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2020年03月29日
「ゲゲゲの鬼太郎」最終回
本日、第6期「ゲゲゲの鬼太郎」も無事に最終回を迎える事となりました。
田の中勇氏の亡くなった今、もう「鬼太郎」アニメは無理して作らなくてもいいのでは?とも思っていたのですが、なんと、野沢雅子氏を2代め目玉おやじに襲名すると言う、ファンも納得するしかない解決案で乗り切り、結局、私も最後まで欠かさず見てしまいました。
最初の頃は、第1話でいきなり鬼太郎が殺されかけたりして「今期の鬼太郎は弱い」と言う印象を受けてしまいましたが、それでも、ところどころに、時事ネタなども盛り込んでおり、のちのちに久しぶりに見たら、今(2020年)の世相を振り返られるような、良い作品に仕上がっていたとも思います。
欲を言えば、玉藻前が出てきたのならば、当然、弟のチーが復讐しにくるエピソードとかも作れそうでしたし、バックベアードを血で蘇らすと言うのならば「血戦小笠原」をベースにした南方吸血妖怪総登場エピソードとかもやってほしかったような感じもしました。個人的には、マンモスやブエルなどの再登場も期待していたのだけど。
とりあえず、来週からは、私も、日曜の朝、テレビの前から解放される事となります。第7期のアニメの放送が10年後だとすれば、その頃は私も還暦を過ぎてますし、果たして、その時も私は見てしまうのだろうか。それ以前に、最近の世界情勢を考えますと、10年後、今のような人間の文化的社会が継続しているのかどうかも怪しいところなのですが。
田の中勇氏の亡くなった今、もう「鬼太郎」アニメは無理して作らなくてもいいのでは?とも思っていたのですが、なんと、野沢雅子氏を2代め目玉おやじに襲名すると言う、ファンも納得するしかない解決案で乗り切り、結局、私も最後まで欠かさず見てしまいました。
最初の頃は、第1話でいきなり鬼太郎が殺されかけたりして「今期の鬼太郎は弱い」と言う印象を受けてしまいましたが、それでも、ところどころに、時事ネタなども盛り込んでおり、のちのちに久しぶりに見たら、今(2020年)の世相を振り返られるような、良い作品に仕上がっていたとも思います。
欲を言えば、玉藻前が出てきたのならば、当然、弟のチーが復讐しにくるエピソードとかも作れそうでしたし、バックベアードを血で蘇らすと言うのならば「血戦小笠原」をベースにした南方吸血妖怪総登場エピソードとかもやってほしかったような感じもしました。個人的には、マンモスやブエルなどの再登場も期待していたのだけど。
とりあえず、来週からは、私も、日曜の朝、テレビの前から解放される事となります。第7期のアニメの放送が10年後だとすれば、その頃は私も還暦を過ぎてますし、果たして、その時も私は見てしまうのだろうか。それ以前に、最近の世界情勢を考えますと、10年後、今のような人間の文化的社会が継続しているのかどうかも怪しいところなのですが。
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2020年03月26日
最強の恐竜ずかん
昔、持っていた恐竜本の話のつづき。
私が小学六年生の時、家族旅行で札幌へ行ったのですが、そこで、なんとなく立ち寄った小さな本屋で見つけたのが、この「少年ジャンプ 8月20日増刊号」(1978年)です。
この当時、「少年チャンピオン」派だった私は、「少年ジャンプ」なんて買った事もなかったのですが、この本には、すぐに目が釘付けになり、思わず買ってしまいました。
と言いますのも、表紙にも書かれてありますが、この号は恐竜特集でして、しかも、その内容の濃さが、マンガ雑誌とは思えない気合の入れようだったのです。
特に、掲載されている恐竜の数が220種となっています。当時としては、最大クラスの収録数です。もっとも、この220種と言うのには裏がありまして、全恐竜にイラストが添付されている訳でもなく、しかも、別名なども1項目にしての220種だったのですが、それでも、私は、この本でタルボサウルスとかスピノサウルスなどを初めて知りました。他にも、ケラトサウルスがカンガルーキックを使えるなどと言う珍説とかも紹介されており、とにかく話題だらけの内容でした。それ以前の児童向け恐竜図鑑の内容が薄すぎただけの話なのかもしれませんが。
純粋な「少年ジャンプ」ファンでしたら、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の番外編が載っていたり、連載開始前の読み切り版「コブラ」が読めるあたりも、ポイントが高い本だったかもしれません。
