わ。。。
突然現れた二人の天使。。。「て。。。天使がてん。。」アタフタと目の前に二人の天使が現れて慌てふためるヴィーナス。。でも。。。クラスメイトには
どうもこの天使が見えていないようでヴィーナスは、霊感があるというドラゴンのモンと、ペキニーズのオスプレイと、紫プードルの女の子シイモの方に助けを求めるが、「ね、いま、ここにモン、見えるでしょ、」ところが、霊感が強く幽霊が見えるという低学年クラスの三人が三人とも。。。「何を言ってるんだよ、天使がいないよ。天使なら。。。ヤクザ。。じゃない、セブン先生はティチャーズで天使とアヒルが祖先だろ。」モンには見えないらしいあ、アレっ。。。オスプレイも、「昨日ジュースとお酒を間違えて飲んだんだって。。じゃ、まだお酒残ってるんじゃない天使なんて、見えないよね、モンもシイモも。。。」唯一三人の中で女の子のシイモ。。紫芋って漢字で書くんですが。。。神楽町市の西部のウエストヒルズの紫芋農園の娘さんなんだけど。。。「あたし、保険係だから保健室ついてってあげるわ。先生もヴィーナスがお酒にやられたって知ってるし、ね、キチンと休んだ方がいいわ。。」と言う。。。シイモはおせっかいなので、ヴィーナスの腕を一本掴んで保健室に強引に引きずっていこうとする。。。
あっ。。。ニコッと、二人の天使はヴィーナスの上空で微笑む
セブン先生に、酒を飲んだ事をバラされたでも、今はもうそんな事どーだっていいそんな事より、、こいつら天使は。。
自分。。以外は見えていないんだ。て、天使がみえる。。天使がみえる。でも、霊感のあるモン、オスプレイ、シイモには見えない。。って。。ことは。。まさか
まさか。。この二人の天使は。。頭に天使の輪が輝いている。。あれは。。確か、ドラマや漫画や映画で。。。死んだ人がつけてる印だって事は。。。アタシだけにこの二人が見えるって。。。
まさか、まさかアタシは死んじゃうの、お迎えが。。。お迎えが。。。来た、。ヴィーナスの意識は遠のいていきました。
あれ。。。どうしたんだろ。。。ヴィーなすが小学校へ行くというので。。吾朗太さんは、もうちょっと話しを聞いてもらいたいと思いつつも、ヴィーなすにはヴィーナスの予定があるから。。。なんにもなくブラブラしてる俺は情け無いしそんなふうに思いながらもヴィーナスとは別れて。。そのまま。。ヴィーナス達の住む近所神楽町市の麗しが浜の港町をブラブラしていた。。。
ヴィーナスが幽霊の自分を見て宇宙人の癖にびっくりしていたのはアホか宇宙人の癖にとバカバカしいと思ったんだけど。。幽霊を見てびっくりするヴィーナスを見て。。あれっという不思議な感覚に陥る。。あれはいったいなんだったのだろうか。。
いつか、どこかでそんな事があったのか。。なぜかそんな気がしてならない。確かに自分自身が亡くなっていて幽霊として見える人にはみえるという存在だから、、幽霊はいるのだと言わざるを得ないんだけど。でも。。生きていた頃に。なんだか俺ってそういうのアホらしくて全く信じないように思えるんだけど。
なにか、生きている時のことを思い出して、どうして自分は死んだのかという事を全て思い出したら、俺を天国につれて行くよというハリネズミのコウという天使も時々現れたりして。。アイツはなんなんだ。どう考えても、天国があるというなら俺は天国に行く理由なんて全くないだろベルモのブーコに。。。生前の俺の話しを聞く限り俺はヤクザのガキでガキの頃からとんでもない奴で。。。少年院に遊び感覚で出入りしたり。、。女が勝手に世話したり貢いだり寄ってくるのをいい事に、女を騙したり殴ったり売り飛ばしたり暴力を振るったり反社会組織にいて闇金や人身売買やらヤバい薬を売買したり。。。まぁ、そんな事だろうなぁとは俺は思い出せないんだけどなんとなくそうなんだろぐらいには感じる。人殺しみたいな事もしていたかもしれない。そこまでしないにしろ。。金を返せん奴の臓器を売り飛ばすとか。。。まぁ、そういうのって1つ無くなっても生きていられる臓器なんだから。。命をとるわけじゃねーし、ある程度の返済になるんだから相当優しいとしか考えられない俺はおかしいんだろうか。闇金も、まともな金を貸して貰えない奴が闇金とわかっていて借りるんだから。全く悪いとは思えないし。まともに生きてきてないからアホだから闇金に手を出すんだ。。闇金が悪いんじゃない、悪いのは悪徳だとハッキリ言っている闇金で金を借りるバカだし、そんな世に捨てられたようなバカに相手をしてやり、お灸を据えてやってるんだとしか考えられない。それって変なんだろうか?
