なんて夢。。。
石鍋四朗の夢の続きは幼かったあの日そうそう、小学生の時に週に3回ぐらいソロバンに行ってたし、週一回スイミングスクールに行っていた。家にいると母親の要に怒鳴り散らされるし吾朗太は小学校に入るとヤンチャなガキの友達と遊んで帰ってこない事もあったし。たまたま、あの日吾朗太は友達との約束がなく四朗はソロバン、若い衆も少なめでチャンスとばかりに要が人払いをしたんだろう
要は、誰かわからない贈り物だったので冷蔵庫に入れておいたと言った。
吾朗太が食べたチョコレートは、調べた結果別に毒が入っているわけではなかったので、医者の診断も吾朗太はウイスキーにアレルギーがあるようだだから他の組が毒入りチョコレートを剣崎組に送ったドンパチではない。でも、蟻かというぐらいに甘いものが好きな吾朗太が冷蔵庫にチョコレートが入っていたら口に入れるに決まってるのだそうじゃなくても、吾朗太は小さいのもあるけどアルコールに弱い体質で2歳ぐらいの時に若い衆の冷蔵庫のカクテルをジュースだと思って飲んで倒れて搬送された事があっただけど、勝手に若い衆の冷蔵庫を開けて勝手にカクテルを飲んだのは吾朗太だったので若い衆は不問で、吾朗太がアルコールを口にしないように気をつけるという事になった今回も、ウイスキーボンボンか普通のチョコレートかわからないようなパッケージで、裏に小さくウイスキーと書いてあるようなもので、
多分要が魔の隙間時間を狙って用意したものだろう。蓮気は全くお酒は飲めないが、暴力団の組長で甘いものが好きと言う事が知れ渡っているし、気を効かせて大人のチョコレートを誰かが送ってきても全然怪しくはない。むしろ、蓮気は全然酒を飲めないというのに、イメージで酒をよく飲みそうにみえるのだ。
夢の中で、過去に起きた事がリアルに再現されて自分も明晰夢のように夢の中だとわかっているなんて。。なんて奇妙な。。
吾朗太は、そんなアレルギーの生死をさ迷うアナフィラキーショックを起こした時に姉の真央に逢ったという。。。橋の向こうの真央。。それはそれは吸い込まれるように言葉では表せない美しさが無限に広がっていたという。。
そりゃあ、橋の向こうへと誰もが行ってしまう事だろう、しかしながら真央が怒ってそれを止めたのだ。ヤンチャで横着だった吾朗太は、幼かったのでヤンチャしようと、まだまだ小さいので可哀想だと天国行きだったのかもしれないな。。
でも。。よくよく考えると吾朗太は喧嘩したり反社会の東京邪神軍に入って暴れてたけどかと言って別に弱い子をいじめたという訳ではない。女に貢がせたり殴ったり複数女がいたらしいが、吾朗太は女の方から寄ってきて尽くすのだだから吾朗太からしたら勝手に女が寄ってくる、こっちはそこまで好きでもない女と付き合ってるんだから金を貢がせたりしてもあっちは好きな男と付き合えるんだからと下心で金で媚びて来る女も悪いとは思う。何にもメリットもなければ吾朗太も惚れた女性じゃあるまいし、相手にしないのだ。めちゃくちゃ理不尽な事をする性分でもない気がするのは、兄弟の贔屓目かもしれないけど天国に渡りそうになった幼い吾朗太を追い返した姉さんは、どうにかして吾朗太を生かしてあげたいと思ったんだろうか、それとも、天国のような楽園に吾朗太が行くのを許せなかったんで、生かしてもっとこの世で苦労させたかったのかだけど、あれから黙って仏壇にこっそりと手を合わせていた吾朗太は死にたくなかったし、中学生ぐらいに自分の存在価値に不安を感じて自殺しようとした自分を今度は逆に吾朗太が発見して止められて思いっきりぶん殴られた吾朗太から殴られて当たり前だし、あれ以外に吾朗太から殴られた事なんて全くない。
