えっ。。。スゴっ。。。
ぶ。。ぶっ。。ブロッコリーのオバケヒヤッ海の家クワタに、明るいキミドリ色のビジョンフリーぜのオッちゃんニイチャン。。三十代ぐらいび。。。ビジョンフリーぜ。。だよねこの人。。。
リリコもヨーキーで犬だけど。リリコはボーゼンとしましたが、常連客の人たちや大将やミリオンは見慣れているのか、目の覚めるような新鮮な緑のブロッコリーのオバケにも全く動じません。大将はニッコリ笑って「うわー久しぶりだねー相変わらず元気そうじゃん。」と言うとミリオンがサッとおしぼりとレモン水と、焼きシシトウを出す「こないだ、枝豆だったんで。」ミリオンが言うと、ブロッコリーは、「わ、物覚え相変わらずいいねー、」「お通しお酒、飲まないんですか。。。」リリコが意外そうな顔して聞いてみると。ブロッコリーは、「僕、飲めないんでー、あっ、ミリちゃんにはいつっもゲンをかつぐ為になにか最初は緑モノを出してよって言ってるんだ。」「み。。。緑モノや、野菜って事ですかベジタリアン」またまたリリコが意外そうに聞くと。ブロッコリーは、「や、ベジタリアンじゃないよ。雑食派。緑モノって、なんでもいいから最初は緑色した食べ物出してって。クリームソーダ出された事あるし。」リリコは、もうあぜんとするばかりで。。。「あっ、お察しの通り、僕は緑マニアで。ちなみに誕生日は5月4日の緑の日だし。小さい頃から緑色が好きすぎてで、勝手に緑色に染めたんだ。だから、もう幼稚園と学校へ行っても最初から緑色だと思われてるから身体を染めて校則違反とかなんだかんだ言われなかったし。もう、緑色が好きすぎるってそーゆー病気かもしれんね。」というので、リリコはもう開いた口がふさがりません。クリエイターをしてるとか、そのブロッコリーはペラペラとよく喋ります。もう筋金入りの文系人間でさー、とか。まぁ、それに関しては新聞記者の見習いのリリコもそうなんだけど。で、東京から都王新聞の取材が来るという噂を耳にしてフラッと神楽町市からやってきたという。海の家クワタは、前々から来ていたけどしばらく疎遠になっていたもののたまたま、ミリオンが赤ちゃんの頃に大将の桑田さんが店に連れてきた頃、四年前ぐらいから、仕事でプルメリア島に来て同級生の幼なじみの漁師のカワウソのスギさんがプルメリア島で漁が終わった後に待ち合わせしようと、海の家クワタで待ち合わせて飲んだ時にスギさんは、漁師で酒も好きだしブロッコリーと同じく神楽町市が地元だけど親族の網元がプルメリア島にあるからしょっちゅう漁師仲間達とともに海の家クワタに顔を出しているという事で、ブロッコリーはお酒はダメだけど飲む雰囲気が好きだし久しぶりに、海の家クワタに行かない最近さ、あそこ、桑田のご主人が宇宙人の男の子を家に迎えたみたいでその子がヤバいんだってもう、頭ん中に伝票が入ってるし伝票というかコンピューターでも入っているんじゃないか。お客のオーダーを全部覚えて常連さんのアレルギーや好き嫌いも覚えてて焼き加減や茹で上がりも感覚で計算できるらしい。。。そんな、変わった宇宙人のミリオンの赤ちゃん時代にブロッコリーは、幼なじみのスギさんに誘われてめっちゃ久しぶりに海の家クワタに訪れて
初対面で
なんか、おススメはと、レモン水とおしぼりを運んできたミリオンに試しに言ってみたら、アレルギーや好き嫌いを聞かれて、
酒以外ならなんでも。と、言ってみるとサッとアボカドと山芋のあえものを出してきた。「お兄さん、緑色好きなんでしょ」ミリオンが言うと、「ま、まぁ、この通りだし。」ブロッコリーが言うと、ミリオンは、