賑やかな麗しが浜の南新町の港町の活気が身に染みる。。さっきのヴィーナス達の住む海辺の白い家がまぶしい。下町の気さくな空気感のなかでの。。雰囲気は全然違う際立つ高級ホテルの様ないでたちの海辺の白い家。。。屋上にはプールがあったり、
ガラス張りの部屋があったり。あの、有名なヴィーナスの家ではなく、ヴィーナスが居候しているらしい。スゲー家だけど。。ヴィーナスにはあの家ぐらい持つのは難しくないだろう。
金ある癖に
居候なんてな。。不思議に思ってヴィーナスには聞いたが、ヴィーナスは孤独が嫌いなのと誰か頭が上がらない人を置かないとアタシは調子に乗って感謝すらしなくなる。家を買うお金なんか幾らでもあるけど。それに誰かと一緒にいれば、金さえあればとか、金に物を言わすとか、無茶苦茶しないじゃない。アタシ、実家が水商売だからさ。世間10年を、水商売で三年か、もっと短期間で世間の海千山千世間ずれみたいなとこあるし。。。奢れる人は久しからずって言うの。お客やホステスも。。。羽振りが良かったのに、金に物を言わせたり調子付いて見事に転けた人結構見てきたからね。アタシも明日は我が身だと思うのよね。まぁ、客商売の飲み屋のボンだからさ。人を立てるとか、人に気遣いするとか徹底して実家で仕込まれるわけよ。そうじゃないと、そりゃ、お客さんからは小さいし、めちゃくちゃ可愛がられたけど。調子付いてあまりにお客さん立てずに自分が、自分が、だと営業妨害で店に出してもらえないしね。小さい頃から。。赤ちゃんの時から店を手伝ってたけど。店を出禁にされたらお小遣いやチップもジャンジャン入ってこないし、店出禁にされたら色んな人に会う面白みもなんもないじゃない。友達はいるけど。。それはそれ、だし。金も面白みも捨てるなんて冗談じゃないし
ヴィーナスは高額納税者としてもうすでに神楽町市を福の神と一緒に支える側で本来なら別に小学校へ通わなくても良いのだけど、福の神もヴィーナスも小学校へ通うなら、ノブレスオブリージュを徹底して権力を振り回したり金に物を言わせるゲスな態度を取れば小学校はクビになるのだ。あくまでも、小学校へ通わなければならない子どもが主役だし。それを、通わなくても大丈夫な福の神達やヴィーナスは、好きで通わせていただいているという立場であり確かに、一般生徒ではなく、児童会役員や学級委員もやっているけど。。。小学校に寄付や差し入れする事あるけどかと言って、それでヴィーナス様々俺様みたいな対応や態度を取ればもう、学校出禁の営業妨害みたいな事になるのだ。。。もちろんそれでいいと思うコミニケーション星人みたいな協調性の高い金星人のヴィーナスにとって周りから人が居なくなって孤独に陥る事がなにより恐ろしい福の神の認める神楽町市の就労児童の高額納税者とは、ああいう人になりたい、ああいう人生を送りたいと、子どもが将来的に自身の才能を磨いて自分も周りも社会も神様も豊かにする為の目指すべき一つの指針であり。。。子ども達は生きていく上で、どんどん、ポジティブな成長と研磨鍛錬を重ねた自分らしい才能でどんどん稼いで欲しい。。。それは、悪質な方法で人を騙したり陥れたり奪ったりして稼ぐ人にならない、または子供が将来やりがいや生き甲斐を無くして希望を無くして命を絶ったり引きこもらない為にも。。。
という事なのだ、と言っていたヴィーナスの言葉がなんか痛い。。。才能じゃねーかもしれねーけどさ。
