2020年03月05日
小学三年生の怪獣図鑑
やはり、私が物心がついたばかりの頃(約50年前)、我が家には、すでに、文庫本サイズのミニ怪獣図鑑が置いてありました。どうやら、何かの雑誌の付録のミニ本だったみたいです。
とにかく、怪獣が横並びにズラッといっぱい載っておりまして、当時、小さかった私は、ワクワクしながら眺めたものでした。無謀にも、怪獣たちを一匹ずつ、ハサミで切り抜いて、遊ぼうとしたぐらいです。
でも、この本も、いつの間にか、我が家からは無くなっていました。北海道のど田舎の家では、古くなった雑誌類は、やがてストーブの焚き付けに使われてしまうのがオチだったからです。
そんな訳で、私にとっては、この怪獣図鑑も、どうにか再会したかったものの一つでした。だけど、幼い頃に見ただけですから、確実な記憶がなく、手がかりになる情報がてんで有りません。書名すら分からないのです。
しかし、この本も、ヤフオクなどで探しているうちに、とうとう、その正体を突き止めて、落札にも成功したのでした。それが、この「怪獣と恐竜ずかん」です。
なんて事ない。小学館の学習誌「小学三年生」についてきた付録だったのでした。しかも、普及率は高かったようです。最低でも昭和45年から昭和48年まで、毎年「小学三年生」の付録として採用されていたみたいです。私には、年上の姉がいますので、姉が買った「小学三年生」についてきた付録だったのだと思われます。
よって、我が家にあったのは昭和45年版(下図の一番め)だったと考えられます。
さて、この本の内容なのですが、実は年度によって、中身が少しずつ変更されています。昭和46年から、ウルトラマン・シリーズが再開されましたので、この本の掲載怪獣も、ウルトラ怪獣だけに統一されていったのです。
では、それ以前の昭和45年版と昭和46年版は、どんな内容構成だったのかと言いますと、実に贅沢な混成型怪獣図鑑となっていたのであります。ウルトラ怪獣以外にも、他のテレビ番組や映画の怪獣も掲載されています。なぜか、ゴジラをはじめとする東宝怪獣は全く採用されていなかったのですが、そこは大人の事情でしょうか。
ウルトラ怪獣以外では、ざっと以下のような怪獣がラインナップされていました。
「ガメラ」シリーズ ガメラ、バルゴン、ギャオス
「大巨獣ガッパ」 ガッパ
「宇宙大怪獣ギララ」 ギララ
「大魔神」 大魔神
「マグマ大使」 モグネス、バドラ、バルザス
「悪魔くん」 ガンマ
「キャプテンウルトラ」 バンデル星人、他多数
「快獣ブースカ」 ブースカ、チャメゴン
なんて豪華な面々なのでしょう!たかが学習誌の付録だったとは思えません。
しかし、版権の問題が生じてきたのか、昭和47年版以降は、これらの怪獣が外され、代わりに「帰ってきたウルトラマン」や「ウルトラマンA」の怪獣が掲載されるようになっていくのです。
ちなみに、幼かった頃の私は、ウルトラ怪獣でさえ全部は把握してなかったので、これらのウルトラ以外怪獣は出典が完全に分からず、だからこそ、この本を失った後、なおさら、どんな怪獣が載っていたのかが気になってしまっていたのでした。
唯一、ずっと明白に覚えていたのは、この図鑑には「植物怪獣」のコーナーがあったと言う事でして、そこには露骨に植物的フォルムをした4怪獣が載っていました。のちに回顧してみたところ、そのうちの三匹は、ジュラン、スフラン、グリーンモンスだったと推測できたのですが、最後の一匹がとんと思い付きません。
ヤフオクで、この本の現物を手に入れた事で、「マグマ大使」のバルザスだったと判明し、ようやく、胸のつかえも下りたのでした。なお、このバルザスは、昭和47年版以降は、サボテンダーに置き換えられています。
とにかく、怪獣が横並びにズラッといっぱい載っておりまして、当時、小さかった私は、ワクワクしながら眺めたものでした。無謀にも、怪獣たちを一匹ずつ、ハサミで切り抜いて、遊ぼうとしたぐらいです。
でも、この本も、いつの間にか、我が家からは無くなっていました。北海道のど田舎の家では、古くなった雑誌類は、やがてストーブの焚き付けに使われてしまうのがオチだったからです。
そんな訳で、私にとっては、この怪獣図鑑も、どうにか再会したかったものの一つでした。だけど、幼い頃に見ただけですから、確実な記憶がなく、手がかりになる情報がてんで有りません。書名すら分からないのです。
しかし、この本も、ヤフオクなどで探しているうちに、とうとう、その正体を突き止めて、落札にも成功したのでした。それが、この「怪獣と恐竜ずかん」です。
なんて事ない。小学館の学習誌「小学三年生」についてきた付録だったのでした。しかも、普及率は高かったようです。最低でも昭和45年から昭和48年まで、毎年「小学三年生」の付録として採用されていたみたいです。私には、年上の姉がいますので、姉が買った「小学三年生」についてきた付録だったのだと思われます。
よって、我が家にあったのは昭和45年版(下図の一番め)だったと考えられます。
さて、この本の内容なのですが、実は年度によって、中身が少しずつ変更されています。昭和46年から、ウルトラマン・シリーズが再開されましたので、この本の掲載怪獣も、ウルトラ怪獣だけに統一されていったのです。
では、それ以前の昭和45年版と昭和46年版は、どんな内容構成だったのかと言いますと、実に贅沢な混成型怪獣図鑑となっていたのであります。ウルトラ怪獣以外にも、他のテレビ番組や映画の怪獣も掲載されています。なぜか、ゴジラをはじめとする東宝怪獣は全く採用されていなかったのですが、そこは大人の事情でしょうか。
ウルトラ怪獣以外では、ざっと以下のような怪獣がラインナップされていました。
「ガメラ」シリーズ ガメラ、バルゴン、ギャオス
「大巨獣ガッパ」 ガッパ
「宇宙大怪獣ギララ」 ギララ
「大魔神」 大魔神
「マグマ大使」 モグネス、バドラ、バルザス
「悪魔くん」 ガンマ
「キャプテンウルトラ」 バンデル星人、他多数
「快獣ブースカ」 ブースカ、チャメゴン
なんて豪華な面々なのでしょう!たかが学習誌の付録だったとは思えません。
しかし、版権の問題が生じてきたのか、昭和47年版以降は、これらの怪獣が外され、代わりに「帰ってきたウルトラマン」や「ウルトラマンA」の怪獣が掲載されるようになっていくのです。
ちなみに、幼かった頃の私は、ウルトラ怪獣でさえ全部は把握してなかったので、これらのウルトラ以外怪獣は出典が完全に分からず、だからこそ、この本を失った後、なおさら、どんな怪獣が載っていたのかが気になってしまっていたのでした。
唯一、ずっと明白に覚えていたのは、この図鑑には「植物怪獣」のコーナーがあったと言う事でして、そこには露骨に植物的フォルムをした4怪獣が載っていました。のちに回顧してみたところ、そのうちの三匹は、ジュラン、スフラン、グリーンモンスだったと推測できたのですが、最後の一匹がとんと思い付きません。
ヤフオクで、この本の現物を手に入れた事で、「マグマ大使」のバルザスだったと判明し、ようやく、胸のつかえも下りたのでした。なお、このバルザスは、昭和47年版以降は、サボテンダーに置き換えられています。
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