茶目コ

「じ。。。純ちゃん。。じ、純ちゃんが。。どうしたのよ。そ、そんなこと仲のいいベルモに聞けばいいでしょうに。。アタシもベルモもどっちも純ちゃんと友達なんだから。」

ヴィーナスはあれっ。。。と

もしかして。アタシとスマホで口論になったベルモ。口論にって言っても。アタシが一方的にブチ切れて怒鳴り散らしまくってベルモは黙ってしまっただけなんだけど、このやのつくヤバエモン。。というか、柄の悪いチンピラみたいなのが純ちゃんの父親ではないかというベルモにアタシはキレてしまった。。このヤバエモンに、ベルモが純ちゃんの話をしたんじゃないか。。その事で相談でもあるのか

でも。心がふと緩み、包み込まれるような安心感といった感じの癒し系の純ちゃんが。。

このヤバエモンチンピラのにいちゃんと。。親子なんか。。じ、冗談じゃない

「いや。。あの、いい子なんだってな。まぁ、そうだよなぁ。ブーコみてるとなかなかアイツは人の良さそうな顔してヤバいやつとはあまり深く関わらない計算高さというか。。生活の知恵みたいな知恵がついてるわなあー。純って。。。だいたいハタチかそんなもんぐらいなのか。。名前からして。。男でもイケるが女、だよな。。」しおらしいパッキンキン幽霊。。女か。。。ヴィーナスに念を押すかのように、純というのは女かと詰問してくる吾朗太さんでした。


一方少し時間がさかのぼり、その日の夜明け少し前木蓮寺では。ベルモが、あれはなんだったのかしら早朝まだ皆が寝静まる頃に変な胸騒ぎがして。。。本堂を覗くと。。

ご本尊様の前で吾朗太さんがうなだれていました。思わず声を掛けてみようかと思ったベルモは、
はっ


金縛りにあったように本堂の中に入ることができません。あっ。。。蓮の花の強い香りが漂います。ご本尊様だ、ご本尊様が、ベルモを金縛りにかけて本堂へ立ち入らないようにと。

パッキンキンさんは、なにか木蓮寺のご本尊様に願いをかけているのか、頼み事をしているのか。。。でも。。。御神仏に手を合わせるなんてご神仏に手を合わせるなんて信じられないだけど、なんだかご本尊様に相談なのか手を合わせるのか。。。

み、見なかった事にしよう
そう、見なかった事に。な、なんであの吾郎太さんが仏様に

仏様に向き合うような性格じゃないだろうに。吾朗太さんにはいつもからかわれているから、ここはもう、へー仏様に手を合わせるんだー、意外なんて言ってやりたい気持ちもあるが、敬虔な気持ちを馬鹿にしてはいけない。なにをしているのか、気になるところだけど。。それは、人は誰でも知られたくない見られたくない時がある。

そう、視ざる言わざる聞かざる。。あえてそうしなければならない時があるのだ。ベルモは、木蓮和尚の人生相談につきそい後ろで鎮座する修行をよくしているけど、黙って傾聴するのみで、決して意見を発してはならない。主義主張があるベルモにはあれはつらい。TVに向かってあーでもないこーでもないとぶつぶつ言う人や、ネットに自分のコメントを書かなければ気が済まない人はたくさんいるけれど、あえて言ってはいけない誰だって。。。自分をわかってほしい、でも誰も自分をわかってくれないというモヤモヤとした気持ちを抱えて誰かに自分の気持ちを聞いて貰うとスッキリする事がある。だけど、世の中には言ってはいけない事があり、それで長年の人間関係が崩れたり夫婦の信頼関係が壊れたり亀裂が入ることがあり、言ってはならない事や知ってはならない事で命を狙われる事もあるのだ。現実現世生活はいつでも、人と人との心理戦。
だからあえて
負けたり戦いを避けるのを賢い時がある

やじうま根性やおもしろ好奇心やゴシップ好きなところは多かれ少なかれ誰にでもあるもの。だけど、ベルモは仏に使える身。世間では、よく視て体験して人の話に耳を傾けて、視野見分を広げて自分の考えを発言するという事は大事だが。。。ここは、真逆にも見なかった事にしよう、とベルモが決心するとまた、美しい何とも言えないような蓮の香りに包まれたかと思うと。。フッとベルモの身体が緩んで金縛りは溶ける。。

あっ、見なかったこと。
それでいいんだ、吾朗太さんにだって思うところあるんだからね。。ベルモは本堂に背を向けると、ヴィーナスを。。。と、なにか、吾朗太さんの声でぶつぶつとヴィーナスを。。と聞こえたような気がした。。


だけど。。吾朗太さんなんて、ヴィーナスに会ったことなんか無かったでしょうに。そりゃあ。確かに吾朗太さんはヴィーナスに白骨死体を発見されたものの。。

霊体は木蓮寺にいて木蓮寺周辺やらフラフラしてるんだから。それに、ヴィーナスに会ってもヴィーナスは確か霊感がなくて私と違って幽霊は見えない子なんだけどねー頑なに幽霊を否定するもう一人のきょうだいのミリオンとは違って、クリエイティブな職業柄幽霊が居たら視てみたいとは言ってるけどね。まぁ、吾朗太さんの方からヴィーナスを見かけたら、オマエのきょうだいがいただの、俺の白骨死体を発見したやつを見ただのあたしに言ってくるだろうし。ヴィーナスの事は吾朗太さんに話してある。別に悪さしないだろうからなんとなく神楽町市の麗しが浜海岸の目立った海辺の白い大邸宅に住んでいるだの、有名美術家だの、なんとなく話の流れで吾朗太さんにはいろいろ話した。

ベルモの部屋にみつごのきょうだいの写真も家族写真の他に写真立てに飾ってあり、それでヴィーナスやミリオンは細くて小さいので、ベルモは公開処刑だとからかわれたし。だから、ヴィーナスの顔も知ってるだろうけど。

ま、かといって。。気のせいというか、ヴィーナスと聞こえたのは空耳だったのかもしれない。ベルモはまだまだその時は夜が明けてないのでまた離れの住まいに戻っていきました。あれはなんだったんだろう、気になる気になるでも、夢の中の出来事。

そして。。。ふたたび。。時は過ぎて麗しが浜海辺の白い家で。


「純ちゃんはハリネズミの女の子よ。19歳。神楽町市の東のイーストサイエンス大学に通ってて東京出身でおっとりして優しくていい子よ。なんで。。女か。。ってイヤそうな顔するのよーあんないい子そんなにいないわよ。アタシもベルモも友達だし。」ヴィーナスが幽霊の吾朗太さんに言うと、吾朗太さんは少し安心したように、でも寂しそうに

「あ、そう。女は女でも横着い悪いヤツじゃねーんだな、じゃ、俺は関係ない。。ま、、関係ない」というので、ヴィーナスが、

「え。。何が関係ないのよ。」「もう、いいんだって、、俺は。。。過去の生きていた頃の自分を思い出したら成仏できるって話らしいんだけどよ。ブーコから、名前をきいても、過去にどういう事があったとか、東京生まれとか兄がいるとかヤクザの息子だってきいても。。。全然思い出せないからよ。だからもういいんだって。。その純ってやつも俺のガキじゃねーだろうし。。あっ。。」しまった、喋りすぎたというような顔を吾朗太さんはする

ヴィーナスは、
「あ。。。もしかして。。純ちゃんの事を。。。」「もういいんだって、俺は散々女を騙したり貢がせたり殴ったりいろいろやってきたらしいからバチが当たったんだよ。嫁だったやつが他の男との。。。ガキを作ってたんだ。まぁいい、もう俺も散々女を泣かせてきたし。ガキには罪はねーよ。それに、ガキのオヤジが俺じゃなくてその純ってガキは助かったんだよ。」

吾朗太さんがそう言うのをヴィーナスは、純ちゃんがヤクザの子じゃないから良かったんだという意味にとらえましたが「純ちゃんには罪はないわ。あなたのお嫁さんだった人のお姉さんに育てられて裕福な東京の資産家の娘だし、」と、ヴィーナスがいうと、吾朗太さんが、

「おいおい。。俺の嫁だったやつはガキを姉貴になすりつけたんか、全くろくな奴じゃねーけど。まぁ、俺の女って事はろくな奴じゃねーどうぜ間男のお人好しなやつに独身だと嘘ついて引っかけて暴力を振るう俺から逃げたんだろう。。。。に、してもガキも可哀想だなぁ。。まぁ、俺のガキなら命も危なかっただろうからもっと可哀想だけど。。間男がマシでガキはいい子ならそいつに似たのかもな。。。」

「命が危なかったって。。おおげさね、もう吾朗太さんの実家のヤクザの組は解散してるはずだし、ベルモが言うには吾朗太さんって。。。結婚して女性の籍に入ってもう素人だったでしょ。危ない商売でもしてたんかしら。」

「そう言う意味じゃねーよ。ヤバい仕事してたかどうかわからんがブーコの持ってるメモ書きに、俺に関する事がいろいろ書かれてて。。バカバカしいけど俺の実家の剣崎家というのが女がろくに育たないらしい。そんなのバカバカしいけどよー。俺にも姉貴がいたらしいけどガキの頃死んだらしいし。剣崎という家はそういう気味が悪い家で男ばっかり産まれたり、女がすぐ死んだり俺みたいに結婚して女の苗字になった奴は女が産まれてもハタチぐらいで危ないらしい。だから、その純ってガキは良かったんだよ。。。」

吾朗太さんはそう言う。。さりげなく話しを聞いていたヴィーナスは。。

「えっな、なんですって」大きく目を見開きました。。。

あ。。。こ、これ。。こいつ。。。これ確か。。あの。。。わわわわー

ヴィーナスがアワアワ固まっていると

「おい、お、おまえ。。おまえ。。なんだコレが怖いのか。。」目の前にボーっと現れたパッキンキンの幻影がどんどんはっきりしてきた。影から煙、煙から実体みたいにはっきりしてきて、その金色ハリネズミは自分の肩の部分のドクロの入れ墨を指してこれがこわいんだろみたいに言うのだが。。。

ヴィーナスは、「そんなモノ、怖がってどうすんのようあたし、俳優やタレントにヤーさん役で時間指定や期間限定で消える入れ墨入れる仕事もする事あるのに。。入れるって言っても痛くないし単なる時間が経てば消える絵だけどねーあ、反対にあなたみたいに入れてる人が時間限定で入れ墨を消すって仕事もあるわよ。プールや銭湯でギャアギャア言われたり、結婚式とか大事な場で入れ墨消えるようにしとくのね。ま、時間限定でイリュージョンみたいなもんで絵を消して本人の地肌の色に戻すんだけどさ。だから
入れ墨で怖いんか、って漫画みたいに脅してもムダよ。。それより、そんな事より、あなた。。。」続けてヴィーナスは、息を呑んで。。「あ、あなたって。。。あの、プルメリア港であたしが発見した白骨死体の人じゃない。。あ、あたしは偶然見つけただけよー、化けて出ないでちょうだいって」

ヴィーナスはチワワの様にプルプルしはじめました霊感なんてあると思ってなかったし

クラスメイトに妖怪やお化けはいるけれど彼らはもう生まれながらにしておばけだし。もちろん、霊感ある無し関係なく目の見える人には全員見えている

だけど、目の前のこの派手なニイちゃんは、一度死んでいるそういう人々は自分には見えないし、ベルモが霊感があるだの、お寺にパッキンキンのドクロのハリネズミの幽霊が住み着いただの言われたりしても、遥か遠い異国や別次元の半分夢物語だと思ってたのに

ヴィーナスとて、霊感がないにしろ、ミリオンのようにはなから幽霊を否定するわけではない。そういうのはいるんじゃなかろうかとも思ってはいたけど。自分が見ることなんかないだろうと思ってた。そりゃ、美術家としては、得体の知れないものや底が窺い知れないミステリアスで

生きているうちに見れるか見られるかわからないものというのは創作意欲がわき不思議なインスピレーションがわくし。。かと言ってちょっと怖いものがあるでも、
時代を超えて多くの人に愛される作品を作るための豊かなインスピレーションが得られる絶好のチャンス。。幾らお金を積んでも得られない体験という摩訶不思議な現象。。ヴィーナスは
遊びが仕事になっているとはいえ。。美術家としての成長が欲しい

しかし、パッキンキンは、そんなヴィーナスに、「あのさ、ボウズ、バッカじゃねーのかおまえは俺が幽霊だから怖いっていいたいんだろうがよーバケモノを見る目で俺を見ても、所詮おまえだってエイリアンかインベーダーか地球外生命体でかなりアヤシイだろ」

ギャハハハハハ幽霊も宇宙人もヤベーだろうに面と向かって大笑いされて。。。ヴィーナスはムッとしたような笑いが起きて少しなごんだような。。。なんと言っていいかわからないが、このパッキンキンのにいちゃんとは

ベルモがつきあいがあるということで、めちゃくちゃ危ないとか危害を加えてくるわけではないと思う。ベルモは寛大だけどお寺育ちでたくさんの人の流れの中でヤバい人とはそう深く関わらないと割り切ってるし。。。だけど、この人って生前は女を喰い物にして女に貢がせたり暴力を振るったりしてきたって話し
ヴィーナスも金星の実家の飲み屋で育って小さな頃からキャストの女性たちを見てきたけど稼いでも稼いでも男に巻き上げられたり、殴られても付き合ったり好きではない惚れてきた男何人にもうまく貢がせても結局は全部ラスボスの仇のように惚れた男に巻き上げられる鵜飼の鵜みたいな女性もいる。

世間では女は強いだの鬼嫁だの恐妻家だの騒いでも惚れた男に鼻の下をデレデレに伸ばして尻に敷かれたり殴られてもそれが愛情だとおかしな事を言うダメ男に甘い汁を吸わせたり美味しいところだけ鵜匠にもっていかれる鵜飼みたいな女性がいる。まぁ。。。彼女らも金や労力を貢がなければ目当ての男が逃げていく事を知っていながら気づかないふりをする。気づいたら終わりだからだ。金や労力に物を言わせて男性の気を引く下心まんまんだから。。それが純粋だと言えるかどうか。ヴィーナスは男の子として育ってきて小さいし別にまだ異性にときめくなんて考えてもないけど、いつか大人になって恋をするなら。。。金をくれても美人でも媚びたりへつらったりする女性なんて鬱陶しいだけだろう。美しさとは、内面から湧き上がるその人にしかないその人らしさだと思うし。男性なんか幸せな女性に吸い寄せられ元気になるに決まってると子ども心にも思うからだ。そこはかとない独自の魅力的というやつか。まぁね、それをかんがみれば。

ヤバい男だけが一方的に悪いわけじゃないし、媚びて相手の顔色ばかり見て自分を大切にしないオンナも女だと思う。話しは飛んじゃうけど悪い異性に溺れる人というのは、覚醒剤かカルト宗教か、手を出すなとわかっていてもやめられない人々みたいなもんなのか。やるヤツもやるヤツだ。もう他人がどうこう言ってもやめようがない。勝手にしやがれな次元なのだ。

まぁ。。でも。。それはさておきとはいえ女性を殴ってドーのこーのなんて。絶対感心できないタイプだわ

ヴィーナスは、「あのさやべえって。インベーダーって言わないでよ。あたしたちは金星人だし。あたし学校へいかなきゃね。これでも放送委員会もあるし、児童会役員なのよ。ヴィーナスは、同居のシュナ坊に怒るとおしりでキックをしたりスルメを食べながら喋って興奮するとスルメを鞭のように振り回すのに。。。

それを棚に上げて、暴力を振るう人とはあまり関わらないでおこうと、その場をサッサとあしらおうとしました。まぁ、ヴィーナスの場合グミみたいでキックも全然痛くないから本人もそれをわかってやってるんだけど。

「ああ、金星人だってなー、デブのブーコからきいてるけどよ。ブーコはプルメリアンでプルメリア産まれのプルメリア育ちで最近やっと自分が金星人という事を知ったらしいな。で、もう一人のやつがなんだっけ、めっちゃ賢い青いヤツとお前さんがみつごの弟ってはじめて最近知ったらしいな。」

と、パッキンキンが言い出すのでヴィーナスはさらにまたムッとして
「ちょっとあいつ自分が姉だとか長女って言ってるのあたしたち粒みたいに小さくて同時に生まれて姉も弟もないと思うわなに姉貴風ふかせてるのかしら」そうだ、そうそういま、ある事でその森沢ベルモと大喧嘩してるんだったはっヴィーナスは思い出す