世の中にはヤクザみたいにしてしか生きていけねーやつはいるんだキレイ事をいいやがれ吾朗太さんはヴィーナスにムッとしたような。。だけど変な儲け話やらに甘いやつをラクして金が儲かりますって話にマンマと下心マンマンで飛びつく舐めたアホを騙して苦しめて反省させるのは。。。悪い事じゃねーだろうに。
吾朗太さんは、ブラブラしながらも、世間のニュースやらネットの話題も当然ながら目にするのだが。。。
そりゃ、爺婆がよ。孫の可愛さあまって振り込むつっーのは。あれだけヤバいですよと言ってるのにボケてるのかバカやろうと思いながらも少しは可哀想だと思うけどよー
働き盛りや若いイキった頭のユルイ奴らがあまりにも美味しい話しにヤスヤスと下心マンマンで飛びつくのは馬鹿でしかない。そして。。またそういうが騙す俺らみたいな奴らから騙されない様にという組織やら講演会うんぬんやらネタやら湧いてきて、またそれはそれらでそれこそ仕事ができ金儲けができ。。。
俺らサイドだってバカに荒療治をしたり世間知らずを叩いたり、そういうバカを救おうとする奴らの新しい救世主的な仕事を作ったりで。悪い一方じゃねーんだけどさ。
あーあー
港町。。。街行く人たちはキラキラしていた。 道行けば老人も、子どもも。。若い主婦達も。。
今日という日は戻ってこない、だが、この尊い日常が、この人々はあたりまえの過ぎゆくまた明日も自然にやってくるという。。。あたりまえの一日なんだろう。。いつ、もう今日が永遠の終わりの日かもしれないというのに。。
自分の生命うんぬんだけではなく。。
明日、大切な人がいなくなるかもしれないし、生活が一変して急転直下転落するかもしれないのに。。。
かなり年老いた老人達ですら、のんびりとイキイキ生命短しまるでそんな不幸など、一切他人事のように。。
あたりまえがまたあたりまえに平穏無事に過ぎていく。。明日自分がいなくなるなんて思いもしない日々で。。。案外。。
幸せというのはそんなもんかもしれない。。
俺がいま、生きていたらやり直していたんだろうか。裏から表へ。。。
ああ、でも、欲の塊を騙して何が悪かろうよ。そんな奴なら騙す価値があるなんて。。。思える自分は、やはり。。とりとめなく
あれこれ考えると年寄りまでリアルな充実感や今を生きている空気感に
港町の商店街の活気が嫌になった。
もう、プルメリア島へ帰るか。適当にふらふらしてもな。。
「あっ。。。」そう思った時。。。あの人。。。
目の前の海岸線をスーッと黒い高級なハイヤーが滑る様に通り過ぎていく。
ハイヤーは、麗しが浜のあまりひと気の少ない浜辺の前に停まった。
やっぱり。。あ、
あれは。。あれはオーガストさんだ。オーガストさんは、後ろのドアを開けると、若い猫の。。。あれはフワッとした毛並みのペルシャかなんかって猫か。。。若いペルシャ猫の男性の手を引いて海岸線から浜辺の階段を降りていく。。
ああ、そうかあの男性はかなり若そうだが。。。サングラスに白い杖で目が悪いのだろう。。。で、なんか、観光かなんかで。。案内でもしてるんか。。まぁ、あの人なら会社も信頼できるだろう。。
それしても。。あの人、そうかプレゼンスタクシーって言っていて神楽町市が本社だから、わざわざ指名をかけられたんか。吾朗太の姿が見える霊感が強い数少ない人の一人で
吾朗太が日中プルメリア島をブラブラしている時に会って話すこともあるけど、なんせあの人は指名でいっぱいで忙しいし、なんか、邪魔するのもなと見かけるとチラッと挨拶する。ほとんど忙しい人だし、コッチも頭を下げるが、