で、こちらのコロタン文庫の「恐竜全百科」(小学館・1977年)によりますと、当時の研究では、恐竜の種類は全部で300種ぐらいじゃないかと考えられていたらしいです。
つまり、こちらの「恐竜全百科」には252種類の古代動物が掲載されていますので、「少年ジャンプ 8月20日増刊号」と「恐竜全百科」を合わせると、ほとんどの恐竜が網羅できた事になります。(実際、「恐竜全百科」には、「少年ジャンプ」未収録のケツァルコアトルスが「クザルコートルス」の名で収納されていたりします)
そんな訳で、学生の頃の私は、この二冊を持っている事で、すっかり、全ての恐竜を把握しきった気になっていたのでした。
その後、恐竜学説は、どんどん変化していき、今では、この二冊の内容は全く役に立たない過去の産物となってしまったのです。
私が小学六年生の時、家族旅行で札幌へ行ったのですが、そこで、なんとなく立ち寄った小さな本屋で見つけたのが、この「少年ジャンプ 8月20日増刊号」(1978年)です。
この当時、「少年チャンピオン」派だった私は、「少年ジャンプ」なんて買った事もなかったのですが、この本には、すぐに目が釘付けになり、思わず買ってしまいました。
と言いますのも、表紙にも書かれてありますが、この号は恐竜特集でして、しかも、その内容の濃さが、マンガ雑誌とは思えない気合の入れようだったのです。
特に、掲載されている恐竜の数が220種となっています。当時としては、最大クラスの収録数です。もっとも、この220種と言うのには裏がありまして、全恐竜にイラストが添付されている訳でもなく、しかも、別名なども1項目にしての220種だったのですが、それでも、私は、この本でタルボサウルスとかスピノサウルスなどを初めて知りました。他にも、ケラトサウルスがカンガルーキックを使えるなどと言う珍説とかも紹介されており、とにかく話題だらけの内容でした。それ以前の児童向け恐竜図鑑の内容が薄すぎただけの話なのかもしれませんが。
純粋な「少年ジャンプ」ファンでしたら、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の番外編が載っていたり、連載開始前の読み切り版「コブラ」が読めるあたりも、ポイントが高い本だったかもしれません。
で、こちらのコロタン文庫の「恐竜全百科」(小学館・1977年)によりますと、当時の研究では、恐竜の種類は全部で300種ぐらいじゃないかと考えられていたらしいです。
つまり、こちらの「恐竜全百科」には252種類の古代動物が掲載されていますので、「少年ジャンプ 8月20日増刊号」と「恐竜全百科」を合わせると、ほとんどの恐竜が網羅できた事になります。(実際、「恐竜全百科」には、「少年ジャンプ」未収録のケツァルコアトルスが「クザルコートルス」の名で収納されていたりします)
そんな訳で、学生の頃の私は、この二冊を持っている事で、すっかり、全ての恐竜を把握しきった気になっていたのでした。
その後、恐竜学説は、どんどん変化していき、今では、この二冊の内容は全く役に立たない過去の産物となってしまったのです。
2020年03月23日
怪獣おりがみ
やはり、私が物心がついた頃(50年前)から、すでに我が家にあったのが、この「大怪獣 ぬりえ・おりがみ」です。けっこう長期に渡って、何セットも我が家にあったので、きっと、当時は、どこの文房具屋や駄菓子屋にも置かれていた定番商品だったのではないのでしょうか。
その割には、詳細は、ネットで調べても、まるで不明であり、怪獣のイラストの使用許可も、きちんと取ってないのではないかと思われます。袋の前面は、このように、ヒドラもどきとゴモラもどきの怪獣が描かれているのですが、裏面に描かれている怪獣は、もろにダンカンとテレスドンです。
中に入っている紙は、基本的に、全部で8枚。2枚が怪獣イラストで、4枚がぬり絵、2枚が折り紙という構成になっています。
なかなか味のあるイラストです。テレビ放送では実現しなかった、ウルトラマン対チャンドラーという構図です。
こっちのイラストも、かなりワクワクさせてくれます。レッドキング、ジャミラ、グビラ、ゴモラという、夢の怪獣軍団の構図です。
ぬり絵は、グビラ、チャンドラー、ピーターといった顔ぶれです。一匹だけ、さりげなく、正体不明の怪獣が混ざっているのが、いかにも当時のバッタもんの商品らしいです。(でも、この謎の怪獣、「レッドマン」用に考案された未使用怪獣グレイガスにも似てません?)
