今回のゲームは、片手で食べるアイス「ガリガリ君」を
年間4億本販売する赤城乳業についてです。
主人公は、赤城乳業の社長・井上秀樹さんです。
『ガリガリ君の秘密』を参考文献に制作しています。
ガリガリ君の秘密 赤城乳業・躍進を支える「言える化」【電子書籍】[ 遠藤功 ] 価格:825円 |
ゲームの主な内容は
1赤城乳業、カップ入りかき氷「赤城しぐれ」を発売
2片手で食べられるかき氷「ガリガリ君」を発売
3コンビニでの販売で「ガリガリ君」の売上拡大
4「ガリガリ君」発売記念キャンペーンの実施
5「言える化」「聞ける化」で若手人材を育成
6チャレンジした社員の失敗は罰金で清算
・・・になります。
赤城乳業は、1931年に井上秀樹さんの祖父・徳四郎さんが
設立した合名会社・広瀬屋商店に始まります。
天然氷の商いから始まり、後を継いだ息子・栄一さんが
冷菓の製造を開始します。
1964年、赤城乳業はかき氷をカップに入れた
「赤城しぐれ」を発売、大ヒットします。
東日本を中心とした営業網の整備で
1975年には売上が40億円を突破します。
順調に売り上げを伸ばしていきますが、1979年の
第2次オイルショックにより、エネルギーや原材料費の高騰
に加え消費の冷え込みで売上が低迷します。
収益に苦しみ「赤城しぐれ」の価格を30円から50円へと値上げします。
これが裏目に出て、売上は激減します。
苦しい状況を打破するため、当時専務の井上秀樹さんは
新商品開発に取り組み、1981年かき氷をアイスにした
「ガリガリ君」を発売します。
価格:1540円 |
売上拡大のため、新しい販売ルートとしてコンビニに注目します。
コンビニ用に、季節ごとにあたらしい味の商品を
出していき売上が増加していきます。
2000年、「ガリガリ君」は年間1億本の売上を達成します。
その後、「ガリガリ君」のリニュアールや
25周年・30周年発売記念キャンペーンによって、
「ガリガリ君」は国民的キャラクターに育っていきます。
売上本数も2007年2億本台、2010年3億本台
2012年4億本台を記録する人気商品となります。
「ガリガリ君」の大成功は
「言える化・聞ける化」の井上流経営の成果です。
井上秀樹社長は「言える化=年齢や肩書に関係なく
社員が自由に発言できる組織」の実現を目指します。
「言える化」を可能とするために
「言える化」と表裏一体になる「聞ける化」を推進します。
あくまでも、相手の意見を「聞く=聞ける化」があって
「言える化」が成立するとします。
言える化 「ガリガリ君」の赤城乳業が躍進する秘密 [ 遠藤功 ] 価格:1540円 |
井上社長自身が、相手が誰であっても、会話の途中で
相手の言葉を遮らず最後まで聞き続けます。
井上さんの目指した会社像は、「強小カンパニー=小さくても強い
小さいからこそ強い会社の追求」でした。
このゲームでは、「強小企業を目指して独自の経営スタイルを
実践した井上さんの働き方」を学ぶことができます。
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