ほとんどの人が、吾朗太さんの事を。。幽霊が見えないので。ハイヤーのお客さんやら、吾朗太さんを見かけたオーガストさんが会釈をしたら何にもない空に頭を下げているみたいに見えて変だから別に気にしなくてもいい、と吾朗太さんはオーガストさんに言ってあります。
なんか、それでお客からあの人頭ヤバいみたいなクレームが入っても
まぁ、ちょっと暇だし、そうだ、気合いを込めてなんとか。気配を消そう。。。長い時間は無理だけど少しなら。。
以前、ベルモのブーコがプルメリア警察官に行く時に、気配を消して跡をつけた事があったし。まぁ、ベルモのオカンという若い美人のやっているアマゾネスサンクチュアリーというラグジュアリーホテルでは、男性禁止で弾かれて中に入れなかったし。警察署で気分悪くなって結局はあの時。。追跡は途中で断念したんだけど。。。
確か、オーガストさんは、ベルモに比べたらそこまで霊感はないはずだし。。。それなら。。
なぜか、吾朗太さんはこの時、ふと、ちょっと様子を見てみよう。と気まぐれにソワソワして。。神経を集中して、気配を消す。。。大丈夫、気づかれない。。吾朗太さんは、気配を消すままに、オーガストさんと若い盲目らしいペルシャ猫の男性にフワッと近づいていく。。
なんか。。。なんだろう。目が見えないだろうに、こんな海辺に来てこの人は楽しいんだろうか。。まぁ、だけど目が見えないにしろ、この人は。。。生きているしこれからがあるんだよなぁ。俺も。。。もしも、生きていたなら。。。でも、それはもう取り返しがつかない現実だし。。。俺みたいなのは、そんな生きてたらいま40過ぎらしいが、それでもヤバい事ばかりしてろくでないだろうし。。。生きていても喜ばれるような奴じゃないだろう。。とても40過ぎまで生きていられないような奴だっただろう。
刹那さが潮風に乗る。。足元お気をつけくださいと、オーガストさんが若者の手を引いて。。「あれっ。。。」キョロキョロ。。オーガストさんがあたりを見まわして。。?
「どうか。。しましたか、」と若者が聞くと、オーガストさんは、「いや、気のせいです、すみません、、、ちょっとした。。勘違いで、あまり気にしないでください。。」すると、若いペルシャ猫は、「近くに誰かいるのですか。。。歓声は遥か遠いんですが。。なんだか、、誰かいるようで。。。」
誰かいるようで。。。まさか、こいつも薄っすらと気配を感じる程度とか、何かしらの霊感でもあるんか。。吾朗太さんは。。オーガストさん達に別に見つかっても知ってる顔を見たからなにしてるのかとやましくはないけれど。。
オーガストさんは、「い、いえ。近くには誰もいないですよ。ちょっと。。遠くに知ってる人を見たような。。」と首をかしげる。。すると。。。お客の若い盲目の猫は
「もしかして、変なことを言うかもしれません。。頭がおかしいって思われるかもしれないけど。。。運転手さん。。霊感でもあったり。。なにか、この世のものじゃないものが。。。見えるんじゃないですか、、」
ギクっ。。。や、やべえかも、こいつ。。盲目だが、、霊とかなんだか、鋭いかも。。。近くにいる吾朗太さんは気配を消したはずが。。。妙に焦りだしました。。。
2022年10月17日
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