新しい本を探していました。
すると、『山の上のパン屋に人が集まるわけ』
といった本が見つかりました。
価格:1760円 |
著者の平田さんが、20代の頃にDJを目指していたという面白い本です。
いろいろ参考になる点があるのですが
そのうち非常に気になったのが新入社員の退社問題です。
前回のブログで、「753退社」でなく
「入社してすぐに会社を退社する人」について書きました。
どんな人が、入社してすぐ会社をやめるのか
その性格、価値観に興味がわいてきます。
すると、「山の上のパン屋さんの平田さん」は
入社3日後に退社したそうです。
高校を卒業後、名古屋のホテルに就職します。
しかし、集団生活になじめないということで退社しています。
集団生活に馴染めないのが、一番大きな退社理由のようです。
このような理由で退社していると、一般企業で働くことは困難になります。
さらに、「階級や上下関係」も嫌いだそうです。
どうも、企業で働くことが難しい人物にみえてきます。
実際、平田さんは20代の7年間、自力でDJを目指しています。
DJとして自分でイベントを主催するところまでいきます。
しかし、DJ1本で食べていけるようになれず
全てが嫌になり長野に逃避したいみたいです。
本を読んでいると、どうも組織で使われる人物的でなく
自営業や起業家に向いている性格のみたいです。
入社してすぐに退社する人は
本来的に雇用される性格でないようです。
採用面接のとき、その人が雇用されるのが
嫌いな人かどうかの分析が必要です。
使われるのが嫌いな人を採用したら、どのように対応しても
その人は早期に辞めてしまいそうです。
採用する側も採用される側の人も、自分が会社勤めができる人間か
どうかを認識してほしくなります。
平田さんは、「DJ=やりたい仕事で失敗=DJの仕事」も
「できることを組み合わせた仕事=パン屋さんの仕事」で
「山の上のパン屋さん」の事業化に成功しています。
平田さんは、優れた起業家のようです。
2019年、喫茶・ギャラリー・本を兼ねる店「問う tou」
2023年コンビニ型店舗「わざマート」を出店
着実に事業を拡大しています。
今後の取り組みに興味を惹かれます。
平田さんについては、近いうちに「ビジネス成功者の仕事ゲーム」
で取り上げるつもりです。
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