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2022年08月16日

マリッジセレブレーション。328遠い日の現実のような夢の中で。。。


時は少しさかのぼり。。夜明け前C1E934BD-63D8-484C-AB7D-829FA979DF83.jpeg東京銀座。

あ。。。

東京銀座老舗洋菓子店イシナベーヌ。。若主人石鍋四朗。。。

幼い頃の夢を見て。。夢に、まだちいさな異母弟の吾朗太が出てきた吾朗太は、白骨死体で遠く離れたプルメリア島で発見された吾朗太は、TV番組とプルメリア警察署が、バーチャルのモンタージュを発表して情報を求めていて、吾朗太の兄で、四朗の異母兄の伊集院三太夫がプルメリア警察署に出向いたというので、四朗もTV番組、パーフェクトサーズディのメトロポリタンTVに吾朗太の異母兄だと電話した。

時々、三太夫とは連絡してるし三太夫や、三太夫の関係者がイシナベーヌに買い物に来てくれている。三太夫も吾朗太も愛人の子どもだったけど同じく本妻の兄達の長男次男よりずっと年も近いし、仲良かったなぁ。。。

夜明け前に起きてトイレへ行った四朗は、ふと、窓の外にぼんやりとしたちいさなひかりが飛んでるのを見かけて。。。あっ。。。あれは。。。まさか。。

銀座のこんな街中で、ましてや夏でもないのに蛍ってわけじゃないよなぁなんだ、アレ。。と、不思議だ、ホタルなんだろうか思った瞬間意識がスーッと遠のいた

夢の中。。。
帰れ、帰りな早く。。。えっ。。。あの日。。。ソロバンに行こうとしていた小学生の四朗。。空耳か、知らないちいさな女の子の声が聞こえてきた。キョロキョロあたりを見渡しても、道ゆく人は女性も大人や高校生ぐらいか、親子連れや、グループの子どもは男の子ぐらいしかいない。。。あれっ。。。気のせいだ。。僕に行ってるんじゃない。四朗が気のせいだと、女の子の声を無視してソロバンに行こうとすると

うわっそのとき、四朗は突然誰かにイタズラで足を引っ張られたような感じになり派手にすっ転んでしまった四朗の足を引っかけれるぐらいのすぐ近くに誰かいるわけじゃない。それに、精神的にどうかという人でもなければ気が弱いけど、ヤクザの息子の四朗をからかったりいじめたり足を引っかけるような人なんかいないだろう。。ソロバン用のバックは宙に舞い、派手に中身がぶち巻かれる。そんな四朗に、近くにいた二人がすぐに駆け寄ってきてくれた、

「僕、ちょっと大丈夫、ケガしてない」さすがな有名私立の女子高生らしい制服を着た可愛い猫のお姉さんが四朗を助け起こして、89F461AA-DA2A-4968-844D-F17360DFB3D3.pngその連れの綺麗なウサギの同じ制服を着たお姉さんがカバンの中身を拾ってくれた。「だ、大丈夫です、す、すみません。ありがとうございます」それは夢の中だけど夢ではないぐらいあの日子供の頃が忠実に再現された夢だった。なぜか夢なのに。。まるであの日を記念のビデオに撮影していたような感じで。。。

「血は出ていないみたいだけど。。頭打たなかった」猫が優しくきく。四朗は大丈夫です、これからソロバンがあるので、と。

「これで大丈夫かな、確認してみて。。、」うさぎが拾ってくれた回収物をいれたカバンを手渡しA3E70E61-D27D-4FF5-AB30-7DD4C6D9102C.png四朗はありがとうございますと渡されて中身を確認したんだけど。。。綺麗なお姉さんたちだったので、四朗は派手にずっこけた事が恥ずかしいだけど、いきなり、ちいさな女の子の声がしたと思ったら、誰かに足を引っ張られたような気がするなんて、頭がおかしいと思われる事を言えるはずもなく。
「あ、あれっ。。。あ、ソ、ソロバンがない。。。」おかしい。。。確かに、家を出る時には再三再四と確認したはず。。。四朗はかなり几帳面な性格で家を出る前にきちんと本日の持ち物、これから外出する時に必要なものをわざわざノートに書いて
小学校の月曜日から金曜日の時間割りはもちろん言うまでもなく、ソロバンのとき、塾の時もきっちり必要なものをわざわざノートを見て照らし合わせて確認して安心してからでないと外に出ない。それは、父親蓮気の几帳面な性格をかなり強く引き継いだ。蓮気は暴力団剣崎組の組長だが、綺麗好きで几帳面なのだ、若い衆が掃除をサボったりきたないとコテンパンにぶん殴るし、靴を揃えないと靴でぶん殴るし、灰皿にタバコの灰が片付けられていないと灰皿でぶん殴る四朗の本妻の要もズボラなところがあり掃除の仕方が悪くて殴られた母親関係なくきょうだいで、上の二人はバレたし要に似てズボラで蓮気によく怒鳴り散らされていたし、
三太夫と四朗は几帳面で綺麗好きだし、異母弟の吾朗太はまだ小さいけど、部屋が汚れていると父親の蓮気のように若いしゅうを叩いたり物を投げたり癇癪を起こした吾朗太はもっと小さい頃三輪車の置き場所もずらすと暴れまくる程だったし、四朗が定位置のふちっこに自転車を停めるとオセロの角を取ったかのようにギャアギャア怒るので蓮気の几帳面を引き継いだきょうだいは、とにかく几帳面でそれはともかく絶対にカバンの中にソロバンを入れたではないかこの目で全部確認したし、筆記用具もノートも問題集も全部確認し、いつもの習慣で、全部オッケーと口に出して家を出た。カバンの中身を拾ってくれたうさぎのお姉さんは、「え。。ソロバンソロバンは見当たらなかったと思うけど。。。」猫の方も、「ソロバンなら、落ちたら小さくてもそれなりに音がするだろうから。。。だけど、見当たらないわね。。」キョロキョロあたりを見渡しながら言う。


