熱い鍋に冷たいビールが美味しい季節です。
美味しい鍋が食べたくなって近所のスーパーにいってみると
相模屋さんの商品がありました。
相模屋さんは豆腐屋さんとして日本一で
年商400億円規模の会社です。
妻の実家のとうふ店を400億円企業にした元営業マンの話/山中浩之【3000円以上送料無料】 価格:1870円 |
相模屋さんを一躍有名にしたのが、アニメ「機動戦隊ガンダム」の
キャラクターを商品化した「ザクとうふ」です。
2か月強で100万丁を販売したそうです。
豆腐売り場に30〜40代の男性が殺到したみたいです。
「ザクとうふ」をっきかけに次々と新商品を開発しています。
冬なら、2013年売り出した人気商品「ひとり鍋」です。
「濃厚 豆乳たっぷりスンドゥブ」「あさりの旨味!海鮮スンドゥブ」
「はまぐりの旨味!海鮮スンドゥブ」などがあります。
なぜ、今まで近所のスーパーで目にしなかったかというと
相模屋さんはすべてのスーパーと取引き考えてないみたいです。
豆腐に関する事業理念を共有できる
スーパーとの取引を優先しているようです。
だから、年商400億円で営業部員はわずか18名です。
豆腐作りというのは、職人技の世界みたいです。
大豆という生きた穀物が原料なので
その日により豆乳の性質にバラツキがでるそうです。
品質が一定でない豆乳に「にがり」を入れて豆腐を作ります。
「豆乳」と「にがり」をうまく調整するのが職人技のようです。
そんな機械生産が難しい豆腐商売で、「相模屋」さんは
@ 営業部隊は、年間の売上目標をたてない
営業に売上計画をもたせると、販売力のある営業マンの場合
今年の売上目標を達成するとそこから動きがとまり
来年のために売上の貯金をしようとしたりする。
A 工場サイドは、原価率・ロス率など生産性のデータで工場を管理しない
生産効率より、美味しい豆腐の生産を最優先する
・・・といった独特の経営をしています。
こんなお豆腐屋さんの商品が近所で手に入るようになったので
今年の冬は「一人鍋」シリーズを楽しみます。
非常にユニークな会社なので、近いうちに「スゴロクで学ぶチューチューブ」
で取り上げたいと考えています。
参考図書にするのは
『妻の実家の豆腐店を400億円企業にした元営業マンの話』です。