人手不足で売り手市場のようです。
内定率も90%台を超え好調のようですが、来年も入社するとすぐに退社
(入社から1か月もたたないうちに)する人が数多く出るような気がします。
退職代行サービス会社も大忙しでしょうか?
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仕事も十分にしてないうちに退社する新人というのは
どのような性格・価値観の人なのでしょうか?
世間知らずで、物事を自分の都合で
一面的にしか理解できない人なのでしょうか?
その資質・性格が気になります。
一方、入社後すぐに会社を辞める新入社員が出ることについて
企業側にも責任があるように感じます。
企業は会社説明会を開き、会社の内容を説明します。
採用を決めると、内定者研修を行います。
問題は、教えている内容です。
余りにも、会社の状況について、理想論のきれいごとばかりを
説明しているのではないでしょうか?
@ 時代遅れのセクハラ・パワハラ人間はいない
A 上下の格差もなく、だれでも自由に発言できる。
B 保身をはかり、忖度するような組織風土はない
C 業務終了後は、上司や先輩の飲み会に付き合う必要はない
D 残業はほとんどなく、ある場合は早めに連絡する
など、学生に都合のよい話しかしていないのでは・・・?
ところが入社してみると、全然違っていたりします。
@ 権力を振り回すパワハラ上司があちこちにいる
A 上司は絶対的で、上司に対して反対意見は言えない
B 上限関係が非常に厳しく、ため口は許されない
C 上司が誘う業務終了後の飲み会は断れない
D 残業が多く、突然残業を言われる
など、入社前に聞いていたことと異なることばかりで
つい辞めたくなりしていることはないのでしょうか?
バカバカしい理由での入社後すぐに退社を防ぐには
会社でよくあるまずい事実
@ よくあるパワハラ・セクハラのケース
A 上司が部下からの意見を無視するケース
B 若い人が従わなければならない社内ルール
などについて、現実的に起こる可能性のある不愉快な事例を
事前に知らせておくことです。
内定者研修では、新入社員が嫌がる事実を知らせることなく
なんとなくきれいごとのオンパレードになっているのでは?
しかし、実際に働きだすと組織や人間の生々しく
理不尽な事実が発生します。
研修の席では、面と向かって内定者にしゃべれない内容が
多いのではないでしょうか?
入社後すぐに会社を辞める人の発生を防ぐには
伝えにくいことを使える研修も必要です。
会社にとって都合の悪そうなことをうまく伝えるには
ゲームなどが有効になります。
遊びの世界なら、笑いながらまずいことをつたえられます。
問題になりそうな事実を言葉で伝えるにはカルタが非常に効果的です。
たとえば、「新人が頭にくる『あるあるカルタ』」といった形式にして
遊び感覚で起こりうるまずい知識を学んでもらいます。
仕事の仕方や働き方に関し「よくあるまずいことの『あるあるカルタ』」は
建前・正論中心の若い人達に役立つと思われます。
現実の世界では、新入社員に、どの組織でもきれいごとですまない
ことがあることを理解してもらう必要があります。
社会で起きやすい生々しく、裏のある事実を理解しておけば
短絡的に退社することも少なくなるのでは・・・?
若い世代にとって非常識なことが、現実の職場では常識と
なっていることを知ってもらう研修が必要に思えます。
社内のやばそうな言葉をカルタにして
新入社員に理解してもらう研修が必要ではないでしょうか?