「だよね。わざわざ綺麗に緑に染めてるし。」「わ、これ、染めてるってわかる」この世界の犬や猫やその他種族にはもともとカラフルな色をして産まれてくる者もいたりする。「うん、自分で染めてるでしょ。だから、わざわざ染めてるのって、緑色が好きかなぁー、って。そうそう、お兄さん、スギさんの幼なじみを連れて来るって言ってたから、神楽町市の人だと思うけど、このプルメリア島にはうちの常連さんだけどスっごく腕のいい美容師さんがいるけど、自分で染めると痛んじゃうからやっぱりプロフェッショナルにお任せした方がいいよ。」とミリオンが言うとブロッコリーは、「わ、やっぱり自分で染めてるの。。バレた。。。小さい時からやってるから。。。なかなか慣れてきて。今はもう市販のも結構いいのあるからいいやって。。。自分で染めてるの。」「ウーン、今はまだいいけどこの先市販ので済ますと後で後悔するよ。ホラ、枝毛とか、今ならまだやり直しがきくというか。。。」ミリオンは、ジッとブロッコリーの毛質を見て言う「ま。。。まぁ、そう、言えばそろそろ美容院もって考えてたんだけど。いつも髪を切るだけで。。。染めるのはなんとなく自分でやる習慣ができてて。。。」ミリオンは、髪の痛み具合や今からなら早めに対処すればかなりいい髪質を保てるという事を話して常連さんのプルメリア島の美容院を紹介してくれて。そのうちプロのカラーリングにいつか行こう行こうと思っていたのもあり、ミリオンオススメの美容院に試しに行ってみたらブロッコリーは、わっもっと早くこれば良かったなんて言っている。神楽町市にもいい美容院はたくさんあれど、カラーリングでしかも、緑色に染めるのは、最適な美容院という事をミリオンはその常連さんの美容師の情報や、お客さんのカラーリング具合から知っていたのだ。ミリオンは、もちろん美容師ではないけど、たくさんのお客さんが出入りするお店や旅館でなんとなくお客さんを観察するとたとえ上手でもこれは素人が染めただとか、市販品で染めているだとか、髪の痛み具合や、潤い、どんなことにずば抜けた美容院へ行ったらいいか髪質がなんとなくわかるのだ。ブロッコリーも、すっかりミリオンに感謝してミリオンが、何ヶ月か前に一度きただけのお客さんまで一人残らず覚えていて挨拶しているのにも感動してさらには、お客さんが持ってきた難しい本や雑誌を渡されてただパラパラっとミリオンがめくっただけで、ミリオンはその本の内容が全部頭に入ってしまい、内容や感想を言えるし何ページあったかや、何ページに何が書いてあったのか写真や絵があったかを的確に答える事ができるのだ。お客さんはおもしろがって物は試しとばかりに喜んでいろんな本や雑誌を持ってくるが、ミリオンからしたら頭の中に本をめくれば勝手に入ってくるしそれを答えているだけであって。。いったいどこがおもしろいんだ。読書なんて、好きな人は、自分がするから面白みがあるものであり、でも、はっきり言って本をめくってそれで内容が勝手に入ってくるだけだからそれを素直に答えているだけな話し。。。
別にだからどうなんだという事で、ミリオンはもともと理系の性質だし。読書は別に好きじゃないし。だけど知らない本をお客さんから渡されてサーっとめくって、すぐに内容や感想を言うだけでお客さんはエンタメショーのようにキャッ、キャッと喜ぶのでついつい、ミリオンもサービスでお客さんに合わせるしへー、こんな本や話しがあるんだな程度にいろんな考えや書風があるのを知るのは楽しみになるというと、まぁ、そうだし、簡単な事なので別に損にはならないので、エンタメのショーみたいにやってみる飲み屋のここでは、難しい数式を解いたり難しい問題を説明しても塾じゃないから誰も喜ばないし逆に場がシラケるだけだし。ミリオンだってこれでも楽しい事やみんなでガヤガヤするのは好きだしずば抜けて賢いからと言って扱いにくい人認定されたりとか、面白くもない事を塾の講師の仕事の場であるまいにクドクド独演的に説明するのは嫌なのだ。ようするに奇人変人サイコパスみたいな扱いされるのがどうしても嫌だった見かけによらず、楽しくありたいし、生きづらい奴みたいな人になるのがどうしても嫌で
そんな、非常に天才的な頭脳明晰な宇宙人の子どもミリオンに
すっかりブロッコリーは、魅了されてクワタの大将やミリオンと仲良くなり
幼なじみの同級生のカワウソのスギさんもプルメリア島の本社網元によく来るので、ブロッコリーは時々スギさんと海の家クワタで待ち合わせる。緑の新鮮なものは好きだけどお酒以外は別に好き嫌いもないけど、今はもう何度かの結婚の末に独身だし、ついついめんどくさいのでジャンクフードやファーストフードを日頃食べがちなんだけどクワタで手の込んだものや家庭的なものを食べるのは身体が嬉しいし。