折り紙は、怪獣総登場の柄になっていて、見ていて、ウキウキしてきます。
1枚目には、トドラ、ケムラー、カマキラス、バンデル星人、スカイドン、グモンガ、ジャミラ、ボスタング、ナメゴンが、
2枚目には、ドラコ、バド星人、ウルトラセブン、キングジョー、ガボラ、ドドンゴの絵が描かれています。
実際には、いくつかの怪獣は、完コピではなく、少し間違い探し(?)になっています。
でも、この「大怪獣 ぬりえ・おりがみ」の折り紙は、これで全てではなかったのです!私自身も持っていましたが、この二種類以外の柄も存在していたのであります。どうやら、この商品はロングランゆえ、中身が途中で変更されたりもしていたみたいです。
その別バージョンの折り紙には、チブル星人やバルタン星人、エレキングやテレスドン、さらにはモドキ怪獣も色々と描かれておりました。
ただのバッタもんでは片付けたくない、なかなか突っ込みポイントの多い商品なのでした。
2020年03月15日
はじめての恐竜ずかん
私が就学前の誕生日(やはり、50年近く前)に買ってもらった、もっとも思い入れのある恐竜図鑑が、この「なぜなに きょうりゅうと怪獣」(小学館)です。この本を読んで、私は恐竜がいっぺんに好きになりました。
実はタイトルに偽りありで、この本では、創作された怪獣は一つも取り上げられていません。せいぜい、UMA(未確認動物)の事が紹介されているぐらいです。
でも、そのようなUMAの話とか、恐竜はなぜ滅びたかのかとか、恐竜はどうやって捕まえたらいいのか、と言ったネタの方が、普通の恐竜の生態の話よりも、前面で取り上げられておりまして、幼い子供にしてみれば、めちゃめちゃ楽しい恐竜図鑑だったのでした。
恐竜図鑑と言えば、私は、のちに、学研が発行した「大むかしの動物」も購入しましたが、こちらはあまり印象に残りませんでした。
と言いますのも、私は、小学校に進学した時、親にねだって、当時、テレビCMがガンガン流れていた恐竜デスクなる学習机を買ってもらったのですが、その恐竜デスクのおまけに付いてきた恐竜カレンダーのイラストが、全部、「大むかしの動物」と被っており、後から「大むかしの動物」を読んでも、目新しさが感じなかったからです。
今回、この文章を書くにあたって、ネットで色々調べてみたのですが、「大むかしの動物」の初版発行年は1971年となっていました。これは、私が小学校に進学した頃の年です。どうやら、「大むかしの動物」の刊行とコラボして発売されたのが、恐竜デスクだったようなのでした。
2020年03月12日
セイカの紙工作帳
やはり、私が幼い頃(50年ぐらい前)の話です。我が家には、ウルトラ怪獣が題材に使われた、いろいろな紙細工(ペーパークラフト)が作れる学習用ノートのようなものがありました。
A5ぐらいのサイズで、中綴じになっており、同種のスタイルのらくがき帳の中身の白紙ページが全部、紙工作の台紙になっているような感じの代物です。指人形とか、紙相撲とか、いろいろなものを作る事ができたので、とっても楽しくて、このノートの事が私は大好きでした。
しかし、例によって、このノートも、いつの間にか、我が家からは無くなってしまっていたのでした。紙工作の専門ノートという以外には全く情報がなく、私は、ずっと気になっていたにも関わらず、このノートの正体を知らずに過ごしてきました。
それでも、インターネットが盛んになってきますと、色々と調べてみる気になりまして、すると、とうとう、このノートも発見できて、ヤフオクでも落札して、再び手にする事ができたのでした。
それが、この「セイカフレッシュ ウルトラ怪獣」です。
セイカといえば、子供向けの自由帳(らくがきノート)をいっぱい発行してきた老舗です。この会社が、一時期発売していた、おまけの部分がかなり多めについた自由帳のシリーズが、このセイカフレッシュだったのであります。
他のラインナップとしては、「ルパン三世」「ゲゲゲの鬼太郎」「さるとびエッちゃん」「天才バカボン」「ふしぎなメルモ」「国松さまのお通りだい」「原始少年リュウ」「ゴジラ対ヘドラ」(!)などが出ていたみたいなので、いつ頃、発売されていたかは、これらのアニメの放送時期から、おおよそ推測ができそうです。
それぞれのアニメのノートに、違う種類の紙工作や絵遊びが付いておりまして、面白いので、全部集めてみようかとも思ったのですが、全貌がはっきりしない上に、ネットオークションでも全種類が出品されている訳でもなく、しかも高額なので、やめました。