吾朗太は、四朗が生命を大事にしないから殴ったんだ。
結局は吾朗太は死んでいた生活からして、父親の蓮気もだけど長生きはできない生活環境だとは思う。
だけど。。。吾朗太は自分から死ぬなんて、許されない事なんだ、吾朗太は自殺なんかじゃないはっ。。。すると。。突然あたりがグルグル渦巻いて。。。
遠くから地鳴りのような音がしたかと思うと突然大地をつんざくような音がする。。。突風に煽られたかと思うと。。。
あっ。。。四朗は思わず目をつぶった目を開けると。。。美しいグラデーションが四朗の前に限りなくどんどん広がっていく。思い出されるのを待ち望んでいたかのような心の根底にある過去の出来事がいま夢として夢の中にいて子どもの頃に帰った自分が体感しつつ。。この夢は。。いったいこのまま
どうなってしまうんだろう。。。
「ご、吾朗太。。、吾朗太。。」グラデーションに包まれてひとり。さっきまでいた吾朗太ではなく今はなきあの懐かしくも悲しい剣崎家の実家でもない
そのとき、四朗、四朗、天からあの小さな女の子の声がする。。と、思ったら
四朗の目の前には、突然あの実家の仏壇の女の子。。。3歳ぐらいで亡くなった真央が現れた。。。
「あ。。。あの。。」夢の中の四朗は10歳前後ぐらい。そんな四朗に真央が、
「あなたと三太夫は助かって幸せに暮らしているのですね。。でも。。。吾朗太は。。私が何度も助けようとしたけど。。。結局はあの子は先祖代々の業、。。女性を大事に出来なかったから。。」
3歳ぐらいの幼い女の子幼い声なのに。。話す内容は、四朗よりずっとずっと大人びている。。。
そして。。こちらは、同じ日の時が進んだ福の神の街の神楽町市海辺の白い家で。
住人の1人であるヴィーナスはとうとう自覚していなかった霊感が発動されたのか不思議な幽霊を視る。。みつごのきょうだいの僧侶の森沢ベルモが超霊媒体質なので美術家でイマジネーション、創造力豊かである為に、お金を積んでも体験できないような体験がしたいと幽霊を視るベルモに時々言ったら、ベルモは無い首を必死に振って誰でも霊感はあるもんだけど、その霊感を自覚できないなら
その方がいい私もいろいろ修行して余計なものは見ないようにコントロールするけどあまりにも疲れた場合それこそ憑かれる可能性があるからと霊感うんぬんには反対していた。ベルモは拾われた赤ちゃんの頃には瀕死の状態で死線をさまよったのか霊感が身についたようだ。その、森沢ベルモの住まいの木蓮寺に住んでいるとう吾朗太という。。
パッキンキンでドクロの入れ墨という反社会の若いハリネズミの幽霊があらわれる。
しかしまぁ。。。話しているうちに、別にこの人は、呪ったり取り憑いたりとヴィーナスに対して全く敵意はないようだ。なんとなく、普段から接しているベルモに言えない相談があるからわざわざ来たのではないかという事だが。。。
吾朗太は。。。実家の剣崎家は呪われているという女の子が育たないし結婚して籍を外れても婿入り先でできた女の子はハタチかそれぐらいまでしか生きられない。よっぽど本人が結婚する前から剣崎家から他の家の養子になればなにもないらしいけど。。。
そして、ベルモもヴィーナスも共通の友人である純ちゃんが吾朗太の子どもであるかもしれないと。。ベルモは言うしかしながら、吾朗太は、いいやつなら托卵で俺の子じゃない旦那を騙して間男に手を出す女が母親なら父親ぐらい反社会やヤクザじゃない、どうせ馬鹿女が独身と嘘をついて引っかけたお人好しだろう、馬鹿女は俺みたいな暴力男から逃げるためにていのいいお人好しをまんまと引っかけたのさだから純って子は俺の子じゃないという