ち、ちょっとまって。。変だわなんでわざわざこのパッキンキンマンはあたしのところにわざわざ来たというの。そりゃ、この人の白骨死体を発見したのは私だし。ベルモとはどうもこの人は友達みたいだけど。。。わざわざうちに来たって。。どういう事。。まさか、白骨死体を発見した事に対して御礼を言いに来たとも思えない。ベルモの話しだと。。。白骨死体発見から、このパッキンキンマンは木蓮寺に夜寝泊まりしているらしくて。生前の記憶がないと言う。

頭がグルグルしてきた。なんの目的として。幽霊が。。。で、霊感がないはずのアタシが。。なんでこの人みえるのか。。それに。。大事な話でもあるのかよく知らないアタシより大事な話や相談なら、いつも会っている友達のベルモにすべきだし。

「あー、よかった、お前は俺が見えるんだなー、ブーコは、あたししかきょうだいでは霊感があるだけ。弟たちにはないわって言ってたけど今回はどうもちょっと。。。」

「だからさー弟じゃないって。ブタが勝手に姉貴風吹かせてるだけだわよ。それにしても。。。わざわざアタシのところに。。」なんでそれほど親しくない私のところにくるのか。。。ベルモと話したり、ベルモの身辺を調べたりそれ以前にしてヴィーナスは有名人ではあるので、家、住んでるところなんてすぐわかるだろうけど。。。

ヴィーナスはあまりにも変だなぁと思いました。いったい。。この人は。ベルモの話しだと、日中は木蓮幼稚園や参拝客で木蓮寺が賑わうので逃げるようにして　

木蓮寺の人の出入り時間帯だいたい
夜明けから日没まで目安に

フラフラ外へ出かけるらしい。園児で霊感がある子に見つかるとキンキンとからかわれてウンザリするらしいのだ、まぁ、ベルモのクラスはヒヨコ組だかなんだかで小型犬や子猫や、特にめんどくさい奴らが放り込まれているようなのでそいつらの中で霊感があるやつがいたら、。。そいつらに絡まれたらめんどくさいだろうな。別に。。ヒヨコ組は頭が弱い子達でもないのに、都合よくあたおかを集めてベルモがなすりつけられているとあたおかを処理みたいにパッキンキンキン幽霊がベルモにヒヨコ組の園児の悪口を言ってくると

ベルモが電話で怒っていたうちだってシェパードやレトリバーやボーダーコリーのクレバー系の生徒さんはいるし犬種問わずみんないい子なんだと

とはいえ。。多分ヒヨコ組というのはだいたいがチワワやポメラニアンや子猫やミックスの小型犬など。。ふわふわして言っては悪いが頭の中もお花畑みたいなピンクの気持ちみたいなふわふわした奴らだろうに。ヴィーナスも美術家としてお絵かきを木蓮幼稚園に教えたり、陶芸や粘土の教師や耳掃除のボランティアに行く事もあるが。。
他の組の生徒はなかなか上品で賢くさすがある程度お金持ちの家の坊ちゃん嬢ちゃんだ、と感心するが、ベルモのヒヨコ組は。。。
クラスのリーダー格のぴいなというマルチーズとブルドッグのハーフの赤ちゃんが喋る事喋ること。。
喫茶店南風の常連さんのおしゃべりブロッコリーとおしゃべりで闘わせてやろうかと思うぐらいだし。ぴいな含めて、粘土など５、６人が自由作品をというと絶対にウンチをつくるのだ

まぁ、こっちが自由だという事なんだし、ナイフやら死体やら物騒なものを作る子がいないのでそれはホッとするけれど。本当に自由で、というとウンチをつくる子どもだから、どこの幼稚園でも一人か二人はウンチをつくるやつがいても仕方ないけど。。。

ウンチを作ってよくできたとゲラゲラ笑っているようなガキどもだしこっちがお好きなものを作れとか、自由だ、と提案してるし。別に人の悪口を言ったり意地悪をする子たちじゃないからいいんだけどね。


あの日も、つい最近ベルモからの電話ではじまり。。そんな話また幽霊にヒヨコ組の悪口を言われたというベルモの愚痴から、家にパッキンキンキンのヴィーナスがプルメリア港で発見したハリネズミの若い男の幽霊が住み着いていて、前からベルモにそういう話は聞いてたんだけど、あの人が

東京都の今はもう解散したけど暴力団の息子だったという事がわかったらしいと。

どうも、プルメリア警察署や、福の神笑〜のTV局の情報公開番組パーフェクトサーズディのスタッフに、パッキンキンキン、。吾朗太さんというらしいが、その吾朗太さんの異母兄さんから連絡があったらしいのです。
ヴィーナスも、白骨死体を発見した本人だし、　　パーフェクトサーズディの番組で謎の霊能者のエミコデラックスが、白骨死体の生前を霊視したのですが、
ヴィーナスは、番組を見てこれは。。やっぱり半グレとかそちら側の人かしらと思ってたんだけど。。。

ベルモからのその吾朗太さんの身元がわかって、ヤクザの息子だと。ヴィーナスは、電話の向こうで、ほんとにほんとにほんとにほんとに極道サン

と、のんきにほんとにほんとにご苦労さんの替え歌を歌って話しをきいていたのですが、そんなヴィーナスとは裏腹に、吾朗太さんは純ちゃんの

お父さんではないかと言い始めます。

はっ

ハリネズミの純ちゃんは、ヴィーナスもベルモも共通の友人ですが。。
もしかしてマスターとは、異母兄妹かもしれないという事で、マスターと純ちゃんが別れた事はヴィーナスも知っていますが。。。

ヴィーナスは、電話の向こうのベルモに怒り

「あの、おっとりした純ちゃんがヤのつくヤバエモンの娘なわけないでしょうにマスターのお父さんの俊さんという人は、昔の記憶がないとはいえ、かなりの紳士で品が良くて頭がいい穏やかな男性なんでしょうそんなの、純ちゃんのお父さんは、そっちに決まってるでしょうに」なんて酷い、チンピラ極道の娘なんて

そう、怒ってわめくヴィーナス

ところが、ベルモは、「だって。。アタシがみたところだけど、俊さんは男系よ。残念ながら、俊さんは男の子の種しか持ってないと思うのよ。絶対とは言い切れないけど、私の中で直感的なものが。。。つよくそう込み上げ。。」なんて言うので、

それでベルモが怒って大げんかになったのでした。
、あんな優しいいい子の純ちゃんが、ベルモもよく褒めてる癖に。。ヴィーナスは怒りに火がついて

「半グレ反社会の女を喰い物にしてきた男の娘ですって純ちゃんが聞いたらどう思うわけ

純ちゃんの母親は、先日殺人未遂事件で警察に勾留されていたんだけどそんな事さらに追い討ちをかけるし　　母親がヤバい人なら、なおさら父親ぐらいはまともでしょうよ直感的なもの、って霊感商法か洗脳かきみ悪いインチキ話ししないでちょうだい」ヴィーナスは、ベルモなんか見損なった、そういう人だと思わなかった


などなど。。。わめきちらした。。謝ってくるかと思ったベルモが、黙り込んで。全く考えを改めないのでそれを戦線布告ととらえてヴィーナスは怒ってスマホを切ったのだ。


そうだ。奴も頑固なのだアタシも気性は激しいけど。ブタは、おっとりして見えるが、信念を曲げないのだそうそう。。。あの純ちゃんの事で。。

そして、この目の前にいる幽霊の事で。。

ベルモと喧嘩したんだったヴィーナスがあれこれモヤモヤしていると。。。


吾朗太は。。。

「おまえ。。。神野純、って知ってるか」


まさにいま、考えていた。。純ちゃんの事ヴィーナスは驚き。。
えっ。。神野純、純ちゃん。。

「珍しいねー、アンタら先生が一人足りないじゃん、あ、でもさ、福ちゃんは久しぶりか。ちょっと見ないからケンカしたんかと思ったけど、あー、福ちゃんも先生も働いてるし予定があるわな。最近俺、結構頑張ってモーニングに来るようにしてんのにさ。」


アザラシの福ちゃんが、同居のシュナ坊とグリと
神楽町市小学校の近隣のカフェ南風でモーニングにいくと、近くの席の常連客のおしゃべりブロッコリーに話しかけられました。おしゃべりブロッコリーというのは、グリーンが大好きなビジョンフリーぜの三十代ぐらいのオッちゃんです。おしゃべりブロッコリーは、デザイン中心のクリエイターをやっていて地元生まれで口先から生まれたようなおしゃべりでモコモコで緑色なので小さな頃からおしゃべりブロッコリーと呼ばれていたらしく神楽町市に残っている同級生とよくこの南風でお茶したり常連客を捕まえてはおしゃべりしていました。夜型夜行性で朝が苦手らしく、いままでモーニングの時間はあまりおしゃべりブロッコリーを見る事がありませんが本人は、朝からここの珈琲の香りが起き抜けに気持ちいいし、仲のいい同級生の漁師のカワウソの杉さんが帰港ついでにいったん休憩でわざわざ南風にモーニングに来る事も結構あるので会うのが楽しみらしく。今日は時間が合わないのか杉さんの姿は見えません。だけど、相変わらずおしゃべりブロッコリーは、四方八方のお客さんや、スタッフやマスタに話しかけ、顔見知りな福ちゃん達のグループを見つけて声をかけてきましたが、クリエイターとしてキョウミシンシンの先生と冗談まじりに呼ぶヴィーナスの姿が福ちゃんのグループにいないことがどうも気になったようです。

福ちゃん達は、おしゃべりブロッコリーに挨拶すると、「昨日、仕事の接待で遅くなったみたいでギリギリまで寝ていたいみたいで。」福ちゃんも子どもだけど一応社会人なのでヴィーナスがいちいちまじめに二日酔いでダウンしてますとは答えず適当にその場はしのぎました。悪い人じゃないけどおしゃべりブロッコリーはスピーカーだし。情報屋というか、さすがに守秘義務は守り喋らないしいい人だけれど、それでも軽い噂話は大好きでヴィーナスが二日酔いなんて言ったらあっと言う間に火がついて話が広がるでしょう

福ちゃんは、南風のマスターのハリネズミのグーの異父弟の名古屋のハリー君と福ちゃんはハリー君のプルメリア島への家出事件で知り合ってハリー君の相談に乗って助けてから友達になりパソコンやLINEで時々やり取りをしているけれど。ハリー君の家出に関して一番ハリー君を助けたのは。。。

マスターのお父さんの俊さんであり。俊さんがあまりにマスターにそっくりな
ので。俊さんは過去の記憶を無くしているようだったんだけどハリー君は、最初異父兄のグーさんだと勘違いして俊さんに声をかけて。。
さすがに年齢層が違うので
あれっ、と思ったけど、薄々と俊さんがいなくなったグーの父親ではないかと感じたようでした。

だけど。。グーとハリーの母親は、ハリーの父親の未森ではなく、グーの父親の俊さんに未だに未練があるのではないかと悩み家出して俊さんに出会った事は、グーには内緒にしてと福ちゃんはハリー君から頼まれていました。俊さんは、ハリー君によくしてくれたものの。。。表面上は、名古屋から家出して来たハリー君を保護したのは福ちゃんという事になったのです。

いろいろ助けて貰って
俊さんには心底感謝してるけど、行方不明になった俊さんがハリー君の家庭に絡めば家庭は崩壊してしまうかもしれない。本来なら、保護してくれた警察に俊さんの事をきちんと話して両親ともども御礼を言わなければいけないけど。あの時は、福ちゃんは札幌から遊びに来ていた姉の双子のミルクとくるみとプルメリア島の青の洞窟に遊びに来ていて俊さんとハリー君と一緒にいたのを、福ちゃんは一瞬マスターのグーかと勘違いして俊さんに話しかけたのがきっかけで皆んなでお茶をしていたら、

俊さんが仕事の急用ができたとかで、突然みんなのお茶代だけ支払って帰ってしまい後からハリー君から、ハリー君がグーの異父弟であり、
多分あれはグーの行方不明になったお父さんだと思うと聞かされる。だけど、どうも前の旦那さんに未練があるハリー君の母親の事や、突然グーに行方不明になったお父さんの事を知られるとあまりにもショックが大きいだろうし、グーには俊さんの事は内緒にしてほしいと言われて福ちゃんはいろいろ察してマスターのグーには俊さんの事は黙っておくとハリー君と紳士協定を結んだものの。。

福ちゃんは
警察とマスターに連絡をし、無事にハリー君を南風のマスターの元へ送り届けたんだけどハリー君が.迎えに来た警察と一緒に名古屋へUFOで送り届けられて行った時に。。。


ハリー君は、まるでガラスの靴を落としたシンデレラのように俊さんから貰った名刺を南風に落としてしまい。。。その名刺が運悪く。。なのか、マスターが拾って見つかってしまい、マスターのグーにハリー君を保護した福ちゃんにどうして知らない人の名刺をハリーが持っているのか、何か知らないのか、ハリーはこの人に誘拐されたのかどうしてハリーはこの名刺の件を自分に話していないのか。。。

なんて。。。福ちゃんはマスターに問い詰められて

どのみち。。
名刺の名前や会社なんか今時パソコンですぐ調べられてしまうし。調べられたらもう俊さんがわかってしまうし。。俊さんに誘拐だの疑いをかけられてはよくないので、実は。。。と、ハリー君の胸のうちを。。しぶしぶあの時は言いにくそうに話したのでした。


あの時は、マスターのグーさんは、黙ってしまってとにかく、ハリーを助けてくれてありがとうとお礼を言われたけど。あれから少し、悪い事をしたわけじゃないのにマスターになんとなく会いづらくヴィーナスやグリやシュナ坊はよく南風に行っていたみたいだけど、福ちゃんはみんなに誘われてもなんだかんだと理由をつけて南風へ行くのには避けていました。

だから、南風常連さんのおしゃべりブロッコリーには、福ちゃんは久しぶりか、みたいな事を言われてしまったのだ。

だけど。。。やっぱり気になって、南風に来てみた。名古屋のハリー君は、知り合ってから彼の将来の相談に乗りつつLINEやパソコンでやり取りする事があるけど

マスターの
グーさんに俊さんの事を知られてしまったなんて福ちゃんはハリー君には未だに言えないだけどハリー君からのLINEは特にグーさんのことは何も言ってこないので、グーさんはハリー君の気持ちを尊重して黙っているのだろう。

福ちゃんは、家出していたハリー君を助けたとしてプルメリア警察署から感謝状を貰ったり、ハリー君の両親祖父母から非常に心底感謝されて新聞やネットのニュースにも載り、自分の会社マーメイドティアーズのいい広告や評判にもなったんだけど

でも。。なんだか後ろめたい確かに福ちゃんは、家出した心身迷える悲しみにくれたハリー君の相談に乗り、励ましてハリー君を説得して異父兄のマスターの元に送り届けたんだけど。

もともと。。。俊さんがハリー君を助けてよくしたのはどちらかと言うと俊さんじゃん。かと言って、警察やマスコミに俊さんの話は出す事ができないし。誤解されて俊さんが誘拐犯ではないかと勘違いされたり。。なによりハリー君のお母さんと俊さんを会わせるわけにはいかないんだ。

俊さんも、自分もハリー君を助けたんだけどとマスコミに福ちゃんがハリー君を助けたと表彰されたの報道に関しては警察にもマーメイドティアーズにも言ってこない。いろいろハリー君によくしたけど、俊さんって自分では人助けをしたなんて考えてもないのか、誘拐犯とか勘違いされても嫌なのか。。。まぁ、多分なんとなくだけども俊さんって人は、困った人を助けるのが当たり前であって

特に感謝されなくても人を助けるなんて普通の事なんだろうな。慈悲深い優しさというか、なんとなくあの俊さんには、いいようもない菩薩のオーラがある。。。

前の結婚や、マスターやマスターのお兄さんという子ども達のこと、
過去の記憶を無くしているようだけど


あまり、こんな場では深くマスターを追求できないが、チラッとマスターは、あの事ならもう、忘れたからと。確かに。。。

俊さんには新しい生活もあるし、そもそもマスターは確かお母さんの再婚を機に就労児童として兄のグーさんとも独立したみたいだし。新しい家庭に迷惑をかけるのは嫌だからと、ピースとグーは就労児童となり、既に子どもの頃に母親の舞から独立したらしい。親は親自分は自分だとキッパリ割り切ってる。。。まぁ、確かに親の再婚なんて言われたら。。福ちゃんも子どもだけどもう働いてるし多分、マスターみたいに完全に独立して両親どちらにもついていかないだろうけど。

