男性らしい。だから、プルメリア港からエスコートして、神楽町市の南新町の営業所でハイヤーで
仕方ないとは思うんだけど、でも、同級生の青山ミーナの祖父さんらしいんだけどなんとか。。。説得して、ミーナや、ミーナの家族と会わせる事はできないだろうか。青山奏。。。ミーナのお父さんがブルーモーメントグループで大成功しているのにも関わらず自分から会いに行こうとしないのは控えめで謙虚で誠実とも言える。リリコは、新聞やマスコミの仕事に携わって、人探しみたいなあの人に会いたいみたいな疎遠になって会ってみたいというテーマの仕事に携わった事があるけど子どもを捨てたり配偶者を捨てたり友達を捨てていた癖に急に本人が成功したら蝿の様に手をすり足をすりとたかりまくろうとしている人も何人か見てきたし。面接などをしてそういうアヤシイ案件はお断りしたり、なにより成功した方に念のため打診してもまずは成功したり上手くやってる方は自分を利用しようとする輩なんてお見通しなことが多いし。。。
ま。。中には親だからって特別な情が出る人や、異性の惚れた腫れたの盲目になればたとえ成功しようが
冷静になって判断する事ができない人もいるけどさ、リリコは結局は取材の御礼に海の家クワタで手土産他いろいろオーダーしようと思ったけど、常連さん達が勝手にリリコに奢ってしまいだす。若いし都会の綺麗な可愛い子にいい格好を見せたいのだ
新聞やTVの中には宣伝や話題になるから、取材をさせてくださいと頼んでる立場にも関わらずいろいろ接待や飲食を無料提供してもらって当たり前みたいな企業もあるらしいが、リリコはきちんと物を頼んで貴重な時間や労力を提供してもらっているのだから、こちらはきちんと支払ったり謝礼して当たり前と躾けられたものの、結局は、都王新聞に掲載されるならかなりいい広告になるからとあちらから接待されてしまう。
なんだか申し訳ないなと、リリコは思いながらも、ご主人の桑田さんは奢って奢られた人が喜んで嬉しい人だっているんだからうちも儲かるしー、とニコニコしている。お店の桑田の大将やミリオンに取材しながらもリリコもほろ酔い常連さんと喋っていると、
「わ、今日なんか東京から来た都王新聞のインタビューがあるって言ってたけど、へー、綺麗な子だねー」なんだか、ブロッコリーみたいな緑色した。。。よく見ると、ブロッコリーみたいだけど、リリコと同じ犬。。。ビジョンフリーぜの三十代ぐらいの男性が、お店にやってきました。
2022年12月15日
マリッジセレブレーション。342あれはまるでどこか遠い夢の様な話で。。。
「あっ、また後でね、ベルちゃんにもPDFパソコンに送ってスマホにも連絡したから、吾朗太さんの事は。。。」神楽小学校児童会長の笑〜は、他の児童会役員たちが集まってきたのでサッと気持ちを切り替えて、書記のヴィーナスに言う。笑〜もこのお昼の児童会役員の会議が終わったら、今日は午後の授業は欠席してテレビ関係の仕事や用事があってでなければ行けないし、時間になったらスタッフが学校まで迎えに来るらしい。午後から、パーフェクトサーズディの収録やゲストのインタビューに顔を出して、夜は夜で。。変わった用事というか、
頼まれごとをされていて。。
芸能界の総裁の笑〜は、
芸能事務所の大御所の女優さんから泣きつかれたらしくなんでも、息子さんの彼女の両親が、意地悪姑をやらせたら右に出るものはいないという大女優さんの息子に嫁いだら姑からいじめられて嫁いびりされるのではないかと大反対されているそうなのだ。で、夜接待を兼ねて息子の婚約者の両親との話し合いに立ち会って欲しいみたいな。
わわわ。未だに。。。そんな人がいる事にショックだけど。芸能人はイメージやキャラや夢を売るのが仕事だし。それほど。。。あの大女優さんの演技がリアリティー凄くって天才的って事だけど。めちゃ有名人だし、お金持ってるし、独立して住んで同居の心配ないだろうし、子どもに寄りかからず手がかからないだろうし。だいいち本当に嫁いびりするような人なら今どきネットで再起不能までに叩かれて大女優生命おわっちゃうだろうに。むしろ、どう考えても現実とお仕事の役柄上だけのイメージの区別があんまりつかない悪役は日常まで性格悪いって勘違いする性格の人々の方が義両親として付き合っていくの。。ヤバいのにね。。ま、福の神の笑〜が出てきてあれこれ説得すればアチラも納得するんでしょうけどさ。いるんだよねー、芸能人勘違いしたり芸能人目線になっちゃう人って。仲のいいグループのアイドルやお笑い芸人のコンビがプライベートでもいつもべったり一緒にいると思い込んだり芸能人が娘以上に若い女性と結婚したから自分も希望が出てきたって真剣に言ってるそのへんの爺さんやなんか、現実とテレビの話をごた混ぜにして夢を見る、本当にそういう人って一部いるんだから。まぁ。。芸能人ってわけじゃないんだけど、いちおうある程度名が知れててマスコミにもチラチラと出ているヴィーナスのみつごのきょうだいの一人であるミリオンは、クールで淡々としてるし、なによりもう、アタシやベルモみたいにのほほんとしてるタイプと違って頭脳明晰だから冷血で緑の血ガリ勉みたいなイメージを持たれてるけど本人はあれで世間の冷血イメージそれを怒っているどころかかなり面白がっているからね。確かにミリオンは、得体の知れない事や割り切れないなんとも言えない様ななんとでも言える事を嫌って徹底的に宗教アンチだけどさまぁ、ミリオンは実際にはトップクラスの進学塾の講師だけじゃなくて。自分ちの飲み屋で働いたり身近な人やお客さんや昔っから知ってる人たちはかなり人懐っこいしガリ勉どころか、勉強なんかやらなくても生活してるだけで呼吸するように自然に勝手にできるし。逆に生徒たちの有名進学校受験で小さい頃からずっと勉強しまくって当たり前みたいに机にかじりついてる塾生達を見て周りが敵みたいな意識にびっくりしたらしい。そりゃあ、性格や相性がらあるから合わない人は合わないもんだし、周りが全員友達だとは思えないだろうけど。周りに敵愾心を持って時には蹴落とし合い出し抜いて上り詰めようとするのに驚いたらしい。まぁ、先生と生徒でビジネスで割り切ってるし生き方にあれこれ指図する権限もないからその子独自の価値観はその子のものだし、職場の先生として勉強を教えていかに成績をあげいかに良い学校へ行かせるかに貢献している役割だけだと言っていたけど。
それに。。。だいたい
ミリオンの仲のいい幼なじみや近所の仲のいい友達は。。。。あった事あるけど元気でみんないい子そうだけど、ちょっとアホかなぁなんか、だいたいウチの。。アタシの愛弟子のシュナ坊系みたいな。シュナ坊は、ミニチュアシュナウザーの一つ歳下の男の子で。クラスメイトであり、もともとは、福の神の笑〜の福の神の家で居候していたんだけど、ちょっと世話が焼ける可愛い弟分が欲しくてたまらなかったヴィーナスが目をつけて帰りに遊びに誘ったりして帰宅感覚を麻痺させて。家に入り浸りにさせたり、福の神達が仕事で家を空けることが多いのでシュナ坊を預かる役を買ってでたりして、だんだんと福ちゃんとヴィーナスが住む海辺の白い家に住んで当たり前の感覚に持っていった、というか。
ま。。。麻薬漬けではないけど、積み重なる当たり前や習慣がその人にとって自然になくてはならない存在になるというか。。実家水商売の家に産まれたヴィーナスは、自然となんとなく人を惹きつけたり心理作戦や戦略性が身についたところがある。
まぁ、アタシも、学校の友達はアホだし。かなり、賢い子もいるけどさ。ミリオンあの子もやっぱりなんだかんだであたしとみつごのきょうだいだなー、とか金星人だなぁとは思う。世間なんて。。好き勝手言うからね。。なんて、ヴィーなすがボンヤリと、余計なことがあれこれと思い浮かびつつも、これから児童会会議なので、
「あ。。うん、そうだねー。。。」ヴィーナスはまだまだ笑〜と話す事いっぱいにあふれてくる気持ちを抑えて。サッと気持ちを切り替えました。
児童会の
笑〜が来月の神楽町小学校のイベントや投書箱の新しく取り入れたい行事の募集を読み上げていきました。
あー、そっか。来月職業体験があるんだ。もう既に仕事をしている就労児童以外が将来の夢の現場で見学したり勉強したり、簡単な仕事をお手伝いするのですが、ヴィーナスはもう第一線で活躍しているので何人かの生徒を指導する講師の立場でした。
次回は、えっと確か、ポップ広告とコピーライティングだヴィーナスの場合は、美術家なので、美術系ジャンル幅広くWEBデザインやインテリアデザイン、コーディネート、デザイナーや舞台美術やら、コピーライトなどなどその時々で、デザイナーになりたい人や、コピーライターになりたい人や、スタイリスト、習いにくる児童のメンバーも変わります。コピーライターと言っても美術家とは関係ないかもしれませんが、インスピレーションやひらめきや発想を必要とする表現力を発揮する仕事で、ヴィーナスもコピーライターの仕事をやる事があるのでその分野もたまに指導する事がありました。
次はコピーライター志望の児童の指導ですがその他いろいろある美術的なジャンルは他の専門家の先生方が指導します。
あっ、そうそう、変わってるって言ったらめっちゃ失礼なんだけど、僧侶志望で木蓮寺に行く児童もいたっけ。木蓮寺では、僧侶も幼稚園教諭もどっちも児童の職業体験を受け付けています。ベルモも、その時は指導のお手伝いをするようですが、
幼稚園教諭の方はまだしも、僧侶の方は子どもが将来お坊さんになりたいのを反対した親が小学校の校長室に乗り込んでくる場合があるみたいで。
ヴィーナスの美術家やクリエイターというのは、多分、ご年配の人の話しによると昔は美術やらクリエイターやら、得体の知れないちゃらんぽらん浮草稼業や変わり者インチキ屋みたいに偏見を持たれるような事があったようですがアバンギャルドな先進性や革新性を認められず抑圧されたような世間一般という過去の時代もあったんでしょうけど。。。時が流れれば自然にいろいろと移り変わりレボリューションも多発して。。。世の中の咲の先の先取りであまり周りがついて行けない理解されないという職種もだんだんと緩和されて今はもう華のある仕事というか、新進気鋭なかっこいい仕事のうちに入るというか、
子どもがデザイナーやクリエイターを目指すと言っても子どもがそういう表現力豊かな才能や興味があればまずは反対しないでしょう。むしろ、センスやクリエイティブやエンタメ感性を使った仕事って
やってみたい子どもってこの先どんどん増えそうだしね。
別に、その子が持って産まれた魂に響いて資質に沿ったり自然に興味を持つしっくりくる仕事をしていけばいいわけで。そう、誰だって。自分自身が輝いて人が笑顔になる才能や資質があるんだからさ、それが欠かせないかけがえのない輝きになるんだからさ。
それがお坊さんだっていいじゃない。
なんて、さっきからどうも、なんとなく、フッとあれこれ考えごとが次々と浮かんでは消えていく。。。責任持って児童会役員として
話しに集中しなきゃないけない時なのに。。。
今日は、帰りにシュナ坊と一緒にシュナ坊についての躾と注意を担任のセブン先生から呼び出しをくらっているんだった。こないだシュナ坊が掃除中にふざけて薬指をわざわざ折り曲げて指を詰めた様なフリしてヤクザみたいな事を言って。。。友達をからかって先生に見つかって叱られたし。。。福の神の家から、シュナ坊の住民票を福ちゃんと共に住んでいる海辺の白い家に移して、シュナ坊の後見人になったヴィーナスは、責任持ってシュナ坊の躾もしなければならない。シュナ坊がイタズラや問題を起こした場合は、今日の放課後みたいに後見人のヴィーナスも共に呼び出しに付き添わなければならないのだ。
まぁ、特に今日は仕事はパソコンで片付けるのみだけで対面
ないんだけど、ちょっと、仕事が入ったって今日は先生にシュナ坊の放課後の面談をずらして貰おうかな。。。
ちょっと、なんだかベルモの事がどうしても。。気になってるから
木蓮寺に行ってみようかな。。。
どうしても。
ベルモの事が気になって。。
頼まれごとをされていて。。
芸能界の総裁の笑〜は、
芸能事務所の大御所の女優さんから泣きつかれたらしくなんでも、息子さんの彼女の両親が、意地悪姑をやらせたら右に出るものはいないという大女優さんの息子に嫁いだら姑からいじめられて嫁いびりされるのではないかと大反対されているそうなのだ。で、夜接待を兼ねて息子の婚約者の両親との話し合いに立ち会って欲しいみたいな。
わわわ。未だに。。。そんな人がいる事にショックだけど。芸能人はイメージやキャラや夢を売るのが仕事だし。それほど。。。あの大女優さんの演技がリアリティー凄くって天才的って事だけど。めちゃ有名人だし、お金持ってるし、独立して住んで同居の心配ないだろうし、子どもに寄りかからず手がかからないだろうし。だいいち本当に嫁いびりするような人なら今どきネットで再起不能までに叩かれて大女優生命おわっちゃうだろうに。むしろ、どう考えても現実とお仕事の役柄上だけのイメージの区別があんまりつかない悪役は日常まで性格悪いって勘違いする性格の人々の方が義両親として付き合っていくの。。ヤバいのにね。。ま、福の神の笑〜が出てきてあれこれ説得すればアチラも納得するんでしょうけどさ。いるんだよねー、芸能人勘違いしたり芸能人目線になっちゃう人って。仲のいいグループのアイドルやお笑い芸人のコンビがプライベートでもいつもべったり一緒にいると思い込んだり芸能人が娘以上に若い女性と結婚したから自分も希望が出てきたって真剣に言ってるそのへんの爺さんやなんか、現実とテレビの話をごた混ぜにして夢を見る、本当にそういう人って一部いるんだから。まぁ。。芸能人ってわけじゃないんだけど、いちおうある程度名が知れててマスコミにもチラチラと出ているヴィーナスのみつごのきょうだいの一人であるミリオンは、クールで淡々としてるし、なによりもう、アタシやベルモみたいにのほほんとしてるタイプと違って頭脳明晰だから冷血で緑の血ガリ勉みたいなイメージを持たれてるけど本人はあれで世間の冷血イメージそれを怒っているどころかかなり面白がっているからね。確かにミリオンは、得体の知れない事や割り切れないなんとも言えない様ななんとでも言える事を嫌って徹底的に宗教アンチだけどさまぁ、ミリオンは実際にはトップクラスの進学塾の講師だけじゃなくて。自分ちの飲み屋で働いたり身近な人やお客さんや昔っから知ってる人たちはかなり人懐っこいしガリ勉どころか、勉強なんかやらなくても生活してるだけで呼吸するように自然に勝手にできるし。逆に生徒たちの有名進学校受験で小さい頃からずっと勉強しまくって当たり前みたいに机にかじりついてる塾生達を見て周りが敵みたいな意識にびっくりしたらしい。そりゃあ、性格や相性がらあるから合わない人は合わないもんだし、周りが全員友達だとは思えないだろうけど。周りに敵愾心を持って時には蹴落とし合い出し抜いて上り詰めようとするのに驚いたらしい。まぁ、先生と生徒でビジネスで割り切ってるし生き方にあれこれ指図する権限もないからその子独自の価値観はその子のものだし、職場の先生として勉強を教えていかに成績をあげいかに良い学校へ行かせるかに貢献している役割だけだと言っていたけど。