その時。。また、あのちいさな女の子の声で、

なにをやってるのよ、四朗、早く家に戻りなさい、戻らないからソロバンだけ家に戻したわよー早く、早く

ハッ四朗は、時計をしていた女子高生たちに今何時か尋ねると、すぐに家に帰ってもまだ遅刻しない時間だったので、二人には慌てて「ありがとうございました、もしかして家に忘れてきたかもしれません、まだ時間が早いので取りに帰ります」と頭を下げてすぐ家に戻った。。

どうしよう、頭の病気かもしれない四朗は、幹部が何気なくBGMがてらにチラっとつけていたTVで、ストレスの多い人や強烈な体験をしたり心に大きな傷ができた人たちが、精神的に耐えきれなくなり精神病院に入院するドキュメントを観たことがある、その時出演者の顔にモザイクをかけられた精神病院の患者が、ある日突然、知らない人の声出る幻聴が聴こえるようになったみたいに言っていた。親からの虐待でストレスで精神のバランスを崩したらしいが、ハッ。。。

四朗は、母親の要から疎んじられて暴言を吐かれたり家事を押し付けられたり、愛人の子どものできのいい三太夫や、可愛い吾朗太に比べ、

どんくさくて取り柄がない、気が弱いし要領が悪いだのクズだの罵られたり無視されていた吾朗太が一緒にいると、四朗を庇い吾朗太は要を蹴ったり叩いたりするので父親蓮気寵愛の愛人の子ども吾朗太に手を出せば要は蓮気にボコボコにされる

なので、四朗が一人だけの時を狙って虐待されただけど、要は尽くしても旦那に殴られて亡くなった愛人の方をいつまでも気にかけられてやるせなく四朗をはけ口にするのだ、四朗がもっとイケメンで賢くて明るい人懐っこい性格なら、、、と四朗は自分でも後ろめたい四朗は、要の虐待と自分へのコンプレックスと、そして。。。ヤクザの息子という家庭環境で日に日に精神が悲鳴をあげてとっくにキャパシティオーバーなのかもしれない。。


そうだ、とうとう幻聴が聞こえてとうとう頭が狂ってしまったんだとにかくソロバンを取りに帰るどころか、パニックになり、とにかく家に戻ったところ。。。E7569DAA-E5FF-4A5A-BFC5-6ED71FBBED08.jpeg

あっ。。、門をくぐり、7C52EFB6-9CEA-49C4-8ECF-07DD6058733D.png玄関を開けると、廊下で吾朗太がひっくり返って泡をふいている、「ご、吾朗太、吾朗太だ、誰か助けて、ご、吾朗太が、あっ、」

四朗はとにかく叫ぶとすぐに救急車に連絡した吾朗太のそばにはキラキラしたチョコレートが転がっているが。。。009DAB11-60DB-4772-8D2E-315C65C6BE8B.jpegそれは、ウイスキーボンボンだ確か、三太夫と吾朗太の母親のなつめがアルコールアレルギーだときいていたそれもあるかもしれないし、こんなちいさな吾朗太がウイスキーを。。。

四朗の声に若いしゅうたちが何人か駆けつけてきた。どうやら要にいろいろ用事を言いつけられていたらしい。要は、ワザと人払いをしたのだ人が少ない日と時間帯、さらに若いしゅうに用事を言いつけてワザと人払いをして甘いものが好きな吾朗太の手に届くところに吾朗太が苦しむかもしれないウイスキーボンボンを置いたのだ 