それでも。。。マスターは、淡々としてるけど。。実の父親って気にならないんだろうか。福ちゃんは余計なことは口を挟めないけど。だけど。。。


そのころ、海辺の白い家の福ちゃんの同居人のヴィーナスは、二日酔いで頭を抱えていたものの、ヴィーナスの経営している裏の駐車場の事でお客さんの隣の居酒屋くじらのオヤジがお客さん用に契約している駐車場に勝手に車を停める奴がいると家に相談しにきたので大家としてはほっておくわけにはいかずいろいろと話をしているうちに、反対隣のきしめんやのきし蔵のお客さんだとわかり。きし蔵が閉まってからくじらのお客もきし蔵の契約している駐車場に停める人がいるので、そこはもうお互いさまで、お互いに店が開いてる時はその店に停めて後はお互い様なんだから助け合いにしとけと、適当にアドバイスしました。ヴィーナスは、もともと好きなアドバイスや他人の話に口を挟むお節介ができたので頭がだんだんとスッキリしてきました。揉め事、他人の話に口を挟む、お節介をやく。。それはなんと言ってもヴィーナスは大好物で。くじらのオッチャンが帰っていき二日酔いも、ヴィーナスはもともと飲み屋育ちで周りは飲んべえだし、きょうだいのミリオンは小さいのに酒を飲んでも平然としてるらしくて。きっと、そこそこは強い体質なんだろう。。。急性アルコール中毒にはならなかったようだし、さ、


ヴィーナスは、時計を見ると今ならまだみんな南風でモーニングしてるかもしれないし、みんなが学校へ行ってしまったとしても、朝からコーヒーだけでも。。。と、気を取り直して小学校へ出かけようと腰を上げた時。。。


おいっ

はなんか、若い男の声がするあれ、くじらのオカシラはさっき帰ったしダミ声だし若くない。。。それに、大家に向かって酔っ払ってもないのにくじらはヴィーナスにおいっ、なんて失礼な呼び方もしないし。。

福ちゃんやシュナ坊やグリが戻ってきたわけでもない、子どもの声じゃない、男の子の声じゃなくて、若い男の声。。だ

TVでもない、寝室にTVなんかないし。。。。リビングのTVを誰かつけっぱなしにしたのか。。。気のせいか。。空耳。。。ヴィーナスは、まだまだ二日酔いでちょっとおかしいのだろうと思い、さぁ、寝覚めに南風でコーヒーを、と。。　
出かけようとして、また。

おいっ、おまえ、おまえあのデブのきょうだいだろう

はっカタン。。。さらにまた同じ声が聞こえた。。。窓辺でカタンと音もするだ、誰か。。誰かこの部屋にいる

ど、泥棒

ま、まてよ。。。この部屋に、というかこの家はセキュリティ万全だし、不法侵入があればすぐ警報器が鳴るし警備会社に連絡がいくはず。。

だから、勝手に家に住んでいる人以外は透明人間か、お化けでもなければこの家は勝手に侵入できるはずがないのである。あ、あのデブのきょうだいだろ。。だとあっ。。。デブの、って。デブのきょうだいは、ベルモのきょうだいって意味。。た、確かにアタシはベルモと三つ子のきょうだいだけど。。。えっ。。だ、だっ、だれ

「だ、誰かいるの」床の間に飾ってある日本刀を取りにいこうにも。。。それを振り回して不審者がいるならちょっと闘ってみたいが、そうしようにも小さなヴィーナスには、あんなデカい日本刀振りまわせない。。。

だ、誰。。。


そのとき。。。ヴィーナスの目の前に、ボーっとモヤのような煙。。というか、カラフルな契約が立ち上がったかと思うと。。。しだいにそれは。。。。


あっ。。。

それは。。。それはあの。。。ヴィーナスがパーフェクトサーズディの番組で発見した白骨死体の生前のモンタージュという。。パッキンキンでドクロの入れ墨がある吾朗太とかいう。。。

今はベルモんちの木蓮寺の境内に住み着いているとベルモが言ってた。。。チンピラハリネズミの幽霊ではないか。。。

幽霊なんて。。いるわけないヴィーナスはベルモに言って馬鹿にしてたんだけど。。。でも。。。煙のように目の前に現れて、透明人間かのようにこの家に簡単に侵入し。。。。。


そ、それって。。ま、まさに幽霊じゃんアワアワ霊感なんかないはずのヴィーナスがアワアワしていると。。。


パッキンキンのハリネズミの幽霊が言いました。

あれから三年。アザラシの
福ちゃんの
末っ子の妹ティアラも３歳になりたまに子役CMをしながら南極ですくすくと育っている。
アザラシの福ちゃんもだけど、だいたい福ちゃんのきょうだいは１ヶ月ぐらいでお喋りしましたが、
運良く、ティアラはそれよりもっと早めにお喋りできるようになり、おめでたいことに、命名前公然でお喋りできるようになりまして。どうにか、ティアラという名前に。

のちのちに、ティアラに末っ子だからスエコみたいな名付けをしようとした母親のアヤコはティアラにコッテリ叱られた父親のリムジンはそれを笑いが こらえるのに必死で。自分の両親と帰郷して同居してもらうという大きな借りがアヤコにできてアヤコからの条件で幾ら子どもが産めても還暦で出産を引退して末っ子の名前は私が決めるという約束を守らなければなりませんでした。同居しているリムジンの両親も９０歳半ばでまさか日本へ出て行った末っ子のリムジン夫婦が同居してくれるなんて考えてもなく。貯蓄と上の方の子どもからの支援と年金暮らしだったので。末っ子のリムジンにはちょっと頼ってはいけない親心というのはどうしても感謝には変わらないけれど上の方の子どもがしてくれるのはお姉ちゃんお兄ちゃんだから当たり前で、末っ子に頼るのは可哀想に思ってしまうのだなおさらお嫁さんには申し訳なく思いましてや出産したお嫁さんに対してそんな名前はいまどき可哀想だなんて言えない事であって。。

でも、孫のティアラが早めにお喋りしてアヤコの命名を叱り祖父母の無尽蔵、冨貴も父親のリムジンも笑いをこらえるしかなかった。あれから三年以上経って、１００歳近い祖父母もまだ生きている南極の両親、妹や弟祖父母とzoomで時々話して。
あれやこれやと、いろいろ
なんとなく思い出した福ちゃん。両親が南極に帰郷してからは、一緒に暮らしていた育ての双子の姉たちも高校を出て札幌で暮らしてる。

そして、あれからいま、現在。
神楽町市小学校へ登校する前に同居しているシュナ坊やグリとともにグリのUFOで学校の近所のカフェ南風でモーニングをするのだ。福ちゃんは子どもだけど就労児童だから一人で飲食店へ入ってもいいし。福ちゃんみたいな就労児童が一人でもいれば子ども同士でも飲食店で飲食して買い食いにはならず学校で叱られる事もない。今日は、同居の美術家のヴィーナスが昨晩の接待でオレンジジュースと間違えてウォッカの効いたスクリュードライバーを飲んで二日酔いで朝っぱらからフラフラしてた。。

だからスマンが先に学校行っててと、シーツにくるまり頭をかかえるヴィーナスだけお大事に、と置いてきてしまったのだが

神楽町市の南。麗しが浜。海辺の白い家に一緒にくらしていた
双子の育ての姉のくるみとミルクが札幌へ就職で家を旅立ち。両親や自分より下の子どもは南極だし、兄や姉はみんな遠方へ進学、結婚や独立してるし、
福ちゃんは
産まれながらにして大家族のざわめきに包まれて物心ついて集団生活。それが当たり前として生きてきた、チラッと
一人暮らしってどうなんだろうなー、と憧れていたけれど

それが、独立進学、就職。帰郷。諸々の事情で家族が薄皮を剥ぐ様に住まいに減っていった。まさか、両親が故郷である南極にいったん帰郷するなんて青天の霹靂だったし

寂しくないと言ったら嘘になるけれど。育った地域に残ったのは就労児童になったのは、魂のミッションに従う業種に少しでも早く就きたいし。なにより日本も神楽町市も大好きだしいつかは自分も独立するのが早くなっただけだと。やがて、就職する双子の姉が札幌へ旅立ちとうとうひとりぼっちになった福ちゃんは、そう言い聞かせて。。

でも、学校や仕事へ行けば、友達や従業員達がいる人に揉まれた大家族育ちの福ちゃんはひとりぼっちや孤独に弱いけれどでも、そのうち。。。雇われ社長をやっている会社マーメイドティアーズの真珠養殖場の一部にのちの同居人となる金星人のヴィーナスが寝ぼけて落ちてきたのだ海辺の白い家の近くにも真珠養殖場があって家から近いので福ちゃんもよく様子を見に行くのと家のパソコンに防犯カメラが繋がっていたのだけど、ある日の深夜家の警報システムの麗しが浜真珠養殖場の部分が突然鳴り響き慌ててパソコンをつけると不審者侵入疑惑とカメラ映像が流れたのだけど。。。泥棒
というか。。。映像では、なにかが急激に上空から猛スピードで落ちたようでもしかして隕石すぐにオーナーの笑〜からスマホに電話が掛かってきた笑〜の部屋のパソコンにもすぐに自社関係の警備通報が入ったんだろう

家の近くなので、先に福ちゃんが慌てて走って養殖場に着くと小さなタコのような生物が養殖場で気絶していました。あー、もしかして。。空から、妙な生き物って。。？
宇宙人なのか夜空から流れ星のように落ちてきて
真夜中でもこちらへ向かっている笑〜に映像を見る限り泥棒というより隕石じゃないけど多分宇宙人が降ってきたように思うんだけど、気絶してるからまずはこの子にケガはないか、家に運ぶからとスマホで連絡してあの日の夜福ちゃんは、ヴィーナスを落ちてきた養殖場の近くの自宅に連れて帰ったのだ。

それから。。。福ちゃんは金星人のヴィーナスと一緒に暮らす事になる。あの日の夜後から福ちゃんの家に駆けつけてきた笑〜と一緒に目を覚ましたヴィーナスと一緒に話しをするとヴィーナスは、変わった夢を見て寝ぼけていてベッドから突然落ちたと思ったらいま気づいたら知らないところに寝かされていた自分は金星人で歳は4歳だと言うここは、地球の日本で神楽町市という福の神がつくった都市で麗しが浜の海辺の真珠養殖場に突然貴方が落ちてきたんだと福ちゃんがヴィーナスに説明すると、ヴィーナスはびっくりしていた。なんでも幼なじみのグリという隣の家の一つ歳上の金星人が両親が地球好きで地球は美しい青い星だといつも誉めている
地球にたくさんの国があって、グリの両親は
その中でも日本を気に入っている親日家なので親に連れられて地球も日本も何度か話にきいているし、今度グリと一緒に日本に旅行しようとしていたらしい。実はグリは、手先が器用でエンタテインメントグッズを作るのが好きで最近夢見るチョコレートというのをつくり、なんでもそれは、食べるとその時々に必ず素敵な楽しい夢を見て中には大当たり的な噂では楽しい夢を見てそれが正夢みたいになる傾向があるとでも、まだまだ試作だからね。。自信ないけどなんて、
そんな風にグリが言うので、イタズラ面白半分そのグリの持ってきたチョコレートをグリの目を盗み一つ一つ盗んで食べてしまった

その夜、、、というか昨晩眠りにつくとヴィーナスは夢を見る。。。
まぶしいと、目の前がびっくりするほどまぶしく光り輝く。。と、思ったら。、、
金色の神々しいふわふわの雲に包まれて、、あまりにも気持ちいいとうっとりしていたら。。その雲が、スポットライトになり。。ヴィーナスは、金色の神々しいスポットライトに照らされていました。ここは。。どこ

目の前には、見たことのないような美しいブルーのカーテンがあり、ブルーのカーテンの向こうからは割れんばかりの万雷の拍手とともに、

キャーキャーと、大歓声があがるなんだこれ。。どうしたんだろう

ヴィーナス先生〜、キャー、天才〜地球へようこそー、日本へようこそ〜

えっなんと言うしびれるような快感。。。どうも、ヴィーナスは地球、日本でなにかの大成功をして有名になって尊敬されて大人気になっているらしい。。。

あちらのブルーのカーテンは、青い地球の象徴、歓迎の象徴なのか。。。
グリの話しをきいて
ワクワクして早く日本に行きたいといつも言っていた。そんな地球。。日本へ。。夢の中でヴィーナスがブルーの美しいカーテンをくぐろうとすると。。


急に真っ暗になり。。ブラックホールに吸い込まれるように気を失って目が覚めて気づいたらここに寝かされていた、とあれは。。夢見るチョコレートが魅せた一睡の夢、、、

しかしながら、現実に目覚めて
自分が落ちてきた様子のパソコンの映像を見ながらヴィーナスは、「どうしようこれ、アタシが落ちて絶対被害出てるわ幾ら弁償したらいいのかしら」と、言いながらなにげなく寝かされているベッドのシンプルな目覚まし時計をつかむと

なんと、シンプルだった目覚まし時計があっという間に、複雑だけど繊細で美しい時計に早変わりしてしまう。。
す、スゲ〜。。。絶句。言葉にならないほど
福ちゃんも笑〜もびっくりすると、ヴィーナスはハッとして、「あっ、ごめんなさい、アタシったらついつい、こんな時計があったらいいなーってイマジネーションを働かせたら。。つい、大丈夫、これは少しすれば魔法が溶けたように元に戻るからね、」

福ちゃんが、「な、なに、今の。ま、魔法なの。。君ってば。。。宇宙人じゃなくて、魔法使い」しかしながら、ヴィーナスは「いや、金星人だし。こんなのただの遊びだよ。イリュージョン。。なぜか、アタシにはこういう事できるのよ。。アタシ祖父母の飲み屋で育ったからお客さんに宴会芸みたいに見せると喜ぶのよね。」さも、あたりまえかのように飲み屋の余興か学芸会の手品ような感じにヴィーナスが話す。
すかさず目をキラリと光らせた
福の神笑〜が、ヴィーナスに、「貴方は天才的な美的センスと美術の能力があるわ。。うちで働くか、貴方独立してすぐ仕事しなさい。弁償なんかあっという間よ。」

と、言うわけで金星人のヴィーナスがやってきて。福ちゃんの家で暮らす事になり。福ちゃんの一人暮らしもつかの間だった。


福ちゃんは思う、多分自分は周りに誰かいての運命というか、一人きりになかなかならない運命なんだろう。誰しも何かしらアレ、っというような運命的な定められた傾向があると思う。というか、本人にフィットしたような状況になる、というか。
福ちゃんが雇われ社長になり会社から家をプレゼントされたけど

はじめて新しい家に
当時は、自分といつか独立する双子の姉が住むだけなのになぜか

海辺の白い大きな家だった

だけど、家を用意したオーナーの笑〜は福ちゃんが決して孤独にならず、姉達が独立した後も誰かが福ちゃんと一緒に暮らす。福ちゃんはそんな運命だという事をオーナーはちゃんと知った上での事なのだ。ヴィーナスが家に来た事で、芋づる式に賑やかになって今やヴィーナスのクラスメイトのシュナ坊も、ヴィーナスの幼なじみの金星人のグリも一緒に暮らしている

結局は。。。

アザラシの福ちゃんの末っ子の妹は、雇われ社長福ちゃんのラグジュアリージュエリーマーメイドティアーズのCM撮影で、オーナーの笑〜の根回しで、ティアラのCMなので赤ちゃんをティアラちゃんとスタッフに呼ぶようにしCMの中でも共演女優の茶目コが赤ちゃんにティアラちゃんと呼びかけてマーメイドティアーズメインジュエリーパールのティアラを渡しました。笑〜は事前に母親の心に仲のいいアヤコさんの娘の霊能者の苺さんに赤ちゃんの名付けについて考え直すようにスピリチュアル的な事を言って説得してほしいと頼みましたが、

