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2024年07月07日
燃料タンクにアドブルー（尿素水）を入れてしまうとどうなる？
「エンジンが低回転になって車がすぐにとまってしまいます」
朝方、若手運転手からこのような電話が入った。とりあえずレッカーを手配して、そのトラックを近くのディーラーまで移動することに。
ディーラーの整備士から会社にいる自分に告げられた診断結果は信じられないものだった。
整備士：「燃料タンクに尿素水が混入して、中で結晶化して燃料供給がツマッてしまっています」
自分：「えっ？どういうことですか？そんなことありあえないですよね？」
整備士：「ええ、通常は100％ありえないです。故意にタンクに尿素水を入れない限りは。一応運転手さんに、誤ってタンクに尿素水を入れませんでしたか？と聞きましたが、覚えがないとのことでした。」
自分は、誰かのいたずらだろうか、いやその可能性は低い、その運転手は人柄は温厚で誰かから恨みを買うタイプではない。しかし寝ぼけて間違えてしまって、そののまま気づかないでいるのだろうか？もしくはしらばっくれているとか？、と思いましたがはっきりした証拠がないです。
整備士：「尿素水がタンクに入って結晶化して、その為走行すると、燃料供給圧がアイドリング時より低下してエンジンの吹きが悪くなって次第に低速走行になってしまうのが現在の症状です。尿素結晶を完全に取り除くことは不可能で、タンクを丸ごと交換するしかなくなり、交換費は何十万といきます。目立った結晶は取り除きましたが、細かいものは残っています。しばらく様子を見ましょう」
ということになりました。
ということでしばらく様子見です。
会社整備担当者はその運転手さんにホントのことを吐かせてやると怒り気味です。
また話の続きがありましたら後程。