それに。。。だいたい
ミリオンの仲のいい幼なじみや近所の仲のいい友達は。。。。あった事あるけど元気でみんないい子そうだけど、ちょっとアホかなぁなんか、だいたいウチの。。アタシの愛弟子のシュナ坊系みたいな。シュナ坊は、ミニチュアシュナウザーの一つ歳下の男の子で。クラスメイトであり、もともとは、福の神の笑〜の福の神の家で居候していたんだけど、ちょっと世話が焼ける可愛い弟分が欲しくてたまらなかったヴィーナスが目をつけて帰りに遊びに誘ったりして帰宅感覚を麻痺させて。家に入り浸りにさせたり、福の神達が仕事で家を空けることが多いのでシュナ坊を預かる役を買ってでたりして、だんだんと福ちゃんとヴィーナスが住む海辺の白い家に住んで当たり前の感覚に持っていった、というか。
ま。。。麻薬漬けではないけど、積み重なる当たり前や習慣がその人にとって自然になくてはならない存在になるというか。。実家水商売の家に産まれたヴィーナスは、自然となんとなく人を惹きつけたり心理作戦や戦略性が身についたところがある。
まぁ、アタシも、学校の友達はアホだし。かなり、賢い子もいるけどさ。ミリオンあの子もやっぱりなんだかんだであたしとみつごのきょうだいだなー、とか金星人だなぁとは思う。世間なんて。。好き勝手言うからね。。なんて、ヴィーなすがボンヤリと、余計なことがあれこれと思い浮かびつつも、これから児童会会議なので、
「あ。。うん、そうだねー。。。」ヴィーナスはまだまだ笑〜と話す事いっぱいにあふれてくる気持ちを抑えて。サッと気持ちを切り替えました。
児童会の
笑〜が来月の神楽町小学校のイベントや投書箱の新しく取り入れたい行事の募集を読み上げていきました。
あー、そっか。来月職業体験があるんだ。もう既に仕事をしている就労児童以外が将来の夢の現場で見学したり勉強したり、簡単な仕事をお手伝いするのですが、ヴィーナスはもう第一線で活躍しているので何人かの生徒を指導する講師の立場でした。
次回は、えっと確か、ポップ広告とコピーライティングだヴィーナスの場合は、美術家なので、美術系ジャンル幅広くWEBデザインやインテリアデザイン、コーディネート、デザイナーや舞台美術やら、コピーライトなどなどその時々で、デザイナーになりたい人や、コピーライターになりたい人や、スタイリスト、習いにくる児童のメンバーも変わります。コピーライターと言っても美術家とは関係ないかもしれませんが、インスピレーションやひらめきや発想を必要とする表現力を発揮する仕事で、ヴィーナスもコピーライターの仕事をやる事があるのでその分野もたまに指導する事がありました。
次はコピーライター志望の児童の指導ですがその他いろいろある美術的なジャンルは他の専門家の先生方が指導します。
あっ、そうそう、変わってるって言ったらめっちゃ失礼なんだけど、僧侶志望で木蓮寺に行く児童もいたっけ。木蓮寺では、僧侶も幼稚園教諭もどっちも児童の職業体験を受け付けています。ベルモも、その時は指導のお手伝いをするようですが、
幼稚園教諭の方はまだしも、僧侶の方は子どもが将来お坊さんになりたいのを反対した親が小学校の校長室に乗り込んでくる場合があるみたいで。
ヴィーナスの美術家やクリエイターというのは、多分、ご年配の人の話しによると昔は美術やらクリエイターやら、得体の知れないちゃらんぽらん浮草稼業や変わり者インチキ屋みたいに偏見を持たれるような事があったようですがアバンギャルドな先進性や革新性を認められず抑圧されたような世間一般という過去の時代もあったんでしょうけど。。。時が流れれば自然にいろいろと移り変わりレボリューションも多発して。。。世の中の咲の先の先取りであまり周りがついて行けない理解されないという職種もだんだんと緩和されて今はもう華のある仕事というか、新進気鋭なかっこいい仕事のうちに入るというか、
子どもがデザイナーやクリエイターを目指すと言っても子どもがそういう表現力豊かな才能や興味があればまずは反対しないでしょう。むしろ、センスやクリエイティブやエンタメ感性を使った仕事って
やってみたい子どもってこの先どんどん増えそうだしね。
別に、その子が持って産まれた魂に響いて資質に沿ったり自然に興味を持つしっくりくる仕事をしていけばいいわけで。そう、誰だって。自分自身が輝いて人が笑顔になる才能や資質があるんだからさ、それが欠かせないかけがえのない輝きになるんだからさ。
それがお坊さんだっていいじゃない。
なんて、さっきからどうも、なんとなく、フッとあれこれ考えごとが次々と浮かんでは消えていく。。。責任持って児童会役員として
話しに集中しなきゃないけない時なのに。。。
今日は、帰りにシュナ坊と一緒にシュナ坊についての躾と注意を担任のセブン先生から呼び出しをくらっているんだった。こないだシュナ坊が掃除中にふざけて薬指をわざわざ折り曲げて指を詰めた様なフリしてヤクザみたいな事を言って。。。友達をからかって先生に見つかって叱られたし。。。福の神の家から、シュナ坊の住民票を福ちゃんと共に住んでいる海辺の白い家に移して、シュナ坊の後見人になったヴィーナスは、責任持ってシュナ坊の躾もしなければならない。シュナ坊がイタズラや問題を起こした場合は、今日の放課後みたいに後見人のヴィーナスも共に呼び出しに付き添わなければならないのだ。
まぁ、特に今日は仕事はパソコンで片付けるのみだけで対面
ないんだけど、ちょっと、仕事が入ったって今日は先生にシュナ坊の放課後の面談をずらして貰おうかな。。。
ちょっと、なんだかベルモの事がどうしても。。気になってるから
木蓮寺に行ってみようかな。。。
どうしても。
ベルモの事が気になって。。
2022年12月07日
マリッジセレブレーション。341果てない夢と優しい悲しみに暮れて
「最近ねー、キンキンいなくなっちゃった。。。ね、先生、キンキンどっか行っちゃったのかな」ベルモは園児をヒヨコ組に誘導すると、職員室に出席簿の忘れ物をした事を思い出して、ちょっと待っててね、と、クラスから出て職員室へ。。と駆け出すと
ヒヨコ組の園児のリーダーのぴいなにこそっと作務衣を引っ張られた。
こそっと、というのはぴいなの言っているキンキンという話題。。。キンキンというのは、パッキンキンキンのハリネズミの幽霊の五朗太さんの話しであって。。ぴいなはベルモ同様幽霊が見えるので。。ベルモはぴいなに、あのお兄ちゃんは幼稚園のみんなには見えてないから、先生とぴいちゃんだけの内緒話ね、じゃないと、あのお兄ちゃんは天国に行けなくなるから。ね、」と、ベルモはぴいなに言い聞かせて。
ぴいなは幼稚園に入る前から事前相談で、檀家さんの母親のブルドッグのマゼンダさんが泣きながらこの子。。。も、もしかしてもしかしてちょっと発達に障害があるんじゃないでしょうかやっと、やっとできた女の子なのに、女の子なのにと、木蓮寺に泣きながら駆け込んできたんだった。マルチーズとブルドッグのハーフのぴいなは、マゼンダさんが4人の男の子を産んだ後やっとできた諦めていた初の女の子で。お兄ちゃんたちよりブルドッグ寄りだったからよけいにマゼンタさんにとって可愛いし女の子が欲しくて欲しくて、あまりに男の子しか生まれないので心療内科に通院したらしい。そこまでしてやっとできた可愛くて仕方がないぴいなが。。。もしかして、精神疾患かもしれないと、ぴいなが赤ちゃんの時に手がつけられないほどに号泣して木蓮寺に駆け込んできました。何にもないところで一人で話しかけていたり手を振ったり。。。
あの頃は、まだ2歳でお坊さんになりたての、幼稚園の仕事もはじめたばかりの新米ベルモは、境内を掃除していましたが、慌ててマゼンタさんをなだめている木蓮和尚夫妻の話し声を聞いて、掃除を中断して、
一目、マゼンタさんの抱き抱えている赤ちゃんを見ると「うわぁカッわいい。それに、この子、霊感がなかなかあるでしょ。私みたいに、幽霊見えてるもん。お母さんは、ないのかな、でも、お母さんが霊感がなくっても、この子は幽霊が見えたりしてるんです。なかなかちょっと不思議すぎたり違和感を感じて理解できない次元の事かもしれませんが、世の中にはそういう事もあるんだって思ってください。」と、言うことで。。。母親のマゼンタさんは、納得したようなしてないような、わかったようなわからないような、だったんだけど。。。とにかくぴいなが精神疾患ではない事に救われて安心したようで。ぴいなは入園前から、マゼンタさんに連れられて霊感のあるベルモに相談しがてらちょくちょく木蓮寺を訪れていたので、まだまだ小さいけど、なんとなく幽霊の事はあまり他の人には言ってはいけない事なんだという事や、幽霊は生きている人ではなく視えない人がたくさんいるというのをなんとなーくだけど、そういうもんなんだと、自分が独特の能力があるんだと、ぴいなは小さいのではっきりではないけどちょっと普通ではない能力があるという事をベルモから教えられぼんやりと認識しているようでした。
そんなこんなで赤ちゃんの頃からベルモになついてよく知っているぴいなはいつのまにか、どんどん優しくて面倒見がいいベルモに憧れて念願の木蓮寺に入園したのはいいけれどもそれで、ぴいながいつしか、尊敬して心酔するベルモ大先生みたいにお坊さんになりたいと言い出して母親のマゼンタさんは別にお坊さんに偏見は全くないものの望みに望んだ待望のやっと産まれた女の子お姫様のように思ってるし、やっと念願の女の子が授かったからには、アイドルや女優やはたまた玉の輿に乗る花嫁さんかそんな、華のあるキラキラした将来の夢を持って欲しいのにと、泣いて木蓮寺に駆け込んできますそりゃまぁ。赤ちゃんの頃からぴいなにピンクやふわふわの服を着せていたマゼンタさんが、ぴいながお坊さんになりたいなんて言ったら卒倒するわなぁなんて、ベルモも思うんだけど。
プルメリア島の北側にある木蓮寺に付属する木蓮寺幼稚園。島内から、それから幼稚園の水上バスでたくさんの園児たちが通ってくる。木蓮寺のお寺の娘のベルモも、この木蓮寺幼稚園の先生の1人として木蓮寺の僧侶と二足の草鞋でがんばっているのだけど。。。もともとは、ストレートにお坊さんになりたかったんだけど
この木蓮寺の木蓮和尚夫妻の養女になり
女の子として育ててもらった宇宙人で。僧侶というお仕事は立派だけどー親は今どきの女の子としてのびのび幸せに育てて、お嫁に出したかったので、僧侶になるのは大反対されたおまけに、馬鹿正直に、木蓮和尚夫妻に結婚はしたくないから一生結婚はしないと言って、うちは家庭円満子孫繁栄を願うお寺で別に結婚を禁じてるわけじゃないなんて、女の子としての幸せを考えろなんて特に、ぴいなの母親のマゼンタさんのように、夢見る少女願望がある母親の紫子夫人に大泣きされたっけ。。。で、まぁ、木蓮寺のやっている木蓮寺幼稚園の先生になる事も落としどころの条件として受け入れてなんとか、両親が理解してくれたんだけど。
うちの木蓮寺の
紫子夫人。、。
母親って言っても実際には、70歳だから、まぁ。。。おばあちゃんなんだけど。
ぴいなに吾朗太さんの事を聞かれてドキッとするなんせもう、時間がない。明日の正午までに、本堂のご本尊様に。。純ちゃんのお父さんはどちらかか、
俊さんが吾朗太さんか。。。いや、ご本尊様に報告する以前に、それどころか、本物の父親であると思われる方にアポを取らないといけないのだ。アポを取るどころか、純ちゃんに嫌がらせをすれば純ちゃんが助かるというのだ。
なんとも奇妙な話しだけど、何もしないままでは、このまま純ちゃんは。。。
だから、早め早めに決断し行動しないといけないのだ明日は、ベルモには珍しく有給休暇を取り
世の中には、なんとも奇妙に人の為に動き人の運を左右したり、運を掴みに行くというそんな奇妙な事も起こったり知らず知らずに人の運命や人生を転換させたりする事がある。選択の自由、選択の違いで天国と地獄、明暗を分ける事があり。。。なんて、チラッとベルモは考えながら。。。
「きっと、そのうち、キンキンもお出かけ旅行から帰ってくるんじゃないかな。多分、お土産持ってさ。。」ベルモはぴいなにそうごまかした。
吾朗太さんはぴいなに見つかって絡まれるのがめんどくさいって言えないし毎晩、こっそり観光客や幼稚園の生徒が帰ってきたら木蓮寺で寝泊まりしてぴいなを避けてるなんて可哀想だし言えない。。吾朗太さんもちょっとだけぐらいぴいちゃんに顔を出して相手にしてあげてもいいのに。
なんて、思うんだけど。吾朗太さんも吾朗太さんで、未来前途洋々とした若い希望に満ちたこれからの幸せと期待を背負ったイキイキした子どもを見るのはツラいだろう。魂は死なないしまたいつの日か生まれ変わるけれど
それでも、吾朗太という肉体を持って生まれてきた貴重な現世というのはもう幾ら吾朗太さんが自分を愛して自分を大切にできる生きる意欲まんまんな生命力輝く幸せな人生だったとしても、魂は生まれ変わっても、今世は一度きりであり、今世の自分は一人きりであり。