心も確かにアヤコが赤ちゃんに末っ子だからスエコと名付けるなんてと赤ちゃんが可哀想になり懇意の京都のカリスマ霊能者苺に緊急連絡しました。苺も母親の名付けにびっくりして「あー、スエコって名前は確かに悪くないしむしろ運勢は強いけど。。でもダメだ、これは。当たり前だけど妹本人が怒って嫌がるわ。名前には世代もあるしね。ママのアヤコって名前より地味でお婆ちゃんじゃない。運勢は悪くないのは伏せて嘘も方便ここは良くない名前だって。。ママに連絡するわ。」アヤコはスピリチュアル的な事はあまり関心はなかったものの、よくある日本人的に特定な宗教に入りたくないしこうるさい儀式やら献金反対なものの、お正月に初詣に行き氏神様にお参りする程度であるものの、福の神を尊敬して
いままでの経緯から少しは苺の霊能力を信じるようになってはいました。だから、苺が慌てて母親のアヤコに名付けについて連絡したのですが、母親のアヤコは怒ってしまい電話を切りました
苺は
資産家や有名人の顧客からは、赤ちゃんの名付けについて相談される事がありますが、あまりキラキラしたのも親の頭がわいていると思われるのも名付けないし反対に傾いたというか今どき終わったようなシワシワネームもどちらも運勢が良くて本人にピッタリでも可哀想なので提案しない事にしています。苺自体は、１５番目に産まれた子どもであり、一月五日産まれなのでリムジンが簡単にあまり考えずに理屈もなくストレートに決められたもので。かと言って。。。苺自体は苺という名前も、もともと果物の苺もスイーツのストロベリーも大好きなのでそれが巡り合わせた運命だったんだと気にってはいました。

名前というのは、本人が決められるものではなく。よほどおかしな名前でないと気に入らなく文句を言うと親につけてもらってと非難されるものですが。。。しかし、苺の説得も意味はなくアヤコは怒って電話を切ります

そんなこんなと色々あったものの、福ちゃんの妹の赤ちゃんと大女優の茶目コが女の子用の女の子に産まれて良かったねというマイティアラの共演CMで、CM撮影前にTVと雑誌のインタビュー取材があって
写真を撮るためにエクスクルーシブ南極のスイートルームのひとつで、
大好きな誕生石のアクアマリンのティアラをかぶって、
福ちゃんの赤ちゃんを抱っこして
「よろしくね、ティアラちゃん、」と、カメラにニッコリしました。ひゃーかわいい。茶目コは全世界に大人気の美少女女優だけど、あの赤ちゃんも将来前途洋々。。はじけるようにかわいい。インタビューを受ける茶目コの周りは茶目コの所属会社ピーチバリエーションズのオーナーの美と魅力の福の神笑〜の象徴花である芍薬に溢れつつまれていました。福の神の女の子福の女神が産まれると産まれた瞬間、福の神の街の神楽町市には象徴花がふりそそぎます。芍薬の花とそして、その中に、福ちゃんの妹の赤ちゃんのパールのティアラも置かれていました。赤ちゃんなのでティアラをかぶせられないのですが、そのかわりに芍薬の花にティアラをかぶせて報道陣は茶目コ達だけではなく、ティアラも写真に撮ります大女優のインタビューやCM撮影にたくさんの報道陣やマスコミ関係者が押し寄せました。

ラグジュアリージュエリーのCM撮影のPRのせいか、周りにはその他のティアラや宝石がまるで星空のようにキラキラしていました。
報道陣からは、まるで宝石箱の中に迷い込んだかのような吸い込まれるかのような宝石やティアラに
思わずため息がもれました。美しいティアラに特に女性の報道陣は目がキラキラです。

インタビュアーの一人は、「茶目コさんは、誕生石だからアクアマリンのティアラなんでしょうか。きいたところによりますと、そちらのアザラシの赤ちゃんは９月で産まれたばかりだそうですが、９月といえばサファイアが誕生石だと思いますが。。。この芍薬に包まれたパールのは、赤ちゃんのためのティアラなんですよね。」と、きくと、茶目コは、「ええ、私は３月1日産まれで、３月の誕生石は大好きなアクアマリンです。限りなく透明に近いブルー、みたいなイメージでアクアマリンは吸い込まれそうな海があるみたいな感じで私は宝石の中では一番大好きです。でも、女の子の赤ちゃんが産まれたお母さんの中では、赤ちゃんの誕生石があまり好きな誕生石ではない場合があるとは思います。だから、誕生石にこだわらずに、大好きな種類の宝石でお姫様の誕生をお祝いしますと、赤ちゃんのティアラは、マーメイドティアーズのメインジュエリーのパールにしました。それと、ジュエリーとは言いましてもこちらはジルコニアです。だいたい3万円前後です、もちろん本物もありますが、また値段が違いますがレギュラーは3万円前後のジルコニアのティアラです。一般家庭でも女の子が生まれた記念にという事で、プリンセス誕生として購入するというお値段だと思いますし、ジルコニアでしたら女の子がある程度の年齢になればお姫様ごっこをしてもいいでしょうね。ジルコニアレギュラーのティアラもありますが、ご相談で特注品もありますし。ご両親からティアラを産まれた時に贈られるというのは幸せを形に。。。という事だと思います。一生に一度の貴重な記念だと思います。」インタビュアーも納得して、「女の子というのは、頭に見えないお姫様の冠をかぶっている、というものですね。」というと、男性の報道陣が、「そうだねー、今の世の中はさ、ジェンダー差別がなんとやらとあるけど、女性として生まれながらにして女性にしかできない役割があるからね、品位や親に大切にされてきたというか、見えないけどプリンセスの冠を被った女性の方が大事にしてあげたいし、やたらギャンギャン差別だなんだと噛みつきまくる女性より、女性としても人間としても幸せな女性をみて、男性も活力になるんじゃないかなー。」茶目コは、

「もともと企画提案は、マーメイドティアーズの社長さん、私の同級生であり、この子この赤ちゃんのお兄さんでもある夕福氏、男の子がプリンセスのティアラを提案しました。最近では、女の子が有利な世の中と言われている中で、それにも関わらず惜しみなく男の子が、積極的に女性の楽しみや幸せを考えたり提案したり広めるのも素敵な事です。感謝してます。」茶目コがニッコリすると、「なんだかんだ言って、男性は楽しんでたり、幸せな女性が好きなんだ。まぁ、可愛い女性が多い方が圧倒的に男性はまじめに働くし、真面目に結婚したいと考えるし、社会も発展し潤っていくんだよ。これから国が発展するかは、女性がキラキラしてるかどうかによりけりだねー、」というと、
女性のインタビュアーが、

「あらあら、それで、茶目コさんの方はともかくその赤ちゃん、マーメイドティアーズの社長さんの。。。妹さん、って事は、もしかして、産みの女神。。出産と子育ての女神と言われてる。。。アヤコさんの娘さんですねマーメイドティアーズは、結婚が決まったお嬢さん方が、社長さんのお母さんのアヤコさんの様に家庭円満で子孫繁栄する様に縁起よしで結婚指輪や婚約指輪を旦那さんに購入してもらう方々もたくさんいらっしゃるとききますね。」というと、茶目コはニッコリして

「ええ、この会場の笑〜会長のお隣が社長の福氏、そしてそのお隣がご両親です。赤ちゃんのお母さんのアヤコさんです。」

そう言われるとアヤコは思わず立ち上がって「娘が大女優の茶目コさんとCM出演に決まって光栄です。言葉になりません、ありがとうございます」とぺこりとしました。笑〜は、インタビュアーに、名前はまだ産まれてまもないので決まっていないからきかないように、と強く根回ししました。ここで、娘はスエコですなんて言われたら。。。アヤコが挨拶をするとスタッフや報道陣から万雷の拍手が沸き起こります。

インタビューの後、茶目コのファンサービスとして報道陣の前でCMのリハーサルを行います。赤ちゃんの両親のアヤコとリムジンも見学していてソワソワしていますが、末っ子の赤ちゃんは、人馴れした生活をしているし、たくさんの人にかまってもらいいい香りがする可愛いお姉さん方々や、

たくさんのキラキラした宝石にかこまれてキャッキャッと、ずっと機嫌がいいようでした。

女の子に産まれてよかった
永遠のかけがえのない
幸せを形にして。。。
超高級ホテル
エクスクルーシブ南極のスイートルームでCM撮影が行われてホワイトのドレスの茶目コが無数の宝石がキラキラ目のくらむような宝石箱の中のようなセットでたくさんの宝石の中からアレコレ迷わずに、まるで運命に導かれるかのようにごく自然にスーッとアクアマリンのティアラを取り出して

「見つけた私の」とニッコリして
かぶる。これが、唯一の宝石の輝きの中のわたしだけの輝きというブレない私の意味を込めて。すると、茶目コが、もう一つ、今度はたくさんの中からパールのティアラをまた迷わずスーッと取り出すと、

あれ、さっき私の見つけたって言ったじゃんと、思わせながらも、

そこにアクアマリンカラーのドレスを着た福ちゃんの妹、赤ちゃんが現れるのだ。「生まれてきてありがとうこれ、ティアラちゃんの。ずっと幸せだね、」と、パールのティアラを持ちながら赤ちゃんを抱っこする茶目コ。。。。。あっ、

しまった茶目コは、アドリブで思わず共演の赤ちゃんをティアラちゃんと呼んでしまいました。台本にはありませんただ、名前が決まっていない共演の赤ちゃんをスエコだなんて名付けずに、ティアラと印象づけようとして笑〜が撮影現場でスタッフもみんな赤ちゃんをティアラちゃんと呼んでいたので。。思わず。。。呼んじゃったー茶目コはそんな特別学校の成績が優秀というわけではないものの。。演技やセリフの物覚えは天才的でNGを出す事なんて滅多にないんですが。。。

ところが、オーナーの笑〜はあまりに茶目コが自然だったものでNGというより、アドリブかと、思った瞬間です、

茶目コが抱っこしていた赤ちゃんが、

「ありがとう。皆タンありがとう嬉チーな、アタチ、ティアラです、よろしく」とおすましして自己紹介しはじめます。

「おー、そっか、ティアラちゃんって言うんだ可愛い、ちょうどいいCM出演にもピッタリだ」万雷の拍手と報道陣から歓声が上がりますさらに盛り上がってキャーキャー歓声があがると
やったー本人がお喋りできるようになって、自分をティアラちゃんって認めたわとさらに押し上げるようにオーナーの福の神
笑〜が、「皆さん、ウチの新人女優ティアラちゃんのお披露目です。」

キャーさらにまた割れんばかりの万雷の拍手と歓声があがります。この世界では、赤ちゃんが早い子で１か月ぐらいからお喋りをはじめ、福の神の笑〜は産まれてすぐにお喋りし、茶目コは産まれてから一週間も経たないうちにお喋りしはじめて病院で赤ちゃんの笑〜に赤ちゃんの時に女優にスカウトされましたが、ティアラちゃんは、いまお喋りできるようになったようです。命名前にお喋りできる子は、自分で名前を決める事ができ、親が名前を決める場合でも子どもが気に入らない名前なら拒否する事ができて

親がゴリ押しをして子どもが嫌がる名前をつけると虐待で逮捕されます。


ティアラの
父親のリムジンが、あー、よかったこれで、スエコだのマツコだの婆さんみたいな名前問題から可愛い可愛い末っ子姫は守られて。。

アヤコは、「ティアラ。。ね。。」あっけに取られるかのように、ボーゼンとしていました。「ティアラ、か。良かったでも、女優」ティアラちゃんの兄の福ちゃんはビックリ
とりあえず、正式に名前が決まる前で。。。
良かった。。。

「ソウねー、羨ましいわ。お母ちゃんは。生まれながらにして、銀の匙を加えて生まれてきたよりもう、生まれながらにして両親からティアラをかぶせられてきてるもん？あ、勿論私達もお父ちゃんやお母ちゃんには感謝してるけどねー」娘のミルクがアヤコに言います。「えっ」アヤコは相変わらずぽかーんとしていますが。続けてクルミが「だって、お母ちゃんって末っ子は愛される為に産まれてきたんだ、って言うでしょ。周りを振り回すわけじゃないんだけど、生まれながらにして愛されて自信まんまんというか。。。私達は両親に命令されるわけじゃないし、大事にしてもらって感謝してるけど、お母ちゃん見てると愛され癖というか甘え上手いかにも自信まんまんだし。別に悪い意味で言ってるわけじゃないからね。。。」

「えっ」アヤコはキョトンとした顔だけど。
ローマは１日にしてならず内側から溢れる自分らしさや
自信というのは一朝一夕にしてならず。お金があるなしに関わらず親から知らずして王冠やプリンセスの冠をかぶせられて産まれてきた子どもがいる。アヤコは、わがままな両親ですら虐げられるどころか愛されて産まれて育ってきた。可愛い可愛いウチの姫様として。幾らわがままな両親ですら、アヤコを無条件に可愛いという気持ちが自然に湧いてきたらしい。親に支配されず、子どもの時は子どもらしくうまく甘えて成長し大人になり切る前に親からベッタリされる前にサッと結婚して遠く離れてズルズルベッタリになる事なく、子どもらしい子ども時代の美味しい思いを存分に頂戴して美味しい養分を存分に吸収して自立してしまった。

福ちゃんも、「親とうまくいかなくて一生悩んでそのせいで人間関係も恋愛もうまくいかなくて他人に接するのが怖いとか、結婚が怖いとか他人の顔色を伺ったり、親にいい子でいなさいと躾けられたり、大人になってもカウンセリングに通わなければならないって人も結構いるもんみたいだからね。僕、職業柄お客様の年配の女性とも接待でお食事やご自宅に招かれたりするんだけどすっごく恵まれてる様に見えるお金持ちの奥様でも、色々あった人結構いるんだよね。。お母さんが姑さんに嫌がらせさせられて娘さんがその愚痴ばっかりきかされて育ったり、世間体で親に結婚を反対されて好きな人と結婚できなかったり。。。幸せな人もいるんだけど、こんな幸せそうな人が。。。って人もいて。」

福ちゃんが、安産子だくさんのカリスマと言われるアヤコの息子であると知り縁起がいいからとジュエリーを買ってくれる女性も増えてきた。アヤコは若いうちに恋愛結婚してたくさんの健康な子どもを安産で産んでいる。故郷の南極から、リムジンと一緒に遠く離れた日本へ。。。

幼なじみで２つ学年が上だった近所のリムジン。リムジンは夕家の末っ子双子の弟で末っ子の末っ子でした。一卵性双生児の兄の瀬旦は、リムジンそっくりでしたが小さなころ最初は瀬旦がアヤコの事を好きなんじゃないかと風の噂にききました。リムジンと瀬旦は仲良しで。近所のアヤコも歳が近いのでみんなでよく遊んでいましたが、実際、瀬旦は小さなころアヤコを好きだったらしいのです。リムジンにはなんとなくアヤちゃんいいなとは言っていましたが、リムジンはいつもムッとして「アヤちゃんねー確かに可愛いかもしれないけどさ。甘やかされすぎてるし。いい嫁さんにはならないんじゃない。恋愛や結婚は外見だけでするもんじゃないし、ウチも武藤の家も子どもいっぱい産まれるだろうからさ。俺たちも子どもいっぱいできるだろうし。いいオカンになるタイプの女の子が大事なんじゃない。」
無意識なうちにやんわりとアヤコを否定して瀬旦から遠ざけようとするリムジンは、自分では気づかないもののアヤコを昔から好きなようでした。武藤というのはアヤコの旧姓でアヤコの実家の名字です。リムジンの夕家もアヤコの武藤家もどちらも子だくさんで子どもができやすい家系でした。アヤコなんてオテンバだしいい嫁さんになるタイプじゃない。気は強いしわがままだしと、瀬旦がアヤコを褒めるたびリムジンはアヤコを否定しました。だけど、瀬旦もリムジンも一卵性双生児のせいか、女性の好みは似たようなものです。自分らが甘えん坊の癖に女性はちょっとぐらいわがままな方がタイプなので。。リムジンと双子の瀬旦は最初はアヤコをいいなーと言っていたものの、あまりに必死になってリムジンが否定するのでリムジンがどうしてもアヤコを好きだというのが見え見えで。なんとなくいいなー、というだけの瀬旦は、だんだんリムジンとアヤコを応援するようになってきてしまいました。アヤコの方もリムジンに気があるようで。。。

