2018年12月31日
てぃんさぐぬ花╰(°ㅂ°)╯
県民愛唱歌「うちなぁかなさうた」であります「てぃんさぐぬ花」。
年の瀬に沖縄の心に触れたくて、改めてじっくりと聞いてみたいな、と。
どうも、安里屋ユンタに続いて、三線でてぃんさぐぬ花にチャレンジ中のかつおです。
以下、Wikiより転載
「てぃんさぐ」はホウセンカ(鳳仙花)のことで、沖縄県では古くからホウセンカの汁を爪に塗って染めるとマジムン(悪霊)除けの効果があると信じられていた。1番から10番まであり、親や年長者の教えに従うことの重要性を説く教訓歌となっている。
転載以上
ステキな教訓歌「てぃんさぐぬ花」
どのようなメロディーなのでしょうか?
夏川りみさんのステキな歌声と相まって、何とも心が洗われる気持ちになります。
その歌詞の内容を見てみたいと思います。
琉球語
一、てぃんさぐぬ花や 爪先ちみさちに染すみてぃ
親うやぬゆしぐとぅや 肝ちむに染みり
二、天てぃんぬ群むり星ぶしや 読ゆみば読ゆまりしが
親うやぬゆしぐとぅや 読ゆみやならぬ
三、夜ゆる走はらす船ふにや 子にぬ方星ふぁぶし目当みあてぃ
我わん生なちぇる親うやや 我わんどぅ目当みあてぃ
四、宝玉たからだまやてぃん 磨みがかにば錆さびす
朝夕あさゆ肝磨ちむみがち 浮世うちゆ渡わたら
五、誠まくとぅする人や 後や何時いじ迄までいん
思事うむくとぅん叶かなてぃ 千代ちゆぬ栄さかい
六、なしば何事なんぐとぅん なゆる事くとぅやしが
なさぬ故ゆいからどぅ ならぬ定み
七、行いち足たらん事くとぅや 一人ちゅい足たれ足だれ
互たげぇに補うじなてぃどぅ 年や寄ゆる
八、あてぃん喜ぶな 失なてぃん泣くな
人のよしあしや 後ど知ゆる
九、栄さかいてぃゆく中に 慎しまななゆみ
ゆかるほど稲や あぶし枕ぃ
十、朝夕寄せ言や 他所よその上も見ちょてぃ
老いのい言葉くとぅばの 余りと思うむぅな
現代語訳
一、ホウセンカの花は 爪先に染めて
親の教えは 心に染み渡る
二、天上に群れる星は 数えれば数え切れても
親の教えは 数え切れないものだ
三、夜の海を往く船は 北極星を目当て(目印)にする
私を生んだ親は 私の目当て(手本)だ
四、宝玉と言えど 磨かなければ錆びてしまう
朝夕と心を磨きながら 日々を生きて行こう
五、正直な人は 後々のいつまでも
希望は叶えられ 末永く栄えるだろう
六、何事も為せば 成るものではあるが
為さぬことは いつまでも成らないだろう
七、一人で出来ないことは 一人でやらず助け合いなさい
お互いに補い合って 世の中は成り立っている
八、有っても喜ぶな 失っても嘆くな
それが良いことか悪いことかは 後々にわかることだ
九、満たされている時ほど 謙虚さを忘れてはならない
稲穂が実ると頭を垂れて あぜ道を枕にするように
十、老人の朝夕の言には 真摯に耳を傾けなさい
老い先短い者の与太話などと 侮るべきではない
なるほど。
何だか子守唄みたいですね。
オジー、オバーが孫に聞かせたり、母親が子供に聞かせたり。
そんな情景が目に浮かびます。
(実際そんな感じなのかな?)
三線の工工四(くんくんし、楽譜のようなもの)を見ると「打音(うちうとぅ)」という指で押さえるだけで音を出すという新しい技法が入ってきて、ますますかつおのダメダメカンタービレっぷりに拍車がかかっておりますが、めげずに練習に勤しみたいと思います。
公共交通機関の発着メロディにも採用?
ちなみに、沖縄都市モノレール線(ゆいレール)の県庁前駅への到着を知らせるメロディと、大阪環状線の大正駅の発車メロディが、この「てぃんさぐぬ花」なんですってね。
大正駅に行った時、今度よく聞いててみよう♪
下戸の妻を尻目に、かつおは初泡盛で年越し予定♪
それでは皆様、よいお年をお迎えください。
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来年も迷走しながら勉強して参りますので、よろしくお願いします。
いい名前ですね。謙虚さは武道においては欠かせない心がけなのでしょうね。かつおも常にこうべを垂れる謙虚さを忘れないようにしたいと思います。
我以外皆師なり
良いお年をお迎えください。
本当に色々とお世話になり、ありがとうございました🏻🏻🏻
歌詞の10番目、穂が実ると頭を垂れる、という部分はちいの親がそうなるようにと込めた願いと同じだったので、ちょっとズキッときました。
ぜ〜んぜん頭を垂れてませんね、私。
来年はもっと人格完成に努めようと思います。
それでは、来年もよろしくお願いいたします