吾朗太さんにはもうそれは二度と取り戻せないのだから。
「あっ、」ぴいなが空を見上げて指を指す。「ぴ、ぴいちゃんも、見えるんだ」ベルモがぴいなが指を指す空を見上げると、
相変わらずおおらかで
のほほんとのんきな顔をしてご本尊様がフワフワとお帰りになって。。本堂へ入っていく。
もちろん、ご本尊様の御本体は、本堂にいつも静かな佇まいで何事も動じる事なく鎮座しているのだけれど。。分身というか、意識を飛ばして外を漫遊。心はフワフワと好き勝手に出かけたり遊び回る事があり、そんな御本体様の分身がフワフワ飛んで帰ってくるのを見た。それは、だいたいの人々には見えないが、ハッピーなオーラをそこはかとなく周りに思う存分楽しんで振り撒きながら。。
お出かけ、なんかあったのか、というか、なんかあるだろう、早めにご本尊様には純ちゃんの父親はどちらか、俊さんなのか、吾朗太さんなのかを究極の選択の極み。自分の出した答えを報告しなければならない。
フワフワ飛んで帰ってきた
ご本尊様が、見上げているベルモに向かってニヤッと微笑んだ気がしました。
ヒヨコ組の園児のリーダーのぴいなにこそっと作務衣を引っ張られた。
こそっと、というのはぴいなの言っているキンキンという話題。。。キンキンというのは、パッキンキンキンのハリネズミの幽霊の五朗太さんの話しであって。。ぴいなはベルモ同様幽霊が見えるので。。ベルモはぴいなに、あのお兄ちゃんは幼稚園のみんなには見えてないから、先生とぴいちゃんだけの内緒話ね、じゃないと、あのお兄ちゃんは天国に行けなくなるから。ね、」と、ベルモはぴいなに言い聞かせて。
ぴいなは幼稚園に入る前から事前相談で、檀家さんの母親のブルドッグのマゼンダさんが泣きながらこの子。。。も、もしかしてもしかしてちょっと発達に障害があるんじゃないでしょうかやっと、やっとできた女の子なのに、女の子なのにと、木蓮寺に泣きながら駆け込んできたんだった。マルチーズとブルドッグのハーフのぴいなは、マゼンダさんが4人の男の子を産んだ後やっとできた諦めていた初の女の子で。お兄ちゃんたちよりブルドッグ寄りだったからよけいにマゼンタさんにとって可愛いし女の子が欲しくて欲しくて、あまりに男の子しか生まれないので心療内科に通院したらしい。そこまでしてやっとできた可愛くて仕方がないぴいなが。。。もしかして、精神疾患かもしれないと、ぴいなが赤ちゃんの時に手がつけられないほどに号泣して木蓮寺に駆け込んできました。何にもないところで一人で話しかけていたり手を振ったり。。。
あの頃は、まだ2歳でお坊さんになりたての、幼稚園の仕事もはじめたばかりの新米ベルモは、境内を掃除していましたが、慌ててマゼンタさんをなだめている木蓮和尚夫妻の話し声を聞いて、掃除を中断して、
一目、マゼンタさんの抱き抱えている赤ちゃんを見ると「うわぁカッわいい。それに、この子、霊感がなかなかあるでしょ。私みたいに、幽霊見えてるもん。お母さんは、ないのかな、でも、お母さんが霊感がなくっても、この子は幽霊が見えたりしてるんです。なかなかちょっと不思議すぎたり違和感を感じて理解できない次元の事かもしれませんが、世の中にはそういう事もあるんだって思ってください。」と、言うことで。。。母親のマゼンタさんは、納得したようなしてないような、わかったようなわからないような、だったんだけど。。。とにかくぴいなが精神疾患ではない事に救われて安心したようで。ぴいなは入園前から、マゼンタさんに連れられて霊感のあるベルモに相談しがてらちょくちょく木蓮寺を訪れていたので、まだまだ小さいけど、なんとなく幽霊の事はあまり他の人には言ってはいけない事なんだという事や、幽霊は生きている人ではなく視えない人がたくさんいるというのをなんとなーくだけど、そういうもんなんだと、自分が独特の能力があるんだと、ぴいなは小さいのではっきりではないけどちょっと普通ではない能力があるという事をベルモから教えられぼんやりと認識しているようでした。
そんなこんなで赤ちゃんの頃からベルモになついてよく知っているぴいなはいつのまにか、どんどん優しくて面倒見がいいベルモに憧れて念願の木蓮寺に入園したのはいいけれどもそれで、ぴいながいつしか、尊敬して心酔するベルモ大先生みたいにお坊さんになりたいと言い出して母親のマゼンタさんは別にお坊さんに偏見は全くないものの望みに望んだ待望のやっと産まれた女の子お姫様のように思ってるし、やっと念願の女の子が授かったからには、アイドルや女優やはたまた玉の輿に乗る花嫁さんかそんな、華のあるキラキラした将来の夢を持って欲しいのにと、泣いて木蓮寺に駆け込んできますそりゃまぁ。赤ちゃんの頃からぴいなにピンクやふわふわの服を着せていたマゼンタさんが、ぴいながお坊さんになりたいなんて言ったら卒倒するわなぁなんて、ベルモも思うんだけど。
プルメリア島の北側にある木蓮寺に付属する木蓮寺幼稚園。島内から、それから幼稚園の水上バスでたくさんの園児たちが通ってくる。木蓮寺のお寺の娘のベルモも、この木蓮寺幼稚園の先生の1人として木蓮寺の僧侶と二足の草鞋でがんばっているのだけど。。。もともとは、ストレートにお坊さんになりたかったんだけど
この木蓮寺の木蓮和尚夫妻の養女になり
女の子として育ててもらった宇宙人で。僧侶というお仕事は立派だけどー親は今どきの女の子としてのびのび幸せに育てて、お嫁に出したかったので、僧侶になるのは大反対されたおまけに、馬鹿正直に、木蓮和尚夫妻に結婚はしたくないから一生結婚はしないと言って、うちは家庭円満子孫繁栄を願うお寺で別に結婚を禁じてるわけじゃないなんて、女の子としての幸せを考えろなんて特に、ぴいなの母親のマゼンタさんのように、夢見る少女願望がある母親の紫子夫人に大泣きされたっけ。。。で、まぁ、木蓮寺のやっている木蓮寺幼稚園の先生になる事も落としどころの条件として受け入れてなんとか、両親が理解してくれたんだけど。
うちの木蓮寺の
紫子夫人。、。
母親って言っても実際には、70歳だから、まぁ。。。おばあちゃんなんだけど。
ぴいなに吾朗太さんの事を聞かれてドキッとするなんせもう、時間がない。明日の正午までに、本堂のご本尊様に。。純ちゃんのお父さんはどちらかか、
俊さんが吾朗太さんか。。。いや、ご本尊様に報告する以前に、それどころか、本物の父親であると思われる方にアポを取らないといけないのだ。アポを取るどころか、純ちゃんに嫌がらせをすれば純ちゃんが助かるというのだ。
なんとも奇妙な話しだけど、何もしないままでは、このまま純ちゃんは。。。
だから、早め早めに決断し行動しないといけないのだ明日は、ベルモには珍しく有給休暇を取り
世の中には、なんとも奇妙に人の為に動き人の運を左右したり、運を掴みに行くというそんな奇妙な事も起こったり知らず知らずに人の運命や人生を転換させたりする事がある。選択の自由、選択の違いで天国と地獄、明暗を分ける事があり。。。なんて、チラッとベルモは考えながら。。。
「きっと、そのうち、キンキンもお出かけ旅行から帰ってくるんじゃないかな。多分、お土産持ってさ。。」ベルモはぴいなにそうごまかした。
吾朗太さんはぴいなに見つかって絡まれるのがめんどくさいって言えないし毎晩、こっそり観光客や幼稚園の生徒が帰ってきたら木蓮寺で寝泊まりしてぴいなを避けてるなんて可哀想だし言えない。。吾朗太さんもちょっとだけぐらいぴいちゃんに顔を出して相手にしてあげてもいいのに。
なんて、思うんだけど。吾朗太さんも吾朗太さんで、未来前途洋々とした若い希望に満ちたこれからの幸せと期待を背負ったイキイキした子どもを見るのはツラいだろう。魂は死なないしまたいつの日か生まれ変わるけれど
それでも、吾朗太という肉体を持って生まれてきた貴重な現世というのはもう幾ら吾朗太さんが自分を愛して自分を大切にできる生きる意欲まんまんな生命力輝く幸せな人生だったとしても、魂は生まれ変わっても、今世は一度きりであり、今世の自分は一人きりであり。
吾朗太さんにはもうそれは二度と取り戻せないのだから。
「あっ、」ぴいなが空を見上げて指を指す。「ぴ、ぴいちゃんも、見えるんだ」ベルモがぴいなが指を指す空を見上げると、
相変わらずおおらかで
のほほんとのんきな顔をしてご本尊様がフワフワとお帰りになって。。本堂へ入っていく。
もちろん、ご本尊様の御本体は、本堂にいつも静かな佇まいで何事も動じる事なく鎮座しているのだけれど。。分身というか、意識を飛ばして外を漫遊。心はフワフワと好き勝手に出かけたり遊び回る事があり、そんな御本体様の分身がフワフワ飛んで帰ってくるのを見た。それは、だいたいの人々には見えないが、ハッピーなオーラをそこはかとなく周りに思う存分楽しんで振り撒きながら。。
お出かけ、なんかあったのか、というか、なんかあるだろう、早めにご本尊様には純ちゃんの父親はどちらか、俊さんなのか、吾朗太さんなのかを究極の選択の極み。自分の出した答えを報告しなければならない。
フワフワ飛んで帰ってきた
ご本尊様が、見上げているベルモに向かってニヤッと微笑んだ気がしました。
2022年11月21日
マリッジセレブレーション340揺らぎとためらいの中でいつもキラキラしてる
「いったい、どうしたの、保健室に運ばれたんですって。。。」児童会室に早めに来ていた福の神笑〜。。児童会長の笑〜と、笑〜にLINEをした書記のヴィーナスは学校でも有名人なので、大騒ぎになって、すぐに倒れて保健室に運ばれていったみたいな話しは学校中に話しが伝わってしまいました。人の噂は大きく化ける、で、大げさに盛って話を流す人はどこにでもいるし。。。噂は成長しながら派手に一人歩きしがち。二日酔いで飲み過ぎて倒れてしまったという話にもなっていて。。
とりあえず、ヴィーナスが笑〜にLINEで相談を求めたので児童会がはじまる児童会室にはかなり早めにきた会長の笑〜とヴィーナスが今のところ二人。
ランチを食べながらの児童会なので、笑〜もヴィーナスもビュッフェから持ってきたランチをテーブルに置きました。
ヴィーナスは、ま、たしかに昨日の夜は飲んじゃったけどさ〜間違えてお酒を飲んでというか、どうも変な夢か現実かわからない状況下で、ニコニコした木蓮寺のご本尊様が、ワシがワザと飲ませたんじゃなんて言われて。。。わざと飲んだんじゃないし、もう、登校した時はお酒は残っていなかったはずだし。。飲酒なんかしないわよと、あれこれ考えながら笑〜に、
「なんかね。。幽霊が家に来てさぁ。笑〜は、幽霊視える人だっけ」「見えない事もないけど、見えないようにしてる。。福の神はいちおう神だし、みんな幽霊が見えない事はないんだけどだいたいは見えないようにしてる。。けど、うちの兄の三男の大蔵みたいに見えないようにする事ができない程霊感が強いタイプもいるし。。。かと言って、まぁ、福の神だから別に大蔵は幽霊に取り憑かれる事もないし、幽霊が見えようが生きている生命体と幽霊とはっきり区別がつくし、あまり惑わされないし、霊感がすごい人の中には全員がそういうわけじゃないんだろうけど、幽霊に邪魔されて運転ができないとか免許が取れない人っているみたいだけど、やる事もいっぱいだし、それに。。。免許取れないとか、そういうのも嫌で福の神は幽霊を見えないようにしてるんだけど大蔵は、別に幽霊が見えようが、生まれながらにしていろいろ免許持って産まれてきてあんまり関係ないんだけどね、」笑〜の言葉に。。。
「あたし。。は、はじめて幽霊見ちゃったわよーしかも。。。あの。。あの人よ。。ハリネズミのキンキンの。。びっくりしたわよ何しに来たんだろうって。。でも、ま、悪い霊とか。。祟りがあるとかそんなんじゃなくて。。。」と、ヴィーナスの言葉に思わず笑〜は、「あ、そうそう、悪い霊とかじゃないと思うわよ、大蔵もLINE来てさぁ。。視えたんだって。。で、従業員と、ハイヤーの運転手とお客さんが、観光案内してる側にいて、挨拶がてらに悪い霊とかならなんとかしなきゃ、と近づいてみたけど。。全然悪い霊じゃないしどっか行ったと言ってて、あー、大蔵も今日ちょーどヴィーナスとおんなじ幽霊見たって。麗しが浜だから、ヴィーナスのとこへ行った後でブラブラしてたんじゃないの。。。ね、ヴィーナス、急に霊感が出てきたんじゃない。霊が視えるのは、生まれつきじゃない人っているじゃない。」笑〜がからかうように言ってくるのでヴィーナスは、全身をフルフル振るって「冗談じゃないやめてよーそりゃ今回たまたままだマシな幽霊を見ただけ。。。というか、それはまだヨシとして。それから変な白昼夢みたいなおかしな事に遭遇して、死ぬかもと思ったのよーうちのクラスの霊感3人組のモンやオスプレイやシイモすら見えないって言う天使を見て。。。それで、天使がいるって騒いだけどあの霊感3人は何を言ってんの全然視えないって言うもんだから、だから私死ぬ人にしか見えない死に神というか、ああ天からお迎えでもきちゃったんだわって頭に輪が乗っていて、白い羽根がある二人のハリネズミの天使で。。。ダメだ、あたし連れて行かれるんだって考えたら気を失って。。。」思いっきりノーと拒絶しました。「えっ。。。ハリネズミの天使。。ウーン。。。天使って。。。天使は死に神みたいな事をするんじゃなくて、さまよえる霊を天国に連れて行こうとするって聞いたんだけどな。。あっ、ほらほら、低学年だともう芥川龍之介の蜘蛛の糸って習ったでしょ。」