だけど。。。もしかして、俺の子だったらどうしようという心配があってわざわざあたしのところにきたのかしらヴィーナスは思ったけど、だけどそれならわざわざあたしのとこにくるより、ベルモに相談したらいいベルモと喧嘩でもしたのかしら
ヴィーナスは、目の前の幽霊の言う通りに純ちゃんは幾らなんでも反社会の派手なこのヤクザの子どもって事はないのではと思うが、かと言って面と向かって本人にうん、それもそうだよねと言えるはずもなく。そんなこんな戸惑っていると。。幽霊の吾朗太は、
「それにしても、お前、いい香りしてんなぁ。。なんか、付けてるのか」と言い出す
「えっ、あー、これ、桃の香りでしょ。あたし生まれた時から桃が大好きでずーっと、毎日必ず桃を食べるようにしてるけど。。。だからか身体から桃の香りがするようになったんだけど、ベルモは蓮の香りだっけ。。確か、」ヴィーナスが言うと、吾朗太は、「あいつもいい香りだな、蓮か、あいつは霊感が発動すると強い蓮の香りがするって言ってたっけ。。。」
「そうそう、で、あたしたちのあと1人は無臭ね。ま、飲食店でも働いてるし塾講師だから無臭が一番かもね、好き好きあるしね、香りは。。あたしなんか、桃の香りで、学校で時々いい香りだって蟻のようにわざわざ友達が香りを嗅ぎに来たり、切ったら桃の汁が出てくるのかとからかわれたり。。ウザい事があるのよでも、まぁ、桃はやめられないわ。」
「まぁ、それにしても。。。お前が俺をちゃんと視えるのか、ブーコが、お前は霊感を自覚してないって言ってたが。。やっぱり仏さんは頼りにな。。。あっ」吾朗太は口をつぐんだヴィーナスはキョトンとする。。
吾朗太は早朝身体が勝手に動くようにして、スーッと本堂に導かれてしまったそして、なぜか御本尊の前に座り向き合って、手を合わせてしまったのだ
こんな姿、まさかあのブーコか誰かに見られてないだろうなと、焦りつつも、なぜか、フワッといい居心地がしてきた。
なんか。。。なんだろう、なにか思い出しそうだもしかして、こうやって手を合わせている事は生前にどっかでいやいや、おれはヤクザだ、神仏に手を合わせるなんぞあるわけない。。あっても、墓参りぐらいか。。。
ああ、そうだ、記憶取り戻せばあの世へ行けるんだっけ。。このままあの世へ。。と吾朗太がふと感じると、
まだまだ、まだあの世へは行かせない。やるべき事を終えてからだヴィーナスに会え、と、不思議な声が聞こえてきました。
吾朗太が、頭を上げるとそこには御本尊様が。。。こ、この人なのか、おれに話しかけているのはこの人。。。
「あ、あの、ヴィーナスってブーコ、、いや、森沢ベルモのきょうだいでしょうかなんで。。。ブーコ、いや、森沢は、きょうだいで霊感があるのは自分だけという話しで、多分ヴィーナスという人に会っても話しかける事ができないでしょう」と、吾朗太がいうと御本尊様が
「そこは、私がなんとかする心配しなくても。。。とにかく会って来なさい、彼なら足止めをくらわすために私が神通力で昨日接待のオレンジジュースをカクテルと取り替えて二日酔いで
今朝は小学校に遅刻させるように仕向けておいた。これも、貴方との時間をつくるために。」
はガキだろう。。。ガキに酒を飲ましたのかよや、ヤベエんじゃないかなんだかんだでブーコの寺の仏は悪徳寺なんじゃねーか。。。
そう思えば、御本尊様がいうには、