私が持っていた「ウルトラ怪獣」に関して言うと、次のような紙工作や絵遊びが付いています。
この中でも、特に、小さかった頃の私にインパクトを与えて、深く記憶に残っていたのが、以下の「おり絵あそび」です。
紙を折り曲げると、怪獣の数が減ったり、増えたりするなんて、素朴だけど、なんて魅力的で奇抜なアイディアだと思いませんか?昭和の時代は、このようなアイディア勝負のものが、いっぱい溢れていたのです。
セイカは、このセイカフレッシュのシリーズ以降も、子供向けの自由帳を次々に発売し続けるのですが、おまけページはどんどん減っていきます。背表紙の部分だけとか、せいぜい1ページぐらいしか、おまけが付かなくなっていくのです。それでも、その後のセイカの自由帳にも、時たま、面白いアイディアの紙工作は付いておりました。
A5ぐらいのサイズで、中綴じになっており、同種のスタイルのらくがき帳の中身の白紙ページが全部、紙工作の台紙になっているような感じの代物です。指人形とか、紙相撲とか、いろいろなものを作る事ができたので、とっても楽しくて、このノートの事が私は大好きでした。
しかし、例によって、このノートも、いつの間にか、我が家からは無くなってしまっていたのでした。紙工作の専門ノートという以外には全く情報がなく、私は、ずっと気になっていたにも関わらず、このノートの正体を知らずに過ごしてきました。
それでも、インターネットが盛んになってきますと、色々と調べてみる気になりまして、すると、とうとう、このノートも発見できて、ヤフオクでも落札して、再び手にする事ができたのでした。
それが、この「セイカフレッシュ ウルトラ怪獣」です。
セイカといえば、子供向けの自由帳(らくがきノート)をいっぱい発行してきた老舗です。この会社が、一時期発売していた、おまけの部分がかなり多めについた自由帳のシリーズが、このセイカフレッシュだったのであります。
他のラインナップとしては、「ルパン三世」「ゲゲゲの鬼太郎」「さるとびエッちゃん」「天才バカボン」「ふしぎなメルモ」「国松さまのお通りだい」「原始少年リュウ」「ゴジラ対ヘドラ」(!)などが出ていたみたいなので、いつ頃、発売されていたかは、これらのアニメの放送時期から、おおよそ推測ができそうです。
それぞれのアニメのノートに、違う種類の紙工作や絵遊びが付いておりまして、面白いので、全部集めてみようかとも思ったのですが、全貌がはっきりしない上に、ネットオークションでも全種類が出品されている訳でもなく、しかも高額なので、やめました。
私が持っていた「ウルトラ怪獣」に関して言うと、次のような紙工作や絵遊びが付いています。
- 怪獣時間表
- おり絵あそび
- 怪獣モービル(注・幼い頃の私は、紙相撲と勘違いしていた)
- 怪獣ゆび人形
- 怪獣探し
- 怪獣飛行機
- 舌出し怪獣
この中でも、特に、小さかった頃の私にインパクトを与えて、深く記憶に残っていたのが、以下の「おり絵あそび」です。
紙を折り曲げると、怪獣の数が減ったり、増えたりするなんて、素朴だけど、なんて魅力的で奇抜なアイディアだと思いませんか?昭和の時代は、このようなアイディア勝負のものが、いっぱい溢れていたのです。
セイカは、このセイカフレッシュのシリーズ以降も、子供向けの自由帳を次々に発売し続けるのですが、おまけページはどんどん減っていきます。背表紙の部分だけとか、せいぜい1ページぐらいしか、おまけが付かなくなっていくのです。それでも、その後のセイカの自由帳にも、時たま、面白いアイディアの紙工作は付いておりました。
2020年03月09日
名無しの怪獣トドラ
今日のインターネットの情報網とは凄いものでして、
幼い頃の私は、名前が分からない怪獣のオモチャを一つ持っていたのですが、その正体も突き止める事に成功いたしました。
それが、この怪獣トドラです。
元々は、親戚のおばさんから貰ったオモチャでした。本体だけを手渡しされたので、箱がありません。それで名前がずっと分からなかったのです。
でも、この度、ガーゴンの事を調べ直していますと、けっこうネットのあちこちに、オリジナル怪獣オモチャについて言及しているサイトがありましたので、その辺を見漁っていたら、もしかすると、この謎怪獣(トドラ)の事も見つかるのではないかと思えてきました。そうやって、探してみたら、すぐにドンピシャリと発見できた訳です。
