新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2022年03月25日
高齢者と暮らすミニマリストのデメリット
【minimalist:ミニマリスト】
1.ミニマリズム、ミニマルアートの芸術家。
2.最小限のことしかしない人。最低限必要なものしか持たない人。
〈小学館 デジタル大辞泉〉より
ということで?断捨離をしていく中で
ミニマリストという言葉に遭遇する
ことがあります。
そもそも、断捨離を決行するより先に、
数十年前に必要最低限で暮らす
シンプルな暮らしに憧れていました。
しかし、いざ実行しようとしても、
正反対な主張を持つ母とは
全く意見が合わず、せっかく買わずに
いたものを『必要かもしれない!』と
片っ端から買い漁って私の部屋に
押し込んでいました。
その度に、欲しくもない邪魔なだけな
ものにお金を払わされて、
必要なものを置く部屋のスペースや
お金がなくなって困っていました。
あれから、数十年(笑)
ミニマリストという言葉に憧れを
持っていたお嬢もすっかりオバサンに
なり(はい、私のことです)、
『いざというときに必要』という
魔法の言葉に抗えなくなりました。
実際に、健康で湯水のように使える
お金があれば、備えがなくても
どうにでもなるのですが、
そうでなければ、いざというときの為に
現実味溢れる備えというものを、
時間をかけて『お得に』準備することが
必要です。
それは、必要かもしれないけど、
そうではないかもしれない。
特に、高齢者と同居していると、
体の変化で急に必要なものが
変わってくることも多いのです。
急に変わったときに、準備をする時間が
待てなくて、非常に困ることもあります。
あの時、買っておけば良かったのに!と
何度思ったことか?!
ミニマリストは環境の変化に弱いという
特徴を持ちます。
まあ、考えてみれば『必要最低限』
しか持たない人なので当たり前です。
でも、高齢者や家族をもっている人は、
急に環境や体調の変化があっても、
困ることなく毎日を過ごしてほしい、
という愛情で接している人が殆どで、
最低限のものしか準備しない!
というのは難しいと思います。
それが、独りなら簡単に出来そうですが。
最近は、そこまでいきつきました。
それは人それぞれの解釈の仕方なので、
ミニマリストを目指している人が
家族に愛情がないと言っているわけでは
ありません。
私の考え方を含めた私の環境には、
向いていないなと思った次第です。