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2024年11月13日

マリッジセレブレーション。396心得。怒涛の日々を振り返り。。。

そして、その日の夕方。。木蓮寺にて。IMG_6086.jpeg明日は。。。森沢ベルモにとって運命の日なのだけれど、IMG_6151.pngそんな事は、周りの誰にも言わずIMG_6094.jpeg

夕方、予定通りに木蓮寺にはベルモの傾聴解禁の為の相談者、プルメリア島の漁師の網本のご長男が本人は漁師を継いでいないものの、IMG_6142.jpeg真鯛やらヒラメやら。。IMG_6134.jpeg実家から手土産に持たされてやってきた。八王子グループは代々続くプルメリア島1番のカワウソの漁師の網元で、本家の網元のIMG_6141.jpeg孫、長男不動22歳、漁師を継ぐのが嫌で大学を出てプルメリア島の中心街のプルメリアリゾートでビジネスマンとして働いている。網元の祖父や父親からは、次男の心絃が漁師を継ぐので不動は、運転免許や大学まで行かせるお金はきちんと出すけど、八王子家の資産は全部心絃のものと言われている。自分の人生を捧げて家業を継いでくれたものを優遇するのは当たり前不動は親から資産を貰っても漁師を継ぎたくないんでちょっと寂しいような気がしつつ。。。でも。。家にとっても自分にとっても大事な事なので。。それは全然納得していたんだけど。長子の嫁いだ姉もいるし末っ子の妹の吹雪は中学生なんだけど。IMG_6095.jpeg歴史を感じる壮大で美しい境内の庭園を進み。。。不動は木蓮寺の、お客用の座敷に通されたものの。木蓮和尚に挨拶すると木蓮和尚が手土産の魚介類のお礼を言って木蓮和尚は食材を見ると目をキラキラさせながらIMG_6140.jpeg不動君、ゆっくりしていけるんじゃろなら、みんなで食べながら話を聞くから、まずは、最初はベルモだけであっ、親戚の子たちももう来てるし、と、不動にお茶を出すとIMG_6219.jpeg
さっさとキッチンに貰った魚を捌きに晩ごはんの用意で行ってしまわれた。不動が案内された座敷にはベルモとベルモのきょうだいのヴィーナスと、その友人のシュナ坊とグリが座っていた。美術家のヴィーナスは、マスコミによく出ているので顔も知っているし不動もヴィーナスのファンで実はスマホの壁紙はヴィーナスのイラストレーションにしている。IMG_6137.jpeg空想画も写実的な写真の様な絵もイラストレーションも舞台演出も手がけたりIMG_6138.jpeg天才的な少年で勿論、有名な話しなのでベルモのきょうだいとは知っていたけどまさか、本人に会えるとは。。。それだけでも感激しながら不動がヴィーナス達に挨拶をして話しを聞いたらヴィーナスは、「アタシ達がきょうだいって知って、時々、月に一回は木蓮寺に呼ばれて木蓮和尚がお料理好きだからIMG_6139.jpegオモテナシを受けているの。」ベルモが、「というか。。。アレでしょう。。アレ」「確かに、木蓮和尚は料理が。。僕も木蓮幼稚園の生徒だった時に授業参観のクッキング教室で親と一緒にクッキーやケーキやIMG_6145.jpegカレーを作ってた覚えあるけど。いまだに親子のクッキング教室もあるみたいだね。IMG_6144.jpeg会社の先輩がお子さんに付き合って木蓮幼稚園のクッキング教室や保護者の料理教室でこの頃家でも料理するようになったらしいけど」ベルモは「まぁね、不動さんのところは、うちから少し離れてるからあれだけど。うちの近所の。。檀家の門下生の人達は小さい頃から料理やら掃除やらIMG_6146.jpeg和尚に徹底的に仕込まれてるからね。今時の男が料理や家事ぐらいできなくてどうするんだって奥さんより家事ができる人も結構いるみたいよ。アタシは。。もっと小さい時は、家庭の料理はてっきり男の人がメインでするもんだと思ってたし。シェフやパテシィエの人もどっちかって言うとまだまだ男の人が多いと思うしうちも普段から紫子さんが料理してると、和尚が横から口や手を出して料理しちゃうんだよね、暇さえあれば和尚は料理の研究してるし。」そんなこんなで不動の手土産の魚介類もサッサと和尚の料理の食材へとさらわれたし。「アタシの耳掃除と一緒だわ。」ヴィーナスが言うと、不動が、「えっ、ヴィーナス先生、耳耳掃除」「ええ、耳掃除。アタシは他人の耳掃除をするのをこよなく愛して学校の先生に将来は耳鼻科の先生になって毎日毎日耳掃除をして暮らしたいって宿題の将来の夢に書いたら葉月。。。ああ、オカンねアタシの。アタシのオカンにちくられてヴィーナス君は美術家のお仕事をしていると言うのに変な事を言っているって学校で他の先生と職員室で大騒ぎになってわざわざ葉月に電話されたのよ。昔っからあまりにも耳掃除が好きすぎて実家の飲み屋でもお店の裏の方で飲みにきたお客さん、1日三人ぐらい耳掃除してあげてお小遣い貰ってたもん。あんまり何人も何人も耳掃除するとキリがなくなるし、アタシにとって耳掃除はちょっと違うんだけど、やっぱりやり過ぎると危ない覚醒剤みたいなもんでお客がいる限りやめられない止まらないからなんか、飼い殺しでずーっと無限にやりそうになるから、本当に危ないし。