この怪獣オモチャの特徴は、まずゼンマイ走行する点があげられます。実は、底の部分に車輪がついていて、車のオモチャみたいに走るのです。しかも、パチパチ程度ですが、走りながら、口から火花も吐きます。
そして、もう一つの特徴は、この独特のデザインでして、類似した怪獣を、私はいまだに思いつく事ができません。その為、私はこの怪獣を何て呼べばいいのか分からず、幼い頃から、ずっと困っていたのでした。
しかし、いざ、ネットで調べて、正体が分かれば、なんて事ない、ガーゴンと同じヨネザワから発売されていたオリジナル怪獣のオモチャだったのでした。発火式で口から火(火花)を出すのがチャームポイントで、同じシリーズとしては、ゴメラ、ギメゴンなども出ていたようです。どれも、なかなか安易なネーミングであり、トドラだったとはさすがに思いもつきませんでした。全然見た目の違う、同名の「ウルトラQ」怪獣もいた訳ですし。
ちなみに、幼い頃の私は、怪獣ごっこで遊ぶ際は、ガーゴンの次に大きかった、この怪獣(トドラ)を、大幹部怪獣の一匹に指名しておりました。名前が分からなかったので、暫定的にガーゴンの息子とか呼んでいました。なお、他の幹部怪獣は、トドラと同じくらいの大きさのロボット(やはり、ゼンマイ歩行するオモチャ)と、普通のカメのオモチャ(同じく、ゼンマイ動力でガタガタと手足が動く)をカメゴンと呼んで、三大幹部としていました。当時の私は、自分なりの怪獣軍団を結成して、それなりに楽しんでいたのあります。
幼い頃の私は、名前が分からない怪獣のオモチャを一つ持っていたのですが、その正体も突き止める事に成功いたしました。
それが、この怪獣トドラです。
元々は、親戚のおばさんから貰ったオモチャでした。本体だけを手渡しされたので、箱がありません。それで名前がずっと分からなかったのです。
でも、この度、ガーゴンの事を調べ直していますと、けっこうネットのあちこちに、オリジナル怪獣オモチャについて言及しているサイトがありましたので、その辺を見漁っていたら、もしかすると、この謎怪獣(トドラ)の事も見つかるのではないかと思えてきました。そうやって、探してみたら、すぐにドンピシャリと発見できた訳です。
この怪獣オモチャの特徴は、まずゼンマイ走行する点があげられます。実は、底の部分に車輪がついていて、車のオモチャみたいに走るのです。しかも、パチパチ程度ですが、走りながら、口から火花も吐きます。
そして、もう一つの特徴は、この独特のデザインでして、類似した怪獣を、私はいまだに思いつく事ができません。その為、私はこの怪獣を何て呼べばいいのか分からず、幼い頃から、ずっと困っていたのでした。
しかし、いざ、ネットで調べて、正体が分かれば、なんて事ない、ガーゴンと同じヨネザワから発売されていたオリジナル怪獣のオモチャだったのでした。発火式で口から火(火花)を出すのがチャームポイントで、同じシリーズとしては、ゴメラ、ギメゴンなども出ていたようです。どれも、なかなか安易なネーミングであり、トドラだったとはさすがに思いもつきませんでした。全然見た目の違う、同名の「ウルトラQ」怪獣もいた訳ですし。
ちなみに、幼い頃の私は、怪獣ごっこで遊ぶ際は、ガーゴンの次に大きかった、この怪獣(トドラ)を、大幹部怪獣の一匹に指名しておりました。名前が分からなかったので、暫定的にガーゴンの息子とか呼んでいました。なお、他の幹部怪獣は、トドラと同じくらいの大きさのロボット(やはり、ゼンマイ歩行するオモチャ)と、普通のカメのオモチャ(同じく、ゼンマイ動力でガタガタと手足が動く)をカメゴンと呼んで、三大幹部としていました。当時の私は、自分なりの怪獣軍団を結成して、それなりに楽しんでいたのあります。
2020年03月07日
ウルトラ怪獣カードブック
私が、小学生なかばの頃に、どっぷりはまって、集めていたのが、この「ワールドスタンプブック 怪獣の世界」(講談社)です。
簡単に説明すると、先行して流行った仮面ライダーカード(1971年〜1973年)のウルトラマン版です。違いと言えば、このワールドスタンプはお菓子の付録などではなく、カードそのものが商品でして、まずは台紙となる大型本が存在していて、そこに別売りのカードを貼っていく形式がとられていました。怪獣の解説も、カードにではなく、台紙の本の方に書かれています。