幾らいいなと思っても、自分に興味がない女の子を追いかけてもしかたありません。

なんとなく、なんだか空気が。ゆくゆく結婚する二人というのは目に見えない空気感があって第三者が入る隙間がないのだろう。一卵性双生児なんだから、兄の瀬旦でもいいじゃないか、というワケにはいかない。アヤコもリムジンも、考える前に本能で動き、動いてから考えるところがある。若いうちに結婚して早く子どもをたくさん作って若いうちからいろいろ経験する為に親元を離れて海外へ行く事はいい事だと、子どもが出来たので迷わず駆け落ちと言って日本へ来てしまった。二人とも、動けば後は野となれ山となれというか、既成事実をつくれば周りが引くしかないという事を身を持って育てられた末っ子育ちだからだ。
甘えん坊な
リムジンは、歳上のしっかりした女性がいいなんて親や兄や姉からは言われていたものの、現実的にそうとは言えない。甘やかされる一方では夫婦はうまくいかないし飴と鞭が無ければ人生は退屈だし、甘やかされる一方では人は成長せず。だいたいリムジンは受け身の女性が嫌いだし幾ら優しくてもなんでも許す女性ではイライラするだけでなんかしてあげたいとか、大事にしたいとかの全く魅力を感じないのだリムジンもアヤコも特にお金持ちの家庭の子どもではないけどリムジンは１３歳ぐらい長子達と離れていてアヤコは親子以上に長子と離れていて子どもの時は姉や兄の収入が入ってきたり姉や兄が結婚していて生活に困らなかったし、多産系の家系なので二人とも外で評判のいい姉や兄を通して縁談予約や見合いの話しも小さなころからアレコレ入ってきたんだけど。リムジンの怠け者でヒモ体質の同級生の男の子が、ひゃ逆玉じゃん。誰か候補が可愛いなら将来見合いすればいいのにと言っても、リムジンは、お金持ってても好きでもない女なんか絶対結婚したくない。俺、金は自分で稼ぎたいんだもん。絶対自分で稼ぐ。俺んちが子どもいっぱいの子だくさん家系だからって親も親戚付き合いほとんどしなくてラクだし、それ狙って金に物を言わせる様な家の女なんか下品で嫌だよー種付け屋じゃないんだからさという。リムジンの父親無尽蔵も含めて、わがままだけど男が稼がないと気持ち悪いヒモは絶対嫌な性格だった。
アヤコも若い小娘の頃南極から日本に出てきて
いろいろあったけど、若いうちに好きな男性と家庭を築いて子どもに恵まれてやりたい様にやってきたのは、無条件に親から寵愛という見えない冠をかぶせられて揺るぎない自信が自然と湧いてきたからなのだろう。アヤコは小学校の時に将来の夢は若いお母さんになりたいと書いて夢は現実となり１６歳で１８歳のリムジンとデキ婚してリムジンは惚れた女性の夢を叶えた、時代がどんどん変わって今じゃもう将来の夢がお母さんって、それはどうなの学歴は女性も進学、キャリアという時代だけど。あの頃の若いアヤコはそれでよかったのだ。あの頃は不思議な時代で、小学校の定番の宿題で将来の夢を思い浮かばずにサラリーマンやOLと書いた子ども達は先生に夢が無いから書き直せときつく叱られてたっけ。今ならもう職業差別やビジネスマン正社員も難しい時代。。。サラリーマンに夢がないなんて言おうもんなら失言暴言教育員会につまみ出されて確実に教師の方が叱責されるだろう。それに対してあの頃珍しくなかったお嫁さんやお母さん専業主婦と書いたアヤコを含めた女の子達はなぜか叱られずに。今やもう、専業主婦希望なんて書いたら若いうちは若い子だから通るかもしれないけど年齢的にある程度になったら叩かれるか歳の離れた甘やかしてくれるオジイと結婚しろと文句を言われるのに。リムジンは学年が違うが、過去に将来の夢海外で働くサラリーマン、できれば日本で働くと書いたら先生に夢があっていいねと褒められたようだ。
ああ、、、
時代は変わったのよね。。アヤコは南極に帰郷してから時々子どもの頃を思い出す。

きっとあの時親や姉や兄から無条件に愛されてきたから今の幸せに繋がっているんだ。旦那と幸せになろうと憧れの日本へ旅立った青春のあの日。
大変な事もあったけど、おおむねは幸せで。
幸せはなるものじゃなくて、感じるものだという事に気づいた。

リムジンやアヤコの地元地域は昔からなぜか親日家が多くて小学校でも親日教育があって小さなころから日本について学ぶ風習があり、そのせいか
リムジンやアヤコの姉達や叔父や叔母も何人か旦那の転勤や旅行などなどで日本へ行き2人とも子どもの頃からリアルに日本の話を聞く事も多々あっていつか日本に住んでみたいと希望に胸をふくらませて話していましたが、

リムジンが、昔からの夢の働いて家庭を持つなら日本でとアヤコの妊娠をきっかけにさっさと日本での仕事を決めてしまって。突然のアヤコの妊娠や若過ぎる2人の結婚に両家は上を下への大騒ぎだったので当の本人達はこの騒ぎから逃げ出そうと手に手を取り憧れの日本へ渡りました。

なんだかんだで福の神ですら驚き絶賛する絶対に結婚すべきな世紀の相性のリムジンとアヤコ。知らないうちに追い風に乗って。。。
気づいたらアヤコは
還暦で最後の末っ子を産み出産を引退しようと
気づいたら子だくさんな母親になっていた。お産が楽で妊娠しやすく子どもも健康で、


いつのまにか女性達からは安産多産の女神と言われる様になり胎教サポートや助産師の仕事もするようになりました。縁起がいいので今も南極で出産のお手伝いも頼まれます。多産、子育て子孫繁栄。。。安産の女神。

なんだか。。。鬼子母神みたいよね。。。小学生の頃に、道徳か国語で授業で人間の子どもをさらって食べていたという鬼子母神の話しを習って。。。感想を書かされたけど。

アヤコは、その感想文で担任の先生から緊急に親が呼ばれたのだ。たくさんの子どもを持つ鬼子母神が最も愛した末っ子のピンガラをお釈迦様に隠されてそれで鬼子母神が半狂乱になって嘆き悲しみにくれたが、もしも末っ子のピンガラでなく他の子どもならたくさん子どもがいるし、一人ぐらいいいやと思って鬼子母神は悪さを続けて神様になれなかったかもしれないね、みたいな感想をのんきに書いて先生がこの子は大丈夫なのかとびっくりして親が呼び出されたらしい。正義感あふれる曲がった事が大嫌いな若いシロクマの新任女性教師だったと思うんだけど、

呼び出されたアヤコの両親は、アヤコがなにかイタズラかイジメか喧嘩でもしたのかとヒヤヒヤ覚悟して小学校にで向けば。。

「アヤちゃんがこんな事を書いているんですが」と、担任からアヤコの鬼子母神の話しに対する感想を見せられて。

「これが、どうかしたんでしょうか？」「お友達の悪口や汚い言葉を書いているわけじゃないと思いますが。。。」両親はどうして呼び出されたのか全く理解しておらず。。顔を見合わせるばかりで。担任の先生はこれはまさかもう、地球外生命体の隔世感まんまんな斜め上発想の人ではと身構えながら、言葉を慎重に選びつつ。。。

「あの、アヤちゃんは歳の離れたお兄さんお姉さんはじめ、たくさんのご兄弟の末っ子だとお聞きしてますが。。。大切にされてきた事はとっても良いことです、でも、これはどうなんですか。鬼子母神はもしも末っ子がいなくなったのでないなら、他の姉や兄ならたくさん子どもがいるから一人ぐらいいんじゃないか、って。アヤちゃんがそんな感覚でこのまま大人になったらと思うと」若いシロクマの新任先生がシリアスな顔をしてアヤコの両親に言うのでアヤコの両親はキョトンと不思議な顔をして。「えっ。。先生は独身でまだ若いし子どもがいないから。。わからないんでしょうけど。。親だって人間じゃなく私たちはアザラシですが親だって生物なんですよー。神様じゃないどころか、あっ、この鬼子母神の物語にも確か鬼子母神が一番愛していた末っ子を隠したって書いてあると思いますが、お釈迦様ですら末っ子が多分可愛いんだろうとわかっていて目をつけて誘拐したんですし、神様ですら末っ子が可愛いのは当たり前なんです！みんなから尊敬されるような人でも末っ子が可愛いと自然に思ってるし、神様もそうなんでしょうが。なおさら一般人や生物は末っ子が可愛くて当たり前なんですよ。

それに才能ある方々が創作した全世界子どもに読み聞かせる絵本や昔話すら末っ子がいい子で正義だ美男美女だと書かれてるではないですか。昔からそうなんですよ。才能ある人がそう言ってるんだから凡人のそこらの親は末っ子が可愛くて当たり前でしょうに。」とアヤコの父親は平気で真顔でいうので先生はたじろいでしまい

「あの、でも。それじゃ姉や兄が救われません「あら、先生は。。妹や弟はいないのかしら。」

「私は長女ですが下に妹や弟もいます。」小町はすかさず、「じゃあ、姉の立場からして妹さんや弟さんは可愛いでしょうに。先生だって妹や弟を面倒をみたりや可愛がるでしょう。」「はぁ。。まぁ。。。でも、うちの親は昔から子どもの中で誰が可愛いとか贔屓ではなく子どもは平等でして。。。その、指が5本あればどの指がなくなっても痛いのと一緒というか。。」

「先生、どの指がなくなっても同じように痛いって指切りヤクザの落とし前の話しじゃありません、子どもは平等なんてそんな綺麗事、口では先生の親もみんな可愛いと言いながらお姉ちゃんなんだからしっかりしなさいと言われるでしょうよくよく考えてください。私たち上の子ども達は妹や弟を育てる為に進学させるために自分は諦めて早く働いて家にお金を入れています。世の中弟や妹を育てたり進学させるために姉や兄が喜んで自ら自分を犠牲にする話しなんてザラでしょう。可愛い弟や妹に見返りを求めるのですか？？親も上が働いて家にお金を入れて下の子どもの面倒をみるのをよしとしている家なんかざらでしょう。

まぁ、長男教という家もあるんでしょうがそれすら親は贔屓で平等ではなくて当たり前じゃないですか。現実はそれが自然なんです。まだまだ青いですよ、先生。。世の中は杓子定規でいきません。人生経験を積めば世の中がだんだんわかってきますって。。」アヤコの両親は、感想文なんて子どもが素直に感じる気持ちを表現したものだからカッコつけていい人ぶった事を書くものではない人はそれぞれ意見があるものでその人の意見は尊重するものだ自分以外の人間はみんな違って当たり前だと、先生にお説教をくらわして涼しい顔をして帰ってきました。アヤコは特に友達ともうまくやって学校生活も順調なんだし、と。

そんな両親から溺愛されて育ってきたアヤコ。。。
決して
目に見えないけれど親が亡くなろうが歳を重ねようが目に見えない貴重な財産として幸せになる為に生まれてきたのだという感覚を、というそれはそれはまるでプリンセスのティアラを知らないうちに親からかぶせられて生まれてきたのだというようなものでした。

アザラシの福ちゃん。。。

今から３年ぐらい前。母親のアヤコが還暦なので出産をこれにて最後にしますと末っ子の赤ちゃんを産んだのですがひょんな事から、赤ちゃんは雇われ社長福ちゃんのラグジュアリージュエリーショップ
マーメイドTEARSの
の新ブランドのティアラのCMに人気女優茶目コと共演する事になって
誕生石のアクアマリンメインのティアラをかぶった
茶目コが、ティアラ姫、お誕生おめでとうと、赤ちゃんの誕生石ではないけど、マーメイドTEARSのメインジュエリーのパールメインのティアラをそっと赤ちゃんに贈るというCM撮影ですが、
UFOで日本の神楽町市からきたオーナーの福の神の笑〜を中心に雇われ社長の企画者の福ちゃんと招待された福ちゃんの双子の姉達とCM共演の人気女優茶目コと付き添いできた笑〜の姉のラブで
１日目は顔合わせと打ち合わせ、が行われてアヤコが、赤ちゃんを抱っこしながら、

「あらまぁ。くるみもミルクも福も元気そうだし茶目コも。笑〜ちゃんもラブちゃんも、その節はお母さんにお世話になりまして。」笑〜とラブの母親の生命の福の神の心は、出産の女神と呼ばれるアヤコにいろいろ仕事や胎教サポート関連を手伝って貰ったり、アヤコをとても尊敬しているのだ。初日は金曜日で平日なので旦那のリムジンは仕事しているので打ち合わせには顔を出さなかった。

「ところで可愛い本当に可愛い赤ちゃんですねーあの、名前は。。。」笑〜は恐る恐る聞いてみた。まさかもう、市役所に命名届けを出したのだろうか。一同緊張感が走る。。

すると、アヤコが、困った顔をして「それがね。。。スエコにしようと思って。。。スエコちゃん、って呼びかけると。。。ギャン泣きするのよ。。。それに。。。」

あたりまえだろうにと、アヤコ以外の一同は口には出さないものの心で思うやっぱり赤ちゃんとは言え絶対に察するものがあるのだろう。アヤコは気にもせず

「実はね、苺から電話があったのよね。グループLINEで、産まれますってウチの子ども達に送ったんだけど。ママ、末っ子の赤ちゃんができたって連絡があったんだけど、って。で、そうよ、って言ったら、福がママがスエコって名前にするみたいだって聞いて、絶対ダメよ、やめなさいって。。。で、私が苺。。。なにスピリチュアルかブレなの気持ち悪いわよ。どうせ、運勢が悪いだのよくない名前って言うんでしょうと言ったら、ええ、良くない名前だし、末っ子ちゃんから恨まれるからね絶対そんな名付けしたらダメって言うから口論になって電話を切ったのよ。」特殊な能力というか生まれつき強い霊感に恵まれて有名な霊能者になり財閥御曹司と超玉の輿結婚をした１５番目の子どもの苺。

リムジンとアヤコは霊感だのそっち系は全く信用していないので娘の苺が霊能者になるのを大反対したものの、笑〜の母親の福の神の心が最初は両親に隠して苺に霊能者の仕事をさせて既成事実をどんどん積み上げて外堀をガンガン固めてしまいました。アヤコは苺から赤ちゃん命名に忠告の電話をかけられたと怒っているもののとは言え。。。実は南極のリムジンの実家に住むのも実は苺の強い助言があったのだ。あまりスピリチュアルだの霊感だの好きじゃないリムジンとアヤコ。。。でも、家族会議の時に嫁いだ京都からわざわざ忙しい身でも苺がやってきたのだ。実は、苺は、小さい頃にアヤコに、「ママはもっとたくさん子どもを産むしうんと未来はパパの実家でお爺ちゃんおばあちゃんと何人か弟や妹と一緒に住む事になるよね。あたしはお金持ちにお嫁に行っていないけどね。」みたいな事を言いだして霊感だなんだと全く信じないアヤコははぁこの子は見えない友達とお喋りどうとか、、、
やっぱり頭がおかしい顔はうちのお母ちゃんの小町にそっくりで美人に産まれたというのにわざわざ親の反対を押し切り日本に駆け落ちしてきてお互いに末っ子同士でリムジンの実家に住むわけないじゃないのまずは私がそんなのを許すわけないじゃない。変な子
苺からしたら将来がなんとなく見える事があり、それをなんとなく口にしただけでしたがアヤコは苺が幼い頃はちょっと精神に障害があるかもしれないと他の子ども達は健康ハツラツ五体満足で親の私たちに責任があるしと、親として申し訳ない気持ちでいっぱいで厳しくきつくはしないものの苺に、「そういう事言うと、いっちゃんお友達ができなくなるわよ。いっちゃん可愛く産まれたんだし、自分はお金持ちと結婚してママはパパの爺婆と寒い国に帰って住むって自分アゲ、他人サゲって言うか。。いっちゃん、自分は幸せホクホクな未来他人は嫌な未来ってそういう意地の悪いこと言うのはやめなさい。自慢して人の悪口を言うと嫌われるわよ。」と、まさか苺が未来が見えると思わないアヤコはいいました。いるのよねー自分アゲ他人サゲみたいな人そんなマウント性格ヤバいわ。みんな気分悪くする母親の私に嫌なことを言ううちはまだしもよその子にそんな失礼な事を言う馬鹿娘になったら苺は顔がなまじっか可愛いだけによけいにいやな女になるわ。今からそこんとこキチンと躾けておかなきゃ。障害があるかもしれないからと言って自己中な性格になったらどうしようもない。 世間はそれほど甘くないのだよキチンと躾けるべきだ。幼い子によくありがちな自分はお姫様？というか自分キラキラアゲアゲアゲの妄想話かもしれないが。マウントの芽吹きかしらアヤコはため息をつきました。何で私が将来義実家同居とかあまりにも酷いことを言うのかしらまぁ、相手は子どもだし。もしかして精神的に。。ってとこあるし。。アヤコは異端児の苺にはモヤモヤしましたが


