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2023年11月03日

家電量販店ケーズデンキは「無理しない、頑張らない経営」が基本方針のようです。この戦略で、戦後ご夫婦で始められた3坪のラジオ店を売上7373億円の会社に成長させています。

先日、面白い本を手に入れました。

スゴロク「ビジネス成功者の仕事ゲーム」の制作に最適な本です。

タイトルは『正しく生きる ケーズデンキ創業者・加藤馨の生涯』です。

正しく生きる ケーズデンキ創業者・加藤馨の生涯 [ 立石 泰則 ]

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この本の中では、
@ケーズデンキ、ヤマダ電機、コジマの3社による
 家電の安売り合戦「北関東家電戦争=YKK戦争」 

Aヤマダ電機の全国制覇とコジマの敗退 

Bケーズデンキの「無理しない、頑張らない経営」

など、家電量販店の登場から成長までについて書かれています。

@ABテーマの中で、今一番興味を引いたのが
「Bケーズデンキの『無理しない、頑張らない経営』です。


長時間労働が問題になり、「働き方改革」が問われている時代です。

日本の高度成長期からバブル時代、そして現在まで
有休も満足にとらず日本人は働いてきました。


そんななかで、ケーズデンキは創業以来
「無理しない、頑張らない経営」を実践しているようです。

流通の大型店は、家電量販店から各種専門量販店まで
勤務状態が過酷だという噂があります。

店長は、朝1番に店に出社して、閉店後最後に退社する
といったことが言われたりしています。


ケーズデンキの「無理をしない、頑張らない経営」とは
「従業員を頑張らせる」のではなく
「無理しなくても利益が出る」「まじめにやれば誰でもできる仕組み」
による「ローコスト経営」のようです。

「いかに費用をかけずに経営できるかが強さを生み
安定成長につながる」として、人件費を削るのではなく
機械化投資で人件費を減少させる経営です。

この「無理しない精神」は、ケーズデンキの創業者が
太平洋戦争の中国戦線で死ぬかと思った時の
体験から生まれたみたいです。


「無理しない、頑張らない経営」は成功しています。

家電量販店の売上ランキングをみると
1位 ヤマダ電機 1兆6005億円
2位 ビッグカメラ 8078億円
3位以下は7000億円台で、ヨドバシカメラ7530億円
ケーズデンキ7373億円 エディオン7205億円と混戦になっています。

ヤマダ電機の「PCDA」経営/得平司【3000円以上送料無料】

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感想(0件)



ケーズデンキは見事ベストファイブに入っているみたいです。


「無理しない、頑張らない経営」は
すべて従業員の幸せを考えてのことだそうです。

1980年、ケーズデンキは、会社で定年まで働けば
退職時にひと財産できる持ち株制度を始めています。

全社員に一度会社を辞めてもらい
その退職金で自社株を買うといったやり方をしています。


結局、「働き方改革」は、従業員をいかに大切にするかのようです。

従業員を大切にしようとすれば、残業時間も少なくなり
正社員と非正社員の給料格差もうまれないはずです。

「働き方改革」の実現につながります。


「正しく生きるケーズデンキ創業者・加藤馨の生涯」の本では
戦後の家電販売業界の歴史を学べます。

この本で「ビジネス成功者の仕事ゲーム」を制作する予定です。
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