「なんか、変わった話しだったけど。。こないだやったばっかり。。」「あの蜘蛛の巣とはちょっと違う似て非なるもんかもしれないんだけど、天使の気まぐれで亡くなって地獄へ行った人や、亡くなっていつまでも成仏できないさまよってる生前の悪い事をした亡者の中から特別いい事をした者を生きている人の助けを借りて天国へ連れて行くって聞いたことがある。だから、天使がヴィーナスに助けを借りにきたんじゃないのかな、だって。。。あの、吾朗太さんって人ね。モンタージュ出してから、以前ホストやっていた時の同僚の人から連絡がうちのTV局に入ってきたんだけど、かなり誉めていたわよ。スカウトの腕も良かったみたいで。いい事は人には教えたくないって人がいるけど、その反対で人にはいい事は教えるべきだという性格的なとこもあったというか、だいたいイケメンって、自分よりイケメンとか賢いとかそういう優秀な人に敵意剥き出しというか、プライド高いし、自分が一番じゃなきゃ気が済まないってところあるけど。。。吾朗太さんは、まぁ異性に強い本人も自覚してた自他とも認めるイケメンなせいか、スカウトも店を良くする為にどんどんできるイケメン狩りをしてきたようだし。それでいい意味切磋琢磨して余計に自分が成長できればいいというか、結局はお店も儲かるし自分も儲かるし、で。まぁ、お金、なんだけど。それでも、自分より落ちる相手をわざと連れてきて引き立て役にって事は惨めで嫌だったみたいだし、それほど外見がよくないキャストでも、ああ、これは女ウケするなとか、女心をくすぐるなとか、そういう異性に対しての強さとか色気とかエンタメ性とかキラリと光るものを見出してはスカウトしていたみたいだしね。」「ま。。まぁさ。それはいい事よね。なんか、あまりにお山の大将で敵愾心まんまんだと、イケメンでも見てるこっちも惨めになるもんだし、あーあ、それほどカッコよくないじゃん、哀れな自称イケメンさんってなるもんね。。。イケメンったって需要される好みはバラバラよ。自分が前女性を振り向かせる事ができるなんて大間違いだし。」ヴィーナスがため息をつく。「まぁ、確かに。。イケメンイケメンって言ってもタイプがあるからねー。吾朗太さんは、それがじゅうぶんわかっていたから、いろんなタイプのイケメンを味方につけて品揃えしたわけよ。優秀な男性は敵意剥き出しにするより、仲良くなった方が賢いってわかっていたのね。。。まぁ、吾朗太さん、それにしたら。。。女の人には散々酷かったって話しだけどねー」笑〜は女の敵とばかりに軽蔑するように言うけれど、ヴィーナスは、実家が水商売で男女のスッタモンダを赤ちゃんの頃から見慣れているせいか、「まぁ、でも女性って貢いでもキャーキャーアーティスト追っかける性って言うの男から告白されたい癖に自分が好きな好みの男性じゃないと嫌なのよ。だからまぁ、殴られようが貢がされようが遊びの女で本命じゃなくても、ってついついイケメンの男性ならって女性もいるわね。女性だって下心マンマンなんだからさ。酷いって言っても。。。あーいう女性が勝手に寄ってきて世話して貢いでみたいなお金になる男性って。好きでもない女性に冷たいのはしょうがないんじゃないの。自分の事を好きな女のひとりってだけで。、
あっちだってタダで相手なんかしてられないでしょう。貴重な時間も労力も割いて片思いしてくる人の相手にしてるんだからさ。まぁ、みんな誰しも、美男美女じゃなくても、特別モテなくても。。。自分に片思いしてきた人にはありがたいと思いつつも下にしか見れないのよねー」さりげな〜くヴィーナスが言うと。
笑〜はにやっとして「あらまぁ。チイちゃんが会いたがっていたわよ。ちょっとぐらい顔を出してあげなさいよ。」と。えっ。。しまった、やぶ蛇。。と、ヴィーナス。。
チイちゃんというのは笑〜たち福の神の家にいるチワワの赤ちゃんの女の子でヴィーナスにメロメロなのだ。ヴィーナスを見ると喜んで飛びついたりまとわりついたりしつこいのでヴィーナスはあの子がちょっと苦手なのだ。可愛いし嫌いじゃないけどあんな小さくて化け物みたいな胃袋で食べ過ぎて元の家から捨てられた。。。チイちゃんはチーコという名前なんだけど兄のララ尾君がチーコが心配で家出して福の神の家に一緒に住んでいて、ヴィーナスと一緒の神楽小学校低学年クラスなんだけど。
ヴィーナスは、チーコから好かれてるのを
クラスメイトからからかわれて、ピーピーヒューヒュー言われたりクラスメイトは、ララ尾君には、ララ尾君のモノマネをしてヴィーナスに妹はやらんだの、ヴィーナスのモノマネでララ尾君、妹さんをアタシにくださいだの、からかってあそばれている
ついでに、クラスメイトの蜜蜂のハニーとヴィーナスは仲が良かったりよく取っ組み合いの喧嘩をするのでハニーは愛人だのなんだの、ませたクラスメイトが、ハニーにチイちゃんに刺されないようにしなきゃねー、だのと。
アホみたいな事ばっかりワイワイがやがややるし。冗談だってわかってるし、それこそ、ハニーこそがチワワのチーコとの仲を嫉妬するどころか、茶化してヒューヒュー言ってくっつけようとするので、ヴィーナスが怒って取っ組み合いになるぐらいなのだ。。。ハニーも別にヴィーナスの事はただの友人としか思ってない事はよくわかるしただのお約束ネタなんだけど。
「ハァ、まぁ、そのうち。んで、そういう事で、いいところあるから、あの人、キンキラキンさんは、天使に気に入られたから、天国へ行けるわけ。。」イヤな方に脱線するのでテキトーにごまかしてなんとなくヴィーナスは、話しをはぐらかすと笑〜は真剣な顔で、
「あっ、そうそう。そればっかりじゃないんだって。。。あのね、吾朗太さんのモンタージュがうちのTV局の放送で大反響で、で、情報が入ってくるんだけど、それでね、なんか、スゴいっていうか、あたしも感激して、五朗太さんあの人。。。」と、笑〜が、吾朗太さんの情報を話そうとした時に
ガラッとドアが開き、他の児童会生徒がランチを持って児童会室に入ってきました。笑〜やヴィーナスを見ると、
「あら、会長も書紀もはやーい、」と言いながら、次々とテーブルにランチを置いて席に座るので
笑〜は、コソッとヴィーナスに、「また、あの話は後で、ね。」「えっ。。。」
一方で、麗しが浜でなんとなく、顔見知りのハイヤー運転手のオーガストさんとそのお客を気になり集中して霊感があるオーガストさんに気配を消して気づかれないように聞き耳を立てていた幽霊の吾朗太さんでしたが。。。霊感が強いであろう福の神の大蔵に気づかれてしまって、なんとなく気まずくなり
慌ててその場を去り、神楽町市の麗しが浜から、プルメリア島に戻ってきてしまいました。別にさーあの福の神のニイチャンも、全然怒ってるわけじゃないんだけど。、やっぱ幽霊が視えるとしたら従業員やお客になんかあったら大変だと警戒するわな。。
ハァ。にしても羨ましい。あんな車、いったい幾らするんだろ。福の神だから、そんなもん、オモチャの一つ程度だろーけどよー俺も生きてりゃ、いい車乗ってただろうけど。。あっ。。。でも。。。福の神は、いいとして。。。
今度は、吾朗太さんは、プルメリア島のいつもの北側の木蓮寺のアクアマリンビーチの反対の南側の、ブルーオーシャンの浜辺に佇んでいる。プルメリア島の木蓮寺がある北側の白蝶貝地区が閑静な高級住宅街なのに比べて南側の黒蝶貝地区は、観光中心で開放感と快活さに溢れていました。どちらも吸い込まれるような美しい海はひけをとらず変わりません。
それにしても。。なんだろう、あの、ペルシャ猫の盲目の若者、オメガだっけ。。オーガストさんのお客の。。なんか、あの人。。
あの人どっかで。。吾朗太さんは考えました、ハタチぐらいのオメガという若者。普段は東京らしい。年齢層も自分とは全然違う、確かに、幽霊だから吾朗太さんも死んだ姿はまだ二十代半ばぐらいってとこだけど。
でも、気になるんだよな、妙にさ。。直感というか、第六感というか、そわそわ心から湧き立つなんか、気になりって。。
なんだろう、もうちょっとあの若者を追ってみたい気がするどうしてなんだろう。。吾朗太さんの胸は揺らぎました。
とりあえず、ヴィーナスが笑〜にLINEで相談を求めたので児童会がはじまる児童会室にはかなり早めにきた会長の笑〜とヴィーナスが今のところ二人。
ランチを食べながらの児童会なので、笑〜もヴィーナスもビュッフェから持ってきたランチをテーブルに置きました。
ヴィーナスは、ま、たしかに昨日の夜は飲んじゃったけどさ〜間違えてお酒を飲んでというか、どうも変な夢か現実かわからない状況下で、ニコニコした木蓮寺のご本尊様が、ワシがワザと飲ませたんじゃなんて言われて。。。わざと飲んだんじゃないし、もう、登校した時はお酒は残っていなかったはずだし。。飲酒なんかしないわよと、あれこれ考えながら笑〜に、
「なんかね。。幽霊が家に来てさぁ。笑〜は、幽霊視える人だっけ」「見えない事もないけど、見えないようにしてる。。福の神はいちおう神だし、みんな幽霊が見えない事はないんだけどだいたいは見えないようにしてる。。けど、うちの兄の三男の大蔵みたいに見えないようにする事ができない程霊感が強いタイプもいるし。。。かと言って、まぁ、福の神だから別に大蔵は幽霊に取り憑かれる事もないし、幽霊が見えようが生きている生命体と幽霊とはっきり区別がつくし、あまり惑わされないし、霊感がすごい人の中には全員がそういうわけじゃないんだろうけど、幽霊に邪魔されて運転ができないとか免許が取れない人っているみたいだけど、やる事もいっぱいだし、それに。。。免許取れないとか、そういうのも嫌で福の神は幽霊を見えないようにしてるんだけど大蔵は、別に幽霊が見えようが、生まれながらにしていろいろ免許持って産まれてきてあんまり関係ないんだけどね、」笑〜の言葉に。。。
「あたし。。は、はじめて幽霊見ちゃったわよーしかも。。。あの。。あの人よ。。ハリネズミのキンキンの。。びっくりしたわよ何しに来たんだろうって。。でも、ま、悪い霊とか。。祟りがあるとかそんなんじゃなくて。。。」と、ヴィーナスの言葉に思わず笑〜は、「あ、そうそう、悪い霊とかじゃないと思うわよ、大蔵もLINE来てさぁ。。視えたんだって。。で、従業員と、ハイヤーの運転手とお客さんが、観光案内してる側にいて、挨拶がてらに悪い霊とかならなんとかしなきゃ、と近づいてみたけど。。全然悪い霊じゃないしどっか行ったと言ってて、あー、大蔵も今日ちょーどヴィーナスとおんなじ幽霊見たって。麗しが浜だから、ヴィーナスのとこへ行った後でブラブラしてたんじゃないの。。。ね、ヴィーナス、急に霊感が出てきたんじゃない。霊が視えるのは、生まれつきじゃない人っているじゃない。」笑〜がからかうように言ってくるのでヴィーナスは、全身をフルフル振るって「冗談じゃないやめてよーそりゃ今回たまたままだマシな幽霊を見ただけ。。。というか、それはまだヨシとして。それから変な白昼夢みたいなおかしな事に遭遇して、死ぬかもと思ったのよーうちのクラスの霊感3人組のモンやオスプレイやシイモすら見えないって言う天使を見て。。。それで、天使がいるって騒いだけどあの霊感3人は何を言ってんの全然視えないって言うもんだから、だから私死ぬ人にしか見えない死に神というか、ああ天からお迎えでもきちゃったんだわって頭に輪が乗っていて、白い羽根がある二人のハリネズミの天使で。。。ダメだ、あたし連れて行かれるんだって考えたら気を失って。。。」思いっきりノーと拒絶しました。「えっ。。。ハリネズミの天使。。ウーン。。。天使って。。。天使は死に神みたいな事をするんじゃなくて、さまよえる霊を天国に連れて行こうとするって聞いたんだけどな。。あっ、ほらほら、低学年だともう芥川龍之介の蜘蛛の糸って習ったでしょ。」
「なんか、変わった話しだったけど。。こないだやったばっかり。。」「あの蜘蛛の巣とはちょっと違う似て非なるもんかもしれないんだけど、天使の気まぐれで亡くなって地獄へ行った人や、亡くなっていつまでも成仏できないさまよってる生前の悪い事をした亡者の中から特別いい事をした者を生きている人の助けを借りて天国へ連れて行くって聞いたことがある。だから、天使がヴィーナスに助けを借りにきたんじゃないのかな、だって。。。あの、吾朗太さんって人ね。モンタージュ出してから、以前ホストやっていた時の同僚の人から連絡がうちのTV局に入ってきたんだけど、かなり誉めていたわよ。スカウトの腕も良かったみたいで。いい事は人には教えたくないって人がいるけど、その反対で人にはいい事は教えるべきだという性格的なとこもあったというか、だいたいイケメンって、自分よりイケメンとか賢いとかそういう優秀な人に敵意剥き出しというか、プライド高いし、自分が一番じゃなきゃ気が済まないってところあるけど。。。吾朗太さんは、まぁ異性に強い本人も自覚してた自他とも認めるイケメンなせいか、スカウトも店を良くする為にどんどんできるイケメン狩りをしてきたようだし。それでいい意味切磋琢磨して余計に自分が成長できればいいというか、結局はお店も儲かるし自分も儲かるし、で。まぁ、お金、なんだけど。それでも、自分より落ちる相手をわざと連れてきて引き立て役にって事は惨めで嫌だったみたいだし、それほど外見がよくないキャストでも、ああ、これは女ウケするなとか、女心をくすぐるなとか、そういう異性に対しての強さとか色気とかエンタメ性とかキラリと光るものを見出してはスカウトしていたみたいだしね。」「ま。。まぁさ。それはいい事よね。なんか、あまりにお山の大将で敵愾心まんまんだと、イケメンでも見てるこっちも惨めになるもんだし、あーあ、それほどカッコよくないじゃん、哀れな自称イケメンさんってなるもんね。。。イケメンったって需要される好みはバラバラよ。自分が前女性を振り向かせる事ができるなんて大間違いだし。」ヴィーナスがため息をつく。「まぁ、確かに。。イケメンイケメンって言ってもタイプがあるからねー。吾朗太さんは、それがじゅうぶんわかっていたから、いろんなタイプのイケメンを味方につけて品揃えしたわけよ。優秀な男性は敵意剥き出しにするより、仲良くなった方が賢いってわかっていたのね。。。まぁ、吾朗太さん、それにしたら。。。女の人には散々酷かったって話しだけどねー」笑〜は女の敵とばかりに軽蔑するように言うけれど、ヴィーナスは、実家が水商売で男女のスッタモンダを赤ちゃんの頃から見慣れているせいか、「まぁ、でも女性って貢いでもキャーキャーアーティスト追っかける性って言うの男から告白されたい癖に自分が好きな好みの男性じゃないと嫌なのよ。だからまぁ、殴られようが貢がされようが遊びの女で本命じゃなくても、ってついついイケメンの男性ならって女性もいるわね。女性だって下心マンマンなんだからさ。酷いって言っても。。。あーいう女性が勝手に寄ってきて世話して貢いでみたいなお金になる男性って。好きでもない女性に冷たいのはしょうがないんじゃないの。自分の事を好きな女のひとりってだけで。、