ブロッコリーは、器用なものの
料理もやりはじめたら凝り出す事はあっても取り掛かるまでがなかなか、だし。最近では、彼女ができても、年が離れて若いギャルが多く料理は下手うんぬん以前に全然しないし。
ブロッコリーは、女性が別に料理ができるとかできないとか、あまりそこにはこだわらない。なによりも一緒にいて楽しいのが一番で。付き合う女性が料理ができなくても自分がやればいいし、はっきり言って買えばいいぐらいにしか思わないのだ。だから、女性に胃袋をつかまれたという感覚が全然わからない。料理上手な女性に好かれても、別に肝心なその女性に興味が無ければそれまで、だし。もともとよく知らないうちからシェフでもあるまいに、彼女ヅラをはじめて下心まんまんに弁当や差し入れを作って持ってくるような女は怖いしある程度仲良くならないと手作りなんか怖くて食べれないし。重たい性格の女性とは合わないし昔からペラペラよく喋り人懐っこいし明るいので女性には苦労してこなかったけど。
それにしても、この
神々の遊び場と呼ばれる福の神の別荘地の様な美しいプルメリア島。特に作家やクリエイターやデザイナーその他もろもろの感性を使う仕事、著名人がインスピレーションを得る旅として。別荘を持ったりこぞって瞑想がてらにこの宝石箱のようなオモチャ箱をひっくり返した様な美しい異空間の地を愛する。のんびりとおおらかでありながら、神秘的でそれでいてどこか懐かしいけど未知の新しいものを感じるうかがい知れぬそこはかとない汲めどもつきぬ魅力に次々とみちあふれて。。。その魅力と包み込むような優しげな空気はとどまることを知らない。
クリエイターのブロッコリーもご多分に漏れずとこのプルメリア島に来ると気持ちがおおいに豊かになるのだ。魂が充電されるような感じで。生まれ故郷の神楽町市ももちろん、福の神の都市で恵まれて美しいけど、あまりじっとしていない方だし、仕事空家を開ける事も多く、あまり住まいにこだわらない性格だったんだけど、
歳を取ったらプルメリア島に家でも買って終の住処としてゆったり過ごすのも悪くはないと思えてきた。ブロッコリーは、レモン水を飲む
神楽町市やこのプルメリア島では文化なのか、飲食店ではレモンを浸したレモン水が出るもちろん、嫌なら普通の水が出されるんだけど。。。あれこれ次から次へ話題に溢れてよく喋るブロッコリーは、リリコに「そうそう、もうすぐ漁が終わって、同級生のおスギがここに来るんだけどさー、
あいつさ、こないだTVのあるじゃん、パーフェクトサーズディかこのプルメリア島の海でハリネズミの若い男性の白骨が出てきたやつ、あれのさ、もう二十年ぐらい前に。。モンタージュのイケメンのキンキラキンのハリネズミのわっかいにいちゃんが早朝プルメリア港に一人でいたのを見たって。。電話で情報提供したんだってよ。あの頃おスギ墨を身体に入れたいからすげ〜なってドクロの入れ墨に惹きつけられたのとすげ〜イケメンだったんで覚えてたみたいなんだけど、でも、どう見ても反社会の奴だったんで。。ヤクザかなんかだと思って怖くて声かけられんかったらしい。。何言ってんだ漁師の自分らだってよっぽどヤーさんよりやばい奴いるくせに。と思ったけど。。。あの人、あのモンタージュの人東京だろ、確かな。しょっちゅうこっちに来てるとかならあれだけど。。。まさか、滅多にプルメリア島に来ない奴なら、おスギ、あのハリネズミのにいちゃんの死に際間近に居合わせてたかもなー」
なにげにブロッコリーがつぶやく
すると、
噂をすれば影とやら。。。で。
ブロッコリーと同い年くらいのオッちゃんにいちゃんなカワウソの男性が店に入って、ミリオンや大将に挨拶がてらにやってきた。これ。。また、すごい。。腕は龍の入れ墨が華やかに軽やかに踊ってる。。。
2023年01月14日
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