今回のゲームは、超一流ビル『虎ノ門ヒルズの中に「400坪の社員食堂」』
を作った「ＩＴ企業・ＪＢＳ」創業者の牧田幸弘さんが主人公です。
『最先端のクラウド企業は、日本一の社員食堂をつくったのか？』
を参考文献に制作しています。
 | なぜ最先端のクラウド企業は、日本一の社員食堂をつくったのか？ [ 牧田 幸弘 ] 価格:1650円 |
ゲームの主な内容は
１「ＩＢＭ」入社、「困りごとを助ける」営業
２外資系企業を対象にした顧客開拓に成功
３大企業のメール切替業務を受注､無事完了
４「リーマン・ショック」、サービス事業を強化
５「マイクロソフト」との連携強化を推進
６企業成長のため人材の採用・育成を重視
・・・なります。
牧田さんは、1979年ＩＢＭに入社した元営業マンです。
ＩＢＭで顧客に対する相談営業をやっていると、自社の商品にこだわらず
顧客に合わせ最適な製品を売りたくなります。
1990年ＩＢＭを退社、パソコンとそのシステムを
自由に販売する会社「ＪＢＳ」を起業します。
最初の仕事は、スペインが本社の東京支店への
パソコンとプリンター1台の販売でした。
この商談で、外資系企業はこちらが創業間もない会社で
あることにこだわらないことを知ります。
そこで、外資系企業の顧客開拓を始めます。
この戦略が成功、そうそうたる外資系企業を得意先にします。
2008年 世界経済が混乱したリーマン・ショックが起きます。
このリーマン・ショックを引き起こしたリーマン・ブラザーズも
得意先で売掛金1億6000万円を失います。
ＩＴ企業の中には、売掛金が回収できずにつぶれたり
大手に買収されたりします。
「ＪＢＳ」は何とか持ちこたえますが
業績が回復するまで2〜3年かかります。
会社を大きく成長させたのが、携帯電話会社「Ｊ-フォン」の
事務所統合とメール変更業務です。
2002年、「Ｊ-フォン」は3つの事務所を1つに統合します。
事務所の統合に合わせ、全社7000人のメールを「ロータスNotes」
から｢マイクロソフトExchange」へ切替る業務が発生します。
「Ｊｰフォン」が日本のＩＴ企業へ依頼しても
「できない」という回答でした。
ＪＢＳ・牧田さんは、「Ｊ-フォン」役員との親交があり
事務所統合とメール切替業務を受注します。
この業務を無事終了させたことで
業界内で「ＪＢＳ」の評価が高まります。
2004年、「Ｊ=フォン｣の成功実績により
メガバンクから行員5万人のメール切替業務を受注します。
メガバンクＣＩＯ（最高情報責任者）のリーダーシップで
この業務もよくある失敗を犯さず業務を完了させます。
業務の拡大に伴い、人材の確保がますます重要になります。
牧田社長は、システム会社の成長は
優秀な人材が決め手になるという考えでした。
ＪＢＳはこの方針に基づき、「日本一の社員食堂」
「社宅は便利な立地のマンション」「全新入社員に対する技術研修」など
社員教育から福利厚生施設などの充実をはかります。
なかでも、社員食堂については「日本一」としています。
日本一という理由は、2つあるように思えます。
一つは、調理人が一流で、付近の飲食店に負けない
美味しい食事の提供を目指しているからです。
もう一つ、間違いなく日本一といえそうなのが「社員食堂の賃料」です。
食堂は400坪もの広さで
2014年完成の「虎ノ門ヒルズ」の事務所の中に作りました。
おそらく、この賃料は大変な金額のように思えます。
間違いなく日本一のように思えます。
よくぞ、400坪の食堂を作ったものだと感心します。
さらに、ＪＢＳは、上場・大手企業から取引先にふさわしい企業
として見てもらうため株式の上場を進めます。
優秀な人を集めるには上場会社が有利であることは明らかです。
2022年ＪＢＳは東証スタンダードに上場しました。
このゲームでは、「ＩＴ企業、クラウドサービス事業は
人材が最も重要であり、人材の確保、育成スルための経営者の働き方」
について学ぶことができます。
 | 【中古】CXaaS 「攻めのIT活用」を実現する新しいクラウドサービスモデル/翔泳社/寺尾望（単行本（ソフトカバー）） 価格:644円 |
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