あっちだってタダで相手なんかしてられないでしょう。貴重な時間も労力も割いて片思いしてくる人の相手にしてるんだからさ。まぁ、みんな誰しも、美男美女じゃなくても、特別モテなくても。。。自分に片思いしてきた人にはありがたいと思いつつも下にしか見れないのよねー」さりげな〜くヴィーナスが言うと。
笑〜はにやっとして「あらまぁ。チイちゃんが会いたがっていたわよ。ちょっとぐらい顔を出してあげなさいよ。」と。えっ。。しまった、やぶ蛇。。と、ヴィーナス。。
チイちゃんというのは笑〜たち福の神の家にいるチワワの赤ちゃんの女の子でヴィーナスにメロメロなのだ。ヴィーナスを見ると喜んで飛びついたりまとわりついたりしつこいのでヴィーナスはあの子がちょっと苦手なのだ。可愛いし嫌いじゃないけどあんな小さくて化け物みたいな胃袋で食べ過ぎて元の家から捨てられた。。。チイちゃんはチーコという名前なんだけど兄のララ尾君がチーコが心配で家出して福の神の家に一緒に住んでいて、ヴィーナスと一緒の神楽小学校低学年クラスなんだけど。
ヴィーナスは、チーコから好かれてるのを
クラスメイトからからかわれて、ピーピーヒューヒュー言われたりクラスメイトは、ララ尾君には、ララ尾君のモノマネをしてヴィーナスに妹はやらんだの、ヴィーナスのモノマネでララ尾君、妹さんをアタシにくださいだの、からかってあそばれている
ついでに、クラスメイトの蜜蜂のハニーとヴィーナスは仲が良かったりよく取っ組み合いの喧嘩をするのでハニーは愛人だのなんだの、ませたクラスメイトが、ハニーにチイちゃんに刺されないようにしなきゃねー、だのと。
アホみたいな事ばっかりワイワイがやがややるし。冗談だってわかってるし、それこそ、ハニーこそがチワワのチーコとの仲を嫉妬するどころか、茶化してヒューヒュー言ってくっつけようとするので、ヴィーナスが怒って取っ組み合いになるぐらいなのだ。。。ハニーも別にヴィーナスの事はただの友人としか思ってない事はよくわかるしただのお約束ネタなんだけど。
「ハァ、まぁ、そのうち。んで、そういう事で、いいところあるから、あの人、キンキラキンさんは、天使に気に入られたから、天国へ行けるわけ。。」イヤな方に脱線するのでテキトーにごまかしてなんとなくヴィーナスは、話しをはぐらかすと笑〜は真剣な顔で、
「あっ、そうそう。そればっかりじゃないんだって。。。あのね、吾朗太さんのモンタージュがうちのTV局の放送で大反響で、で、情報が入ってくるんだけど、それでね、なんか、スゴいっていうか、あたしも感激して、五朗太さんあの人。。。」と、笑〜が、吾朗太さんの情報を話そうとした時に
ガラッとドアが開き、他の児童会生徒がランチを持って児童会室に入ってきました。笑〜やヴィーナスを見ると、
「あら、会長も書紀もはやーい、」と言いながら、次々とテーブルにランチを置いて席に座るので
笑〜は、コソッとヴィーナスに、「また、あの話は後で、ね。」「えっ。。。」
一方で、麗しが浜でなんとなく、顔見知りのハイヤー運転手のオーガストさんとそのお客を気になり集中して霊感があるオーガストさんに気配を消して気づかれないように聞き耳を立てていた幽霊の吾朗太さんでしたが。。。霊感が強いであろう福の神の大蔵に気づかれてしまって、なんとなく気まずくなり
慌ててその場を去り、神楽町市の麗しが浜から、プルメリア島に戻ってきてしまいました。別にさーあの福の神のニイチャンも、全然怒ってるわけじゃないんだけど。、やっぱ幽霊が視えるとしたら従業員やお客になんかあったら大変だと警戒するわな。。
ハァ。にしても羨ましい。あんな車、いったい幾らするんだろ。福の神だから、そんなもん、オモチャの一つ程度だろーけどよー俺も生きてりゃ、いい車乗ってただろうけど。。あっ。。。でも。。。福の神は、いいとして。。。
今度は、吾朗太さんは、プルメリア島のいつもの北側の木蓮寺のアクアマリンビーチの反対の南側の、ブルーオーシャンの浜辺に佇んでいる。プルメリア島の木蓮寺がある北側の白蝶貝地区が閑静な高級住宅街なのに比べて南側の黒蝶貝地区は、観光中心で開放感と快活さに溢れていました。どちらも吸い込まれるような美しい海はひけをとらず変わりません。
それにしても。。なんだろう、あの、ペルシャ猫の盲目の若者、オメガだっけ。。オーガストさんのお客の。。なんか、あの人。。
あの人どっかで。。吾朗太さんは考えました、ハタチぐらいのオメガという若者。普段は東京らしい。年齢層も自分とは全然違う、確かに、幽霊だから吾朗太さんも死んだ姿はまだ二十代半ばぐらいってとこだけど。
でも、気になるんだよな、妙にさ。。直感というか、第六感というか、そわそわ心から湧き立つなんか、気になりって。。
なんだろう、もうちょっとあの若者を追ってみたい気がするどうしてなんだろう。。吾朗太さんの胸は揺らぎました。
2022年11月12日
マリッジセレブレーション。339夢と現実の心地よい狭間で。。。
えっ。。。そ、それって。。それって。。あの。。
吾朗太さんじゃないのか。。。オメガさんが小さい頃ならまだまだ吾朗太さんが生きていただろうし。。。吾朗太さんは、ヤクザの子で東京にいて、で、反社会人で。いろいろやっていたろうけど、闇金経営をやっていてもおかしくないし。。
それに。。全身キンキンで。。ドクロの入れ墨のハリネズミって。。そんな人それほどないぐらいに。というか、あの人ぐらいしかいないんじゃないか。
オメガさんは、あの時は小さかったので、それが良くない人たちという事があまりわからなかったし。なんにせよ、借金まみれで子どもを放置したり子どもに虐待する親からしてみれば、怖いお兄さん達なんて別に子どもに危害を加えるわけでもなくそれどころか、いろいろ救済に奔走してくれていたみたいだし。瀕死の兄だって餓死寸前だったわけだから、彼らの闇病院みたいなところへ運ばれたみたいだけど、命を繋いで貰ったわけだし。親に比べたら思わず拝みたくなる様な仏さまみたいだし。それこそ、あのキンキラキンのお兄ちゃんは、後光が差しているかと思ったキンキラキンで、ドクロの入れ墨って言うのはすっごいインパクトだけどでも、それ以上に目が覚めるように凄くかっこよかったです。小さな男の子って、カッコいいお兄さんを見るとうわーと、思わず嬉しい気持ちになるし、別に男性が好きとか興味があるとかじゃなくて、ほら、
この人カッコいいじゃんとか、こうなりたいってあるでしょう。。。ああ、この人、顔が綺麗だから心も綺麗なんだ、みたいに。と言う。。。
ああ、もう。。これは。。。凄いイケメン。。。って。。そこまで言ったらこれはもうどう考えても吾朗太さんでしかないだろうに。。。
あっ。。。吾朗太さんは、もう亡くなっているんだ。。いちおう。。モンタージュがTVに出たけど。。かと言っていまはTVなんか見ないとか、ネットも情報の洪水雨あられとして。。けっこう話題になっているのを全然知らない人というのもいるし。。ましてやオメガさんは目が見えないし。。そうか。。。それは、紛れもない吾朗太さんだ。。。だけど。。。
あの吾朗太さんがもう亡くなっているだなんて。やめとこう、言ってはいけない。。、オメガさん自身が自分でそれに気づくならまだしも。。。それを知ったら。。。自然に知ることになったらまだしも。。。
あの、吾朗太さんだ、あの人。。。最初、朝方仕事帰りのホストが飲み過ぎかなんかで気分悪くなってるのか、お金はいらないから病院へ送っていこうかとオーガストさんがタクシーでたまたま、いつものハイヤーではなく夜勤から早朝の一般車のドライバーが足りなくてヘルプしていて。。。その時うずくまっていて。。大丈夫かなと、
思って話しかけたんだけど。。もう死んでるから、と幽霊だからと吾朗太さんに言われて。。確かに見た目がキンキラキンで、ドクロの入れ墨なんか入っていて。みるからにカタギじゃないし。。。だけど、かと言って、仮に危ない人だとしても、さすがにうずくまって苦しんでいる人をほおっておけず話してみれば、けっこう人懐っこいし、気さくな感じでもあったし。結局は、もう死んでますからって事で、だけど、気にかけてもらえて嬉しいみたいな感じだった。。若いのに、多分死にたくなかっただろうに、身なりからしてかなりヤンチャしてきたんだろうけど。。。でも。。さすがにもう死んでますからというのは胸が痛いし切ない。。オーガストさんは、霊感と言っても、透き通ってすぐわかる幽霊もいるし、生きている人と間違えてしまうぐらいに視える幽霊がいて。。。
時々それから仕事中にフラフラさまよっている吾朗太さんを見かけたりするけど、会釈か少し話すぐらいであちらはオーガストさんの仕事の邪魔をしてはいけないぞ、という気遣いもある。。。
さっき。。なんだか、吾朗太さんの気配を感じたような。。でも、気のせいかなぁ。。そこはかとなく親しみやすい感じな空気がしたんだけど。。。気のせいかなぁなんてオーガストさんは思いつつ。。
優しげにオメガさんの手をひきながら、
「その人に会えるといいですね。。。」と言ってみる。。。霊感が強くて霊が視えない限り吾朗太さんには会えないし、吾朗太さんはもうこの世の生き物ではないと知りながら。。。もうそろそろお時間ですから、車に戻りましょうと促して。
その頃。。。神楽町市小学校のヴィーナスは。。保健室でひとりきりになって、木蓮寺のご本尊様が現れて。。と。今日は朝からオカシイ
とっくに間違えて口にしたお酒は切れたはず。。幽霊を興味本位で視たいなんて言うな引き寄せるからと前々から興味津々に幽霊を見てみたいと言ったら霊媒体質のベルモから冗談でもそんな事言うなとかなりキツく注意されていたけど。。。あぁ。。。ベルモの言う通り引き寄せて、ついに幽霊を見てしまった事や、それだけではなく。。。クラスメイトの霊感三人組にも見えない天使が見えるとか。。。もう、
なにがなんだかわからない状況になりつつも。。。特に自分が死ぬわけではないからという事がわかり安心したのもつかの間。。。ご本尊さまがまたまぶしく光り輝いたかと思えば、ヴィーナスは気を失い。。。
気がついたら、やっぱり保健の先生がきちんといてベッドに横たわっているヴィーナスを覗いて「あっ、気がついた、」という。キハネ先生という象の若い女性の先生だけど。。。
「あれっ。。。あたし、何をどうして。。えっと。。」なんてヴィーナスは言うけれど、「クラスメイトの子達にヴィーナス君が失神したからって運ばれて。。。それから、しばらく気を失ってたんだけど。。。なんかモゴモゴ言って夢でも見ていたんじゃないの。。。昨日間違えてお酒を飲んじゃって、でも、もうお酒は残ってないみたいね。。。」と、ヴィーナスが無事だった事に安心したようににっこりしました。「え。。。じ、じゃあ。。夢。。だったの。。天使がとか、ご本尊さまがとか。。」とヴィーナスがあぜんとしているので、キハネ先生は、
「え。。。天使ご本尊さまがま、まさかヴィーナス君、変な信仰宗教にかぶれて壺だの印鑑だのお金持ちだし、買ってないでしょうね。。。天使、ご本尊さまがって。。」というので。。ヴィーナスは慌てて無い首を横に振り
「ち、ち、違います、なんか天使が出てきた夢と、ほら、単にあたしのきょうだいの、木蓮寺のご本尊さまが夢に出てきたんで。。。無いです、ナイです、アタシ無宗教ですから。。。よくある、神社で初詣してクリスマスパーティーして、で、神社仏閣で観光して。って美味しいとこどりする程度のわりとよくある人ですから。。こだわりのカルト宗教なんかやりたい奴がやれ、強制や勧誘するなってタイプだし。。。」「そう。。、で、どうするもう大丈夫なの。。。もう少し休んでく」
と、キハネ先生が聞くのでヴィーナスははっとして時計をみました。あーもう、2時間目がおわっちゃう。。「もう、大丈夫だし戻る。。先生迷惑をかけてごめんなさいありがとうもう大丈夫」
「本当に学校が好きなのね。。。」「うん。そりゃあ、今の時代学校へ行かないのはカッコいいかもしれないけどさーほら、かけがえのない時間というのもあるじゃない。笑〜。。。生徒会長。。とも話す事があるのよ。アタシも生徒会長も別に学校へ行かなくてもいいけどさ、基礎というか。知らない事を教えて貰えたり同世代の色んな子がいたり。あたしたち子どもだと、話してるともうびっくりするぐらい新鮮な視点を持ってる子もいたりして。。。視野が広がったり凄く勉強になったり目が覚めるのよ。。。なかなか貴重じゃない、こういう環境に置かれるのって。好きな事だけやってりゃいいんだろうけど、アタシのお仕事、けっこう学校生活からインスピレーションを得るのよー。アタシも個人主義の割に人とうまく付き合っていきたいし、家にいるのは好きじゃないし人と交流するのがなにより楽しいしね。。。それに学校へ行きたくても行けないみたいな環境に置かれている子もいるわけだしさ。。。無料で通わせていただけるって、きっと豊かじゃない。」ちょっとしたコツでスイスイ器用にできるとか、美術芸術で率いでてるとか、友達ができやすいとか、そういうところもあるかもしれないが、ヴィーナスは典型的な金星人なのだ。。。いろいろあり日常の環境から楽しみを見つけたりクリエイションするのは得意だし、
学校はなにより自分が生きる場所になっている。なんだかんだで、バラバラに暮らし生き別れた3つ子のミリオンやベルモだって。。人がたくさん出入りする場で育って人がたくさん出入りする場で働いている。傲慢になれば嫌われてはぶかれるし、友達もできない。。成長を喜び発見や気づきに学び、お互い様を尊重しながら自由のなかで仲良くなるのを学び。。。そんな学校が好きで
でも、あれは夢だったのかしら。。。
ベルモが、純ちゃんの今後の生死を握っているなんて。。。純ちゃんの生命は消えかかっていて、ベルモは明日の正午までに、純ちゃんの本当の父親に頼んで純ちゃんにいやがらせをする、
わけがわからないわ。。きっと。。夢よ嫌がらせって。。とんでもない
まぁ、今日はお昼に児童会があって、自動会長の福の神笑〜と会うし。。笑〜に今日あった変なことを相談してみようかな。。。
