あれから三年。アザラシの
福ちゃんの
末っ子の妹ティアラも3歳になりたまに子役CMをしながら南極ですくすくと育っている。
アザラシの福ちゃんもだけど、だいたい福ちゃんのきょうだいは1ヶ月ぐらいでお喋りしましたが、
運良く、ティアラはそれよりもっと早めにお喋りできるようになり、おめでたいことに、命名前公然でお喋りできるようになりまして。どうにか、ティアラという名前に。
のちのちに、ティアラに末っ子だからスエコみたいな名付けをしようとした母親のアヤコはティアラにコッテリ叱られた父親のリムジンはそれを笑いが こらえるのに必死で。自分の両親と帰郷して同居してもらうという大きな借りがアヤコにできてアヤコからの条件で幾ら子どもが産めても還暦で出産を引退して末っ子の名前は私が決めるという約束を守らなければなりませんでした。同居しているリムジンの両親も90歳半ばでまさか日本へ出て行った末っ子のリムジン夫婦が同居してくれるなんて考えてもなく。貯蓄と上の方の子どもからの支援と年金暮らしだったので。末っ子のリムジンにはちょっと頼ってはいけない親心というのはどうしても感謝には変わらないけれど上の方の子どもがしてくれるのはお姉ちゃんお兄ちゃんだから当たり前で、末っ子に頼るのは可哀想に思ってしまうのだなおさらお嫁さんには申し訳なく思いましてや出産したお嫁さんに対してそんな名前はいまどき可哀想だなんて言えない事であって。。
でも、孫のティアラが早めにお喋りしてアヤコの命名を叱り祖父母の無尽蔵、冨貴も父親のリムジンも笑いをこらえるしかなかった。あれから三年以上経って、100歳近い祖父母もまだ生きている南極の両親、妹や弟祖父母とzoomで時々話して。
あれやこれやと、いろいろ
なんとなく思い出した福ちゃん。両親が南極に帰郷してからは、一緒に暮らしていた育ての双子の姉たちも高校を出て札幌で暮らしてる。
そして、あれからいま、現在。
神楽町市小学校へ登校する前に同居しているシュナ坊やグリとともにグリのUFOで学校の近所のカフェ南風でモーニングをするのだ。福ちゃんは子どもだけど就労児童だから一人で飲食店へ入ってもいいし。福ちゃんみたいな就労児童が一人でもいれば子ども同士でも飲食店で飲食して買い食いにはならず学校で叱られる事もない。今日は、同居の美術家のヴィーナスが昨晩の接待でオレンジジュースと間違えてウォッカの効いたスクリュードライバーを飲んで二日酔いで朝っぱらからフラフラしてた。。
だからスマンが先に学校行っててと、シーツにくるまり頭をかかえるヴィーナスだけお大事に、と置いてきてしまったのだが
神楽町市の南。麗しが浜。海辺の白い家に一緒にくらしていた
双子の育ての姉のくるみとミルクが札幌へ就職で家を旅立ち。両親や自分より下の子どもは南極だし、兄や姉はみんな遠方へ進学、結婚や独立してるし、
福ちゃんは
産まれながらにして大家族のざわめきに包まれて物心ついて集団生活。それが当たり前として生きてきた、チラッと
一人暮らしってどうなんだろうなー、と憧れていたけれど
それが、独立進学、就職。帰郷。諸々の事情で家族が薄皮を剥ぐ様に住まいに減っていった。まさか、両親が故郷である南極にいったん帰郷するなんて青天の霹靂だったし
寂しくないと言ったら嘘になるけれど。育った地域に残ったのは就労児童になったのは、魂のミッションに従う業種に少しでも早く就きたいし。なにより日本も神楽町市も大好きだしいつかは自分も独立するのが早くなっただけだと。やがて、就職する双子の姉が札幌へ旅立ちとうとうひとりぼっちになった福ちゃんは、そう言い聞かせて。。
でも、学校や仕事へ行けば、友達や従業員達がいる人に揉まれた大家族育ちの福ちゃんはひとりぼっちや孤独に弱いけれどでも、そのうち。。。雇われ社長をやっている会社マーメイドティアーズの真珠養殖場の一部にのちの同居人となる金星人のヴィーナスが寝ぼけて落ちてきたのだ海辺の白い家の近くにも真珠養殖場があって家から近いので福ちゃんもよく様子を見に行くのと家のパソコンに防犯カメラが繋がっていたのだけど、ある日の深夜家の警報システムの麗しが浜真珠養殖場の部分が突然鳴り響き慌ててパソコンをつけると不審者侵入疑惑とカメラ映像が流れたのだけど。。。泥棒
というか。。。映像では、なにかが急激に上空から猛スピードで落ちたようでもしかして隕石すぐにオーナーの笑〜からスマホに電話が掛かってきた笑〜の部屋のパソコンにもすぐに自社関係の警備通報が入ったんだろう
家の近くなので、先に福ちゃんが慌てて走って養殖場に着くと小さなタコのような生物が養殖場で気絶していました。あー、もしかして。。空から、妙な生き物って。。?