若、しっかりしてください、若、必死で若い衆たちが若と呼ばれている吾朗太に呼び掛ける

若い衆の一人が車を出そうかと、言うとすぐ救急車が来た。病院も剣崎組から通報があり、緊張感が走る。早く行かないとヤクザと揉めるのが怖いのかもしれないし、小さな子どもがひきつけをおこしていると心配なのかもしれない。

四朗は若いしゅうの一人と一緒に吾朗太の搬送される救急車に乗った救急車のなかで。。7CC80C42-B8C3-446A-B440-D92F9FACCE43.jpeg

「え、若が一人で姐さんが吾朗太は自分がいるからって。。で、姐さんに頼まれてちょっと外へ出たんですが。、坊ちゃん、姐さんと会いませんでしたか」その若い衆がいう「見なかったよ、僕ソロバンを忘れたかもしれないって家に戻ったら。。。そしたら。。。廊下で吾朗太が倒れてて」四朗の几帳面ぶりを日頃から目の当たりにしているその若いシュウがびっくりして「ぼ、坊ちゃんが忘れ物ま、まさか。。几帳面な坊ちゃんが。。あっも、もしかして、それ、虫の知らせってヤツじゃあ。。


夢の中。。自覚あるとはいえ夢の中にいる事がわかる明晰夢を見ているというよりは、過去のあの日を夢の中で。。これは走馬灯というものだろうか
そこから。。
いきなり、夢が展開する
数日で、吾朗太は退院してきた。
今度は、危機を脱して回復したちいさな吾朗太と吾朗太が助かったのを泣いて喜ぶ小学生の四朗。。あの日。。そうだ吾朗太が回復した時不思議な事を言ったんだ

「あの、気持ち悪いって言ってオヤジに怒られた部屋の仏壇の写真の女の子が。。。」と、吾朗太がいうと、四朗は、「あれは、姉さんらしいよ。3歳ぐらいで死んじゃったんじゃないかな。真央とか言って、僕と一緒、要の方の子ども。僕も生まれた頃はもう亡くなってたからよく知らないけど0F470E67-1990-44A5-A710-FF4CA701A555.pngなぜか、呪われた家系の剣崎の家の女の子は夭折する、四朗と上の兄2人は歳が離れているけど、次男の次水の次に産まれた真央もそうだった。仏間に真央の写真や子ども用の仏壇があり、吾朗太が気持ち悪いと言ったら普段は吾朗太に甘い父親にこっ酷く叱られていた
「ああ。。。そのアネキとかいう写真の子が、凄く気持ち良さそうな。。天国って感じの橋の向こうにいたんであー、気持ちよさそうと、フラフラそっちに行こうと思ったら、いきなり怖い顔でこっちに来るな絶対ダメ、いま、四朗を呼ぶから四朗のソロバンを取り上げたから来るな」って、いきなりそいつさっきまで持ってなかったソロバンを持って振り回して絶対来るなと狂ったみたいにわめきはじめて、やべえ、あいつやべーあいつ、仏壇の写真のやつだから、多分オレが気持ち悪い部屋の気持ち悪い仏壇みたいなことを言った事を恨んでるな相手は小さいガキで女だし、死んでるヤツで頭やべえかも。。。と止まってぼーぜんとしてたら。。あいつの方からすっごく強い風が吹いてきて吹き飛ばされて目が覚めたあいつ、やっぱり。。オレがからかったのがムカついてたんか。。」というので、四朗は、ハッとして

「それは違うよ、吾朗太。。あのお姉ちゃん、あの女の子はお姉ちゃんで、お姉ちゃんのいる方へ行って橋を渡ったら吾朗太は死んでたよ死なせたくないから、お姉ちゃんが自分達の方へこようとしたのに気づいて、橋の向かい側から来るな来ちゃダメって必死で止めてくれたんだよ忘れ物なんか全くしたことのない僕のカバンからソロバンを抜き取って。。僕を家に呼び戻したんだよ、あの日。。。吾朗太の病院からいったん帰ったら無かったはずのソロバンがきちんとカバンの中に入ってたし。。。

そう、あの日、いったん家に帰ると、なぜかソロバンがカバンの中に入っていた。若い衆に聞いても幹部に聞いてもソロバンなんか全然触ってないと言う。母親の要がわざわざ親切に四朗のカバンに入れてくれるはずもなく忘れ物したなんて聞いたらクズだ馬鹿だと罵られるだけだろう。。。


あれから。。。吾朗太が、誰にも見られないようにこっそりと仏壇に向かって手を合わせているのを四朗は何度も目撃したのだ。




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