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ジャングルを舞台に繰り広げられる純粋で恐れを知らないターザンの 素敵な愛の物語。

皆さんこんばんは月
最近、寝癖を直す為、髪につけるワックスを買ったんですが、その時使い終わったワックスの容器がポケットに入っていて、そこに新しく買った同じ容器のワックスを入れたせいで、何気なくゴミ箱に捨てた空だと思った容器が、実は新品の方で、数時間後にこの大失敗を気付いた自分の焦りに情けなくなってしまう僕がお送りするNO,movie NO,life!!のお時間でございますびっくり



さて、今夜ご紹介する映画は、まじかなかじまさんからリクエスト作品でございます。

それは、ターザンをモチーフにした60年代のドタバタ人気アニメを実写映画化し、以前ご紹介した、売れないバンドがメジャーデビューを果たそうとラジオ局を占拠してしまうコメディー映画、「ハードロック・ハイジャック」や「ハムナプトラ」シリーズで主人公・リックを演じたブレンダン・フレイザー主演作品、「ジャングル・ジョージ」でございます。
最初にコメント欄でおバカ映画とおっしゃっていたので、ジャングルで巻き起こる王道なギャグ映画かな?と思ったんですが、でも、意外と僕が思うに素敵な映画だと思いましたよ。

それもそのはず、この作品はディズニー作品の一つでもあるんです。
おバカなシーンもたくさんあるんですが、それらのシーンも、映画の雰囲気と凄く合っていて無理ないテンポで描かれているのも印象的だったんですね。

そして、劇中のシーンでも、かなりベタベタな分かりきった展開がいっぱいあるんですけど、でも、なぜか面白く純粋に楽しめる映画でもあるんです。
ここらへんが、さすがディズニー作品だな、と感心させられてしまうんですよ。

それでは、ここでアフリカのジャングルに放り出され、英語を話すゴリラに拾われて育てられた
ターザンのおバカな物語、「ジャングル・ジョージ」のストーリーをご紹介しましょう。

アフリカ。
ジョージは墜落した飛行機から救われ、人間の言葉もぺラペラのゴリラのゴリに育てられた野生児にしてジャングルの王者。

そんな、ある日のこと・・・

彼はひょんなことでサンフランシスコの大富豪の娘アースラと出会い、彼女とジャングルの生活を
共に過ごしていくうちに彼は、恋に落ちてしまう。

その頃、
彼女をジャングルに引っ張ってきた婚約者のライルは、アースラを探し回り、ついに彼女がいる
ジョージの家を発見する。

しかし、彼女を発見したライルは、持っていた銃でジョージに発砲してしまう。

その怪我の治療のため、ジョージはアースラに連れられ、大都会サンフランシスコにやってくるが、
初めて見る都会のジャングルにジョージは興奮してしまい、行く先々で大騒動を巻き起こしてしまう。

そして、世間体を気にしてライルと強引に結婚させたい母の妨害をしてくるが、アースラも、次第に
ジョージに惹かれていき、彼との結婚を夢見るが・・・

そんな矢先、ジャングルからゴリが密猟ハンターの手中に落ちたとの知らせがジョージの元に届くのだった。

果してジョージは、ゴリを助け出しアースラに自分の気持ちを伝える事が出来るのでしょうか?

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さて、今夜お送りしている「ジャングル・ジョージ」なんですが、先ほども書いたように、僕は、おバカ映画というより、人間の中に存在する純粋に「今」を楽しんでいる心情を描いた素敵なテーマを織り交ぜた作品だと感じたんです。

特にそう思えるシーンは、ジャングルで一人仲間達とはぐれてしまったアースラは、ライオンに襲われそうになった時、初めてジョージと出会うんです。
最初は、彼の行動に戸惑ってた彼女も次第にジャングルという自然を楽しむように
なっていくんですね。
そして、犬のような巨大な像や太鼓を叩くゴリラやジョージを育てた喋るゴリラ、いつも仲間はずれにされているおサルさんなどなど・・・・・
たくさんの、不思議な出来事がアースラを取り囲んでいき、いつしか彼女はジョージとジャングルでの生活が気に入ってしまうんです。

ここで思ったのが、上記で書いた普通では考えられない喋る動物達の存在は、アースラの心の中にあるジャングルでの楽しい生活を具体的に表現した演出だったのかな?とも感じたんです。
そう考えれば、このファンタジーなジャングルの日々の出来事は、無理なく理解できる演出なのかもしれませんよ。

他にも、今作のタイトルでもある「ジャングル・ジョージ」のジャングルという意味は、アフリカのジャングルという場所以外でも、アースラが住んでいる「都会」というジャングルも同じようなテーマとして込められているようにも感じたんです。
劇中でも治療の為、都会に連れて来られたジョージは、初めて目にする「都会」というジャングルに興味深々なんです。
この都会という場所で過ごす事により、彼の中では今まで感じる事の無かった感情や思いなどが、様々な経験を通して芽生えてくるんですね。

なので、彼が育ったアフリカのジャングル、彼のまだ見たことのないアースラが住んでいる世界(ジャングル)、そして、彼が初めて踏み入れるジャングル=都会で過ごす事によって、人間の心の中にある誰にも理解が出来ない未知なる部分を「ジャングル」という暗喩的な表現で描写したテーマなど・・・この3つの「ジャングル」という意味が、今作のキーワードでもあり、一見おバカ映画だと思いながらも、本質的な部分ではメッセージ性の強い作品なのかもしれませんね。

でも・・・・こんな堅苦しい感想は、あまりにもこの映画には似合いませんね(笑)
純粋に、僕も見てて心からジャングルという場所を楽しめそう、と思わせてくれた映画でもありました。
実際は、ワニとピラニアとか・・・・怖い場所でもあったりするんですが・・・

あと、個人的に声を出して笑ってしまったのが、アースラがジョージの寝床で目覚めた時、ジョージの育ての親でもある、喋るゴリラのゴリが、朝食を運んでくるシーンが凄く面白かったです(笑)
だって、ゴリラがトレーの上に朝ごはんを持ってくるんですよ〜〜面白いじゃないですか??
もしかして、僕だけかな???

その他にも、ゴリが悪者に捕らえられてしまいシリアスな展開かと思いきや、そんな雰囲気も全くなく、この映画の中にある独特な世界観に合わせた描写で、コメディー要素もふんだんに取り入れられているので、どんなシーンが描かれていても、純粋に楽しく見られちゃうのもこの作品のいい所なんですね。

ターザンをモチーフにした60年代のドタバタ人気アニメを実写映画化したディズニー作品、
「ジャングル・ジョージ」。

是非、ご覧くだされ。

そして、こんな面白い映画を教えてくれた、まじかなかじまさんに感謝!!


ジャングル・ジョージ



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