カードの枚数は300枚を超えました。50円で、カードがランダムに8枚入った袋を一つ、買えますので、コンプリートさせて完成させるには、けっこう時間もお金もかかります。もちろん、カード袋の中身は買う前には確認できませんので、収集の中盤以降はカードもダブりだしますから、一筋縄ではいきません。
そこで、このワールドスタンプの発売元自体が推奨している事なのですが、友達同士で、自分の要らないカードを交換しあえば、より効率的にカードを集められる、と言うのでした。
もっとも、私は、北海道のど田舎に住んでおりましたので、もともと僅かしか居ない学友たちの中で、同じように、このワールドスタンプを集めている子などは一人もいませんでした。そんな次第で、結局は自力でカードを集め続け、家族からのお土産も常にこのカード袋をねだり続け、そうやって、最後120枚を発売元に特別注文できる段階にまで漕ぎ着けて、どうにか完成させたのでした。
「ウルトラマンレオ」(1974年)の怪獣のうち、円盤生物が丸ごと欠けてますので、その時期以降に発売された商品じゃないかと思います。
この「怪獣の世界」は、当時、私にとっては、ベストのウルトラ怪獣図鑑でした。と言いますのも、あの時期は、ウルトラ・シリーズのほとんどの怪獣が掲載された本なんて、「全怪獣怪人大百科」(ケイブンシャ)ぐらいしか無かったはずだからです。特に、第二次怪獣ブーム末期の「タロウ」や「レオ」の後期の怪獣の紹介は、たいへん希少でした。
のみならず、全怪獣がカラー写真だと言う点で、「全怪獣怪人大百科」にも優っています。従来の書籍スタイルの怪獣図鑑ではあり得なかった、贅沢な仕様なのでした。それだけではありません。各怪獣のプロフィール欄には、登場話のサブタイトルもきちんと記載されていました。現在の怪獣図鑑では当たり前なのかもしれませんが、第二次怪獣ブームの頃の怪獣図鑑では、怪獣の登場回のサブタイトルは省略される事の方が一般的だったのです。
そんな訳で、実は、この「怪獣の世界」こそは、第三次怪獣ブームの先駆けとなった、重要な通過点の一つでもあったのでした。この「怪獣の世界」を持っていた人間は意外と多かったらしいと思われ、その内容の影響は、けっこう、あちこちで見かけるのですが、長くなりますので、ひとまず詳しい検証は控える事にいたします。
ただ、一つだけ言及させていただきますと、この「怪獣の世界」も完璧な全怪獣図鑑だったのでもなく、ところどころで、著名な怪獣も掲載漏れしていました。例えば、「ウルトラマン」ですと、チャンドラーとザンボラーが抜けており、その為、私の頭からも、長い事、この二怪獣の知識は欠けたままだったのでした。(でも、ザンボラーは、この「怪獣の世界」の裏表紙に、さりげなく写真が載っています)
「怪獣の世界」が一定の成功を収めたからなのかどうかは知りませんが、その後も、仮面ライダーやらガンダムやら野球選手やらで、似たようなカードブックが発売されたみたいです。ウルトラ怪獣自体、さらに内容が細かくなったバージョンのものが存在していたのを、私は確認しております。
2020年03月05日
小学三年生の怪獣図鑑
やはり、私が物心がついたばかりの頃(約50年前)、我が家には、すでに、文庫本サイズのミニ怪獣図鑑が置いてありました。どうやら、何かの雑誌の付録のミニ本だったみたいです。
とにかく、怪獣が横並びにズラッといっぱい載っておりまして、当時、小さかった私は、ワクワクしながら眺めたものでした。無謀にも、怪獣たちを一匹ずつ、ハサミで切り抜いて、遊ぼうとしたぐらいです。
でも、この本も、いつの間にか、我が家からは無くなっていました。北海道のど田舎の家では、古くなった雑誌類は、やがてストーブの焚き付けに使われてしまうのがオチだったからです。
そんな訳で、私にとっては、この怪獣図鑑も、どうにか再会したかったものの一つでした。だけど、幼い頃に見ただけですから、確実な記憶がなく、手がかりになる情報がてんで有りません。書名すら分からないのです。
しかし、この本も、ヤフオクなどで探しているうちに、とうとう、その正体を突き止めて、落札にも成功したのでした。それが、この「怪獣と恐竜ずかん」です。
なんて事ない。小学館の学習誌「小学三年生」についてきた付録だったのでした。しかも、普及率は高かったようです。最低でも昭和45年から昭和48年まで、毎年「小学三年生」の付録として採用されていたみたいです。私には、年上の姉がいますので、姉が買った「小学三年生」についてきた付録だったのだと思われます。
