スーパーや専門店の売上はどうなるのでしょうか?
値上がり、値上がりで、12月後半になっても
スーパーの売上が低迷していたりするのでは?
年末になって急に売れても、商品が供給できないということがおこるのでは?
在庫のできない日配品になると
スーパーから急な注文があっても対応できないのでは?
そんなこと心配していると、制作準備中の
ユーチューブ原稿で気になる会社がでてきました。
来年掲載予定の「豆腐メーカー・相模屋」さんと
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「山の上のパン屋・わざわざ」です。
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相模屋さんは、年商400億円の豆腐メ−カーです。
前回のブログで書いたように、アニメ「機動戦士ガンダム」の
キャラクター「ザクとうふ」を販売して一躍有名になった会社です。
この会社、工場や営業の売上や損益計画をたてないそうです。
豆腐屋は経営がおかしくなると損益数字にとらわれるそうです。
工場は、「ロス率」「原価率」などにこだわり
豆腐の美味しさより数字が優先されます。
営業も、本人のモチベーションが高ければ
売上目標は必要ないとしています。
数値目標があれば、売る力がある人ほど
営業力を出し惜しみするそうです。
A・B社で今年の目標を達成
C社への売上は来年の保険にしたりします。
「山の上のパン屋」さんも、2009年の創業から
2018年まで「予算」という概念がなかったそうです。
常にお客様からのニーズが先行している状態が続き
需要に供給が追い付かせることが最重要課題になっていました。
できるだけ多くの供給を確保することが必要だったみたいです。
2019年度に創業以来の赤字になり
初めて予算管理の制度を導入したそうです。
これら2社は、「豆腐やパン」といった在庫期間が
みじかい・できない商品を扱っているため、供給優先のようです。
ただ、日配品でない商品を扱う企業でも売上管理をやっていない
最近までやっていなかった企業があります。
富山・高岡市の鋳物メーカー「能作」は
いまも売上管理をやっていないみたいです。
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「能作」は、「@売上計画を立てない、A営業をしない、
B社員教育をしない」など、ないないずくしの
ユニークなマネジメントを行っています。
「ジャパネットたかた」は、2013年度まで売上について
明確な数値目標を立てなかったようです。
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前年を上回る以外、具体的に売上計画を設定しないのが
経営理念だったみたいです。
2013年度、社長退任という自分の進退をかけたとき
利益目標を初めて設定したみたいです。
頑張らない経営の「ケーズデンキ」は、売上計画は立てるが
店長など現場の社員に対するノルマにはしないとしています。
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上場企業になると、売上計画、営業利益、純利益など
数値目標の公表が必要になります。
しかし、上場しなかったり、事業規模が小さかったり
供給優先の業種だったりすると、目標管理にこだわらない
企業が出てくるみたいです。
やたら数字で社員にプレッシャーをかける経営より
数値目標が曖昧ない企業のほうが優れている点もあるみたいです。
はたして、「相模屋や能作」さんは、いつまで数値管理しない
経営が成立しうるのか興味がわいてきます。
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