今回は、「仕事や働き方クイズ2」です。
問題は、ユニクロの「フリース販売枚数」です。
1998年に発売した「フリース」は国民的大ヒットになりましたが
「1998年の発売から3年間で何枚売れたでしょうか?」。
参考文献は、『ユニクロ 世界一をつかむ経営』です。
価格:139円 |
ユニクロが全国的に注目を浴びるきっかけになったのは
1998年の「フリース発売」と「原宿店の出店」です。
バブル崩壊の消費不況で、1997年の前年までユニクロは業績不振でした。
1997年、スポーツ衣料品販売「スポクロ」、ファミリー衣料品販売
「ファミクロ」を出店しますが、見事失敗します。
1998年、自店舗で販売していた海外ブランドの
フリース4,900円・5,900円を、自社生産に切り替え
1,900円の低価格品で販売します。
低価格のフリースは、爆発的なヒットになります。
クイズの問題は、「1998年から3年間で何万枚売れたでしょうか」です。
@ABの中から正解を1つ選んでください。
@3年間の売上枚数1250万枚 日本人の約10人に1人が購入
A3年間の売上枚数2450万枚 日本人の約5人に1人が購入
B3年間の売上枚数3650万枚 日本人の約3人に1人が購入
注1)2000年の日本人口は1億2693万人
ターゲットになる15歳以上の人口は1億1846万人です。
1998年、ユニクロはファッションの街・原宿に出店します。
それまでユニクロの店舗は郊外型でした。
都心のど真ん中のへ出店は初めてになります。
平成不況の真っただ中で景気のいい話がなかったこともあって
「フリースのヒットと原宿に進出」が話題になります。
ユニクロは、超有名企業になっていきます。
ただ、「山高ければ、谷深し」は世の常です。
フリースが爆発的に売れた結果
「ユニクロ離れ」「ユニ離れ」がおきます。
街を歩いていると、ユニクロのフリースを
着ている人にであうことが起きます。
おそらく、出会った人たちはお互いなんとなく
釈然としない気持ちになったはずです。
「ユニクロ離れ」を見事に表したのがユニクロの売上です。
1999年の売上は1,111億円でしたが、フリースの売上げにより
2001年売上は4,186億円まで増加します。
しかし、2002年以降2年間で売上げが1,000億円低下します。
それでは解答です。
正解は「B 3年間・売上枚数は3650万枚」です。
回答の詳細については「スゴロクで学ぶユーチューブ No.50」の
「『仕事・働き方』クイズ2」をご覧ください。
なお、街の中で同じ服を着ている人がいないようにする
気遣いの販売をしているのが実用衣料の「しまむら」です。
多品種少量仕入れで、売り切れたら違う商品を販売します。
ユニクロは、製造小売業による少品種大量生産型の事業展開をしています。
全く逆な販売方式になっています。
「ユニクロの経営」については「スゴロクで学ぶユーチューブ No.41回目」
「ユニクロとしまむらの経営比較」は
「スゴロクで学ぶユーチューブ No.42回目」で取り上げています。
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