よって、我が家にあったのは昭和45年版(下図の一番め)だったと考えられます。
さて、この本の内容なのですが、実は年度によって、中身が少しずつ変更されています。昭和46年から、ウルトラマン・シリーズが再開されましたので、この本の掲載怪獣も、ウルトラ怪獣だけに統一されていったのです。
では、それ以前の昭和45年版と昭和46年版は、どんな内容構成だったのかと言いますと、実に贅沢な混成型怪獣図鑑となっていたのであります。ウルトラ怪獣以外にも、他のテレビ番組や映画の怪獣も掲載されています。なぜか、ゴジラをはじめとする東宝怪獣は全く採用されていなかったのですが、そこは大人の事情でしょうか。
ウルトラ怪獣以外では、ざっと以下のような怪獣がラインナップされていました。
「ガメラ」シリーズ ガメラ、バルゴン、ギャオス
「大巨獣ガッパ」 ガッパ
「宇宙大怪獣ギララ」 ギララ
「大魔神」 大魔神
「マグマ大使」 モグネス、バドラ、バルザス
「悪魔くん」 ガンマ
「キャプテンウルトラ」 バンデル星人、他多数
「快獣ブースカ」 ブースカ、チャメゴン
なんて豪華な面々なのでしょう!たかが学習誌の付録だったとは思えません。
しかし、版権の問題が生じてきたのか、昭和47年版以降は、これらの怪獣が外され、代わりに「帰ってきたウルトラマン」や「ウルトラマンA」の怪獣が掲載されるようになっていくのです。
ちなみに、幼かった頃の私は、ウルトラ怪獣でさえ全部は把握してなかったので、これらのウルトラ以外怪獣は出典が完全に分からず、だからこそ、この本を失った後、なおさら、どんな怪獣が載っていたのかが気になってしまっていたのでした。
唯一、ずっと明白に覚えていたのは、この図鑑には「植物怪獣」のコーナーがあったと言う事でして、そこには露骨に植物的フォルムをした4怪獣が載っていました。のちに回顧してみたところ、そのうちの三匹は、ジュラン、スフラン、グリーンモンスだったと推測できたのですが、最後の一匹がとんと思い付きません。
ヤフオクで、この本の現物を手に入れた事で、「マグマ大使」のバルザスだったと判明し、ようやく、胸のつかえも下りたのでした。なお、このバルザスは、昭和47年版以降は、サボテンダーに置き換えられています。
とにかく、怪獣が横並びにズラッといっぱい載っておりまして、当時、小さかった私は、ワクワクしながら眺めたものでした。無謀にも、怪獣たちを一匹ずつ、ハサミで切り抜いて、遊ぼうとしたぐらいです。
でも、この本も、いつの間にか、我が家からは無くなっていました。北海道のど田舎の家では、古くなった雑誌類は、やがてストーブの焚き付けに使われてしまうのがオチだったからです。
そんな訳で、私にとっては、この怪獣図鑑も、どうにか再会したかったものの一つでした。だけど、幼い頃に見ただけですから、確実な記憶がなく、手がかりになる情報がてんで有りません。書名すら分からないのです。
しかし、この本も、ヤフオクなどで探しているうちに、とうとう、その正体を突き止めて、落札にも成功したのでした。それが、この「怪獣と恐竜ずかん」です。
なんて事ない。小学館の学習誌「小学三年生」についてきた付録だったのでした。しかも、普及率は高かったようです。最低でも昭和45年から昭和48年まで、毎年「小学三年生」の付録として採用されていたみたいです。私には、年上の姉がいますので、姉が買った「小学三年生」についてきた付録だったのだと思われます。
よって、我が家にあったのは昭和45年版(下図の一番め)だったと考えられます。
さて、この本の内容なのですが、実は年度によって、中身が少しずつ変更されています。昭和46年から、ウルトラマン・シリーズが再開されましたので、この本の掲載怪獣も、ウルトラ怪獣だけに統一されていったのです。
では、それ以前の昭和45年版と昭和46年版は、どんな内容構成だったのかと言いますと、実に贅沢な混成型怪獣図鑑となっていたのであります。ウルトラ怪獣以外にも、他のテレビ番組や映画の怪獣も掲載されています。なぜか、ゴジラをはじめとする東宝怪獣は全く採用されていなかったのですが、そこは大人の事情でしょうか。
ウルトラ怪獣以外では、ざっと以下のような怪獣がラインナップされていました。
「ガメラ」シリーズ ガメラ、バルゴン、ギャオス
「大巨獣ガッパ」 ガッパ
「宇宙大怪獣ギララ」 ギララ
「大魔神」 大魔神
