円安は、貧乏な生活者の楽しみを奪います。
日々の生活で、わずかな楽しみは2つです。
1つ目は、サイゼリヤでの食事です。
2つ目は、ダイソーでの衝動買いです。
サイゼリヤは安い値段で食事ができ
ダイソーは気軽に衝動買いができます。
テレビなどでサラリーマンのアンケートを見ていると
昼飯代がワンコイン、500円といった人が多いみたいです。
ラーメンも1杯1000円を超える店が増えています。
500円で買える弁当屋さんが人気なのもわかります。
そんな厳しい時代で、お金のことを気にせず
安心して食事できるのが「サイゼリヤ」です。
ミラノ風ドリアは、いまだに300円(2024年)です。
グラスワインも100円(2024年)です。
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ちなみに、ミラノ風ドリアは1970年前後に
まかない飯から正式メニューになっています。
当時の価格は380円だそうです。
その後、1989年頃には480円に値上となっています。
それを1999年、290円に値下げしています。
この値下げが、牛丼の値下げ合戦につながったといわれています。
この値下げを実現するため、サイゼリヤは
SPA式(製造小売業)飲食業を目指しています。
自ら食材の生産、加工、配送、販売を一貫して
行うことで低価格化を実現しています。
ミラノ風ドリアの場合は、試用するホワイトソースは
乳製品が豊富なオーストラリア工場で生産しています。
ターメリックライスのお米は福島の米2種類を
ブレンドして福島工場で加工されています。
はたして、円安の現状で300円の価格が維持できるか心配になります。
運賃、包装資材、水道光熱費、人件費、すべてが上昇しています。
原価の上昇をどのように吸収するのでしょうか?
価格を維持する経営力を尊敬します。
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ダイソーの方も心配です。
円安に対して、商品の見直しを実行しているようです。
素材の値上げで単価が高くなった商品は廃番にしたり
素材を軽くして原価を下げるようにしているみたいです。
実際、コストが合わなくなり
売場から消えている商品も発生しているのでは・・・?。
価格:1760円 |
ダイソーは、駄菓子屋のようなものです。
誰もが、気軽に衝動買いのできるお店です。
なんとか、100円を維持してほしくなります。
サイゼリヤさん、ダイソーさん、円安に負けずに頑張ってください。
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