ヴィーナスはともかく、キハネ先生にお礼を言って教室に戻りました。
「アハ。。。まいど。。。」ヴィーナスは、2時間目終わりがけに教室のドアを開けました。わっ、わー、大丈夫だった、どうなの、ザワザワと教室がざわめき。。。
「す、すみません、あの。。。あの。。」担任のセブン先生の目の前のアリーナ席だから。。いつもらしくなく、おとなしくシュンとして。。。酒を飲んだことはバラされた。。なんだけど、予想に反して、セブン先生は怒ってもいなかった「ちょっと、大丈夫だった。。もう、授業出ていいの」と優しくきいてくる。。。「あ。。。その、間違ってお酒を昨日の夜。。」なんてヴィーナスが謝罪をしようと言ったら、意外な顔をして。。
「間違えたんだろーけど。。ヴィーナスは。。日頃から飲んでたわけじゃないんだ。。てっきり、先生の幼なじみで飲み屋の子や酒屋の子って子どもん時からたまに酒飲んでたから。。テキトーにたまに飲んでるんかと思ってたんだけど。。。あ、先生は受け付けない下戸だからねー、」と言われて拍子抜けする。。ヴィーナスは頭をブンブン振り。。「アタシは美味しくないから飲みません。間違って飲んだだけ、ジュースの方がどんなにいいか。もう、大丈夫ですって、みなさん、ご迷惑をおかけしました。」と、ヴィーなすは、クルッと振り返って、クラスメイトのみんなにペコっと謝罪しました。
ヴィーナスは、今日はランチはいつものクラスメイトと低学年児童の時間帯でビュッフェではなく、児童会書記なので児童会室で児童会の生徒達と食べる事に決まっています。まぁ、他の児童会役員の生徒がいるからあまり児童会長の笑〜と大っぴらには話せないんだけど。ちょっと、なんだか福の神の笑〜には話を聞いてほしい。。ヴィーナスは担任の先生に、仕事の一報を取り急ぎLINE連絡で、と適当にごまかして授業中に笑〜にLINEの連絡をしておきました。就労児童の業務の授業中の緊急連絡はテスト中ではないので特に先生は怒りません。
昨日、お酒を間違って飲んでから変なんだけど夢か現実かわからないんだけど。やっぱり夢かも、幽霊みたいなの、そう、アタシが白骨自体を発見したあのキンキンのドクロ入れ墨のハリネズミのヤクザの幽霊を見た気がして。。。やっぱりおかしいのかしら。。ベルモにも連絡したんだけど。。。
ヴィーナスは、
頭がぐちゃぐちゃの混乱したまま、済まして業務連絡のフリして笑〜にLINEをうつ。。。
神楽小学校。
中学年クラスの笑〜。神楽小学校は、低学年、中学年、高学年クラスにざっくりと分けられているけれど。中学年クラスながらも児童会長で、学級委員でした。あれっ。。。兄の大蔵と、低学年クラスのヴィーナスから同時にLINEがきたみたい。ヴィーナスは、ランチ時間に児童会があるから顔を合わせるって言うのに。。緊急授業中で悪いなぁとは思いながら、スマホを見ると、ヴィーナスは。。。幽霊を見た。。だのお酒を飲んだから変になった。。。だのウーン。。体調良くないのかしら。。
兄のひとり、交通の福の神の大蔵は、
お前のとこのTV局のゲストの人が麗しが浜でハイヤーのうちのドライバーと観光していたんだけど、あのパーフェクトサーズディのモンタージュのキンキンのハリネズミの幽霊が近くにいたけど俺を見て逃げてった。
別に悪さするわけじゃないみたいだけどなんだアレって感じ。。。
笑〜は姉の結婚と恋愛の福の神のラブとも、ラブと四つごの兄の大蔵とは仲がいいのでわりとどうでもいいLINEを友達同士みたいにする事はあるんだけど。。。笑〜は今日は、学校が終わったらTV局にチラッと顔を出そうかなとは思ったけど。。。
へー。。。偶然かな。。大蔵も、ヴィーナスも。。幽霊。。。あの、パーフェクトサーズディの。。。ハリネズミの幽霊。。よね。。
吾朗太さんじゃないのか。。。オメガさんが小さい頃ならまだまだ吾朗太さんが生きていただろうし。。。吾朗太さんは、ヤクザの子で東京にいて、で、反社会人で。いろいろやっていたろうけど、闇金経営をやっていてもおかしくないし。。
それに。。全身キンキンで。。ドクロの入れ墨のハリネズミって。。そんな人それほどないぐらいに。というか、あの人ぐらいしかいないんじゃないか。
オメガさんは、あの時は小さかったので、それが良くない人たちという事があまりわからなかったし。なんにせよ、借金まみれで子どもを放置したり子どもに虐待する親からしてみれば、怖いお兄さん達なんて別に子どもに危害を加えるわけでもなくそれどころか、いろいろ救済に奔走してくれていたみたいだし。瀕死の兄だって餓死寸前だったわけだから、彼らの闇病院みたいなところへ運ばれたみたいだけど、命を繋いで貰ったわけだし。親に比べたら思わず拝みたくなる様な仏さまみたいだし。それこそ、あのキンキラキンのお兄ちゃんは、後光が差しているかと思ったキンキラキンで、ドクロの入れ墨って言うのはすっごいインパクトだけどでも、それ以上に目が覚めるように凄くかっこよかったです。小さな男の子って、カッコいいお兄さんを見るとうわーと、思わず嬉しい気持ちになるし、別に男性が好きとか興味があるとかじゃなくて、ほら、
この人カッコいいじゃんとか、こうなりたいってあるでしょう。。。ああ、この人、顔が綺麗だから心も綺麗なんだ、みたいに。と言う。。。
ああ、もう。。これは。。。凄いイケメン。。。って。。そこまで言ったらこれはもうどう考えても吾朗太さんでしかないだろうに。。。
あっ。。。吾朗太さんは、もう亡くなっているんだ。。いちおう。。モンタージュがTVに出たけど。。かと言っていまはTVなんか見ないとか、ネットも情報の洪水雨あられとして。。けっこう話題になっているのを全然知らない人というのもいるし。。ましてやオメガさんは目が見えないし。。そうか。。。それは、紛れもない吾朗太さんだ。。。だけど。。。
あの吾朗太さんがもう亡くなっているだなんて。やめとこう、言ってはいけない。。、オメガさん自身が自分でそれに気づくならまだしも。。。それを知ったら。。。自然に知ることになったらまだしも。。。
あの、吾朗太さんだ、あの人。。。最初、朝方仕事帰りのホストが飲み過ぎかなんかで気分悪くなってるのか、お金はいらないから病院へ送っていこうかとオーガストさんがタクシーでたまたま、いつものハイヤーではなく夜勤から早朝の一般車のドライバーが足りなくてヘルプしていて。。。その時うずくまっていて。。大丈夫かなと、
思って話しかけたんだけど。。もう死んでるから、と幽霊だからと吾朗太さんに言われて。。確かに見た目がキンキラキンで、ドクロの入れ墨なんか入っていて。みるからにカタギじゃないし。。。だけど、かと言って、仮に危ない人だとしても、さすがにうずくまって苦しんでいる人をほおっておけず話してみれば、けっこう人懐っこいし、気さくな感じでもあったし。結局は、もう死んでますからって事で、だけど、気にかけてもらえて嬉しいみたいな感じだった。。若いのに、多分死にたくなかっただろうに、身なりからしてかなりヤンチャしてきたんだろうけど。。。でも。。さすがにもう死んでますからというのは胸が痛いし切ない。。オーガストさんは、霊感と言っても、透き通ってすぐわかる幽霊もいるし、生きている人と間違えてしまうぐらいに視える幽霊がいて。。。
時々それから仕事中にフラフラさまよっている吾朗太さんを見かけたりするけど、会釈か少し話すぐらいであちらはオーガストさんの仕事の邪魔をしてはいけないぞ、という気遣いもある。。。
さっき。。なんだか、吾朗太さんの気配を感じたような。。でも、気のせいかなぁ。。そこはかとなく親しみやすい感じな空気がしたんだけど。。。気のせいかなぁなんてオーガストさんは思いつつ。。
優しげにオメガさんの手をひきながら、
「その人に会えるといいですね。。。」と言ってみる。。。霊感が強くて霊が視えない限り吾朗太さんには会えないし、吾朗太さんはもうこの世の生き物ではないと知りながら。。。もうそろそろお時間ですから、車に戻りましょうと促して。
その頃。。。神楽町市小学校のヴィーナスは。。保健室でひとりきりになって、木蓮寺のご本尊様が現れて。。と。今日は朝からオカシイ
とっくに間違えて口にしたお酒は切れたはず。。幽霊を興味本位で視たいなんて言うな引き寄せるからと前々から興味津々に幽霊を見てみたいと言ったら霊媒体質のベルモから冗談でもそんな事言うなとかなりキツく注意されていたけど。。。あぁ。。。ベルモの言う通り引き寄せて、ついに幽霊を見てしまった事や、それだけではなく。。。クラスメイトの霊感三人組にも見えない天使が見えるとか。。。もう、
なにがなんだかわからない状況になりつつも。。。特に自分が死ぬわけではないからという事がわかり安心したのもつかの間。。。ご本尊さまがまたまぶしく光り輝いたかと思えば、ヴィーナスは気を失い。。。
気がついたら、やっぱり保健の先生がきちんといてベッドに横たわっているヴィーナスを覗いて「あっ、気がついた、」という。キハネ先生という象の若い女性の先生だけど。。。
「あれっ。。。あたし、何をどうして。。えっと。。」なんてヴィーナスは言うけれど、「クラスメイトの子達にヴィーナス君が失神したからって運ばれて。。。それから、しばらく気を失ってたんだけど。。。なんかモゴモゴ言って夢でも見ていたんじゃないの。。。昨日間違えてお酒を飲んじゃって、でも、もうお酒は残ってないみたいね。。。」と、ヴィーナスが無事だった事に安心したようににっこりしました。「え。。。じ、じゃあ。。夢。。だったの。。天使がとか、ご本尊さまがとか。。」とヴィーナスがあぜんとしているので、キハネ先生は、
「え。。。天使ご本尊さまがま、まさかヴィーナス君、変な信仰宗教にかぶれて壺だの印鑑だのお金持ちだし、買ってないでしょうね。。。天使、ご本尊さまがって。。」というので。。ヴィーナスは慌てて無い首を横に振り
「ち、ち、違います、なんか天使が出てきた夢と、ほら、単にあたしのきょうだいの、木蓮寺のご本尊さまが夢に出てきたんで。。。無いです、ナイです、アタシ無宗教ですから。。。よくある、神社で初詣してクリスマスパーティーして、で、神社仏閣で観光して。って美味しいとこどりする程度のわりとよくある人ですから。。こだわりのカルト宗教なんかやりたい奴がやれ、強制や勧誘するなってタイプだし。。。」「そう。。、で、どうするもう大丈夫なの。。。もう少し休んでく」
と、キハネ先生が聞くのでヴィーナスははっとして時計をみました。あーもう、2時間目がおわっちゃう。。「もう、大丈夫だし戻る。。先生迷惑をかけてごめんなさいありがとうもう大丈夫」
「本当に学校が好きなのね。。。」「うん。そりゃあ、今の時代学校へ行かないのはカッコいいかもしれないけどさーほら、かけがえのない時間というのもあるじゃない。笑〜。。。生徒会長。。とも話す事があるのよ。アタシも生徒会長も別に学校へ行かなくてもいいけどさ、基礎というか。知らない事を教えて貰えたり同世代の色んな子がいたり。あたしたち子どもだと、話してるともうびっくりするぐらい新鮮な視点を持ってる子もいたりして。。。視野が広がったり凄く勉強になったり目が覚めるのよ。。。なかなか貴重じゃない、こういう環境に置かれるのって。好きな事だけやってりゃいいんだろうけど、アタシのお仕事、けっこう学校生活からインスピレーションを得るのよー。アタシも個人主義の割に人とうまく付き合っていきたいし、家にいるのは好きじゃないし人と交流するのがなにより楽しいしね。。。それに学校へ行きたくても行けないみたいな環境に置かれている子もいるわけだしさ。。。無料で通わせていただけるって、きっと豊かじゃない。」ちょっとしたコツでスイスイ器用にできるとか、美術芸術で率いでてるとか、友達ができやすいとか、そういうところもあるかもしれないが、ヴィーナスは典型的な金星人なのだ。。。いろいろあり日常の環境から楽しみを見つけたりクリエイションするのは得意だし、
学校はなにより自分が生きる場所になっている。なんだかんだで、バラバラに暮らし生き別れた3つ子のミリオンやベルモだって。。人がたくさん出入りする場で育って人がたくさん出入りする場で働いている。傲慢になれば嫌われてはぶかれるし、友達もできない。。成長を喜び発見や気づきに学び、お互い様を尊重しながら自由のなかで仲良くなるのを学び。。。そんな学校が好きで
でも、あれは夢だったのかしら。。。
ベルモが、純ちゃんの今後の生死を握っているなんて。。。純ちゃんの生命は消えかかっていて、ベルモは明日の正午までに、純ちゃんの本当の父親に頼んで純ちゃんにいやがらせをする、
わけがわからないわ。。きっと。。夢よ嫌がらせって。。とんでもない
まぁ、今日はお昼に児童会があって、自動会長の福の神笑〜と会うし。。笑〜に今日あった変なことを相談してみようかな。。。
ヴィーナスはともかく、キハネ先生にお礼を言って教室に戻りました。
「アハ。。。まいど。。。」ヴィーナスは、2時間目終わりがけに教室のドアを開けました。わっ、わー、大丈夫だった、どうなの、ザワザワと教室がざわめき。。。
「す、すみません、あの。。。あの。。」担任のセブン先生の目の前のアリーナ席だから。。いつもらしくなく、おとなしくシュンとして。。。酒を飲んだことはバラされた。。なんだけど、予想に反して、セブン先生は怒ってもいなかった「ちょっと、大丈夫だった。。もう、授業出ていいの」と優しくきいてくる。。。「あ。。。その、間違ってお酒を昨日の夜。。」なんてヴィーナスが謝罪をしようと言ったら、意外な顔をして。。
「間違えたんだろーけど。。ヴィーナスは。。日頃から飲んでたわけじゃないんだ。。てっきり、先生の幼なじみで飲み屋の子や酒屋の子って子どもん時からたまに酒飲んでたから。。テキトーにたまに飲んでるんかと思ってたんだけど。。。あ、先生は受け付けない下戸だからねー、」と言われて拍子抜けする。。ヴィーナスは頭をブンブン振り。。「アタシは美味しくないから飲みません。間違って飲んだだけ、ジュースの方がどんなにいいか。もう、大丈夫ですって、みなさん、ご迷惑をおかけしました。」と、ヴィーなすは、クルッと振り返って、クラスメイトのみんなにペコっと謝罪しました。