「大丈夫、ヴィーナスは飲み屋の子ども、多少飲ませても病気にならない。とにかく。。。貴方にはミッションがあるって事。。。」吾朗太が勝手にスーッと身体が導かれて手を合わせていると、昔こんな事をしていたような気がした。。。
まさか。。。俺のオヤジのヤー公はヤベエ宗教にでも入れ上げて実家ぶっ潰したんじゃねーだろうな
いやいや、違う、そうじゃない、悪徳周期とか、そんな事じゃないその真逆だ、真逆に。。邪悪邪神どころか、穏やかな気持ちになる事だ。。ふと、早朝の出来事が吾朗太の頭の中によみがえってくる。。。
「ところで。。。アタシのトコヘ来たのは。。ベルモに話せない事でも。。。アタシも今は。。ベルモと喧嘩中で、と言ってもアタシが一方的にブチ切れて。。なんだけど。。」ヴィーナスがまさか、吾朗太さんの事で、ベルモと喧嘩になったとは言えず。。。
「や、ウーン。。。なんか、デブの様子がこのところ変で。嫌がらせをしろと言ったらどう思うとか、訳のわからん事言ってきたりそれと、まぁ、まさかだけど、奴らは寺だし。。ヤバい儀式みたいな素っ頓狂なこと。。。」 吾朗太が言うのだけど。。
「木蓮寺はよくあるオーソドックスなタイプのお寺で、カルト宗教じゃないわよそりゃ、冗談でミリオンがベルモをイジる時にアホみたいにまるでカルト宗教かみたいな事を言うけどそれは、単にミリオンの持ちネタだし。ミリオンちの桑田家も木蓮寺は菩提寺だし。でも、それにしても嫌がらせをベルモがなんでそんな事を。。なんか、冗談でからかわれたんじゃないの」ヴィーナスはそう言うものの。。。
「いや。。めちゃくちゃマジな顔で。。嫌がらせを。。みたいに。。ある人に嫌がらせをしてくれと言われたらどうするみたいに。。嫌がらせを、ってお前そんな奴だったのか俺も死ぬ前ヤクザで人の事言えないけど、お前坊さんだろうがそれとも、お前は壺だの印鑑だのバカ高い詐欺商品をあんたは特別だと嘘ついて幸せになると売りつけるヤクザより酷いゲス宗教だっていうのかよって怒ってやったんだよそしたら。。。ブーコは、違う、これには訳があって。。ってモゴモゴなんか。。あいつ、隠してねーか。変なんだよ。」
ヤクザは最初からヤクザですよと表明しているが、悪徳宗教というのはさも困った人や弱い人の味方だ、正義の味方だと自分はいい人みたいなことを言って内情は詐欺師のヤクザよりもっとタチが悪いしヤクザ以下の最底辺だと吾朗太さんはいう
「嫌がらせまさか。。。キツいとこのあるアタシとミリオンに比べてアイツは。。。穏やかなんだけど。。嫌がらせ」ヴィーナスも首をかしげました。目の前の吾朗太さんも深刻な顔をしていて。。。ウソをついたり、ヴィーナスをからかっているようには見えません。
もしかして、吾朗太さんは。。。元奥さんに娘がいる事を知り、その娘の純ちゃんが、
呪われた剣崎家の血統ではなく全く別の男の血である事を、だから娘は、呪いも早死にもなく。安心しますという事をヴィーナスに同意を求めて。。わざわざ安心する為にここに来たんだろうか。それにしても。。。
ベルモのやつ。。。どういうつもりか嫌がらせ。。。今ごろアイツは職場の木蓮幼稚園だろう。木蓮寺は敷地内に幼稚園があり、そこで教論としても働いている。ヴィーナスも、時々美術の臨時講師で出入りする事は有るけれど。。
なんか、、、どうも気になるわね。ベルモが。。?喧嘩中だけど。。。ここは、気になるし。。。ちょっと探りを入れてみようかしらでも、今ごろ。。アイツは自宅で仕事中だろうけど。。。
2022年08月24日
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