そのわんだふるって何?
わんだふるはわんだふるである。
晴れ渡る朝の空気にう〜わんだふる!!と飛び出すようなあの気持ち。
わんだふるとは? わんだふるぷりきゅあとは何か? 今日の話はなんだったのか?
なんとも言葉にしがたい印象的な回だった。私はこういう回がとても好きだ。
いわばプリキュアシリーズの中のボボボーボ・ボーボボ。
今日の話の本筋はまゆの過去の深堀りである。
過度な集中力が誤解され友人が去っていった。
そのことに傷ついたさまをニャミーは見ていた。
いろはたちはあの子とは違うのか? とんでもない湿度で問いかけてくる。
ニャミーとまゆの間にある感情の質感がすごい。
通りがかった嫁さんが「なにこれ? 百合アニメ?」と聞いてきたぐらいだ。
TLでも「日曜朝8:30からなぜこんなものを見ているのか?」という反応があった。
それはそうなのだが、わんぷりはそれにとどまらない要素があるのだ。
猫組に対する犬組。陰に対する陽。
ユキとまゆから梅雨時のカビの如く広がる人間関係の暗部。
そこに直射日光を差し込んでいくのがこむぎといろはの犬組だ。
陰と陽、二組のコントラストがドラマチックだ。
人間関係の、もっと広く世界の、明るい部分を体現するふたりが主人公なので安心できる。
そうだ、この陽が「わんだふる」なんだな。
わんぷりの特徴として2×2=4の4人組であることが挙げられる。
関係性のちがうふたりが二組。これだけでも通常の2倍の関係性が描ける。
それに加えて2組の間の交流も描けて3倍お得。
これはSplash☆Starで咲舞&満薫で試みられた構造の再来、と強火ファンの私は思っている。
まゆの過集中要素も美翔さんみたいだし。
なぜ美翔さんちに猫がいなかったんだろう…? 今思うと信じられないぜ。
今回のわんぷりの見どころはこれら2要素、、、で終わればよかったのだが。
これだけではないのだ。ガルガルが登場してからはたと様子が変わる。
ゲー! タイヤ犬人間!!
睡眠能力の攻撃を受けて眠くなり、かえって元気になるこむぎ。
こいつ、2,3才の幼児だ!! さっさと寝なさい!!
どうやら犬も眠くなったらワーワー騒ぐヤツもいるらしく、アホ犬の解像度にびっくりしている人もいた。
圧倒的陽のアホ犬、キュアワンダフルの勢いは止まらない。
キツネのキラリンアニマルのちからを使ってタイヤに変身(?)したと思えば、
カービーの変身能力のごとくグラウンドを走り回り「風になってる…!!」
なんなんだこれ…? タイヤ犬人間? ブンブンジャー?
超テンションでこちらを置き去りにする視聴感は過去のニチアサだとヘボット!のごとくであり、
ジャンプ漫画でいうとボーボボのようである。
プリキュアの中ではこういう勢いのある展開は珍しいのだが、どんどん挑戦しているのは見ていて楽しい。
また、この勢いを乗りこなして壊れないキャラクターの強度が良い。こむぎは割と何でもできるな。
仮面ライダーガッチャード 41話:わんだふる=ガッチャ
わんだふる!もガッチャもわからん。わからんほど強い。そんなことはねーだろ。
ガッチャの前にジェルマン様も刃が立たない。人類には早すぎるガッチャ概念は悪魔にも早すぎたのか。
ドクドッグのハートビートを刻む金色ルービックキューブをジェルマン様にほおりこんだらグリオン様が復活した。
アトロポスの悲願成就。グリオン様の好感度は決して高くないどころか、なんかキモかったような気もするが、復活してよかったねえという気分だ。
番組的にもちょっと格落ち気味の3冥黒王のあとにラスボスを張れるヤツが出てきて良かった。
実は一番格の高いムーブをしてるのはアトロポスなのだが、子役が生身でやってる役を張り倒して終わるのはニチアサ的にNGだろう。
グリオンがラスボスするなら、アトロポスに同族殺し、父親殺しの文脈が乗って主役っぽいな…。
爆上戦隊ブンブンジャー 17話:マッチョから出るギャーソリン
サンシーターが生み出すクルマ獣はどこか善良だ。
ジムグルマーが筋トレを共用することでマッチョから悲鳴が漏れる。
なんか喜んでんじゃん? Win-Winだよこれ…。
開始0秒でBarを買っている超金持ちの大也。この金に物を言わせた早い展開は癖になる。
全員なぜかノンアル飲料を飲んでいてニチアサフィルターを感じなくもないが、
全員クルマ運転するから飲めない、っていうか店側が出せないんだな。ロジカル。