だから、かなり自制して1日三人までに決めてたし。なんかね、耳掃除して、お客さんが感激されて感謝のチップくれるんだけどさIMG_6218.jpegいまだに変な感じ。こっちが人の耳掃除するのが気持ち良くてやりたくてやりたくて仕方ないのにねー、なんでそれでお金もらえるんかしら。なんかほんとに変なんだけど。元々アタシのオカンの葉月はずーっとうちに居なくって時々ふらっと帰ってくるぐらいで。小さい頃は、葉月のオカンはてっきり面白い親戚のお姉さんか誰かだと思って、アタシが親だと勘違いしてた実家の飲み屋のうちの爺婆に育てられたけど、ウチの爺婆とも耳掃除が下手くそで、痛いし怖いし、コノヤロウもう絶対にコイツらに二度と耳穴を触らせるかと思ってそれで、馬鹿馬鹿しいから爺婆をきつくど叱って
自分で耳掃除やるようになって、クセになって飲み屋の常連さんに耳掃除の話しをしたらプレゼントに自分の耳の穴の中が覗けるイヤースコープ貰って、IMG_6220.jpegハマったのよ。って、言っても自分の耳なんか、毎日毎日掃除するから綺麗過ぎて。。。自分の耳掃除だけじゃつまんないし。頼んで爺婆の耳掃除してたらそれだけじゃ足りなくなって、姉ちゃん、にいちゃんと、言ってもオカンの姉や兄でアタシの叔父叔母だけどね、それから希望してくる飲み屋のお客さんの耳掃除もするようになったの。今では、月曜日と金曜日の小学校の掃除の時間、全校生徒の中で10人限定で耳掃除してるの。特に、親が耳掃除が下手な子が何人かいて。泣いて耳掃除をする親から逃げ回って耳垢を取らせないようにしてもね最終的に学校の健康診断で引っかかって無理矢理耳鼻科に引きずられていくみたいだけどなら、アタシに任せなアタシは耳掃除が嫌いな人までアタシの耳かきストとしてズブズブの大ファンの虜にして、心地よく眠らせるぐらいの自信はあるし。親が耳掃除下手の気持ちはよくわかる下手なくせに掃除したがるから、お前は耳掃除じゃなくて、あぶないからそのへんの掃除しとけって思うもん。IMG_6216.jpeg」ベルモが、「さっきからさ、爺婆って言ってるけど、ヴィーナスんちのルッコラさんとベリーさんって。。まだ五十歳前でしょう」「そうだけどさ。祖父母には変わらないわよ。まぁ、今時だしね、アタシは奴らの高齢出産の子どもでもおかしくないしね。ベリーもルッコラも47だし。まぁ、いいのよ。ありがたいじゃないの、元気な若いうちに孫の顔を見れるのって。」ベルモは、「アタシでさえ。七十代の和尚や紫子さんに爺さん婆さんなんて言わないわよ。さすがに100歳過ぎた小紫婆さんは、小紫婆さんだけどもあっ、アタシはそっか、和尚夫妻は確かにアタシには親よね。」「アンタも親不孝してないでさーちょっとはお洒落したらどうなの。渋い緑や青ばっかり着て。女の子でしょうに。ねぇ、不動さん。」ヴィーナスがベルモに会うとちょっとは可愛くしたらどうだと小言を言う。IMG_6225.png「人の趣味だからね、そればっかりは。まぁ、でも。。。僕も。。姉や妹がいるけど。。なんで女に産まれなかったんだろうって。。ハァー、」不動がため息をつくと。「そうかなぁ。アタシもピンク色だし、女の子に見られるけど、ヴィーナスもだけど、男の子に決めたよ。あたしたち、金星人だけど、物心ついたら、性別を決めれるし。自分で決めなくても親やまわりじゃなくて、本人の傾向で決まってくるからね。うちは、あたしが真ん中で兄と弟がいて、男ばっかりで。親もちょっとさみしいみたいだけど、こればっかりは仕方がないって。」ヴィーナスの幼なじみのグリが言う。IMG_6222.pngグリは金星から地球に遊びにきて、神楽小学校へ通うようになって。随分と金星に帰っていないけど元々。両親が地球大好きで大の親日家でおまけに、日本には大恩人の孫のヴィーナスが住んでいるので。両親ともデザイナーやスタイリストの仕事で忙しいし、グリの事は良い意味で放任していました。シュナ坊も、IMG_6223.jpeg「女の子。。女の子に産まれたらなんてとか、考えた事ないや。。。そんなにいいもんかなぁ。ウチらのクラスの女子なんかむかつくしうるさいし。仲悪いわけじゃないけどー、めんどくさい生き物だなぁって思うよ。」ヴィーナスが、「まぁ、シュナ坊、あんた女子の事そんなふうに思ってたのね、アンタ、可愛い可愛いって女子に、恋愛対象じゃないにしろ弟扱いされて結構評判いいのにねー、まぁ、気持ちはわからないでもないわ。アタシもしょっちゅう口うるさい女どもとは取っ組み会いも結構するからね。。あっ、それはそうと。。

ヴィーナスは、不動を見つめると、IMG_6226.pngキラリと目を光らせて。「今日はね、だいたいの月一回はアバウトに、ベルモやベルモの妹のチワワ達や、木蓮寺の方々の耳掃除に来たのよ。初対面で言うのもなんだけど。不動さんも。。。耳掃除今からいかがかしら。良かったら、耳掃除しながら、話しを聞こうじゃない。」ヴィーナスは、大事そうに耳掃除セットを取り出しつつ。。IMG_6217.jpegこのうえなく微笑んで。IMG_6221.png