「マグマ大使」 モグネス、バドラ、バルザス
「悪魔くん」 ガンマ
「キャプテンウルトラ」 バンデル星人、他多数
「快獣ブースカ」 ブースカ、チャメゴン
なんて豪華な面々なのでしょう!たかが学習誌の付録だったとは思えません。
しかし、版権の問題が生じてきたのか、昭和47年版以降は、これらの怪獣が外され、代わりに「帰ってきたウルトラマン」や「ウルトラマンA」の怪獣が掲載されるようになっていくのです。
ちなみに、幼かった頃の私は、ウルトラ怪獣でさえ全部は把握してなかったので、これらのウルトラ以外怪獣は出典が完全に分からず、だからこそ、この本を失った後、なおさら、どんな怪獣が載っていたのかが気になってしまっていたのでした。
唯一、ずっと明白に覚えていたのは、この図鑑には「植物怪獣」のコーナーがあったと言う事でして、そこには露骨に植物的フォルムをした4怪獣が載っていました。のちに回顧してみたところ、そのうちの三匹は、ジュラン、スフラン、グリーンモンスだったと推測できたのですが、最後の一匹がとんと思い付きません。
ヤフオクで、この本の現物を手に入れた事で、「マグマ大使」のバルザスだったと判明し、ようやく、胸のつかえも下りたのでした。なお、このバルザスは、昭和47年版以降は、サボテンダーに置き換えられています。
2020年03月04日
怪獣大将ガーゴン
過去に私が持っていた怪獣関連のアイテムを紹介するにあたって、真っ先に取り上げたかったのが、このガーゴンです。俗に「首ふり怪獣」と呼ばれている、ヨネザワ製のオリジナル怪獣の玩具です。背中のゼンマイを巻けば、ガタガタ動きます。(歩く訳ではない)
私が、なぜ、このオモチャを一番手で扱いたかったかと言いますと、実は、私が物心のついたばかり(3、4歳ごろ)の最初の誕生日(もう50年も前)に、家族に買ってもらったオモチャだったからであります。
動く機能は、すぐ壊れてしまいましたが、私の持っている怪獣のオモチャの中では、一番大きかったので、幼かった私が怪獣ごっこで遊ぶ際は、このガーゴンをいつも大ボス怪獣に任命しておりました。
オリジナルの怪獣なのに、名前をはっきり覚えていたのは、箱にその名が記されていたからです。その箱自体は、すぐに無くしてしまいましたが、表面のイラストには、ガーゴン以外に二匹の怪獣(つまり、同じシリーズ)の絵が描かれていた事が、幼いながらも、私の脳裏には鮮烈に刻まれていました。
そんな訳で、この残りの二大怪獣の事が、私はずっと気になっていたのです。そしたら、ネットとは恐ろしいもので、とうとう謎の怪獣ガーゴンの情報も発見する事ができたのでした。しかも、この怪獣おもちゃシリーズは、実はけっこう話題の商品だったらしくて、2013年に復刻されていたと言うではありませんか。
これが、私が再見したくて仕方のなかった、箱のイラストです。
上から、空の怪獣フー(風)、砂漠の怪獣コブラー(瘤ラー、もしくは、蛇のコブラ)、海の怪獣ガーゴン(海ゴン)です。こうして、三匹を比べてみますと、イラストも、実物のオモチャも、ガーゴンが一番怪獣らしいフォルムをしています。
しかし、幼かった時の私は、このイラストを見て、ガーゴンが他の怪獣にやられているように思えて、ちょっと不服も感じていたものでした。
2020年03月01日
「ランペイジ 巨獣大乱闘」
そのうち、DVDを借りて見ようと思っていたら、先にテレビ地上波で、しかも本編ノーカットで放送されてしまった「ランペイジ 巨獣大乱闘」。
はじめ、この映画の予告編を見た時に、私が抱いた印象は「バラン対アンギラス対キングコング」でした。そんな、東宝怪獣オンパレードの映画なら、そりゃあ、見てみたいに決まってるのであります。
ただ、実際に拝見しましたら、映画そのもののストーリーも、最近の作品のような複雑さがなく、昭和の映画みたいに単純明快であり、子供向けの印象も受けました。悪玉側の兵士であるバークとか、けっこうハッタリかまして登場したのだから、すぐ退場させたりせず、最後までストーリーに絡ませたら良かったのに、などと考えました。
いちお、今回の放送は録画しましたので、忘れた頃に、また見返す事にしようかな、と思っております。
それにしても、この調子だと「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」も、ダラダラしてたら、DVD借りる前に、テレビ地上波で放送されちゃうかな?