しかしながら、苺本人は単に未来のビジョンがチラッと見えただけだし。それをただ素直に言っただけ。自慢でもないし。悪口じゃないのにな。なんでだろう。パパの爺婆ちゃん達はパパママと仲良く暮らせるのに。。ほんの少しでも爺婆ちゃんと同居すれば、パパとママがかなり幸せな人生を送れるというのに。。なんで怒られるのかしら。苺はあの時そう思いました。見えない相性や付き合いによってお互い幸運をもたらす相乗効果の人間関係がなんとなく直感込みあげるのです。だいたい嫁姑が仲悪いというのは世間の思い込みに過ぎない。もちろん、仲悪い人々はたくさんいるのだろうが。。最初からTVでそう言っているからだから嫁いびりしなきゃならないという馬鹿や、喧嘩をうけてたとうと仲良くする前に仲悪くて当たり前だと争おうと戦闘体制マンマンで火花を散らそうとする嫁姑もいるのだ。

苺からしたら義実家と同居してうまく行き運気が上がるという組み合わせもじゅうぶんにあるのだ。その逆もまた然りだけど。。。

のちのちに、生命の福の神の心に、苺ちゃんは、障害があるわけじゃなく見えないものが見えるだけ。霊感が強いって事なんですからと、両親のリムジンとアヤコはかなり強くさとされたものの。。。生命の福の神の心はできる限り魂に沿った人生を歩む幸せな人を1人でも多く導きたいがためにしかも苺のような突出した能力の持ち主の才能を絶対に潰してはいけないと、福の神や女医の顔をふりかざして安心させてまんまと親の目を盗み苺を連れ出して表向きには、心は女医でもあるので、苺はドクターか医療関係の才能があるから、心が可愛がり連れ出すんだと家族を勝手に勘違いさせといて。。。
その実は
カリスマ霊能者として既成事実をつくり。後に引けない状況にしたのだ。リムジンもアヤコも周りには霊感うんぬんというタイプが全くいないので苺がメンタルの病気ではない事に胸を撫で下ろしたものの。霊能者としてどんどん

有名著名人の顧客も増えてカリスマ美少女霊能者になっていく苺をこれでいいのだろうかと複雑な気持ちでみていました。
あれから、苺は顧問占い師をしている豆柴の京都の有栖川財閥の次男に嫁ぎ非常な玉の輿のイケメン旦那の、姑は小さな頃から有栖川財閥の発展に大いに貢献し続けた顧問占い師の苺を先生、先生とチヤホヤしてお姫様扱いだし。。。リムジンは、コソッと苺には内緒で、「アイツは絶対、運命だなんだと自分と結婚すればラッキーですよ運気あがるみたいな事をドサクサにまぎれて財閥の
旦那の家にニュアンスを含めてジワジワ洗脳して玉の輿に乗ったんじゃねーかなぁ。アヤシイナァ。完全な成り上がりのうちと、ご縁なんか。イケメンで優秀で年齢近くて財閥御曹司で姑はいびるどころか嫁さんの尻に敷けるなんてさ。。。美味しすぎるよなー。ま、親としてはありがたいんだけど。」アヤコは、「いっちゃんが美人だからまぁ、いいじゃないの。才能なんだし。。。でも、まぁ、女性でああいう仕事なら好きな男性や好みの男性の家庭がすっかり自分に傾倒していたら上手いこと言ってイケメン王子様ゲットみたいなこと。。。やるかもしれないわね。でもさ、有栖川財閥も苺の貢献で潤って発展したんだし、夫婦円満ならそれでよくない誰も損してないじゃん。姑は息子を取られたどころか、うちの息子の嫁にお願いしますから来てくださいって土下座の勢いだし。」だんだんとアヤコは苺を理解するようになってはきました。それに最近では、長女の小樽の桃子が、いきなり100万円当たったんで。と宝くじに当たったらしいので半分50万は
実家に送金するからと、いきなり両親にお金を送ってきたのです。なんでも、桃子と歳は離れても結構仲のいい妹の苺とLINEをやり取りしている時に桃子が、子どもが大きいのでもう親と一緒に旅行なんてしないんだけど、久しぶりに旦那と旅行したいね、という話になったわと言った時に、苺が夫婦で◯月◯日から3日間東京に行くと金運があがるみたいな事を言ってきたらしい。まぁ。桃子も苺の直感を盲信というわけではないけど行きたい場所を決める手間もはぶけたし、たまには東京もいいかなぁと旦那と相談した桃子が金運があがると言われたので、ジャンボ系以外はあまり宝くじを買わない桃子が苺に言われたからとなんとなく運試しに東京で地方宝くじを買ったら100万円当たったらしく。偶然かもしれないけど、やっぱり苺は凄いと言っていたのです。そう言えば。。アヤコも思い出したように苺が小さい頃、南極へリムジンとアヤコが将来帰るって事を言い出した。まさかまさか末っ子のリムジンに親同居の発想なんて１ミリとて全くないと思って苺は頭がちょっとと勘違いしたっけ。それに、苺もお金持ちにお嫁に行くみたいに言ってたけど。。。全く家柄の違う目のくらむようなクラクラする財閥の玉の輿嫁になった

これはまぁ、苺が才能を裏工作して、リムジンの言うように目ぼしいクライアントを信者として洗脳して美味しい優良物件を手に入れたかもしれないが、それにしてもあちらからぜひ嫁に来てくださいとウチが頭を下げられたのだし。。。

そしていま、きょうだいから
リムジンがアヤコと小さな子どもを連れて南極に帰郷したがってる夫婦喧嘩で揉めているというのが、苺の耳に入ると苺はすぐ実家に電話をかけて。
「今年中に南極へ行くとパパママ両方とも健康で長生きだし財産も増えるわよ。なんなら、ベストの日にちも教えましょうか。夫婦で最強の時間まで細かく割り出せるし。同居は。。。それほど心配ないと思うわ。お金があるからね、なんかあったら私も支援するし、稼ぎのいいきょうだいに根回ししとくからね。爺様婆様も、嫁に来て貰ってるというお嫁さんは他人様の大事なお嬢さんという考えが基本的な考えで、ウチの人間になったみたいな考えじゃないと思うわ。爺様はわがままだけどね。。まぁ、５年ぐらいは期限付きで同居して後は継続か爺様婆様を日本に連れて帰るか施設かはゆっくり考えたらいいと思うし。お金も入ってくるし健康や運気もかなりあがるし。。。」

アヤコも期限付きで、５年ぐらい南極に行ってみては、という言葉にだんだんとほだされてきた。１６歳で妊娠駆け落ちで日本に来て親の葬式ぐらいでしか２回南極に帰っていないのだ。遠いから身内の結婚式や法事はお断りしてるし。親や姉や兄達が日本旅行に来た時に会ったりする事はありましたがそれでも全員には会ってないからずーっと会ってない兄や姉もいるし。親日家のリムジンの両親も4回ぐらい日本旅行に来ている。ウチの稼ぐ子ども達が日本に招待したし苺も招待した事がある。予定が合わなかったのと高齢でアヤコの両親が2回しか日本に来られなかったのは義実家に負けたようで本当に悔しいがでも、まぁ、駆け落ちしたとは言えリムジンの両親とは既に和解しているし、なんだかんだでアヤコの両親に負けじの末っ子教で末っ子には甘いのだ。若すぎる駆け落ちも、子どもがそうするなら仕方がないというか。。。
若々しすぎる
リムジンとアヤコが駆け落ちした事は晴天の霹靂のごとく両家大パニックのスッタモンダの大騒ぎだったが。。。両家とも可愛て可愛てショウガナイしょせんは、末っ子の姫や王子のやりたい事には逆らえない。。。
リムジンアヤコの実家当初は大事な大事な末っ子が遠くに2人で逃げてしまったと、
両家とも散々揉めに揉めたけれど。。。冷静に
考えれば妊娠も結婚もリムジンアヤコの2人のやりたくてやった意思であり。。どちらが親不孝とか悪いわけではなし。。どちらも子育てとしてのやりたい事をやらせてきた後の祭りな結果だし。。

いろいろあったけれども。。2人が幸せならそれがこたえじゃないかと。可愛い子には旅をさせよで、甘えったれな末っ子育ちなリムジンアヤコにも家庭を築いて
たくさん優秀な子どもができて日本で幸せに暮らしているという事で両家は仲直りし

アヤコもいま思えば、感謝の気持ちが怒涛のようにあふれてきたのだ。アヤコが両親が亡くなってしまい、親孝行を妻を巻き込んでまでしようとするリムジンが憎らしくなってくる事もあったが、今の幸せを噛みしめて。。
無性に今の幸せに感謝して
人に優しくしたい気持ちになってきた。まぁ、苺の運気があがるだの健康や金運が上がるだの。。スピリチュアル半信半疑な癖にそこんとこはちゃっかり現金に、それもアリ信じてみたくもなって。そもそも、苺は小さな頃から人や社会の役に立って実績を積み上げている。
南極の
年老いた祖父母を心配して策士苺がそうやって上手いこと話をつくり、親を騙してマンマと同居させようと企んでいるかもしれないがそうじゃないかもしれない、本当に運気があがるかもしれない。
でも、人に気持ちよく親切にするのは確実に運気が上がる
健康もお金もどちらも素晴らしいもので、幸せな条件のひとつだし。幾らあっても青天井にいいものだしそれがますますさらに良くなるって言うじゃない。。。
という事で。。。そういう苺のアドバイスもあったが長年生きてきて奥底からとめどなく溢れてくるいい予感というか流れに乗ってという不思議な気持ちもあって。。。

5年間の期限付きだし、もしも
嫌ならまた日本に帰ってこればいい。子どもに頼らなくても居場所はあるのだから。と、アヤコは腹をくくり
リムジンとアヤコは南極に帰郷してリムジンの両親と同居する事にしたのだ。

今のところ。。。リムジンの両親の無尽蔵と冨貴は小さい子ども達の面倒もよくみてくれていた。。。まだここにいてもいい気がする

苺が運気からあがると言われたけれど、いきなり末っ子の娘を産んだらジュエリーのCMモデルに抜擢されるし。まぁ、息子の福の雇われ社長企業のジュエリーショップで強いコネがあるには違いないけれど。。。福の成長も楽しみだし。

アヤコは、とりとめなくいろいろな事を考えながら、同席する笑〜や子どもやラブに、「こんな赤ちゃんでいいならCMに、だけど。それにしても、女の子が産まれたら親からお姫様として生まれてきたって証にティアラって。。。母親の私が言うのはなんだけど。。福のアイディアでしょ。素晴らしいと思うわいいわねー、今の子は。」というので、息子の福ちゃんは、


「何言ってんの。。オカンは産まれてすぐに、見えないけど。。まぶしいぐらいにキラキラした見えない寵愛ってティアラを両親から授かってるのに。。」

「えっ。。。」

結局は。。。アザラシの福ちゃんの末っ子の妹ちゃんは

いろいろあって名前がやっと
ティアラちゃんに決定して。


３年ぐらい前。。ティアラちゃんが産まれた頃。母親アヤコの権限でティアラちゃんは末っ子だかはスエコに命名されそうだった父親のリムジンはムリを言って実家に親同居してもらっているのでリムジンの両親含めてそんなお婆さんみたいな地味な名前ではと大反対なものの弱みをアヤコに握られているので誰もその事でアヤコを責められない。近所のアヤコの嫁に行ったけど未亡人や離婚してアヤコの実家に住んでいる姉さん達からもそれじゃ赤ちゃんが可哀想だと抗議や苦情の電話がアヤコがいないだろう時間帯を見計らいリムジンの実家に来るけどアヤコの姉さん達も親から散々末っ子ファーストで洗脳されたり未亡人の長子の姉さんは母親が１８歳で産まれたのにアヤコが母親が50歳の時に産まれて自分の娘や息子よりアヤコの方が若いぐらいなのだ。そんな歳下の娘みたいな年齢差の妹にあれこれ口を出す方がおかしいと思ってしまう。お手上げ状態の時にまずは父親に泣きつかれた福ちゃんが仕事柄宝石でとっさにアヤコを釣ってもっといまどきの名前にとそそのかし、アヤコの気持ちが少し揺れ動いたところで外堀をガッツリと固めた
就労児童でラグジュアリージュエリーショップマーメイドティアーズの雇われ社長の
福ちゃんのそのまたオーナーの美と魅力の福の神の笑〜が、アヤコの気持ちにトドメを刺すように福ちゃんの末っ子の妹をマーメイドティアーズのCMに採用して人気女優の茶目コとティアラちゃんを共演させたのだ。そう。

女の子が産まれた記念にという福ちゃんの考えで。女の子の赤ちゃんにお姫様誕生の意味を込めたティアラを贈るということ。
ジルコニアなので、既成のレギュラー品はだいたい2万から3万円なので一般の親でも購入できるし、あまり安すぎても軽いしおもちゃみたいだし。オーダーメイドで五万円前後ぐらいになるし、それに本物だと天上知らず宝石とデザインでそれなりの値段になるんだけど、それこそ一生に一度だし。

笑〜は美と魅力の福の神なので他の福の神のお手伝いや仕事のコラボレーションもよく頼まれるんだけど。

姉の恋愛と結婚の福の神のラブからは婚約指輪や結婚指輪のオーダーやお客様を紹介される事もあるんだけどラブも

結婚式場や結婚相談所、お見合いパーティーやら、結婚や恋愛関係の事業をいろいろやっているんだけどさしあたり、結婚に関して一生に一度という言葉はわざわざ使わないようにしていると。そうであって欲しいのはヤマヤマ。結婚式は一生に一度。。。

そういう事をいうとカチンときたりいろいろ苦情が出るらしいし。。一生に一度みたいにいうと、そうとは限らんだろうにとツッコミが入るらしい。２、３度目で結婚がうまくいく人や、全く結婚しない人や自分が一生に一度でもパートナーは結婚何度目かの人もいるわけで。結婚はやり直しできる事。ラブは、あまりに苦情が出るので結婚関係の仕事のキャッチコピーに、絶対に一生に一度というキーワードは使わないようにしている。
ラブ自身も恋愛と結婚の福の神だけど結婚式が一生に一度なんて言い切るのはおかしいと思うし。夫婦で成長の度合いが違い前向きに夫婦から卒業する場合もある。離婚自体悪い一方でもない場合もあるし。。。そもそも結婚式をわざわざしない人も増えてきた。ブライダル関係の事業メインのラブとしては痛手は大きい。
でも、娘がその子そのものが今世に誕生するという事は、紛れもない一生に一度きりの事であり。今世も一度きりで。
この世で今世にその子というのは一人きりであり。今世に誕生は本当に一生に一度で
赤ちゃんや小さな女の子対象に
女の子が産まれた喜びラグジュアリージュエリーマーメイドティアーズのお客様はほとんどが女性なのでとは言え。。。所持するのは女性でも大事な女性にジュエリーをプレゼントしたい男性と購入は男性も多いわけで

今回の女の子の赤ちゃんに贈るティアラも、


お金を出すのは親か祖父母お客様の層も、送られる側の層もともに幅が広がり。
ファーストティアラプリンセスを開発した社長の福ちゃんにも感謝の臨時ボーナスがあり。
CM撮影は南極の超高級ラグジュアリーリゾートホテルエクスクルーシブ南極のスイートルームで行われる事になりました。

オーナーの笑〜は、兄の交通の福の神の大蔵に料金上乗せするから申請通して早くしないといけないのと、プレゼンスレンタカーで撮影クルーのレンタルUFOをレンタルして

笑〜とマーメイドティアーズの社長の福ちゃんと福ちゃんが新しい感覚での自社商品開発をしてくれたお礼だからと福ちゃんの双子の姉のくるみとミルクも、末っ子の赤ちゃんや両親や祖父母の顔を見たいでしょうから、と。撮影見学を兼ねて南極に招待しました。週末なので高校を１日休むだけで済むし。

笑〜、福ちゃんくるみミルク、そしてCM出演の女優茶目コは大蔵所有のプライベートUFOで南極に向かうことになりました。大蔵は、福の神たちが暮らす神楽町市の都心部中心福の神楽園の巨大なシールドバリアーと謎に包まれた福の神の要塞の広大な庭園にプライベートジェットやヘリコプター、何台か高級車何台も離れた海には船もヨットも持っていましたがそもそも運転が好きなのでボタンを押すだけで勝手に目的地に到着するUFOがあまり好きではなく大蔵は交通の福の神ですから産まれながらにしてあらゆる運転免許と技能を既に持って産まれてきましたが