宇宙人なのか夜空から流れ星のように落ちてきて
真夜中でもこちらへ向かっている笑〜に映像を見る限り泥棒というより隕石じゃないけど多分宇宙人が降ってきたように思うんだけど、気絶してるからまずはこの子にケガはないか、家に運ぶからとスマホで連絡してあの日の夜福ちゃんは、ヴィーナスを落ちてきた養殖場の近くの自宅に連れて帰ったのだ。
それから。。。福ちゃんは金星人のヴィーナスと一緒に暮らす事になる。あの日の夜後から福ちゃんの家に駆けつけてきた笑〜と一緒に目を覚ましたヴィーナスと一緒に話しをするとヴィーナスは、変わった夢を見て寝ぼけていてベッドから突然落ちたと思ったらいま気づいたら知らないところに寝かされていた自分は金星人で歳は4歳だと言うここは、地球の日本で神楽町市という福の神がつくった都市で麗しが浜の海辺の真珠養殖場に突然貴方が落ちてきたんだと福ちゃんがヴィーナスに説明すると、ヴィーナスはびっくりしていた。なんでも幼なじみのグリという隣の家の一つ歳上の金星人が両親が地球好きで地球は美しい青い星だといつも誉めている
地球にたくさんの国があって、グリの両親は
その中でも日本を気に入っている親日家なので親に連れられて地球も日本も何度か話にきいているし、今度グリと一緒に日本に旅行しようとしていたらしい。実はグリは、手先が器用でエンタテインメントグッズを作るのが好きで最近夢見るチョコレートというのをつくり、なんでもそれは、食べるとその時々に必ず素敵な楽しい夢を見て中には大当たり的な噂では楽しい夢を見てそれが正夢みたいになる傾向があるとでも、まだまだ試作だからね。。自信ないけどなんて、
そんな風にグリが言うので、イタズラ面白半分そのグリの持ってきたチョコレートをグリの目を盗み一つ一つ盗んで食べてしまった
その夜、、、というか昨晩眠りにつくとヴィーナスは夢を見る。。。
まぶしいと、目の前がびっくりするほどまぶしく光り輝く。。と、思ったら。、、
金色の神々しいふわふわの雲に包まれて、、あまりにも気持ちいいとうっとりしていたら。。その雲が、スポットライトになり。。ヴィーナスは、金色の神々しいスポットライトに照らされていました。ここは。。どこ
目の前には、見たことのないような美しいブルーのカーテンがあり、ブルーのカーテンの向こうからは割れんばかりの万雷の拍手とともに、
キャーキャーと、大歓声があがるなんだこれ。。どうしたんだろう
ヴィーナス先生〜、キャー、天才〜地球へようこそー、日本へようこそ〜
えっなんと言うしびれるような快感。。。どうも、ヴィーナスは地球、日本でなにかの大成功をして有名になって尊敬されて大人気になっているらしい。。。
あちらのブルーのカーテンは、青い地球の象徴、歓迎の象徴なのか。。。
グリの話しをきいて
ワクワクして早く日本に行きたいといつも言っていた。そんな地球。。日本へ。。夢の中でヴィーナスがブルーの美しいカーテンをくぐろうとすると。。
急に真っ暗になり。。ブラックホールに吸い込まれるように気を失って目が覚めて気づいたらここに寝かされていた、とあれは。。夢見るチョコレートが魅せた一睡の夢、、、
しかしながら、現実に目覚めて
自分が落ちてきた様子のパソコンの映像を見ながらヴィーナスは、「どうしようこれ、アタシが落ちて絶対被害出てるわ幾ら弁償したらいいのかしら」と、言いながらなにげなく寝かされているベッドのシンプルな目覚まし時計をつかむと
なんと、シンプルだった目覚まし時計があっという間に、複雑だけど繊細で美しい時計に早変わりしてしまう。。
す、スゲ〜。。。絶句。言葉にならないほど
福ちゃんも笑〜もびっくりすると、ヴィーナスはハッとして、「あっ、ごめんなさい、アタシったらついつい、こんな時計があったらいいなーってイマジネーションを働かせたら。。つい、大丈夫、これは少しすれば魔法が溶けたように元に戻るからね、」
福ちゃんが、「な、なに、今の。ま、魔法なの。。君ってば。。。宇宙人じゃなくて、魔法使い」しかしながら、ヴィーナスは「いや、金星人だし。こんなのただの遊びだよ。イリュージョン。。なぜか、アタシにはこういう事できるのよ。。アタシ祖父母の飲み屋で育ったからお客さんに宴会芸みたいに見せると喜ぶのよね。」さも、あたりまえかのように飲み屋の余興か学芸会の手品ような感じにヴィーナスが話す。
すかさず目をキラリと光らせた
福の神笑〜が、ヴィーナスに、「貴方は天才的な美的センスと美術の能力があるわ。。うちで働くか、貴方独立してすぐ仕事しなさい。弁償なんかあっという間よ。」
と、言うわけで金星人のヴィーナスがやってきて。福ちゃんの家で暮らす事になり。福ちゃんの一人暮らしもつかの間だった。
福ちゃんは思う、多分自分は周りに誰かいての運命というか、一人きりになかなかならない運命なんだろう。誰しも何かしらアレ、っというような運命的な定められた傾向があると思う。というか、本人にフィットしたような状況になる、というか。
福ちゃんが雇われ社長になり会社から家をプレゼントされたけど
はじめて新しい家に
当時は、自分といつか独立する双子の姉が住むだけなのになぜか
海辺の白い大きな家だった
だけど、家を用意したオーナーの笑〜は福ちゃんが決して孤独にならず、姉達が独立した後も誰かが福ちゃんと一緒に暮らす。福ちゃんはそんな運命だという事をオーナーはちゃんと知った上での事なのだ。ヴィーナスが家に来た事で、芋づる式に賑やかになって今やヴィーナスのクラスメイトのシュナ坊も、ヴィーナスの幼なじみの金星人のグリも一緒に暮らしている
2022年07月07日
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