ヴィーナスは、今日はランチはいつものクラスメイトと低学年児童の時間帯でビュッフェではなく、児童会書記なので児童会室で児童会の生徒達と食べる事に決まっています。まぁ、他の児童会役員の生徒がいるからあまり児童会長の笑〜と大っぴらには話せないんだけど。ちょっと、なんだか福の神の笑〜には話を聞いてほしい。。ヴィーナスは担任の先生に、仕事の一報を取り急ぎLINE連絡で、と適当にごまかして授業中に笑〜にLINEの連絡をしておきました。就労児童の業務の授業中の緊急連絡はテスト中ではないので特に先生は怒りません。
昨日、お酒を間違って飲んでから変なんだけど夢か現実かわからないんだけど。やっぱり夢かも、幽霊みたいなの、そう、アタシが白骨自体を発見したあのキンキンのドクロ入れ墨のハリネズミのヤクザの幽霊を見た気がして。。。やっぱりおかしいのかしら。。ベルモにも連絡したんだけど。。。
ヴィーナスは、
頭がぐちゃぐちゃの混乱したまま、済まして業務連絡のフリして笑〜にLINEをうつ。。。
神楽小学校。
中学年クラスの笑〜。神楽小学校は、低学年、中学年、高学年クラスにざっくりと分けられているけれど。中学年クラスながらも児童会長で、学級委員でした。あれっ。。。兄の大蔵と、低学年クラスのヴィーナスから同時にLINEがきたみたい。ヴィーナスは、ランチ時間に児童会があるから顔を合わせるって言うのに。。緊急授業中で悪いなぁとは思いながら、スマホを見ると、ヴィーナスは。。。幽霊を見た。。だのお酒を飲んだから変になった。。。だのウーン。。体調良くないのかしら。。
兄のひとり、交通の福の神の大蔵は、
お前のとこのTV局のゲストの人が麗しが浜でハイヤーのうちのドライバーと観光していたんだけど、あのパーフェクトサーズディのモンタージュのキンキンのハリネズミの幽霊が近くにいたけど俺を見て逃げてった。
別に悪さするわけじゃないみたいだけどなんだアレって感じ。。。
笑〜は姉の結婚と恋愛の福の神のラブとも、ラブと四つごの兄の大蔵とは仲がいいのでわりとどうでもいいLINEを友達同士みたいにする事はあるんだけど。。。笑〜は今日は、学校が終わったらTV局にチラッと顔を出そうかなとは思ったけど。。。
へー。。。偶然かな。。大蔵も、ヴィーナスも。。幽霊。。。あの、パーフェクトサーズディの。。。ハリネズミの幽霊。。よね。。
2022年11月05日
マリッジセレブレーション338遠い記憶の幸せな時間の中で。。。
えっ。。。
な、なんでこんなとこに木蓮寺のご本尊様がいるのよー視えなかったもの。。幽霊を見たり、幽霊が視える3人のクラスメイト達が全然視えないって言う二人の天使がみえたり。。で、木蓮寺でメインで鎮座しているはずのご本尊様がこんなとこにいたり。。
アタシは。。。棺桶に片足を突っ込んでいるのか、お迎えがとうとう来たのか。。そのうち、アタシ自身の頭に輪が浮かび、背中に羽が生えてくるんじゃ。。。
保健室には、いるはずの保健の先生もいません。
ウワーンいつもチャキチャキ活発で短気で陽気で明るいヴィ〜ナスも突然の怒涛のシチュエーションに大声で泣き出してしまいます。あ、あーそっか、こやつ。。。怖いもの知らずみたいな顔をして。。。まだまだ、四歳の子どもだし、それよりなにより。。。やっぱり、死、というものは怖いんだなぁ。。ハァ。。。
そう感心したような気持ちで見つめる木蓮寺のご本尊さまは優しい
不思議な安らかな声で。。。
「まぁ、落ち着きなさい。。少しは。。」「だ、だって、だって。。。あ、アタシをお迎えに来たんでしょう。。。今朝から、ずーっと変な事ばっかりだし。。多分、アタシ、昨日間違えて、オレンジジュースとスクリュードライバーを間違えて飲んじゃってからおかしな事ばっかりだけどそれ、スクリュードライバーに当たって死ぬんだわ。。。」と、ヴィーナスがウワーンウワン大声で泣き出すので「あ、あの。。。悪かった。、。申し訳ない、昨日の晩、ワザと酒とジュースを間違えてオマエさんを酔わせるのは。。。
ワシがやった事で。。。」ご本尊様がおっしゃる。。。それには、ヴィーナスも、「ギャー人殺しっ」ジタバタ暴れて泣き喚きパニックになるヴィーナス。。。「な、なんか、誤解。。誤解してるぞ。。。あの、スクリュードライバーで死ぬだの、お迎えだの。。。悪かった。。。オマエさんを呼び出すために。。わざと。。スクリュードライバーを間違えて飲ませて、オマエさんが幽霊をみれるようにし。。。そうやったのはワシがやった。。死ぬとか、全然そういうわけじゃない。それに。。。天使が見えたのは、オマエさんにも手伝って欲しいというか。。わざわざクラスメイトのオバケが見える子達には見えないが、オマエさんだけに見えるようにしたのは。。。オマエさんに用事があるだけの話し。。。」
ウウウヴィ、ヴィ、ウ。。。ひっくひっくヴィーナスは、ようやく少しずつ落ち着きを取り戻しました。「なにが起きているの。。。朝から。。いったい。。幽霊なんて、アタシ、見たことなくって、そりゃ、視れたらいいなー、なんて霊感ベルモに言った事あるわよー軽い気持ちで。。。まぁ、別に怖い人じゃなかったから。。。あの幽霊。。。悪霊とかそんな変な幽霊じゃなかったから。。。まだ、よかったんだけど。。でも、天使とか、なにあれ」とりあえず、別に自分が死ぬわけじゃないという事がわかり、何が何だか。。力が抜けたような安心感が込み上げるような。。。そしてわけのわからない事に巻き込まれ、
ご本尊様がヴィーナスを酔っ払わせたのは。。
自分がやったとか、腹が立ってきたし。。
すると、
「あの天使も。。。幽霊っちゃ、幽霊なんだわなぁ。、どっちの子も、男の子も女の子も、3歳ぐらいで亡くなって天使になった子で。まさに、天のお使い。。。いま、人助けをしようとしているところ。。。」ご本尊様が言います。
「そう。。。」3歳ぐらいで亡くなった子達というご本尊様の言葉に怒ろうと思っていたヴィーナスもグッとこらえました。。。なんと言っていいのか、あの吾朗太さんにしろ、あの天使達にしろ。。まだまだこれから楽しみいっぱい。。おそらくどう見ても自分から死にたくなかった人達だし、吾朗太さんだってヤクザの家の人みたいだけど。。あれは、どうも親からも相当可愛がられて育ってきた子に違いないのです。。
まだまだ生きたいのに生きて来れなかった若い人々に対してどうにも切ない気持ちになってしまう。あの、吾朗太さんも反社会みたいな半分ヤクザみたいなグループにいてヤンチャしていたような人だったようですが、その割になんだかあの人って話していて憎めないし、どうも人の良さみたいなのがチラチラして気になり。。こう見えて、赤ちゃんの頃から実家の飲み屋に出されていたせいか。。ヴィーナスもいろいろな人海千山千な人々に触れてきたり見てきたりでなかなか人を見る目が肥えてきたところあるし。
ベルモにしろ、あいつも赤ちゃんの頃から木蓮寺で、いろいろな人が出入りしたり、死にそうな切羽詰まっている人も人生相談に寺にやってきたりとか、なかなか人を見る目も肥えてきているんだろうし、わざわざ変な人なら、ベルモもずっと自分より人がいい方だとは思うけど。。わざわざ悪人の相手をするとは思えない。。。
「いま、ベルモも、あの天使達も、人助けをしようと奮闘中なんじゃ。特に、ベルモの方はもう時間がない。明日の正午までに、物事をやり納めないと。。という正念場で。。」ポツリと、ご本尊様が言います。「だから。。様子が変だったのね。。」ヴィーナスは納得したものの。。
続いて、「誰を助けようとしているの。」と、ご本尊様に尋ねます。
「それは。。。あの。。オマエさんもベルモもお友達の、神野純さんだよ。。あの子の命を救うために。。。」
「え。。純ちゃん命を。。って、どういう事」
そのころ。。。
「じゃ、よろしくお願い申し上げます。オメガさん、」神楽町市の南新町の麗しが浜海岸で、従業員のタクシー。。ハイヤーを見かけた会長の福の神の大蔵はなんで、海辺にハイヤーが停まっているんだろうと不思議に思って車を停めて
何気なく、話しかけて。。。
なんて。。。思ったらゆ、幽霊が幽霊が近くにいるじゃないか。。で、でもっ。。。
ハイヤーの運転手は、プレゼンスタクシーでも優秀なドライバーであるプルメリア島のオーガストさんであり、大蔵の妹の笑〜のTV局のインタビューを受ける為に東京から来ていて、観光を兼ねてわざわざオーガストさんをプレゼンスタクシーの勧めで指名した事を思い出したのだけど。。。
慌てて、
近寄って、従業員やお客様に、幽霊が近くにいてなんかあったら大変だとも思って慌てて駆け寄ってきたのだけど。。。なんか。。。幽霊の方が大蔵が現れてコソコソしている。。
幽霊は、大蔵の車を見てびっくりしていたけど。。ああ、この幽霊は、オーガストさんにもお客さんにも視えてないんだ。なんか。。あっ、これ、それこそアレじゃん、パーフェクトTVで話題になってたパッキンキンのハリネズミのヤクザみたいなモンタージュの。。。あの、
幽霊だな。。まぁ。。。でも。。
その派手ななりにしては、全く悪意を感じないので、特に人に危害を加えるもんじゃない。何をしているのか気になって見にきたんだろうか。。。大蔵は、幽霊がいる、なんて事を感じてないように振る舞い、オーガストさんや、そのお客さんに近づいて、幽霊は、大蔵に見つかったのが気まずいのか、
見事に幽霊がどこかへ立ち去ってくれた。あー、良かった。たとえ、悪い幽霊じゃないにしろなにがあるかわからないし。。もしも、あれが悪霊だとして。。。あの二人に悪さをしようとか取り憑こうとしていたとしたら。。。すぐに、緊急避難させるところだったけど。。。あれは。。。どう見ても害はない。なんか、やじ馬というか、なにやってんのかなぁ、みたいな感じというより、あの二人の話しかなんかに。。。
興味津々だったような。。。まぁ。。。アッチへ行っちゃったから。知らないけどさ。盗み聞きは。。。幽霊とは言え。。プライバシー侵害でよくないし、ま、いいだろ。
お客様は当然ですが、会社で働いてくれる従業員の安全を守るのは会長である自分の役割だし。。。大蔵は、安心して挨拶してまた車に戻り走り去っていきました。タクシー会社だけではなく、大蔵は、交通の福の神。電車やバス、飛行機、空港、船、宅配。。その他色々交通に関する会社をたくさん持っています。
だけど、生まれながらあらゆる運転免許付きで産まれてすぐ運転できましたし。運転が好きすぎて運転手をつけずに自分で好きに運転します。安心したら、時間に追われる超多忙な大蔵会長が行ってしまい。。。
「潮風が気持ちいいですね。波の音も良い、目が見えなくなってからというもの、そういう感覚みたいなもの、いっそう研ぎ澄まされるようになりました。」全盲のペルシャ猫のオメガさんがいいます
「ここは、本当に綺麗なところです。」オーガストさんがそばに付き添って言います
「目が見えなくなりましたが、でも、昔の。。うろ覚えですが。。僕の実の両親に虐待されていた頃のつらさを思えば毎日が天国のようです。。。それというのも。。。僕を救ってくれた人がいまして。。。」オメガさんは、少し泣き始めました。オーガストさんは、はい、と自分のハンカチをオメガさんに差し出しました。
まだまだ小さい頃。。。オメガさんは両親に虐待され。。。両親はかなり貧乏で借金まみれでした。。。何日も何時間も両親が家に帰ってこないとか。。。ザラにあり。。オメガさんには、兄がいましたが、兄と、二人きり親に何日も置き去りにされて。幼いオメガさんは、親に置き去りにされたお兄ちゃんがあまり動かなくなった事にどうしようと、
泣いていたところを、発見されたのは怖そうな。。ちょうど取り立てに来た
若い怖そうなお兄さん達でした。「あれは。。多分、闇金の取り立ての人でしたね。。。動かない兄と、泣いている僕を発見しまして。。。とりあえず、兄はまだかろうじて生きているようで、兄と二人、その人たちの事務所みたいな所へ連れて行かれまして。兄はその人たちの知り合いみたいな潜りの医者みたいなところへ連れていかれて、で、僕はガリガリという事で、いろいろ食べさせてもらったりお風呂に入れてもらって。。。で、結局は兄も私も施設に入ったんですが。。。あの人達のおかげなんです。。僕や兄と行った施設は、かなり優良なところで。。。それも、わざわざあの人達が慎重に調査や下調べを重ねて優良な施設を選んでくれたらしいんです。ほら、児童施設って。。。あれでしょ、補助金目当てで子どもを預かるだけだったりイジメや虐待があったりなんでも、反社会に入った人も酷い施設で育ったのが原因で社会や大人や人を信じられなくなって反社会人になったという人も多いみたいだし。。。」
「そうなんですか。。。」オーガストさんが言います。「施設の理事長さんは、もう亡くなってしまいましたが、少しだけ教えてくれました。いろいろお世話になって、お世話をしてくれた人たちの事。。でも、僕や兄を助けてくれた人達は、反社会の人達なので、理事長にあまり自分達の事は、子どもたちに聞かれても言わないでくれ、反社会に興味を持たれたら困るし良くないからと。借金まみれ、虐待をする親からはまず離さなければならないし、何より命を守る事が最優先だと、慎重に優良施設を選んで入れてくれたようで、感謝してもしきれません。」
「そんな事があったんですね。。。お兄さんも、お元気なんですか。。。」
「兄は、アメリカの資産家の家に養子に行きました。時々連絡してます。遠く離れましたし、あちらはあちらで全く別の家庭で別の生活ですので、そんなには深い付き合いでもありませんが。。。
あちらも幸せそうです。理事長さんは基本的に、助けてくれた人達の事は、その人たちとの約束があるので子どもに影響が悪いからとあまり話さないようにしていて、兄は発見された時は瀕死でしたし、入院しているうちに施設が決まって施設に入ったので、反社会の助けてくれた人達の事は全く覚えてないと思いますが。。。でも、僕は。。。感謝してもしきれませんし。。今でもボンヤリと。。ですが。。覚えています。」オメガは波瀾万丈な幼少き。。。遠い日を懐かしむようにそれでも、幸せそうに言います。。。「そうなんですね。。。」オーガストさんは