本当に運転が大好きで、家族旅行などは、わざと父親母親、自然の福の神楽と、生命の福の神の心に酒を飲ませて運転できなくして自分が車を運転するし。親がラクだからUFOで海外旅行に行こうと言っても、自分が運転する飛行機じゃないと行かないというのでした。

笑〜がUFOを貸してくれと大蔵に頼むと
「えー、使うのか。まぁ、南極なら俺が飛行機運転してやるのに。。。といいたいが、俺も忙しいからなぁ。UFOはきっちりメンテナンスしとくけど。。。前に使ったのはいつだっけな。」笑〜は、「宇宙エネルギーでガソリンいらないし。。めちゃ早いし、便利なのに。」とは言え、大蔵は、「ガソリンや燃料代なんか払っても知れてるだろむしろ、金は循環させた方がいいだろうに。金払っても運転した方がいいな。笑〜だって早く車や飛行機の免許が欲しいって言ってたろうにさ。ま、運転するようになれば気持ちはわかるさ。」

この世界は赤ちゃんの名前を決める期限は三週間まで。。。末っ子の赤ちゃんをスエコと名付けようとした母親のアヤコをなんとかティアラで釣って命名を福ちゃんが押しとどめていますが

もう、あまり時間がありません。撮影の為に難しいレンタルUFOの申請の話しを妹から持ってこられた交通の福の神の大蔵も、アヤコの命名の話をきくと「と、とにかく急げ一度命名されると取り消しややこしくなる世の中には、親に決められた名前に文句を言う奴はアホみたいな偏屈もいるしスエコなんて決められた本人が嫌だと言っても裁判だなんだめんどくさいだろうし。犯罪者と同じ名前とか、嫁に行って姑や義姉妹と同じでややこしいからなら改名はすぐ通るだろうけどさ。」大蔵も福ちゃんの母親が末っ子娘にスエコなんて名付けるというのには開いた口がフサガラナイ大蔵も、オオクラで。タイゾーさんなど呼ばれたりするけど別に自分の名前は嫌いでもなかったし。なんとなくおおらかで心地いい名前だと思う。。福の神だから赤ちゃんの頃どころか産まれながらにしてお喋りできるけど名前に関しては特に異議申し立てを親にしたという事もないし。大蔵と言われてそうなんだ、と思ったぐらいで。。。

でもなぁ。スエコは無いわなやっぱりみんな大反対しているようだけど事情があり、アヤコが絶対的な命名権を握っているらしい。大蔵の業務の中でもう、時々いる車検が通りません違法車ですと注意するようなお客で時々くるやつもだいたいは読めないようなキンキラキンなギンギラギンの

キラキラネームで頭が大丈夫かと思うんだけど。なんとか王子とか親にめっちゃ甘やかされて親なりおかしいんだろうなと思う事もあったが。。真逆の爺婆みたいなシワシワネームも可哀想だよな

そして、末っ子の赤ちゃんとCM共演する人気女優の茶目コも福ちゃんの末っ子がスエコという名前になりかけてると聞いてあぜんとするばかりでした。まぁ、茶目コだって変わった名前だけどお茶目な子という意味で茶目コは自分の名前は変わっているけどかなりのお気に入りです。

茶目コ自身はわりと早くお喋りし、笑〜に病院で可愛い赤ちゃんと目をつけられすぐに女優にスカウトされましたが大人気女優とは言えフランクでおっとりして優しい性格だし。福の神笑〜とクラスメイトで大親友でした。「とにかく。早く赤ちゃんを周りでティアラちゃんのイメージで固めるのよ。」当日大蔵から借りたUFOで、まずは茶目コを乗せてから海辺の白い家に福ちゃんと福ちゃんの姉のくるみとミルクを迎えに来た笑〜は言います。UFOには、なぜか来る予定がなかった笑〜の姉である恋愛と結婚の福の神のラブも乗っていました。「アタシも失礼ながら、おじゃまします。最近。。私のお仕事分野もね。。。なんというか。。右肩下がりというか斜陽産業だからねー恋愛も結婚もしなくても生きていける世の中になったしま、従業員にいろいろ任せてあるからきたんだけどもね。」ラブはミーハーなので撮影やラグジュアリースイートルームに興味があるらしい。まぁ、エクスクルーシブ南極のホテルにはラブの結婚式場もあるので社用の出張とも言えなくもないが、きょうだいの中でラブが一番資産が少なく今後尻すぼみになっていきそうな恋愛や結婚の分野でコンプレックスもありアリなのだ。「お久しぶりですね、ラブさんも。私たちまで本当にお招きいただきまして、」くるみが挨拶をする、ラブは結婚関係のアクセサリーや指輪の打ち合わせで福ちゃんの家にも何度か訪問しているのでくるみやミルクとも顔見知りなのだ。
ラブは、
「このたびは。うまくいくといいわね。そりゃまぁ、子どもというのは親が名前を決めるのが一番かもしれないけどさ。申し訳ないけど、私もちょっとスエコやマツコだと。。どうかと思うのよね。福ちゃんがなんとか説得して赤ちゃんの名前を保留にしてるみたいね。」当たり前だけど、ラブもスエコには大反対だかと言って、他人が口を挟む筋合いはないし。ラブ自身はラブという名前は可愛い名前だと思ってる。なによりハートフルだし

笑〜とラブの姉妹、女優の茶目コ、そして、福ちゃんと姉のくるみとミルクに分かれて２泊エクスクルーシブ南極のスイートルームに宿泊します。UFOで、目的地まで約３時間。マーメイドティアーズの新たな視点での新ブランド誕生のCM撮影も大事だけど、みんなで行けば怖くないとばかりに真の目的はスエコちゃん。。。と決まりかけた名前をひっくり返さないと。

まぁ、そんなトラブルから全く新しい感覚のブランドが産まれて予期せぬ偶然の産物。。。

女の子というのは子どもの頃におもちゃのキラキラした指輪にときめき、おもちゃとしてもティアラを頭に乗せるときさらにキラキラ胸がときめくもう、それならいっそ喜びと産まれてくれた感謝を形にして
産まれながらにして
女の子というのは見えないティアラを頭にかぶっているものだからと。幸せと祝福の形にして贈ったらという事で。送られる事で、親からの揺るぎない愛を受けて自分は愛されているとの自信がわく。
大人になって、
大事な人から指輪を貰うのも良いがそれは、いつか儚く無くなり消えたり、相手に嫌になってできるだけ高値で質屋に売り飛ばす可能性がある人もいるのだ。見るのも思い出すのも不快という場合もある。。。
じゃあもう、お金に換えてと存在を打ち消したくなる人もいる。。。

もちろん永遠の二人となって生涯を共にする男女はたくさんいるけれど。


だが、産まれた時に永遠の愛のぬくもりを形にして親から娘にティアラにして贈ったらどうなんだろう。これからの前途に、幸福と愛と祝福と私たちのお姫様という願いや意味を込めて。。

と、いうことを男の子だけど福ちゃんは考えた。いずれ彼も大人になったらお姫様を持つかもしれないし妻に結婚指輪を贈るよりも娘にティアラを贈る方が密かに楽しみかもしれない。

南極へ向かうUFOのなかで、6人はガヤガヤ話し合う。笑〜は、「まぁね、男尊女卑のオッさんが会社に乗り込んできたら私は矢面に立って闘いますからね。いるのよね、てめー、宝石だなんだかんだチャラチャラしたイベントやブランドを考えるから女はつけあがり男が金を払わされるんだたわけが、ってクレーマー」ラブも顔をしかめて、

「多分。。妬みなんじゃないか。？というか、そーゆー奴に限って買って贈るような微笑ましい相手もいないんだろうに。うちの結婚相談所も男女で金額が違うオンナを甘やかすなとイチャモンだの苦情だのを入れる男がいるけどさ。そーゆーのってプライド高い反対にマジスペック低いんだからさ。ちゃんと女性も高額な料金のコースはあるし、当たり前だけどわざわざ女性が高いお金を払ってでも知り合いのきっかけになりたい男性は超優良物件だからね。」「ハァ。。。僕もこれから主に女性のお客様相手の業界を。。なんか。。。負けそうだわ」UFOのなかで、キャッキャッどんどんガールズトークが盛り上がっていくと
この中で唯一の男の子の福ちゃんが女子のお喋りに圧倒されるように
福ちゃんがため息をつきました。

あれは。。３年ぐらい前。

福の神の街の神楽町市に住むアザラシの福ちゃんが、天窓から溢れる宝石の様な星空が綺麗な九月の夜

たくさんの福ちゃんのきょうだいの記念すべき出産引退宣言をした母親アヤコが、末っ子の娘を末っ子だからスエコに名付けようとした事からアヤコ以外はみんな大反対いつも優しい長女の桃子姉さんすらリムジンやリムジンの両親が、赤ちゃんの誕生や、敬老の日の贈り物を受けってお礼の電話をかけた時にそれで、赤ちゃんは女の子って聞いたけど名前は決まったのと聞いたら
リムジンが、「お姉ちゃん、あのそれが。。。」とアヤコの変な名付けする気まんまんな話をすると桃子は、「エ。。。や、やばいわよ母さんなに考えてるのそれ、シワシワネームでしょう私や姫子は子がつく名前だけど女の子らしいし、悪くないと思うんだけど。それに母さんのアヤコの方がまだ若い名前じゃない」リムジンは頭を抱えながら「だろう。ウチの爺婆すら大反対してるんだよ。昔の人ならいざ知らずいまどきの女の子にマツコだのスエコだのヤバいよなだけど、うちら夕家はアヤコにわざわざ嫁に来ていただいてあげく帰郷して親に住んでいただいて頭があがらないんだって」

末っ子に生まれたリムジンの父親の無尽蔵はそもそも長男だの跡取りだのそういう意識もなく嫁の冨貴は長子産まれの長女だけどそんな旦那のところに嫁に来てあまり跡取りだのそういう意識がなく昔から親戚付き合いも招かれゲストで物やお金を持っていきおじゃまする方でラクだったし。代々、リムジンの家もアヤコの家も末っ子や下の方の弟が当主だったので正直言って本家などめんどくセーなぐらいにしか考えていなかった。リムジンの兄達が援助してくれていたので

無尽蔵も冨貴も二人で老後を暮らすつもりだったけどまさかまさかの日本へ旅だった末っ子のリムジン夫婦が同居、面倒を見てくれるとはアヤコの兄や姉もびっくりしてひっくり返ったまさかあのアヤコが南極に戻り姑と同居あるわけないでしょ。

確かに、近所のリムジンの母親冨貴は穏やかでおっとりして嫁いびりするわけない性格だし、無尽蔵も放任であまりあれこれうるさくない性格だろうけど。

アヤコなんてわがままな母親小町に寵愛されてそうじゃない姉達すら、小町からはラクなところに嫁ぎなさいよ。最初からあちらの親とは別居、介護なしを条件に結婚しなさい。介護地獄に嵌める男なんか離婚しなさいと小町は娘達に口を酸っぱくして躾してきた。その甘やかしの頂点のアヤコが。。。でも、確かにアヤコは帰郷して義実家の夕家に義両親同居だけどよくしてもらっているらしく。でも、そうじゃないならアヤコは子沢山だし、産みの女神として胎教や出産に関して縁起よしのカリスマだから、日本に戻って離婚か怒って別居でしょうね。そんなアヤコに誰も物申す事ができない

桃子も自分が言うことじゃないなと思う。みんなお手上げ状態の時に神の救いの手のごとく福ちゃんからアヤコが少し緩和に動いているウチの会社のジュエリーでアヤコをチラッと釣ってみたらやっぱり女だけあってキラキラしたものに弱い子どもながらにさすがにラグジュアリージュエリーの社長の福ちゃん上手いことアヤコをうまく誘導しつつティアラか、パールに持っていけそうだ、とリムジンに電話がある９月産まれだからサファイアでもいいんだけどそれよりティアラかパールの方が女の子らしいし。

福ちゃんは、末っ子の妹の命名の為ならいっそランクのいいジュエリーのティアラでもローンを組んで買おうとしたのだ。あの時高校生だった福ちゃんの育児担当の双子のくるみとミルクが成人したらパールのラグジュアリージュエリーでお祝いしようと思って、でも、くるみとミルクとは10歳年齢差で就労児童の福ちゃんは10歳に運転免許が取得できるのですぐ取得するつもりだし。そうなれば車も欲しくなる最初は中古の練習がてらだけどローンだろうし。仕送りもあるし、いっきに前向きな投資というか借金が増えるけど。。。それまでにまだあとだいたい４年はあるから単に生活費や仕送りだけでなくお世話になっている人に感謝の気持ちを形にする事や自分の成長に投資する事はそれこそ借金も財産のうちとなる。なんだけど、ティアラにティアラを買うとすぐに借金生活の幕開けとなりそれはいいにしろ、他の姉や妹がなんでティアラだけにそんな高い物を貢ぐんだとそうやって言ってくる奴が必ず出てくる育て担当の双子の姉達にジュエリーをプレゼントするならわかるだろうけど。女はなにかとキラキラしたものにはうるさいたらない。だから、僕も商売になるんだけどさー。
借金生活の幕開け。。。
先に末っ子のティアラから。。。なんて思って電話でオーナーの笑〜に相談したら、笑〜が

福ちゃんの末っ子と同じ誕生日でアヤコのシワシワネームの相談も前から福ちゃんから聞いてるし福ちゃんが、末っ子にパールのティアラを買うから、ティアラかパールって名前はどうと母親のアヤコをなだめてなんとかティアラかパールという名前にしたいんだけど借金する覚悟でというと、笑〜がそれならお姫様ごっこができるからジルコニアにしなよ。2、3万円だから私とおんなじ９月１３日の金曜日産まれだからね、記念にプレゼントするわ。という話になって。もともと笑〜は従業員にはお祝いを要所要所で渡したりきっぷのいいところがある。
それで、福ちゃんが
「オーナー、それ、うちのイベント商品に使えませんかね思いついたんだ。ほら、スイートテンダイヤモンドってあるでしょう。あれみたいな感じで。ウチの商品として女の子が産まれた時に親がプリンセスのティアラとして祝福する。ほら、女の子だとお姫様ごっこするわけだし。レギュラー2、3万円のと、あとオーダーメード５、６万円で。それから、本物だとかだとそれによりけりだけど。お嫁にも持っていけるし、娘が産まれたらまたあげれるじゃない。」笑〜は、「いいわね、それ。キャー可愛いわ。母娘二代、あるいは孫へ三代うちのお店のファンになってもらえるし。待望の娘が産まれたらとなると。そうだ、役員会議してCMも必要だし、CMならそれこそティアラCMのティアラちゃんで外堀をガチっと固められるわ」


なんて、つい話が出て。と、かいつまんで、五人のリモート会議で話しました。

「し、CMモデルタレントって事ま、まぁうちはタレントじゃないけど霊能者というか、スピリチュアルなんとかとして苺なんかマスコミに出たり有名人と付き合ったりアヤコも胎教サポートやらそっちの仕事で講演したりで。。。いろいろ子どももマスコミには出たりする事はあるけど。。タレント。。赤ちゃんで。」リムジンがぽかーんとすると、笑〜は、

「あら茶目コだって、あの子私が赤ちゃんの時にスカウトしたのよ。おもしろそうだからやってみるって。おっとりした子なんだけど上手いこと遊びみたいな感じで誘ったしね。ウチのブランドのティアラのCMに茶目コと共演して欲しいのよ。だいたいざっくり福ちゃんと話し合ったんだけど、プリンセス。女の子に産まれたという事は、頭にいつも見えないけれどキラキラしたお姫様のティアラが乗ってるわけよ。女は灰になるまで女って言うでしょう」

福ちゃんが、「なんかますますの、女の子有利な社会になってきそうだなートホホ負けそうだよ。。」と言うと、隣の姉のミルクが「でもさ、女性は買い物好きだし女性が綺麗になる事は男性もますます働くし社会も発展するのよねー結局は綺麗な女性にお金を使いたがるんだからさ。いくら社会をまわしてるのが男性であっても、結局はそのまた上に男性をうまくまわしてる女性がいるわけで。クラブのママの恭子姉ちゃんみてるとそう思うもん。出来る男性でも、プライベートじゃ綺麗な男性に鼻の下伸ばすでしょう。」三女の独身の姉恭子は銀座でママをやっている。

