今回は、100年続く高岡の鋳物会社「能作」で、自由に曲がられる錫食器
「KAGOを開発」した4代目社長・鋳物職人の能作克治さんが主人公です。
『踊り町工場 伝統産業と人つなぐ「能作」の秘密』
『つなぐ 100年企業5代目社長の葛藤と挑戦』を参考文献に制作しました。
ゲームの主な内容は
1100年続く鋳物会社 常に事業領域を拡大
2「能作」の成長を目指す4代目の事業方針
3「風鈴」を開発、人気商品になり百貨店で販売
4「錫」の柔らかさを活かし「曲がる食器」を開発
5 一般的な企業の常識を否定する経営
6 新社屋を建設、千春さんが5代目社長に就任
・・・になります。
このゲームは、1916年・富山県高岡市に創業した100年企業の
鋳物メーカー「能作」をテーマにしています。
主人公は、「能作」の4代目・能作克治さんです。
社員15倍! 見学者300倍! 踊る町工場 伝統産業とひとをつなぐ「能作」の秘密 [ 能作 克治 ] 価格:1650円 |
日本経済の低迷が続き、地場産業も大きく変化しています。
埼玉の川口市は鋳物の町でしたが、今や多くの企業が鋳物事業を廃業
跡地の多くはマンションになっています。
一方、同じ鋳物の町である高岡市は、新市場の開拓を推進する
「能作」の事業展開により、地域の活性化が図られています。
「能作」は、富山県の高岡市にある1916年創業の100年企業です。
@ 初代・能作健次郎が
「高岡銅器」の一つである青銅製仏具の製造を始めます。
A 2代目・能作春一は、戦後復興に伴い
生活用品の需要が高まり鍋や鎌を製造します。
B 3代目・能作佳伸は、生活が豊かになり花器や茶道具など
インテリア雑貨を製造します。
C 4代目・能作克治は1984年27歳で「能作」の娘と結婚
婿養子となり入社します。
鋳物職人として過酷なハードワークを続け、職人としての技術を磨きます。
4代目は、厳しい経営の鋳物屋からの脱却を目指して
「@問屋との共存、A新商品の開発、B産業観光の推進」
の方針で新たな挑戦を始めます。
そして、真鍮製仏具「おりん」の音色のよさを生かした「風鈴」を開発します。
さらに、錫製食器の開発に取り組み
あの「錫の曲がる食器 KAGOシリーズ」を生み出します。
能作さんは、「和」だけにこだわることなく、「洋」のライフスタイルを
テーマにする斬新な企業をめざします。
仕事の進め方でも、「@売上計画を立てない、A営業をしない
B社員教育をしない」など独自のマネジメントを実行します。
その成果で、「能作」は2010年以降売上を伸ばしていきます。
2011年、長女の千春さんが「能作」に入社します。
つなぐ 100年企業5代目社長の葛藤と挑戦 [ 能作 千春 ] 価格:1760円 |
おしゃれな鋳物商品が人気で売上が増加、受注から出荷の作業が大忙しで
日々の注文をこなしていくのに精一杯になります。
在庫や受注状況を管理する仕組みを作り、物流部門の整備を勧めます。
2014年から、新社屋の建設が計画されます。
売り上げの拡大に伴い設備の増設と増加する
工場見学者を受け入れるためでした。
2017年、新工場は完成、工場見学者は月1万人のペースとなります。
2020年、コロナの蔓延により感染リスクから工場見学を中止します。
コロナをきっかけに新たな挑戦もします、
外出自粛のため、自宅で楽しめる伝統工芸体験キットや
錫製のぐい飲みのついた「イエノミ飲み」セットなどを販売します。
2023年、4代目社長は会長になり、5代目社長に千春さんが就任します。
2002年克治さんが社長就任時の売上1.3億円でしたが
退任時に18億円に拡大、店舗も国内外16店舗になります。
このゲームでは、「100年続く鋳物企業を継承する能作克治さんが
どのようにして現代的な「KAGO」シリーズを開発したか、その働き方」
について学ぶことができます。
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