仕事上もありますが、なんと言ったらいいのかすっかり聞き役に徹していました。
すると。。。オメガは意外な事を口にしたのです。。。
「あれは、まだ幼い3歳になるかならないか、そんな頃だったので。。記憶も曖昧ですが。。あの。。。僕を助けてくれた人は。。リーダーみたいな人。。場を仕切って積極的に動いていた人は。。。キンキンの、目が覚めるようにキンキラキンに全身を染めて。。ドクロの入れ墨がある若いハリネズミのお兄さんだった、と思います。幼い頃の記憶にしろ、そこまでインパクトがある人はなかなかいない。。。だから、そんな感じだったのは覚えてます。見るからにヤバいかもしれないし、闇金の取り立てをしたりだけど。。でも、僕達を救って親から離してマトモな施設に送ったのはその人達なんです。」
「えっ。。。そ、その人。。それは。。」オーガストさんは突然のオメガの告白に衝撃を受けて戸惑いを隠せませんでした。
な、なんでこんなとこに木蓮寺のご本尊様がいるのよー視えなかったもの。。幽霊を見たり、幽霊が視える3人のクラスメイト達が全然視えないって言う二人の天使がみえたり。。で、木蓮寺でメインで鎮座しているはずのご本尊様がこんなとこにいたり。。
アタシは。。。棺桶に片足を突っ込んでいるのか、お迎えがとうとう来たのか。。そのうち、アタシ自身の頭に輪が浮かび、背中に羽が生えてくるんじゃ。。。
保健室には、いるはずの保健の先生もいません。
ウワーンいつもチャキチャキ活発で短気で陽気で明るいヴィ〜ナスも突然の怒涛のシチュエーションに大声で泣き出してしまいます。あ、あーそっか、こやつ。。。怖いもの知らずみたいな顔をして。。。まだまだ、四歳の子どもだし、それよりなにより。。。やっぱり、死、というものは怖いんだなぁ。。ハァ。。。
そう感心したような気持ちで見つめる木蓮寺のご本尊さまは優しい
不思議な安らかな声で。。。
「まぁ、落ち着きなさい。。少しは。。」「だ、だって、だって。。。あ、アタシをお迎えに来たんでしょう。。。今朝から、ずーっと変な事ばっかりだし。。多分、アタシ、昨日間違えて、オレンジジュースとスクリュードライバーを間違えて飲んじゃってからおかしな事ばっかりだけどそれ、スクリュードライバーに当たって死ぬんだわ。。。」と、ヴィーナスがウワーンウワン大声で泣き出すので「あ、あの。。。悪かった。、。申し訳ない、昨日の晩、ワザと酒とジュースを間違えてオマエさんを酔わせるのは。。。
ワシがやった事で。。。」ご本尊様がおっしゃる。。。それには、ヴィーナスも、「ギャー人殺しっ」ジタバタ暴れて泣き喚きパニックになるヴィーナス。。。「な、なんか、誤解。。誤解してるぞ。。。あの、スクリュードライバーで死ぬだの、お迎えだの。。。悪かった。。。オマエさんを呼び出すために。。わざと。。スクリュードライバーを間違えて飲ませて、オマエさんが幽霊をみれるようにし。。。そうやったのはワシがやった。。死ぬとか、全然そういうわけじゃない。それに。。。天使が見えたのは、オマエさんにも手伝って欲しいというか。。わざわざクラスメイトのオバケが見える子達には見えないが、オマエさんだけに見えるようにしたのは。。。オマエさんに用事があるだけの話し。。。」
ウウウヴィ、ヴィ、ウ。。。ひっくひっくヴィーナスは、ようやく少しずつ落ち着きを取り戻しました。「なにが起きているの。。。朝から。。いったい。。幽霊なんて、アタシ、見たことなくって、そりゃ、視れたらいいなー、なんて霊感ベルモに言った事あるわよー軽い気持ちで。。。まぁ、別に怖い人じゃなかったから。。。あの幽霊。。。悪霊とかそんな変な幽霊じゃなかったから。。。まだ、よかったんだけど。。でも、天使とか、なにあれ」とりあえず、別に自分が死ぬわけじゃないという事がわかり、何が何だか。。力が抜けたような安心感が込み上げるような。。。そしてわけのわからない事に巻き込まれ、
ご本尊様がヴィーナスを酔っ払わせたのは。。
自分がやったとか、腹が立ってきたし。。
すると、
「あの天使も。。。幽霊っちゃ、幽霊なんだわなぁ。、どっちの子も、男の子も女の子も、3歳ぐらいで亡くなって天使になった子で。まさに、天のお使い。。。いま、人助けをしようとしているところ。。。」ご本尊様が言います。
「そう。。。」3歳ぐらいで亡くなった子達というご本尊様の言葉に怒ろうと思っていたヴィーナスもグッとこらえました。。。なんと言っていいのか、あの吾朗太さんにしろ、あの天使達にしろ。。まだまだこれから楽しみいっぱい。。おそらくどう見ても自分から死にたくなかった人達だし、吾朗太さんだってヤクザの家の人みたいだけど。。あれは、どうも親からも相当可愛がられて育ってきた子に違いないのです。。
まだまだ生きたいのに生きて来れなかった若い人々に対してどうにも切ない気持ちになってしまう。あの、吾朗太さんも反社会みたいな半分ヤクザみたいなグループにいてヤンチャしていたような人だったようですが、その割になんだかあの人って話していて憎めないし、どうも人の良さみたいなのがチラチラして気になり。。こう見えて、赤ちゃんの頃から実家の飲み屋に出されていたせいか。。ヴィーナスもいろいろな人海千山千な人々に触れてきたり見てきたりでなかなか人を見る目が肥えてきたところあるし。
ベルモにしろ、あいつも赤ちゃんの頃から木蓮寺で、いろいろな人が出入りしたり、死にそうな切羽詰まっている人も人生相談に寺にやってきたりとか、なかなか人を見る目も肥えてきているんだろうし、わざわざ変な人なら、ベルモもずっと自分より人がいい方だとは思うけど。。わざわざ悪人の相手をするとは思えない。。。
「いま、ベルモも、あの天使達も、人助けをしようと奮闘中なんじゃ。特に、ベルモの方はもう時間がない。明日の正午までに、物事をやり納めないと。。という正念場で。。」ポツリと、ご本尊様が言います。「だから。。様子が変だったのね。。」ヴィーナスは納得したものの。。
続いて、「誰を助けようとしているの。」と、ご本尊様に尋ねます。
「それは。。。あの。。オマエさんもベルモもお友達の、神野純さんだよ。。あの子の命を救うために。。。」
「え。。純ちゃん命を。。って、どういう事」
そのころ。。。
「じゃ、よろしくお願い申し上げます。オメガさん、」神楽町市の南新町の麗しが浜海岸で、従業員のタクシー。。ハイヤーを見かけた会長の福の神の大蔵はなんで、海辺にハイヤーが停まっているんだろうと不思議に思って車を停めて
何気なく、話しかけて。。。
なんて。。。思ったらゆ、幽霊が幽霊が近くにいるじゃないか。。で、でもっ。。。
ハイヤーの運転手は、プレゼンスタクシーでも優秀なドライバーであるプルメリア島のオーガストさんであり、大蔵の妹の笑〜のTV局のインタビューを受ける為に東京から来ていて、観光を兼ねてわざわざオーガストさんをプレゼンスタクシーの勧めで指名した事を思い出したのだけど。。。
慌てて、
近寄って、従業員やお客様に、幽霊が近くにいてなんかあったら大変だとも思って慌てて駆け寄ってきたのだけど。。。なんか。。。幽霊の方が大蔵が現れてコソコソしている。。
幽霊は、大蔵の車を見てびっくりしていたけど。。ああ、この幽霊は、オーガストさんにもお客さんにも視えてないんだ。なんか。。あっ、これ、それこそアレじゃん、パーフェクトTVで話題になってたパッキンキンのハリネズミのヤクザみたいなモンタージュの。。。あの、
幽霊だな。。まぁ。。。でも。。
その派手ななりにしては、全く悪意を感じないので、特に人に危害を加えるもんじゃない。何をしているのか気になって見にきたんだろうか。。。大蔵は、幽霊がいる、なんて事を感じてないように振る舞い、オーガストさんや、そのお客さんに近づいて、幽霊は、大蔵に見つかったのが気まずいのか、
見事に幽霊がどこかへ立ち去ってくれた。あー、良かった。たとえ、悪い幽霊じゃないにしろなにがあるかわからないし。。もしも、あれが悪霊だとして。。。あの二人に悪さをしようとか取り憑こうとしていたとしたら。。。すぐに、緊急避難させるところだったけど。。。あれは。。。どう見ても害はない。なんか、やじ馬というか、なにやってんのかなぁ、みたいな感じというより、あの二人の話しかなんかに。。。
興味津々だったような。。。まぁ。。。アッチへ行っちゃったから。知らないけどさ。盗み聞きは。。。幽霊とは言え。。プライバシー侵害でよくないし、ま、いいだろ。
お客様は当然ですが、会社で働いてくれる従業員の安全を守るのは会長である自分の役割だし。。。大蔵は、安心して挨拶してまた車に戻り走り去っていきました。タクシー会社だけではなく、大蔵は、交通の福の神。電車やバス、飛行機、空港、船、宅配。。その他色々交通に関する会社をたくさん持っています。
だけど、生まれながらあらゆる運転免許付きで産まれてすぐ運転できましたし。運転が好きすぎて運転手をつけずに自分で好きに運転します。安心したら、時間に追われる超多忙な大蔵会長が行ってしまい。。。
「潮風が気持ちいいですね。波の音も良い、目が見えなくなってからというもの、そういう感覚みたいなもの、いっそう研ぎ澄まされるようになりました。」全盲のペルシャ猫のオメガさんがいいます
「ここは、本当に綺麗なところです。」オーガストさんがそばに付き添って言います
「目が見えなくなりましたが、でも、昔の。。うろ覚えですが。。僕の実の両親に虐待されていた頃のつらさを思えば毎日が天国のようです。。。それというのも。。。僕を救ってくれた人がいまして。。。」オメガさんは、少し泣き始めました。オーガストさんは、はい、と自分のハンカチをオメガさんに差し出しました。
まだまだ小さい頃。。。オメガさんは両親に虐待され。。。両親はかなり貧乏で借金まみれでした。。。何日も何時間も両親が家に帰ってこないとか。。。ザラにあり。。オメガさんには、兄がいましたが、兄と、二人きり親に何日も置き去りにされて。幼いオメガさんは、親に置き去りにされたお兄ちゃんがあまり動かなくなった事にどうしようと、
泣いていたところを、発見されたのは怖そうな。。ちょうど取り立てに来た
若い怖そうなお兄さん達でした。「あれは。。多分、闇金の取り立ての人でしたね。。。動かない兄と、泣いている僕を発見しまして。。。とりあえず、兄はまだかろうじて生きているようで、兄と二人、その人たちの事務所みたいな所へ連れて行かれまして。兄はその人たちの知り合いみたいな潜りの医者みたいなところへ連れていかれて、で、僕はガリガリという事で、いろいろ食べさせてもらったりお風呂に入れてもらって。。。で、結局は兄も私も施設に入ったんですが。。。あの人達のおかげなんです。。僕や兄と行った施設は、かなり優良なところで。。。それも、わざわざあの人達が慎重に調査や下調べを重ねて優良な施設を選んでくれたらしいんです。ほら、児童施設って。。。あれでしょ、補助金目当てで子どもを預かるだけだったりイジメや虐待があったりなんでも、反社会に入った人も酷い施設で育ったのが原因で社会や大人や人を信じられなくなって反社会人になったという人も多いみたいだし。。。」
「そうなんですか。。。」オーガストさんが言います。「施設の理事長さんは、もう亡くなってしまいましたが、少しだけ教えてくれました。いろいろお世話になって、お世話をしてくれた人たちの事。。でも、僕や兄を助けてくれた人達は、反社会の人達なので、理事長にあまり自分達の事は、子どもたちに聞かれても言わないでくれ、反社会に興味を持たれたら困るし良くないからと。借金まみれ、虐待をする親からはまず離さなければならないし、何より命を守る事が最優先だと、慎重に優良施設を選んで入れてくれたようで、感謝してもしきれません。」
「そんな事があったんですね。。。お兄さんも、お元気なんですか。。。」
「兄は、アメリカの資産家の家に養子に行きました。時々連絡してます。遠く離れましたし、あちらはあちらで全く別の家庭で別の生活ですので、そんなには深い付き合いでもありませんが。。。
あちらも幸せそうです。理事長さんは基本的に、助けてくれた人達の事は、その人たちとの約束があるので子どもに影響が悪いからとあまり話さないようにしていて、兄は発見された時は瀕死でしたし、入院しているうちに施設が決まって施設に入ったので、反社会の助けてくれた人達の事は全く覚えてないと思いますが。。。でも、僕は。。。感謝してもしきれませんし。。今でもボンヤリと。。ですが。。覚えています。」オメガは波瀾万丈な幼少き。。。遠い日を懐かしむようにそれでも、幸せそうに言います。。。「そうなんですね。。。」オーガストさんは
仕事上もありますが、なんと言ったらいいのかすっかり聞き役に徹していました。
すると。。。オメガは意外な事を口にしたのです。。。
「あれは、まだ幼い3歳になるかならないか、そんな頃だったので。。記憶も曖昧ですが。。あの。。。僕を助けてくれた人は。。リーダーみたいな人。。場を仕切って積極的に動いていた人は。。。キンキンの、目が覚めるようにキンキラキンに全身を染めて。。ドクロの入れ墨がある若いハリネズミのお兄さんだった、と思います。幼い頃の記憶にしろ、そこまでインパクトがある人はなかなかいない。。。だから、そんな感じだったのは覚えてます。見るからにヤバいかもしれないし、闇金の取り立てをしたりだけど。。でも、僕達を救って親から離してマトモな施設に送ったのはその人達なんです。」
「えっ。。。そ、その人。。それは。。」オーガストさんは突然のオメガの告白に衝撃を受けて戸惑いを隠せませんでした。
2022年11月01日
マリッジセレブレーション。337
ウゥッ。。
み、見たことある絶対見たことある、この人っ。。ヴィーナスはよくわからないまま覚悟を決めて
み、見たことある絶対見たことある、この人っ。。ヴィーナスはよくわからないまま覚悟を決めて