南極のリムジンは「ミルク、お前も飲み屋のネーちゃんやりそうだなぁくるみは大丈夫そうだけどまぁ、俺もアヤコも飲み屋の姉さんいるし、恭子も飲み屋だし。飲み屋ぐらいはいいけど風俗はやるなよ。」ミルクはむっとして、「そりゃあたしは堅くは無いけどさ賢くないし、でも風俗はないわよ。あたしだって自分が可愛いしよけいなお世話」くるみが、「まぁまぁでも福も女性がキラキラすれば商売繁盛でしょうそれにしても、プリンセスのティアラをお姫様誕生の記念ってイイわね赤ちゃんだった頃の一生に一度の記念というか、まぁ、娘や孫に受け継いでもいいけどお姫様とかジュエリーはだいたいの女性が目がないしね日本でも外国でもかなり昔は男性社会で女性は嫌な思いをしてきたんでしょうけど女性がどんどん有利になってきたわねー。お父ちゃんや福には悪いけど」

「まぁ、俺は男でよかったけどさー仕事好きだし女はいいよなぁ。とは思った事ないけどでも、これからの時代はそうかもな女の子はツブシがきくし。それこそ飲み屋やアルバイトでもいいわけだしね。それにしても。。女優。。。って、ことはですね。。あっ、笑〜ちゃんが末っ子をCM採用に、って。。そういうこと。。末っ子は、芸能人とかそっち。。」リムジンは、ハッとした。子だくさんすぎるウチの子供たちだか、

リムジンとアヤコの魂の稀な組み合わせで様々なバリエーションの資質や才能に溢れた子ども、しかも多産で安産健康的な子どもが産まれる奇跡の組み合わせらしい。

そりゃあもう福の神たちは幼なじみのリムジンとアヤコをワクワクウキウキ早く結婚、出産させたくて仕方なかったのである。福の神は、社会や人間の成長と幸福を祈り、時には追い風を吹かす

男女の組み合わせでも、良い魂同士でもかえって噛み合わなくなり好き同士愛し合うもの同士でもうまくいかないという事もありで。不妊同士でなくいい人同士でも子どもができないとか男女はなかなか難しい

世の中を発展させるためにはまずは幸せな生物本人を一人でも多くつくる事自分が幸せありあまった人というのは社会や他人を幸せにしていくしか幸せのおすそ分けをする。福の神達も自分を犠牲にする人は好きじゃないし信用はない

リムジンとアヤコは、奇跡の魂の組み合わせだったらしく、宗教や宗派に属さない事を良しとして福の神もこの二人はただ、親の言う事をきかず、若いうちに結婚してたくさん子どもを作った方がいいという駆け落ちして日本に来た時に会った生命の福の神ココの先代の生命の男神の福の神のいう事はなんとなくお互い夫婦直感するものがあり駆け落ちして憧れの日本に来たけれどそりゃ行き当たりばったりに行動して不安もある

だけど福の神の導きは大いなる追い風になった福の神に従ってというよりリムジンもアヤコも自分の思うままにやった事だったのでしょう。

マーメードティアーズの社長の福ちゃんは「それでCMを撮ってティアラちゃん、またはパールちゃん、
を印象づけるんだよ。パールメインのティアラにするんだ。

うちも新しいブランドができて、しかもそれはかなり若いというか子どもどころか赤ちゃん御用達で年齢層も広がったしね。少しでも幅広い女性にうちの商品を知ったり持って欲しいしね。」

くるみが、「でも、末っ子ちゃんは９月産まれでしょ。私たち六月産まれならパールの誕生石だけどさ。親はやっぱり誕生した、って喜びだから誕生石をって人も多いんじゃないのかな。」

福ちゃんは、「うちは真珠がメインのラグジュアリージュエリーだよ。姉ちゃん達はさ、パールで自分達も好きな宝石かもしれないけど、だからなかなか気づかないかもしれんけどさ。世の中は自分の誕生石があまり好きじゃないって人いっぱいいるんだよ。好みがあるじゃない、そこで、茶目コと共演させるんだよ。」ミルクが、「わ、大女優じゃない。。。そか、笑〜ちゃんとこのスターだもんね。。」

笑〜が、「茶目コは三月産まれで、誕生石のそのままアクアマリンが大好きでこないだもファンの女性実業家のおばちゃんから茶目コへプレゼントの福ちゃんとこにアクアマリンのチョーカーのオーダーが入ったのよ。で、福ちゃんが、今回のティアラの企画を考え出してくれたし、茶目コも人気あるしCM共演どうかしら。あ、撮影場所はエクスクルーシブ南極のスイーツを抑えるわ。」

リムジンがクラクラしながら「げあ、あそこうちからまあまあ近いけど一泊500万以上しなかった会社の接待であそこのフレンチには行った事あるけどさー」
笑〜は笑って「私も名義あるし。兄妹で持ってるとこだからね。予約でいっぱいだけど、なんとか抑えれるわよ。」さすが福の神サラッといいました。

福ちゃんも
「僕も１０月産まれだけど、オパールやトルマリンより本当は真珠やアクアマリンの方が好きだな。ね、茶目コと妹の共演だけどさ、茶目コは誕生石そのままアクアマリンメインのティアラでうちの妹はパールメインのティアラにすれば、うちのメインジュエリーのパールのCMになるしプリンセス誕生のティアラはなにも誕生石にこだわらなくていい親の好きなティアラにすれば良いし、娘の誕生石でもいいし、ってアピールにもなるしね。」

おもわぬ、シワシワネームから福ちゃんちの末っ子の妹を救えという問題から、予想もできない方向性へ。。。

「わオトン、チビって言うなリモート会議でみんなにバレたろうに」

リモート南極のリムジンが書斎でSkypeを繋げて喋っていると父親の無尽蔵がモゾモゾと起きだしたらしく内線のインターフォン越しに寝酒を隠すなと怒ってきた。軽く晩酌して、寝る前にコップ一杯飲んで寝る事が多い無尽蔵は酒を飲まずに寝てしまって目が覚めてしまったらしい。夜中に起きるな。。日本で夜の９時だと、南極は夜中の０時。酒を飲まずに寝て眠りが浅くリビングを家探ししていたんだろう。アヤコは子ども達や産まれたばかりの赤ちゃんと寝ているからさすがに夜はアヤコに物を尋ねて子ども部屋のインターフォンを鳴らさないがリムジンが早く帰宅した日は、夜リムジンが書斎でリモート会議や、仕事の持ち帰りをしているのを無尽蔵は知っているので書斎のインターフォンを押したんだろう「チビ、チビ、寝るから早く出せ」別に無尽蔵はアル中ではなく寝起きがかなり悪いのだリムジンは、夜会社のリモート会議の時は書斎のインターフォンは切ってあるだけど、会社の会議ではないしアヤコ以外には知られても良い事だったので、つい書斎のインターフォンをつけっぱなしにしてしまった万が一会社の人達に、親からチビと呼ばれるのを知られたら恥ずかしいし。「だからもう晩酌で飲んだし戸棚のウイスキーで我慢しろ一回寝たら起きてくるな。」とリムジンが言うので
「なんだってチビ、一回寝たら起きてくるなってワシに早く死ねば、永眠しろって言うのか」と、スピーカーから親子のバトル無尽蔵の声が聞こえてきたので

ぷぷっ、ぷぷっキャハハゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ笑ってはいけないかもしれないけどぷぷっ、プハハハハハ笑〜も福ちゃんも、くるみもミルクもひっくり返って笑い転げています。

「え。。。永眠ってあ、アホか大人しく寝ろって言う意味明日アヤコに頼んで日本酒ぐらいコンビニかスーパーで買ってきて貰えばいいだろう」「アヤ坊は嫁いびりで紙パックの酒を買ってくるしいいから国マロをよこせ」

「よ。。。嫁いびりって意味が全然違うし。アヤコが紙パックの日本酒を買ってきたのは同居して一番最初のたった一階だけだろうアヤコは宅飲みしないし日本にいる時は俺が会社帰りに自分の宅飲みの酒を買ってくるか贈答品とかだったし外で気が向いたらカクテル飲むぐらいのアヤコは日本酒がようわからんかっただけだろちゃんと俺が瓶の酒を買いなおしたし紙パックの酒は料理酒に代用しただろう嫁いびりってなんだよそれ言うならお舅いびり、、、ってかアヤコは全然イビってなんかねーじゃん。」そう、無尽蔵は紙パックの日本酒が嫌いなのだむかし、日本酒はあまりないけどない事はなくて日本贔屓なので日本酒を若い頃料理屋でのんで気に入ったので近所の酒屋で紙パックの日本酒を買って飲んだら合わなくて気持ち悪くなったのだ。瓶のは大丈夫なんだけどなぁ。紙パックのはあまり見たくない

とある酒で失敗すると見るのも嫌になるものだ「早くよこせー」決してアル中でもないが、一度飲みたいと思ったらあることはわかっているので言い出すとしつこいのだ。晩酌で親切心で少し出してそれがアダとなるとはね。リムジンとアヤコの長女は四十代半ばで小樽に嫁いでいるのだけどさすが長女北海道で裕福な家に嫁いだのもあるけどイベントの贈り物など気遣いは欠かさない。９月。末っ子が産まれたお祝いと、敬老の日もでかいダンボールにまとめて贈り物をしてリムジンには国稀を送ってきた。敬老の日の贈り物は甘いもの大好きな祖父母にスイーツをたくさん送ったのだけど。無尽蔵は酒飲みの甘党でだいたいの日は晩酌と寝酒がルーティンでした。百薬の長のおかげで長生きしているらしい。晩酌にリムジンが少し桃子からの国稀をおすそ分けして少しずつ飲むかと思っていたのですが。。。「飲みたい、飲みたい今は日本酒の気分。ウイスキーじゃなくて日本酒の気分」

リムジンが無視しているとインターフォンで無尽蔵が騒ぎだした「うわ末っ子でＢ型ってもうヤバいじゃん」自分も末っ子でＢ型のリムジンがＢ型末っ子の父親にブーメランを投げるようにアヤコと喧嘩すると、アヤコが言う文句を思わずつぶやきます。とは言え、リムジンはエリート商社マンの営業として若い頃から社会に出て薄皮一枚残してそつなく人間関係を上手にやってきているので鍛錬身に付いたというかおかげ様で甘やかされた性格が砥石で研がれるように研磨され人間関係というかアザラシだけど、生物関係は円満に築ける方です

「もう一杯ぐらいあげたら。」くるみが言いますリムジンは、「あのねコッチにも日本酒あるけど国稀は置いてないんだよ。オジイの名前みたいに汲めども尽きぬ無尽蔵とは言えないんだよ。それに、お姉ちゃんがわざわざ俺に送ってくれたんだよ。ネットでも買えるんだけどさ年寄りは子どもと一緒でむやみな甘やかし餌付けは良くないし。晩酌でオヤジに睡眠薬でも一服盛ってやればよかった」物騒なリムジンに、福ちゃんは、「桃子お姉ちゃんの事だから。。。逆にみんなで飲めばいいって事だと思うよ。それで大人しく寝るなら早くあげてラクになりなよ。大事な妹の話し合いもあるんだよ。」

リムジンは、「ちょっとだけ失礼します」シブシブ促されるようにして書斎に隠してあった一升瓶を持ちだしました。リムジンが中座したので笑〜は、

「チビも笑えるけどあや坊ってなに」
ミルクが、「小さい頃に近所住まいだったからおじいちゃんが子どもの頃からオカンをそう言うみたいなんだよね。おじいちゃん達日本に4回ぐらいきて私とくるみは2回、福は一回会った事があるんだけどその時もチビだのあや坊だのオカンやオトンを呼んでいて子どもたちに笑われてたのよ。」しばらくしてリムジンが戻ってきました。

「やれやれ。。。隠しときゃ良かったけど俺昼間は会社だしでっかいダンボールにまとめて贈り物だったからバレたんだよね。またオーダーしとこかな。ところでアヤコの姉さんからもさアヤちゃんを止めてって末娘の名付けで苦情の電話がくるんだよ。姉さん達はアヤコに物申すのが苦手みたいだし。だけど末娘の命名権はアヤコにしかないんで。ウチの爺婆すら大反対してるんだけどでも爺婆もアヤコ本人にはそんな事言えないしさ。言ってもきかないし、言えば嫁いびりだの嫌がらせみたいに言うし。もうどうしようもないって末っ子が早く喋るようになって本人に直接説教するしかないよ。いまどきの子なんて、マツコだのスエコだの名付けられたら怒るに決まってるだろうに。だいたいさ、子どもの名前は親からの最初のプレゼントみたいなくっサイ事言う奴も悪いわ親の発想がヤバけりゃどうするんだよ。」リムジンだって、父親無尽蔵があわよくば利無尽なんてまるでエネ男みたいな漢字に名付けそうなのをいつもおっとりしている母親の冨貴が怒って漢字では利武仁になってるけどもしも利無尽なら無尽蔵を恨んだところだなんだけど、小さい頃はヤンチャで母親の冨貴も、やっぱり利無尽にすればよかったかしらと言われたりしたけど。」若いうちに海外へ女性を連れて自分の家庭を築いたリムジンは、大手商社マンの営業としてもともと社交的で愛嬌があるのもあり、甘やかされて育っても親元離れて独立していて経験積んで人とうまく付き合っていけるんだけど。

ミルクも、「あたしもスエコなんて言われたら怒るわよ。お母ちゃんてばどういう神経してるのよ。くるみとミルクでしりとりから思いついたお父ちゃんも変だけどさ」くるみが「お母ちゃんがあんまり深く物を考えないとりあえず行動って性格のおかげで私たちは産まれたんだけどね。だいたいの人は、いまどきそんな子沢山なんかあんまりないでしょう、私たちや福なんか普通の人の感覚じゃ産まれてないもんね。だから、なんできょうだいが多いんだって文句は絶対言わないし。そんな事言おうもんなら親と妹や弟からボコボコのフルボッコだしお前は産まれてこなきゃよかったのかねって。」笑〜が、

「リムジンさんとアヤコさんにはわれわれ福の神は感謝しきりです。だって、親と子どもは別のものという意味を体感してるからね。いろいろな才能が別々の子どもがたくさんいるわけで小さなうちから才能別に社会に出ているし。世の中には無理矢理親にレールを敷かれて無理矢理生かされて精神を病んだり生命を断つ子どもすらいるのに。私たち福の神はそういう不幸な子どもを一人でも減らして才能を発揮して本人よし他人様よし、社会よし、神様よしで四方よしで幸福に生きるように持ってくのも私たちの使命だからね。誰だって魂がきめてきた資質というものがあるのよね。本人にふさわしく魂が嬉しくてぴょんぴょん飛び跳ねまわるような生き方をしないとね。それにしてもだけど。スエコって。。末っ子だからって。。」笑〜がいうので、福ちゃんは、

「おかんは。。末っ子は縁起がいいって言うんだよ。自分が末っ子なのもあるけど子育ての絵本でも、海外も日本もたくさんきょうだいや姉妹がいて、上の方は悪いやつやバカだけど、海外も日本も末っ子はいい子で幸せになるって話がいっぱいだし。3匹の子豚も7匹のこやぎもシンデレラもみんな末っ子だから成功してるし、あと日本の昔話でも末っ子の娘が良い子で最後幸せになるのは、海外も日本も子どもに末っ子がいい子で成功すると昔から言いたいんだろうみたいな変なこと言うしね。実際には末っ子の方が甘やかされてわがままな人の方が多いんだろうけどさー」リムジンが、「悪かったねーどうせオイラは末っ子だよ。とは言え。。なんか上の方の兄や姉って可哀想だなと思うわ。家族に尽くしたり面倒みたりで、だけどその割にだいたい昔ばなしで悪いやつかバカだろう。ウチの子どもも長子の桃子は本当に感謝してるし、あいつがしっかりしてくれたから子どもたくさんつくろうって気になったしさ。あいつがアホでわがままなやつならもう子どもなんかゴリゴリだろうな俺もアヤコもしょせんは子どもっぽいし。」笑〜が、「またそれも巡り合わせというか、リムジンさんとアヤコさんはたくさん子どもをつくるのが使命だからね。きちんと使命に沿って生きているとうまくいくし追い風が吹くのよ。それはそうと。。。ティアラちゃんでいいかしら。赤ちゃんが、スエコやマツコじゃなくて、ティアラちゃんでというわけだから、リムジンさん。末っ子のお嬢さんをウチの会社のCMのモデルにお願いしますわ。。。」

リムジンはびっくりして
「し、CM。。モデルか、会社って笑〜ちゃんは会社はいくつでも幅広く持ってるけど。。。オムツかなんかの会社はなかったんじゃないか。。」

福ちゃんは、「違うよオムツじゃないよ。そうじゃなくて僕の会社だよ、ラグジュアリージュエリー」